【スタンドバイミードラえもん2】をネタバレ!のび太がひどいと大炎上した問題作!
【スタンドバイミードラえもん2】をネタバレ!のび太がひどいと大炎上した問題作!
国民的漫画を原作にした【スタンドバイミードラえもん2】、今作では人気の高い「おばあちゃんの思い出」とのび太の結婚式の様子が描かれます。
ところが、「のび太がとにかくひどい」と大炎上してしまいました。
【スタンドバイミードラえもん2】はどこが問題だったのでしょうか。ネタバレも交えながらまとめてみます。
【スタンドバイミードラえもん2】をネタバレ
おばあちゃんに会いたい
今日も今日とてママに隠していた0点の答案が見つかり、怒られてしまったのび太。
懲りずにまだ見つかっていない0点の答案を探しているとボロボロのクマのぬいぐるみを見つける。それは幼いころに大好きだったおばあちゃんがくれたもの。
おばあちゃんに会いたくなったのび太はタイムマシーンで過去に向かう。
成長したのび太のことを本人だと信じて受け入れてくれたおばあちゃん。おばあちゃんは「一目でいいからのびちゃんのお嫁さんを見たいねぇ」と願いを口にする。
おばあちゃんの願いを叶えてあげたくなったのび太。まずは現代に戻り、ドラえもんと一緒に“タイムテレビ”で未来のしずかちゃんとの結婚式の様子を見てみる。
ところが肝心の大人のび太が結婚式に来ていなかった。
逃げ出したのび太
“タイムマシーン”で未来に向かう子供のび太とドラえもん。なんと大人のび太は結婚への漠然とした不安から結婚式やしずかちゃん、旧友のジャイアン、スネ夫たちを置いて逃げ出していた。
子供のび太は“タイムふろしき”で大人になり、代役として結婚式を進める。だが、誓いのキスの直前に緊張してしまい結局逃げてしまった。
さらに大人のび太は“タイムマシーン”を使って過去に逃げた為、子供のび太とドラえもんは元の時代に戻れなくなってしまう危機に陥ってしまう。
その後、ドラえもんが道具を駆使して現代に戻り、大人のび太を発見する。「しずかちゃんを幸せにする自信がない」とのこと。
気晴らしとしてドラえもんは“入れかえロープ”という道具で子供のび太と大人のび太の精神を入れ替え、大人のび太は野球やジャイアン達との喧嘩など子供時代を謳歌する。
このままでいい
そこに不良中学生が登場、大人のび太は大人の目線で強く出てしまう。当然のように逆襲され、逃げ出す大人のび太。
その後、子供のしずかちゃんと事情を聞いた子供ジャイアン、スネ夫が到着して不良中学生たちを撃退する。子供のしずかちゃんが大人のび太に語りかける。
子供のしずかちゃん「のび太さんは無理をしないでそのままでいいの。」
この言葉を受けた大人のび太は結婚式に戻ることを決意する。
物語の結末
結婚式を再開した大人のび太は今の思いもスピーチに乗せる。会場に子供のび太、ドラえもん、2人が連れてきたおばあちゃんを見つける。
一方の大人しずかちゃんは子供のび太が結婚式の替え玉になっていたことにも気づいていた。
元の時代に戻る子供のび太、ドラえもん。その“タイムマシーン”に乗っている最中、事故で子供のび太の頭に“忘れん棒”という道具が激突。結婚式の為に奮闘した記憶を全て忘れてしまうのだった。
【スタンドバイミードラえもん2】の感想 物語の根本から否定し
以上が、【スタンドバイミードラえもん2】のざっくりとしたネタバレです。はっきり言ってひどい内容でした。
【ドラえもん】という物語の根本
勉強もスポーツも何をやっても駄目で努力もせず、問題から逃げ出してしまうのび太君。当然、ろくな大人にならずに借金まみれ、遠い子孫の時代になっも生活は苦しいままです。
見かねた子孫のセワシ君は未来からドラえもんを送り込んでのび太君の面倒を見て貰うことにします。
「のび太君を立派に成長させる」というのが【ドラえもん】の物語の根幹です。
大人になれず駄目なままなのび太
- マリッジブルーになり、しずかちゃんを置いて逃げ出すのび太
- 子供に戻った後も不良中学生相手にイキリ、迷惑をかける
と大人のび太は周囲の迷惑はお構い無しに自分の感情を優先していきます。自信を無くしてマリッジブルーになったとしても友人であるジャイアン、スネ夫に相談するなど大人の対応はいくらでもあったはずです。
その上でしずかちゃんや散々迷惑を周囲の人達にも謝罪をしませんでした。(タイムパラドックスで結婚式に間に合った?)
しずかちゃんとの結婚がのび太の成長の1つのゴールだったはずです。
これではのび太君がまるで成長しておらず、【ドラえもん】という物語の根本を否定してしまっています。
最大の被害者のしずかちゃん
これだけでも問題ですが、結婚の主役であるしずかちゃんが最大の被害を被りました。
「のび太さんはそのままでいいの。」
子供時代に駄目なのび太を肯定するかのような台詞を言わされてしまいました。本来は子供目線で子供(と思っている)のび太に言っており、「喧嘩のように無謀な無理はしなくていい」という意味です。
大人のび太には全然通じない、というよりも通じさせてはいけない台詞です。
さらに大人しずかちゃんは子供のび太が代役をしていたことも見抜いており、肯定するかのようでした。
これではしずかちゃんは駄目な男に貢いでしまうような女性です。駄目なのび太の面倒をドラえもんからしずかちゃんに押し付けたようなものです。
【スタンドバイミードラえもん2】のまとめ
今年ワーストだと思ってた「糸」の総合点を15点とすると、「STAND BY MEドラえもん2」はマイナス150点。全方向に隙なく、見事に、完璧なまでにひどい。ゴミのような映画はそれなりにあるけど、映画のようなゴミを観たのはひさしぶり。
— 田中翠香 (@suikakinenbi) December 11, 2020
【スタンドバイミードラえもん2】ではのび太の成長を描けずに駄目なまま、それを肯定するかのような内容だったのが一番の問題でした。
特に【ドラえもん】を良く知るファンにとっては受け入れがたい内容だったのではないでしょうか。
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