【あんぱん】128話あらすじと感想!テレビアニメ化の拒否は史実?

朝ドラ「あんぱん」

朝ドラ【あんぱん】128話のあらすじと感想&考察を紹介します!

今田美桜主演&北村匠海共演の連続テレビ小説「あんぱん」最終週(26週)「愛と勇気だけが友達さ」第128話が2025年9月24日(水)に放送。

のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)のもとにテレビプロデューサーの武山(前原滉)がやってくる。彼はアンパンマンをテレビアニメ化したいと言うが、嵩は断ってしまう。

【あんぱん】128話あらすじ

ある日、アンパンマンをテレビアニメ化したいとテレビプロデューサーの武山(前原滉)が訪ねてくる。だが嵩(北村匠海)は、かつてアニメ化の話があったときに悪者をやっつける勧善懲悪ものに変更されてしまい断ったことがある。なので、アンパンマンを傷つけられたくないと言って断ってしまう嵩。

その後。諦めきれない武山は1週間後にまたやってくる。嵩は不在だったが、のぶ(今田美桜)が熱意を伝える。帰宅した嵩に、のぶが彼は違うと伝える。武山は幼稚園で手垢まみれのアンパンマンの絵本を見たこと、アンパンマンが弱くてカッコ悪いところを尊敬せずにはいられないこと、などを話していた。

のぶは「この人ならアンパンマンを預けてもいいと思ったの」と話す。のぶの話を聞いた嵩は早速、武山に電話をして、テレビ局のことは信じられないが妻のことだけは信じられるからと、ようやく引き受けることにした。

嵩は主題歌「アンパンマンのマーチ」の歌詞も担当し、書き上げた歌詞をのぶに見せると、のぶの目に涙が。歌詞に込められた思いとは――。

歌詞には、育ての父・柳井寛(竹野内豊)の言葉「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」が盛り込まれたり、夢を抱きながら戦争で亡くなった千尋(中沢元紀)の存在もヒントになる。

嵩は「弱い人たちを守る夢。愛する人を守る夢。そういう人たちが叶えることができなかったことを…。それを叶えるためにアンパンマンは…」と、つぶやく

後日。武山は上司から歌詞にある「いのちが終わるとしても」の文言が子供向け番組にふさわしくないと問題になっている、と申し訳なさそうに嵩にいう。のぶがこの歌詞の重要な部分の変更依頼に反対する。武山は会社員の生命をかけて反対してくるというが…。嵩は「そんなもの懸けないで」と反論。子供たちを喜ばせることはもちろん、スタッフにも喜んで欲しいと思っている嵩は、歌詞の変更を承諾する。

アニメ「それいけ!アンパンマン」のアフレコにて。アンパンマン役の声優・戸部由子(声:戸田恵子)がセリフを言いながら涙ぐんだ。武山が「戸部くん泣いてる。気持ちが入りすぎちゃったのかな」と話す。

戸田恵子さんは実際にアンパンマンの声を担当しています。戸田を戸部に変更して、アンパンマンの声を務めるという粋な演出でした。

2年がかりで完成したテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」の放送がいよいよ始まる。(つづく)

【あんぱん】128話の事前考察

主題歌とは?

テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』のオープニング主題歌は「アンパンマンのマーチ」です。有名ですよね。作詞はやなせたかし氏、作曲は三木たかし氏です。

のぶが涙した部分はどこなのでしょうか。「そうだ うれしいんだ 生きる よろこび」、でしょうか。

嵩の父・柳井寛(竹野内豊)が何度も言っていた「なんのために 生まれて なにをして 生きるのか」も歌詞に入っています。その部分でしょうか。

テレビアニメ化の拒否は史実?

「アンパンマン」のテレビアニメ化なんて願ってもないオファーだと思うのですが、嵩は拒否してしまいました。

テレビアニメ化の拒否は史実なのでしょうか。

企画した山崎敬之によると、日本テレビサイドが提示した条件[注 3]をやなせが拒否し続けたために、放送開始が2年近くも遅れたという[2]。当初はテレビ業界的にかなり不安視されていた。

ウイキペディアより

条件とは何か。注3で説明されているのは「アンパンマンが自分の顔を与えるという設定の改変」「スポンサーに内定していた山崎製パンからの『ばい菌をタイアップ商品にプリントできない』という見解から、ばいきんまんを削除すること」の2点。

テレビ局というのはスポンサーが大事なので、色々と面倒なのは昔も今も変わらないですね。

【予想】朝ドラで嵩が「アンパンマンを傷つけられたくない」と拒否した理由はパン製造会社のスポンサーの意向だった……という件は扱わないでしょう。自分の顔を与える残酷さの方だけ朝ドラで取り上げるかもしれませんね。

放送後の追記:やはりNHKなので、スポンサー(山崎製パン)の意向という部分はカットされていました。テレビ局に設定変更されかけた、ということは説明していました。

【あんぱん】128話の感想

128話は、ついにアンパンマンのアニメ化の話がきます。最初は断ったものの、プロデューサーの熱意に押されて、ついにアニメ化が始動。そしてアンパンマンのマーチの歌詞も変更がありながらも、完成。2年の月日が流れて、アニメも完成。

戸田恵子さんが声優を務めているのも熱いです。しかし疑問だったのは「たとえ いのちがおわるとしても」の部分をどう変更したのかが明かされなかったこと。おそらく129話で流すんでしょうけど・・・。

ちなみに答えは分かっています。

変更後の歌詞は「今を生きることで 熱いこころ 燃える」です。

命が終わるだと「死」が連想されてしまいますが。今を生きるだと「生」がイメージされて、前向きですね。

命が終わるだと特攻のことも連想されてしまいますし、良い変更だと思います。

生と死は密接につながっていますし、歌詞のおおまかな趣旨は同じだとは思います。

史実でも『アンパンマンのマーチ』の歌詞には、放送局側からの修正が入ったそうです。やなせたかしさん自身もインタビューで「子ども番組に“死”は出せない」と語っています。

そこから生まれたのが現在の歌詞ということですね。

【あんぱん】128話の出演者・スタッフ

出演者 【出演】今田美桜,北村匠海,前原滉 原作・脚本【作】中園ミホ

朝ドラ【あんぱん】は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦をモデルに、何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語です。

朝ドラ
Jima

2016年からドラマ9で執筆。朝ドラ・日曜劇場などを担当。ドラマは毎クール10本以上鑑賞。独自の視点で面白い記事を心掛けます。

dorama9【キャスト/あらすじ/視聴率/ネタバレ】