2025年10月7日火曜夜9時からスタートのドラマ「新東京水上警察」(初回15分拡大)が、フジテレビで放送されます。
チーム・碇(佐藤隆太)が追う真犯人と、その事件の背景とは?碇の過去や敵・黒木謙一(柿澤勇人)の思惑などネタバレあらすじを最終回まで全話まとめます。
本記事は、【新東京水上警察】のネタバレあらすじを書いていますので、ご注意ください。
【新東京水上警察】ネタバレあらすじ
- 1話
- 2話
- 3話
- 4話
- 5話
- 6話
あらすじ1話
東京オリンピックから4年経過し、陸地とは違い犯罪の穴場になっている水上。警視庁は湾岸部に『東京水上警察署』を復活させる。集まったのは経歴も性格も違う個性が強いメンバーたち。
- 強行犯係の係長でリーダーの碇拓真(佐藤隆太)
- 所轄刑事として20年以上のキャリア
- バツ2で3人の子持ち
- 刑事としての観察眼は鋭く、事件解決のためなら危ない橋も平気で渡る
- 日下部峻(加藤シゲアキ)
- 警視庁本部のエリート集団である捜査一課からの望まぬ異動
- 手柄をあげて一刻も早く本部に戻りたい
- 有馬礼子(山下美月)
- 海技職員
- 警察官ではなく、船舶免許を持ち、海や川の完全を守る警察の専門職員
- 玉虫肇(椎名桔平)
- 水上警察署・署長
- 海技職員から警察官に鞍替えした異色の経歴を持つ
水上警察署が発足してから間もなく、人間の指らしきものが入っている発泡スチロールの箱が見つかる。箱の中には、黒く変色した指のようなものと、溶けかかったメモが。メモには「次は」という文字がかろうじて読める。水上署には捜査一課と合同の捜査班が立ち上がるが……。
ネタバレ1話
辰巳東運河で、人間の指らしきものが入った発砲スチロール製の箱が見つかる。班の割り振り外となったチーム碇だったが、同箱のラベルから犯人の手掛かりを調べ始める。
碇と日下部は、海のプロでもある海技職員・有馬礼子の操船で海上を調べる。有馬がカラスの数が増えたと話す第六台場へ向かう。右足のない遺体が見つかるが、切断された小指の人物ではなかった。
第六台場…東京湾唯一の人口無人島。昭和40年代、過激派グループの爆弾製造アジト、密輸品の隠し場所ではと、大捜索した。
第六台場は伏線?過去に見つけられなかった何かが見つかるとかでしょうか。
発泡スチロールのラベル「KOT250821BR」の情報
KOT…キズナオーシャン豊洲
250821…日付
BR…BREAKFAST→朝食
キズナオーシャン豊洲で調べを開始する。
- 入居者・宇部が「139463538」と数字を繰り返し呟いている。
- 入居者・福留洋子(柴田理恵)は「水曜に殺人が行われている」と言う
- 青山さん、佐藤さん、磯村さん、元気だった中川平八(98歳)も死んだと言う
発泡スチロールの指は、福留洋子が施設内殺人を知らせるために、死んだ中川さんの指を切断して入れていたのだった。
第六台場で見つかった遺体は銃殺。同所は陸地だから、湾岸署のシマであると湾岸署が捜索することになる。
小指切断の事件と銃殺事件では、事件のレベルが違うと湾岸署からのマウント。この先も湾岸署はマウントを取りに来ますねー。チーム碇がホシをあげていくごとに、湾岸署は嫉妬に怒る展開かなと予想します。
切断された中川平八さんの小指から、毒のコノトキシンが検出される。
コノトキシン
イモ貝の毒腺に含まれる活 性成分の多くはペプチドであり、これらは一般にコノトキシンと 呼ばれている。コノトキシンはイオンチャネルに結合してその 機能を特異的に阻害することから、神経科学の分野では研究に有 用な薬物として広く利用されている。
引用:同仁化学研究所
入居者・福留洋子からの情報
- 水曜に殺人が行われている
- 犯人は施設長・四倉絵美子で、施設の回転率を上げるためやっている
- 福留の話を信じた服部義光さんは、糖尿病で右足が無いのに、施設外へ逃げた
- 服部義光…糖尿病で右足が無い。何十億と稼いだ資産家で過去にマルサにガサ入れ
回転率を上げればウハウハなほど、介護業界が儲かるとは思えないから、犯人が施設長だとは思えないですね。殺意が芽生えるのは、恨みなことが多いですから。
右足の無い服部義光さんはどうやって施設外へ?
