ドラマ【Akiko’s Piano/明子のピアノ】のキャストとあらすじ!芳根京子主演!
ドラマ【Akiko’s Piano/明子のピアノ】のキャストとあらすじ!
芳根京子主演のドキュメンタリードラマ『Akiko’s Piano(明子のピアノ) 被爆したピアノが奏でる和音(おと)』が2020年8月15日に放送!
広島の原爆で命を亡くした19歳の女性・明子さんの日記にもとづいて、ドキュメンタリーとドラマで描く物語!
今回はドラマ【Akiko’s Piano/アキコズピアノ】のキャストとあらすじなどについて。
ドラマ【Akiko’s Piano/明子のピアノ】のキャスト
芳根京子(役:河本明子)
登場人物:河本明子……主人公。ピアノが好きで、トマトが好きな女性。日々、日記をつけている。教師の竹内に憧れを抱いている。19歳のとき、被爆して亡くなる。彼女をイメージしてつくられた曲「Akiko’s Piano」が、2020年8月、広島で世界初演を迎えた。 演奏に用いられるのは、明子さんが実際に使っていた、被爆したピアノ。
河本明子は、日本人の両親のもとロサンゼルスで生まれた。明子が生まれた時にそのピアノは家にあった。そのピアノはシンシナティで作られたアメリカ製のボールドウィンピアノ。明子さんの誕生年と同じ1926年製。
明子は7歳の時、両親と共に日本の広島へ向かった。彼女はピアノを練習し、レッスンに通い続ける。そして1945年8月6日、19歳の時、動員学徒の作業中に原子爆弾が投下され被爆…。歩いて、泳いで、両親のいる家に向かった。そして翌日、両親の腕の中で亡くなった。
明子さんの最後の言葉は、「おかあさん、赤いトマトが食べたい」だった。なお、明子さんの愛用のピアノは奇跡的に残った。ピアノの側面には爆風で刺さったガラス片が残っている。この明子さんのピアノは、2005年の修復以降、チャリティーコンサートで使用されてきた。そして2020年8月、明子さんをイメージした曲が披露される。
キャスト:芳根京子(よしね・きょうこ)…、1997年2月28日生まれ。東京都出身。NHKへのドラマ出演はヒロインを務めた『べっぴんさん』(2016年度後期)以来。
芳根さんもトマトが大好物で、ピアノも経験者。幼稚園から高校の頃まで習っていたが、約7年のブランクがあり撮影前に練習に励んだ。そして本作では吹き替えなしでピアノ演奏に挑戦していることを「ごごナマ」(2020.08.13)で明かしている。また、87才の祖母に台本を見せたとき、戦争体験を聞かせてくれた。明子さんのように憧れの人がいたという。明子さんや祖母が体験した戦争を「未来に伝える大切さを感じていただけたら」と、雑誌ステラでも芳根さんは語っていました。
※明子の幼少期は、野澤しおり(子役)が演じる。
芳根京子さんのメッセージ
台本の表紙に、明子さんにとって大切な大切なピアノとトマトの絵が描いてありました。私も幼いころからピアノとトマトが大好きで、たくさんの思い出があるものたちです。そんな運命を感じる明子さんの一生を、丁寧に繊細に生きます。精いっぱい頑張ります。
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=24230
当時を生きた女性を演じることの意義や、難しさについて
「私は東京出身なので原爆については身近に被害にあわれた方がいなかったのですが、この作品に参加して、知っていると知らないとではすごく違うなと改めて感じました。実際に経験した方がいらっしゃる出来事を演じる怖さというものは感じますが、どんどん知らない人が増えていくなかで、こうして作品に残せること、そしてこういう作品に参加させてもらえることは、自分の人生においてもすごくありがたいことだと思います。」
明子さんに共感した部分
「今の時代は自由ですよね。いま新型コロナの影響で不自由になっていることを不愉快に感じるのは、今までがすごく自由だったから。当たり前の時間、当たり前の日々がどれだけ貴重なものかというのを、これまでも言葉にはしていたけれど、実感、体感したことがなかった。ピアノが弾きたい時に弾けないとか、トマトが食べたい時に食べられないとか、友達と遊びに行きたいのに行けないとか……すごく等身大の19才の願いが叶わない時代だったというのは、演じていて胸が苦しくなりました。」
広島の街を訪れて
「ほとんど訪れた事が無かったので、広島に行き、原爆ドームなどを一回見てからドラマの撮影にのぞみたいと思っていたのですが、新型コロナの影響で行けなくなってしまいました。そのまま撮影に入ることになってしまい、悔しかったです。ドキュメンタリー部分で実際に広島を訪れ、明子さんが居た場所を自分の足で回ったときに、どういう感情になるのか。明子さんの人生を一度演じただけですが、自分が体験したかのような気持ちでその場所に行けるのは貴重だなと思います。」
