【相棒23】13話視聴率とネタバレ感想!救われない犯人に重いけど神回の声が集まる

杉下右京×亀山薫の元祖相棒コンビ復活3シーズン目で、軽快に後半も爆走中の【相棒23】(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時放送)。ズーンと重〜い結末の相棒らしさが出ている13話。この記事では【相棒23 】13話の視聴率・視聴者の声・感想とイラストレビューをお届けします。

目次

【相棒23 】13話視聴率

放送話放送日とタイトル平均世帯視聴率
1話10/16 「警察官A・前編」12.6%
2話10/23 「警察官A・後編」11.2%
3話10/30 「楽園」10.7%
4話11/  6 「2つの顔」10.4%
5話11/20「幽霊屋敷」10.4%
6話11/27「薔薇と髭の夜明け」10.6%
7話12/11「復讐者は笑わない」9.8%
8話12/18「瞳の中のあなた」10.4%
9話1/1「最後の一日」11.3%
10話1/8「雨やどり」10.4%
11話1/15「33人の亀山薫」10.2%
12話1/22「細かいことが気になる患者」11.1%
13話1/29「レジリエンス」9.7%

一桁に下がった13話ですが、相棒らしさの詰まった素晴らしい回だったと思います。面白さは下を向いていないため、次回の上昇を期待します。

今TVerで過去のシリーズが一部見れているので、シーズン23の合間に過去シーズンを楽しむのもおすすめです。特に今「シーズン1」の後半が見れるので、まだほやほやの若き日の右京&亀山を楽しめるのは嬉しいですよね。

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【相棒23】13話のネタバレ!

驚くべき告白を続ける平井、連続4人を殺害していたのか?

祐希(今井公平)を殺害する以前に過去3人を殺していたと告白する平井(和泉元彌)。以前に殺害された3人は当時、事故死として処理されていたのだった。

全ての殺人動機は「女装を笑われたから」という。しかし3人の殺害には事前に周到な準備をした計画性を感じるが、4人目の祐希は衝動的で同じ動機だと思えない。また、4人目は衝動的反抗にも関わらず捜査線場にも平井は上がらなかった。ということはこの時もしっかり計画していたはずだが、そうすると女装を笑われたという動機に矛盾が生じる。

平井は何かを隠している?

右京()と亀山()は平井と祐希とその以前に殺された3人の接点を調べることにする。

祐希の持ち物の中から漫画の原稿を見つけるが、祐希のものではない。

その漫画の主人公の警察官が平井に似ていることから、作者の犬山犬彦が気になる2人。美和子(鈴木砂羽)に調べてもらうと、犬山犬彦はペンネームで本名は北原莉央(御子柴彩里)という女性で、祐希の小学校の同級生。そして平井が現在働いている児童養護施設の出身だった。この漫画で漫画賞に入賞した後、出版社とやり取りしてデビューを目指していたが、ある時を境に音信不通になってその後デビューした形跡もない。

児童養護施設の職員に莉央のことを聞くと、やはり漫画のモデルは当時子どもたちと遊ぶボランティアで施設に来ていた平井だった。

莉央は編集者と音信不通になった時期に自殺を図っていて、一命は取り留めたが意識不明の状態が長く続き、日常生活を送れるようになるまで3年かかったという。

自殺を図った理由はわからず、殺人事件に何か関係はあるのか?

莉央を訪ねると、そこには祐希の母・彩子(赤間麻里子)の活動を手伝っていた女性・ミオが。ミオは祐希と小学校の同級生で20歳の頃に再会して、漫画を読んでみたいと祐希に言われて原稿を渡したという。そこまで仲は良くなかったが、テレビで祐希の家族が犯人を見つける活動をしていることを知って手伝うことにしたと。

偽名を使ったのは彩子が莉央を覚えていなくて、小学生の頃に「ああいう子とは付き合わうのはやめなさい」と母親に言われたと祐希が言っていたのを思い出し、咄嗟に偽名を使ってしまったとのこと。

平井の事件のことは何も知らないという。漫画も色々あって現在は描いていない。

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活動を支援してくれていた2人:平井が犯人で、莉央が偽名を使っていたことにショックを受ける彩子

莉央のことを昔「ああいう子とは付き合わない方が良い」と祐希に行ったことがあるのかと右京から聞かれると、そんなふうに言った気がすると彩子は素直に告白した。昔は自分のことを棚に上げて、条件だけで人を判断して調子に乗っていた、子どもが殺されて自分が人生のどん底になり周りの人から優しくされて、自分も人に優しくしなきゃと思うようになったと反省を口にした。そして平井と莉央と3人で犯人の目撃情報があった場所に出かけた時のことを懐かしみながら、私は何を見ていたんでしょうと落ち込む彩子。