- 職員のIDカードを使った
- 職員と一緒に施設外に出た
IDカードを紛失した職員・三上慎吾(松本怜生)がいる。三上は欠勤している。
そこへ捜索の中止の連絡が入り、署長室に入った碇。宇部の呟く「139463538」が緯度と経度と気づき、番号の場所は、第六台場だと分かる。
碇の仮説
三上は服部さんの隠し財産の場所の緯度と経度を知ったものの、宇部さんの介助でメモが出来ずに、呟いていた。隠し財産の場所を知った三上は、用済みの服部さんを銃殺したが、緯度と経度を呟くようになった宇部さんを虐待していた。
令状請求の許可をもらったチーム碇は、三上の逮捕に急ぐ。水上ボートで逃げる三上を追うと、薬物の密輸船を狙った強盗グループのリーダ格・田淵(山崎裕太)の姿が。田淵は三上を銃で撃ち、三上は海上へ落ちていく。水恐怖症の碇は、三上の人命救助ができるのか?
碇は水恐怖症が克服できるのか?有馬が海に飛び込む??2話へ続く…

- 介護施設の連続犯人は、田淵でも施設長でも無い
- 二人とも入居者に恨みを持つ理由に見当がつかない
- 利用者が次々亡くなっても、田淵に大金が入るメリットが無い
- 施設長も利用者の回転率を上げたところで大金は入らない。介護業界が儲かる業界ではなく、メリットが無い
- 発砲を何とも思わない田淵なら、食物の毒をわざわざ使わない。青酸カリといった毒劇物など簡単に手に入れられるはず
あらすじ2話-2025年10月14日放送-
東京湾唯一の人工無人島・第六台場で、銃殺されて半ば白骨化した遺体は、介護施設「キズナオーシャン豊洲」の入居者で、資産家の服部義光だった。
水上警察署の碇拓真(佐藤隆太)や日下部峻(加藤シゲアキ)は、容疑者として同施設の介護職員だった三上慎吾(松本怜生)の行方を追った。小型船で逃げる三上と同乗していたのは、薬物の密輸船を狙った強盗グループの主犯格・田淵響(山崎裕太)だった。碇が以前からマークしていた田淵を船で追い詰めると、田淵は三上を拳銃で撃った。三上は海上に落ちて浮遊。命はとりとめた。
田淵は、台場周辺で暴れ回っていた暴走族・湾岸ウォリアーズの元メンバー。同メンバーは総長の黒木謙一(柿澤勇人)を崇拝し、拠点を海へ移して活動している。
碇と日下部が、入院中の三上に話を聞きに行くが、三上は何も答えない。自分に寄り添ってくれる日下部を信頼した三上は、(資産家)服部は自殺だと話す。続けて田淵の行方を「観閲式の日…」と言いかけたところへ、湾岸署の和田毅(谷田歩)たちが来る。三上の身柄の引き渡しを要求されて、日下部は病室から追い出される。
日下部から報告を受けた碇は、施設入居者・福留(柴田理恵)が話す「毎週水曜日にキズナオーシャンの入居者が毒殺されている」事件の捜査にシフトするが……。
ネタバレ2話
三上の救助を優先するところから始まった2話。
碇は記憶が蘇る。幼いころの自分が海に沈んでいく記憶。動けない碇をよそに有馬(山下美月)が海に飛び込み、三上を助ける。銃弾は急所を外れていて三上は助かった。
- 分類…暴走族
- 活動時期…2000~、2010年に解散
- 活動範囲…東京・台場付近
- 構成員数…
- 構成員▶黒木謙一(柿沢勇人)、田淵響(山崎裕太)、釘宮鷹矢、門脇拓巳、矢代蓮、佐々木隼人
-
2000.4.21国道357号(東京湾岸道路)で暴走行為
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2001.7.15CLUB PHANTOM BAYで一般人を暴行
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2001.12.9湾岸エリア貸倉庫で覚せい剤取引の証拠押収
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2002.1.27ラベル警察前で集団抗議行動
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2002.5.11東白浜埋立地で他団体と大規模抗争
湾岸ウォーリアーズは、活動拠点を陸から海に移している?
