【相棒23】15話視聴率とネタバレ感想!佐野史郎ゲスト回は右京を欺く名作回に?

頭脳明晰・杉下右京とお人好し熱血漢の亀山薫の凸凹コンビの元祖バディもの刑事ドラマ【相棒23】(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時放送)。15話は個性派俳優・佐野史郎が登場で、杉下との頭脳合戦が見どころです。この記事では【相棒23 】15話の視聴率・視聴者の声・感想とイラストレビューをお届けします。

目次

【相棒23 】15話視聴率

放送話放送日とタイトル平均世帯視聴率
1話10/16 「警察官A・前編」12.6%
2話10/23 「警察官A・後編」11.2%
3話10/30 「楽園」10.7%
4話11/  6 「2つの顔」10.4%
5話11/20「幽霊屋敷」10.4%
6話11/27「薔薇と髭の夜明け」10.6%
7話12/11「復讐者は笑わない」9.8%
8話12/18「瞳の中のあなた」10.4%
9話1/1「最後の一日」11.3%
10話1/8「雨やどり」10.4%
11話1/15「33人の亀山薫」10.2%
12話1/22「細かいことが気になる患者」11.1%
13話1/29「レジリエンス」9.7%
14話2/5「中園照生の受難」10.4%
15話2/12「キャスリング」10.0%

15話のゲスト・佐野史郎はシーズン5の第9話以来の出演で、約18年ぶりの相棒への登場です。今回は15年前に妻子を殺された被害者遺族で、天才的頭脳の持ち主・右京と対等にチェスで頭脳戦を繰り広げるという役どころ!右京に負けない迫力の演技は必見ですね。

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【相棒23】15話のネタバレ!

チェスをしながらの右京VS奥田の頭脳戦、その行方の先にある真実とは?

15年前の事件当日に自宅周辺で奥田(佐野史郎)が見かけたという不審な男の特徴を聞き出す右京(水谷豊)。

奥田が証言したチェック柄のマフラーと特徴的なマークの手袋の顧客リストを調べるが、両方買った客はいなかった。

当時証言になかった服装の特徴を、奥田がその場にあって目にしたものを言っているデタラメだと見抜く右京。

そしてメールで亀山(寺脇康文)に事件当日の奥田の行動を追うように指示する右京。

亀山の聞き込みで得た情報

奥田が事件の夜に1杯だけ呑んだという立ち飲み屋で偶然奥田の目撃証言が取れた。

その日結婚祝いをしてもらったと言う男が、その日常連じゃない知らない人がいて、「独身もいいよね」と言われたので覚えていると。

当日の奥田のアリバイを証明出来たと言うことは、奥田の犯行ではない、しかし共犯者がいたと言う可能性も?

その時、杉並区阿佐ヶ谷のアパートの住所を奥田に伝える右京。すると途端に動揺する奥田。

その住所に行くよう指示された亀山が見つけたものとは。

その場所は何者かが一人暮らしをしているアパートだった。そして事件で亡くなった奥田の妻子の写真とメモを見つける亀山。すると動揺した奥田が、急に右京に感電死の話をしはじめて漏電するアパートで亀山が感電死する姿が。

対峙する奥田と右京。大切な人間を失った気分は?と奥田に問われる右京。

「言葉にならない、全ての責任は自分にある、自分を許せない」あなたもそう思ったんじゃありませんか?と奥田に聞き返す。「どんなに目を背けたいことでも真実と向き合うべきだ」という右京。

すると机の中から包丁を突然取り出し、右京をさす奥田。右京が倒れ込んだ床には、刺された姿の奥田の家族も横になっている。ここはどこなのか?混乱する奥田。

次の瞬間、「何度現実と想像を行き来したのでしょうか?」と言いながらチェスをさす右京の姿が。

なぜ?お前はさっき私が殺したはずなのに、と動揺する奥田。

ここまでの亀山の感電死、右京を刺す奥田、それら全ては奥田の想像の中の出来事だったのだ。

フジコ

現実と想像の世界を行ったり来たり、どれが現実なのかわからなくなっている、まさに奥田の頭の中の出来事を私たちも見せられていたんですね!

