【あんぱん】82話あらすじと感想!嵩のもう一人のかなわない人

朝ドラ「あんぱん」

朝ドラ【あんぱん】82話のあらすじと感想を紹介します!

今田美桜主演の連続テレビ小説「あんぱん」第17週「あなたの二倍あなたを好き」第82話が7月22日(火曜)に放送。

嵩(北村匠海)は蘭子(河合優実)からなぜのぶ(今田美桜)に気持ちを伝えないのかと聞かれる。一方、東京に着いたのぶ(今田美桜)は八木(妻夫木聡)と再会し…。

【あんぱん】82話あらすじ&感想

嵩のもう一人のかなわない人

ハンドバッグを渡しそびれた嵩(北村匠海)に、蘭子(河合優実)はなぜのぶ(今田美桜)に気持ちをぶつけないのかと尋ねる。羽多子(江口のりこ)が次郎(中島歩)に気兼ねしているのではと言うと、嵩はもう一人かなわない人がいると言い…。

嵩のもう一人かなわない人とは、亡き弟・千尋(中沢元紀)のことだった。千尋が“戦争さえなかったら、愛する国のために死ぬより、愛する人のために生きたい”と語っていた。嵩は、千尋がのぶに思いを寄せていたことを認めながら「あいつを差し置いて、生き残った僕がのぶちゃんに気持ちをぶつけるなんて…。僕は…千尋には一生かなわないなって」と複雑な胸中を吐露した。

やはり嵩のもう一人かなわない人は千尋でしたね。あいつを差し置いてって、嵩の気持ちはどうなるの?そして、気持ちをぶつけるだけぶつけて、のぶが嵩を選ぶかどうかだと思うのですが…。嵩は優しすぎますね。ほんと、じれったいです(笑)

鉄子の台詞がタイムリーすぎる

一方、のぶは東京に着いてさっそく衆院議員の薪鉄子(戸田恵子)のもとで働くため、彼女の職場へ出向いた。部屋に入ると、鉄子は不機嫌に電話を切り、「ほんまに国会議員ゆうがは、選挙中は国民のためにって耳にタコができるばあ言いゆうくせに、当選したら自分のためにしか動かんがやき」とまくしたてるように愚痴をこぼした。

日曜に参院選が終わったばかりですが「選挙中は国民のために、当選したら自分のために」という言葉がタイムリーすぎます。選挙中に色々と訴えてきた人たち、たとえば自民党以外は消費税の減税を主張していた(食料品のみとか時限的とか将来的に廃止なども含む)と思うので、当選したらぜひ実現に尽力して頂きたいところですね。

浮浪児と刈り込み

のぶは再会した八木(妻夫木聡)から、嵩が戦地でも絵を描いていたことを聞いたのぶは、嵩の絵は人の心を動かすという八木の言葉にうれしくなる。

のぶは鉄子から浮浪児の取材を命じられ、八木信之介(妻夫木聡)と再会。八木は「月刊くじら」8月号に掲載された嵩の漫画を目にし「トロくさいあいつが死なずに済んだのは、絵が描けたからだ」「あいつの絵や物語は、人の心を動かす」「田舎者には分からんだろうな。こいつら(=浮浪児)の盗みは、生きる術として染みついたもんだ。覚えておけ。綺麗事だけでは、何も解決しない」とのぶに語った。  

のぶは少年・アキラ(番家玖太)を「預かっている親戚の子」と言い、刈り込みに来た警官から守った。アキラによると、捕まると施設に送られるという。

ラスト、 蘭子から近況報告の葉書がのぶに届く。のぶのお別れの言葉が編集後記に掲載された「月刊くじら」最新号を、嵩が持ってきてくれたという。のぶは嵩に思いを巡らす。(つづく)

"刈り込み"は史実です。警察は浮浪児たちを犯罪の抑制や救済の目的で、"刈り込み"とよばれる一斉摘発をしていました。施設でもひどい扱いがあったそうですが、浮浪児として生きていくのも大変そうなので、どっちが良いのか。とりあえずアキラは施設は嫌で脱走もしてきたようなので、のぶが守ってくれたことに感謝していました。何か恩返しをしそうなので再登場しそうですね。

【あんぱん】82話の出演者・スタッフ

出演者 【出演】今田美桜,北村匠海,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,木原勝利,番家玖太,佐藤五郎,徳橋みのり,戸田恵子,妻夫木聡 原作・脚本【作】中園ミホ

「あんぱん」は朝ドラ112作目の作品。主人公・のぶは、「アンパンマン」の作者やなせたかしの妻・暢がモデルで、オーディションで選ばれた今田美桜が演じる。後に夫となる嵩(たかし)役は北村匠海。脚本は、「ドクターX」などの中園ミホ氏が担当。