黒木謙一(柿沢勇人)
1985年5月19日生まれ、東京都江東区出身
元湾岸ウォーリアーズ、最初で最後の総長
・大規模抗争や薬物密売を主導
・組織運営能力が高く、指示型のリーダー
・直接関与は避け、下部構成員に命令
・構成員からの忠誠度が極めて高いカリスマ型
・暴走族収益を資金源にビジネスを裏で展開
三上の面会許可が下り、第六台場の事件・施設連続毒殺事件の2つの捜査に乗り出す。
- 宇部八重子さんへの傷害容疑
- 服部さん(糖尿病で右足が無い。資産家)を第六台場に連れ出し、殺した?
- 中川平八さんを毒殺した?
大田区の中央桟橋で田淵が乗り捨てたと思われる船が見つかる。
服部さんは自殺。
良くしてくれた三上に財産を譲りたいと言い、第六台場へ三上と田淵と三人で行く。それは口実で、服部さんの真の目的は施設の外へ出ること。
- 塀に囲まれた部屋
- 糞尿の臭いが立ち込めるフロア
- このような場所で死んでいくことを考えると堪らなくなった。
服部さんは田淵に、財産が惜しくて金塊の場所を言わないと疑われて向けられた拳銃に手をかけて引き金を引いていた。
有馬は、碇が落とした警察手帳から落ちた帝和航空138便の搭乗券を拾う。
帝和航空138便墜落事故
1987年1月25日…広島空港発羽田空港行き帝和航空138便が羽田空港沖で墜落
死亡診断書の日時
2025年6月4日水曜、14時11分…林光男
▶死亡推定時刻…6月3日火曜、23時ごろ
2025年8月20日水曜、14時05分…中川平八
▶死亡推定時刻…19日火曜、23時ごろ
2025年7月14日死亡…磯村とよ
2025年4月13日死亡…佐藤和子
キズナオーシャン豊洲・火曜日のイベント…「エンジェルとよす保育園とランチ交流会」
保育園では、同交流会へのお土産として、火曜日に行う調理実習で作るクッキーを持って行くなどしている。交流会に行く保育園のスタッフは、固定された3人のスタッフであることも分かる。
- 固定スタッフ
- 園長・高崎有里子
- 給食スタッフ・本田麻友
- 保育士・相沢椿
介護施設と保育園は騒音トラブルを抱えていた
田淵は、水上署の刑事に目をつけられてヤクの強盗が出来ず、損害を出した。上から、そのけじめをつけろと言われ、観閲式に乗っ取った警備艇で突っ込めと命令されていた。
警備艇あかつきをジャックした田淵は観閲式会場へ。有馬の危機に気付いた日下部は有馬の元へ。観閲式会場には、田淵に命令した黒木が双眼鏡で田淵の実行を待ち望んでいるのだった。

田淵の犯罪と、介護施設で続く入居者殺人は、三上の存在でつながっているだけで、因果はなさそう?
園長のそわそわした様子の謎が、3話で明るみに。
碇の過去や日下部がこだわる出世、これらを紐解く情報は事件の合間に少しずつ入ってきそうです。
あらすじ3話-2025年10月21日放送-
東京水上警察署の碇拓真(佐藤隆太)は、日下部峻(加藤シゲアキ)からの報告で、『キズナオーシャン豊洲』の介護職員だった三上慎吾(松本怜生)を拳銃で撃って逃走中の田淵響(山崎裕太)が、警備艇を強奪して水上警察署の観閲式会場に突っ込もうとしていることを知る。碇に目を付けられていた田淵が、薬物の密輸船を狙った強盗を続けられなくなってしまったことが原因らしい。同じころ、田淵は海技職員の有馬礼子(山下美月)を拘束し、警備艇『あかつき』を強奪して観閲式会場へと向かおうとしていた。
一方、水上警察署の細野由起子(山口紗弥加)らは、観閲式に田淵も所属していた暴走族『湾岸ウォリアーズ』の総長・黒木謙一(柿澤勇人)が来賓として参加していることに気づく。
別艇に乗り込んだ碇は、日下部と合流して会場に迫る『あかつき』の後を猛追した。予定とは違う警備艇の姿にざわつく会場。由起子は、これは展示訓練だとアナウンスして来賓客を落ち着かせようとしていた。『あかつき』に追いついた碇は、二隻の船が近づいた瞬間に飛び移り、何とか『あかつき』に乗り込む。碇は、襲いかかってきた田淵を制圧すると、操舵室へと向かい、猛スピードで観閲式会場に衝突しようとしている『あかつき』の操船を試みるが……。