すると莉央から右京に突然電話が。

「私がやりました、私が主犯で証拠もあります」という衝撃の告白だった。

莉央が描いた復讐漫画を平井に見せ、その通りに殺人事件を平井が起こしていたから、私が主犯ということになると莉央が告白。莉央が彩子の手伝いをするようになり平井に会った時に平井がやっていることなのか聞いたが、その時は違うと言われたという。しかし自首した平井を見て、自分のせいで平井が罪を犯したと罪悪感が湧き、右京に電話で自首したのだった。

彩子が3人で過ごした時間を大切に思っていたよと亀山が伝えると、本当のことを言おうと思ったが、3人の時間を壊す勇気がなくて、私にとっても居心地が良かったと莉央がつぶやく。

平井の真実の告白

レジリエンス/人間に自然に備わった回復力のこと

  • 少年係にいる時、人生の早い段階で過酷で困難な状況に置かれる子どもたちは見たくない現実だったが、その困難を乗り越えていく子どもたちの姿は救いでもあった。
  • 警察官時代にボランティアで始めた児童養護施設で莉央に出会って話をするうちに、仲良くなり莉央の好きだった漫画の主人公のように「きみを守る、きみを傷つけるヤツは絶対に許さない」と約束をした。
  • 小学校で出会った祐希と高校卒業後に再会して恋人同士になった莉央。その時、同じように「きみを守る」と祐希は約束してくれ、幸せいっぱいの莉央を初めて見て本当に嬉しかった。しかしその直後に莉央が自殺を図り、意識が戻らない間もずっと見舞い続けた。そして目覚めた莉央に「また漫画を描けば良い」と励ました。平井の言葉通り、復讐するためだけに漫画を怒りと恨みを込めて描き続け、完成した復讐漫画を莉央から見せられる。

漫画によって復讐を教唆したと告白する莉央

復讐漫画の内容は、莉央が祐希と一緒にいる時に最初に殺されていた3人から襲われそうになり、祐希はその場から逃げ、そのまま莉央は強姦されてしまった。後半は莉央の創作で、連続殺人事件と同じ内容で4人と母親に復讐するものだった。

漫画を見た平井は加害者たちの調査をはじめ、4人とも自分の人生を謳歌している姿をみて、人間は罪悪感からも回復してしまうと実感し、警察官という立場を利用して殺人を実行し続けたのだった。

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犯罪を犯した3人は更生して幸せになり、莉央を見捨てて逃げた祐希は罪にも問われないで恋人もできている姿を見てしまったとは言え、平井さんには踏み止まって欲しかった…。

漫画では母親に近づき、母親の信頼を得た後で自分が犯人だと告げ母親の心が壊れて彼女の復讐が終わるという結末だったが。

漫画では「ああいう子とは付き合わない方が良い」その言葉のせいで息子が殺されたと告げて復讐が完結するが、それは実行しなかった平井。彩子の息子を殺しておきながら、彩子を愛してしまい、復讐の約束もあることで自首するしかなかったと。自首することで平井は彩子との約束も果たそうとした。

追い詰められた自分から逃げ、復讐を実行したことで2人の心は回復しないと、平井を叱咤する右京。

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犯罪を犯した後に出会った人を愛して、身動きが取れなくなってしまった平井、今回のラストはどうにも切ない。

平井と彩子はその後、会うことは二度となかった。

莉央は殺人教唆には問われず釈放されたが、どうやって生きていくのか心配する右京たち。以前約束した通り、美味しいおすすめの紅茶をプレゼントして、彼女の回復を祈る。そのうちに、莉央が描いた新しい漫画の原稿が特命係に届く。少しずつ前に歩んで行くという静かな作品に、お茶を飲みながら各々静かに思いを馳せる相棒2人であった。

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ラストシーンで珍しくあたふたしていた右京さん。右京さんですら動揺する重いエンディング…。

全話あらすじと最終回予想はこちらから

次回14話は、13話でも「特命係は出て行けー」と騒いでいた中園参事官が誘拐される?久々の警察組織が関わるお話か?

【相棒23】13話の感想とまとめ!

相棒のお話って、アンハッピーエンドなことが結構ある印象なのですが、中でも今回のお話はなんとも人間の後悔とやるせなさの詰まったお話だったような。妻の羽野晶紀に続き今回のゲストだった和泉元彌の幸薄いイケメン元警察官もピッタリなキャスティング!

私の推し女優、赤間麻里子が今回で相棒3回目の出演というのも感慨深いです。年齢詐称動画でプチブレイク中の赤間さん、マリリンの今回の出演もきらりと光っておりました。最後マリリンが胃癌で余命いくばくもない御姿、せつなすぎる!

そして、途中右京さんによるご家庭でも楽しめる美味しい紅茶の淹れ方プチレッスンも、嬉しい雑学コーナーでしたね。

【相棒23】配信情報

【相棒23】最新話と過去のシリーズが見れる

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