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凶器は足がつかないように万引きし、捜査を撹乱するために現場に残すための遺留品を手に入れて、予定がキャンセルになったのが幸いと自宅に戻り犯行に及んだ、、、とあなたは思い込んでいる、と右京が奥田に説明する。

そして「チェックメイト」と右京が置いた後、事件当夜の本当の奥田の行動を説明する右京。

事件当夜思いがけず時間ができた奥田は、独身時代に通っていた場所を巡って独身時代に戻ったような自由を満喫していた。そのなんてことのない時間の後に自宅に帰ると、家族が殺されていたのだ。

そして本日、AIによる防犯カメラの映像の鮮明化により、犯人が特定されて奥田が事件当日に見た怪しい男と同一人物かを確認するために警視庁に呼ばれて来ていたのだった。

奥田が右京とチェスをしていた場所は山荘ではなく警視庁の特命係の部屋だった

現実を受け入れなかった奥田は、想像上の山荘を作り出し、自分が家族を殺した犯人だと思い込み今日までずっと生活していたのだ。保険金で買ったと言っていた山荘は存在せず、奥田は家族は死んでいないからと保険金の受け取りを拒否して、住んでいた家の近くにアパートを借りて一人住んでいたのだ。

奥田の心は受け入れ難い現実と向き合いきれず、いくえもの理屈で守られていたのだ。

事件の日の夜、自分が早く帰らなかったから家族が殺された、自分が殺したようなものだ、犯人は自分だ、犯人として生きなければならない、と何重にも守りを固めたチェスの一手・キャスリングの如く。

その奥田の理屈に矛盾点を見つけて奥田が犯人ではないことを証明し、奥田を想像の世界から現実に見事引き戻した右京。

現実に引き戻したのちに、何一つ悪いことをしていないのに知らない第三者の悪意で家族を突然奪われてしまった奥田の悲しみを労い、「あなたのご家族とこの世界から未解決事件を一つ終わらせるために…。」と面通しを奥田にお願いする右京。

事件の真相とは…

ケーキ屋の前でぶつかりかけて「私には守るものがある」といった顔をする奥田の妻にイラッとした赤の他人の犯人が、そのまま後をつけて夫が留守の日を狙って押し入ったことを認めた。

その男の顔を確認し不審な男と同一人物だと証言した奥田。私の話に最後まで付き合っていただいてと、特命係への感謝を漏らしながらも崩れ落ちる。

奥田に対して感謝しかない、と一人“こてまり”で呟く右京。

フジコ

奥田がこれからは一人だが、たくましく現実を生きていってほしいと願わずにはいられない、と言った少し苦い表情の右京さんが切ない今回のラストシーン。

全話あらすじと最終回予想はこちらから

【相棒23】15話の感想とまとめ!

最初、いきなり亀山くんが殉職?そしていやいや違ったわ、そしてまた殉職?ついには右京さんまで刺されるー?という、なんとも混乱の展開でしたが、現実世界と想像世界をチェスの一手に見立てて行ったり来たりする構成、素晴らしい傑作回でしたね。

ほぼ水谷豊演じる右京と佐野史郎演じる奥田の対峙シーンで進んでいくお話、これはベテラン俳優同士の一騎討ちの見応え十分な名作回の誕生ですね!

そして、重ーいテーマの中で際立つ美和子スペシャル!もうギャグのような青く光る鍋の中、なんとも救いがない未解決事件だからこそ、美和子スペシャルが心の救いです。

次回、16話は小手鞠さん(森口瑤子)の知人が殺人事件の容疑者に?小手鞠の知人として出演する松井愛莉、画家役で出演する山谷花純がゲストと、若手女優の活躍が楽しみです。

【相棒23】配信情報

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