ネタバレ3話
田淵が有馬礼子(山下美月)の身動きをとれないようにして、警備艇あかつきをジャック。観閲式に突っ込もうとしたが、並走した警備艇から碇が飛び移り、田淵を捕まえた。
ブレーキのない船を、有馬が急展開して観閲式会場へ突っ込むことは免れた。しかし、碇は遠心力によって海に放り投げられた。有馬が海に飛び込んで碇を助けた。
碇は幼少期の記憶が蘇り、怯えるが、有馬が私が何度でも助けるから大丈夫と言い、碇は頼もしく思うのだった。
一方、有馬の恋人で碇の部下・日下部はあかつきに飛び乗れず、有馬を助けに行けなかったことに悔しさがこみ上げた。
田淵が派遣登録している会社の取締役である黒木謙一は、名前を変えて観閲式に協賛し、式にも参加していた。そして田淵と碇たちの警備艇でのやりとりを半ば興奮気味に見ているのだった。
田淵の不祥事を玉虫署長(椎名桔平)に謝罪しようと、水上警察にいるところで、碇と日下部に遭遇。碇が黒木に、田淵に指示していることを指摘するが黒木は、とぼけた様子でまたどこかで会えることを願い手を差し出し、握手を求めるのであった。
毒物を含んでいる蝶の幼虫を定期的に購入している園の給食委員が疑われ、逮捕状が出た。日下部は、手柄を挙げようと園に乗り込んだ。しかし碇から毒物の取引をしている人名リストに園長の名前があったと連絡が入る。
高齢者施設へ急ぐ日下部の前には、毒物の入った注射器を向けて高齢者を殺そうとしている園長の姿があった。
園長は、高齢者の運転ミスによる事故で恋人を失っていた。立ち直りかけたときに、園に隣接する同施設の高齢者から、子供たちの声がうるさいといった騒音問題のクレームを受けていた。園児たちには静かにするように指示していた。
高齢者は恋人を奪い、園児たちの楽しくはしゃぐ日常さえも奪う“老害”と思っていた。
碇が、園長の主張を聞き終わったのちに、注射器を向けられた高齢者の主張に耳を傾けるように伝える。
高齢者は、沈黙のなかで涙をこぼし、園長の顔をみながら「生きていてごめんね…」と伝えるのだった。
碇が飛行機に乗る前に、両親が喧嘩を始めた。碇は母と残り、碇の父だけが飛行機に乗った。その一時間後、碇が乗るはずの便に、キャンセル待ちで搭乗した自分と同年齢位の男の子を抱えて泣いている父を見ることになった。
碇が乗るはずの席に座った男の子が死んでしまった。
僕は君の代わりに死ぬよ…

海に沈んでいく男の子の映像は、碇自身では無く自分の代わりに死んでしまった男の子だった。のですね。複雑な思いは水を見ると恐怖とともに蘇っていた。自分だけが生きている申し訳なさと言うのか、、。
碇のを張った救出、観閲式ジャックの阻止。日下部は礼子の救助のために船に飛び乗れなかった不甲斐なさに苛立ち、碇のありように嫉妬するかのように、碇に喰ってかかる。
碇は所轄をバカにするかのような日下部の態度に激怒し、取っ組み合いに。そこへ有馬礼子がやってくる。

礼子の碇を擁護するかのような態度、同僚たち、自分だけが取り残されたような気持ち。何者にもなれない中途半端さなど、日下部自身が一番自分に腹立たしさを抱えているのかもしれませんね。
日下部の変わる様子は今後の見どころですね!気持ちの持ちようも変わっていくと予想します。
あらすじ4話
東京湾でドローンの爆発が発生し、水上署の碇たちが現場へ急行。湾岸署も同時に動き、両署がそれぞれ独自に調査を始める。
その頃、家族と停船場を訪れていた藤沢が事件に巻き込まれていく。
水上署は爆発の背景に関係するとみられる団体や関係者を調べ、一方で湾岸署は防犯カメラ映像の解析を進める。
調査が進むにつれ、今回の一連の出来事は「過去に海で起きたある事件」と、つながりがある可能性が浮上する。