視聴者へのメッセージ
「東京出身でいま23才の私には、言葉にするのが難しくてすごくもどかしいんですけれど、被爆したピアノの存在や、被爆して19才で亡くなった明子さんという女性の存在を、とにかく知って欲しいと思います。やはりわたしと同世代の人たちも引き継いでいかないといけない出来事ですし、この作品に参加させていただいたからこそ感じ取れている部分はあると思うので、言葉で説明するよりも作品を見て頂けたら全部伝わるのではと思っています。」
https://realsound.jp/movie/2020/08/post-601000.html
田中哲司(役:河本源吉)
登場人物:河本源吉……明子の父親。アメリカで保険会社に勤務。昭和8年に家族で帰国した。
キャスト:田中哲司(たなか・てつし)さんのメッセージ↓
原爆を題材にした数々の作品の中で、今回の主人公はピアノです。被爆してもなお、懸命に生き残ったピアノと、倒れていった少女。そしてその時代を懸命に生きた人々の物語。
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=24230
僕たち、原爆を知らない世代にとって、それは想像の範囲でしかないのですが、至純の気持ちで取り組もうと思っています。
真飛聖(役:河本シヅ子)
登場人物:河本シヅ子……明子の母親。趣味でピアノをたしなむ。子どもたちの成長を見守っている。
キャスト:真飛聖(まとぶ・せい)さんのメッセージ↓
75年前に本当にあった、ピアノが大好きだった女の子とその家族の物語……今回出演させていただくことで、初めて知りました。主人公・明子の純粋な心、淡い恋、家族の絆が繊細に描かれているドラマだと思います。
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=24230
広島の原爆の恐ろしさだけではなく、その時代を懸命に生きたそれぞれの人生に想いを馳せていただけたらうれしいです。
町田啓太(役:竹内茂)
登場人物:竹内茂……明子の夢を応援する、高等女学校の教師。絵を描くことが趣味。
キャスト:町田啓太(まちだ・けいた)さんのメッセージ↓
河本明子さんの日記にも登場する先生をモチーフにした役を演じさせていただくことになりました。この作品に参加することができ、気が引き締まる思いです。みなさんの心に届くように真心を持って作品づくりに挑戦したいと思います。
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=24230
ドラマ【Akiko’s Piano/明子のピアノ】のあらすじ
昭和15年。広島県三滝町に暮らす河本明子(芳根京子)は、父・源吉(田中哲司)、母・シヅ子(真飛聖)、そして弟2人と仲良く暮らしていた。明子のよろこびは、大好きなピアノを演奏すること。
ある日、彼女の夢を応援してくれた教師の竹内(町田啓太)のもとにも、召集令状が届き…。
戦況が悪化していくにつれ、徐々に音楽から引き離されていく明子の生活。「勉強がしたい」、「もっとピアノを弾きたい」。そんな思いをよそに、勤労奉仕に駆り出される。
そして昭和20年8月6日の朝も、父の反対をおして、作業のために街の中心部へと向かっていったのだった。
75年後の広島。被爆したピアノが、明子の思いを奏でる。
https://www.nhk.jp/p/ts/GZX8ZP936Y/
ドラマ【Akiko’s Piano/明子のピアノ】の見どころ
「75年後の広島。被爆したピアノが、明子の思いを奏でる。」と、あらすじにありますが、それが2020年のこと。
この夏。2020年8月5〜6日、広島交響楽団の「平和の夕べ」コンサートが開催されました。
英国在住の藤倉大が作曲した「ピアノ協奏曲第4番 Akiko’s Piano」が、世界初演!
指揮者は下野竜也、ピアノ演奏者は萩原麻未(安佐南区出身で被爆3世)。
終盤のカデンツァ(独奏部分)は明子さんの遺品のピアノ(Akiko’s Piano)が奏でたそうです。
終戦から75年、原爆の爆風で傷つきながらも修復された1台のピアノ。
実在した明子さんと、今もなお音を奏でる被爆ピアノ。
実際にそのピアノを目の前にした芳根さんは弾くことがなかなか出来なかったようですが、どんな音色なのでしょうか…。
終戦の日。戦争を考える貴重な作品になりそうです。
ドラマ【Akiko’s Piano/明子のピアノ】の放送日
BSプレミアム:2020年8月15日(土) 18時00分~19時30分
BS4K:2020年8月15日(土) 18時00分~19時30分
コメント