『ボクの殺意が恋をした』が歴代最低視聴率の大爆死!2つの致命的な問題点!
『ボクの殺意が恋をした』が歴代最低視聴率の大爆死!2つの致命的な問題点!
2021年夏の日本テレビ日曜ドラマ『ボクの殺意が恋をした』が最終回を迎えました。
殺し屋である主人公がターゲットであるヒロインに恋をしてしまうラブコメディでしたが、終わってみると視聴率は歴代最低。
盛り上がりもイマイチな大爆死という不甲斐ない結果に!
『ボクの殺意が恋をした』大爆死の原因となった2つの問題点とは?
『ボクの殺意が恋をした』配信情報
『ボクの殺意が恋をした』はでHulu配信中。
さらにHuluでは多くの名作ドラマを配信しています。
『ボクの殺意が恋をした』の視聴率が歴代ワーストの大爆死
『ボクの殺意が恋をした』最終回の視聴率は5.4% 、全話平均では5.3%でした。
日本テレビ日曜ドラマ平均視聴率ワーストランキング
タイトル | 平均視聴率 | 主演 | 放送期間 |
ボクの殺意が恋をした | 5.3% | 中川大志 | 2021年夏 |
今からあなたを脅迫します | 6.1% | ディーン・フジオカ 武井咲 | 2017年秋 |
ゼロ 一攫千金ゲーム | 6.5% | 加藤シゲアキ | 2018年夏 |
トドメの接吻 | 6.9% | 山崎賢人 | 2018年冬 |
ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー | 9.9% | 加賀 賢人 | 2019年秋 |
全話平均は2015年から始まった「日曜ドラマ」枠では最低記録、ワースト2位から大幅に下落となってしまいました。
かなりの痛手となる大爆死。何が問題だったのでしょうか?
『ボクの殺意が恋をした』概要と2つの大きな軸
概要
まずは『ボクの殺意が恋をした』の概要から。
2つの大きな軸
- 柊の復讐と美月への恋心の行方
- 美月の秘密と丈一郎の死の真相
この2つが『ボクの殺意が恋をした』の大きな軸となります。
『ボクの殺意が恋をした』の大きな問題点
問題点1 登場人物の魅力に欠ける
恋愛ドラマは視聴者が登場人物の事を好きになれるのかが重要。その為には登場人物が魅力的に描かれなくてはなりません。
美月は人気漫画化ゆえかいつもお高く纏まっていて、上から目線。柊も初めはそんな美月にイライラ。
中盤、美月の正体が柊の幼馴染で初恋の相手であった葉山葵であること、ある事情で鳴宮美月の振りをしていたことが判明。
柊は詩織に「彼女が丈一郎を殺した犯人であるわけない」と言い切るまで葵に夢中になってしまいます。
ただ、正体が判明した後も葵は終始ツンツンした態度。あまり魅力的な女性として描かれていませんでした。
さらに幼少期のエピソードが少なく、互いに何故好きになったのかの理由が微妙。幼馴染であるという一転突破で中盤の物語は進んでいきました。
恋愛ドラマとして登場人物に魅力に欠け、掘り下げ方もイマイチと感じる方も多かったのではないでしょうか?
問題点2 主人公が主導権を取れていない
後半になって物語は急展開。
葵のアシスタントであった水瀬千景(田中みな実)が本物の鳴宮美月であること、いつも柊の近くにいた詩織こそが丈一郎を殺害した黒幕であったと判明。
さらに丈一郎は死んだ振りをしていて、千景の復讐に手を貸していた等と秘密が次々と明らかになり、物語は詩織との決戦に続いていきます。
葵も大部分のことを知った上で協力していたのですが、柊が知ったのは視聴者よりも後。
さらに終盤の詩織の戦いも主導権を握っていたのは丈一郎。柊は葵を守ることだけに専念していました。
やっぱり丈さんすべてお見通しだったね💖#ボク恋#中川大志#ボクの殺意が恋をした
— wataruru (@fHwzg7jmTBPAlXx) September 12, 2021
柊は主人公なのに蚊帳の外状態が続いていました。
葵の無実を信じるならば徹底的に調べて、詩織の秘密に気づいて欲しかったところ。
主人公が物語を動かさないと視聴者の心も動かない。
まとめ
『ボクの殺意が恋をした』の2つの軸に繋がる部分に2つの大きな問題。これがドラマが盛り上がらなかった原因と思います。
次の「日曜ドラマ」は西島秀俊さん主演の『真犯人フラグ』。原案は秋元康さん、2019年に大いに盛り上がった『あなたの番です』チームが再集結したミステリードラマとなります。
『真犯人フラグ』は『ボクの殺意が恋をした』の失敗を巻き返す起爆剤となるのでしょうか?
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