ネタバレ4話
夕方の埠頭。
眼鏡をかけた男性が海に花束を投げ入れていた。のちに事件の中心人物となる、東慶大学准教授・上原修也である。
その頃、水上署では日下部と有馬が、碇の“過去の飛行機事故”について話していた。
有馬は、碇が「自分は生きていてはいけない」と思い込みながら生きていることを心配し、海技職員OBの大沢から事情を聞こうかと相談するが、日下部は「その必要はない」と止める。
翌日、藤沢が家族で水上署へ。もう一つの事件の火種。
翌朝、休暇中の藤沢が妻・麻美と息子・陸を連れて水上署を訪れる。麻美は「元鑑識の藤沢が刑事としてやっていけるのか」と心配していた。
一方その頃、公園上空に一機のドローンが飛来。海上で突如爆発する。遠くからその光景を眺めていたのはー―眼鏡の男・上原修也だった。
水上署と湾岸署の“管轄争い”が再び
爆発現場へ急行した碇たちの前には、すでに湾岸署の和田たちがいた。
和田
「空中で爆発したんだ。水上署の管轄じゃない。」
碇「未解決のヤマは引き継ぐ」と言うと、和田は「ヤマなんて言ってない」とかわし、検証に戻る。
この小さな齟齬の裏で、すでに事態は動き始めていた。
環境保護団体「ヴァードアース」へ
爆発に動機があるとすれば環境関係――と考えた碇と日下部は、環境団体「ヴァードアース」を訪問。
事務局長によると
・釣り糸に絡まった鳥の死亡例がある
・活動写真の中央に、上原修也が写っていた
・団体は環境問題に詳しい大学准教授・上原修也に講演を依頼することがあった
同時刻、停船場では刺傷事件が発生
停船場に来ていた藤沢は、「あかつき」の前で妻と子どもを写真に撮っていた。
そこへ――眼鏡の男・上原が近づく。
「水上警察の方ですか?」
藤沢が立入禁止を案内した瞬間、上原は藤沢の脇腹を刺す。
さらに藤沢を船へ押し込み、海技職員・米田にナイフを突きつけて「あかつきを出せ」と強要した。
藤沢が碇へメールを送っていると気づいた上原は、夫婦のスマホを没収した。
この時点で、
ドローン爆発事件とシージャック事件は一本の線につながり始めていた。
碇の過去と“重すぎる罪悪感”
一方、有馬は海技職員OBの大沢に話を聞いていた。
子どもの頃、碇は海で亡くなった少年の件で、「父さんは僕が溺れて死ねばよかったと思ってるんだ」と漏らしていたという。
「碇は今でも傷を抱えてる。助けるには“生きてていいんだ”と思わせてあげることだ。」
その直後、碇からの電話であかつきのジャックを示唆する報告が入る。有馬が係留所に走ると、船は消え、桟橋には血痕。状況は急展開を迎えていた。
上原の自宅で見つかったもの
碇と日下部は上原の自宅へ向かい、無人の家を調べる。
・息子・純の遺影
・新聞の切り抜き
・“南八潮堤防で行方不明”という記事
・炎上動画から停学処分に至った経緯の記録
純は“炎上騒動で自殺した”と報じられ、遺体も見つからないまま捜査は打ち切られていた。
そしてテーブルに置かれた新聞の下には――起爆装置が置かれていた。そこへ、有馬から「あかつきが南八潮堤防へ向かっている」という報告が入る。
ジャックされた「あかつき」内部
船内では上原が起爆装置を見せ、「俺と一緒に死んでもらう」と宣言していた。
藤沢・妻・子ども、そして海技職員・米田。全員の命が危険にさらされていた。
同時に湾岸署は監視カメラ映像で上原を発見。水上署も動き、捜査本部は一気に連携モードへ。
藤沢のモールス信号と、事件の“突破口”
■ 船内監視カメラがつなぐ“わずかな希望”
ジャックされた「あかつき」では、藤沢が脇腹を刺されながらも冷静に状況を見極めていた。
監視カメラの赤いランプが点滅する。モールス信号で情報を送っていると気づいた藤沢は、太ももを指先で叩き返し、返信する。
その短いやり取りで判明したのは、起爆装置のスイッチがスマートウォッチ型であること。
解除に向けて動き始めようとした瞬間、上原が監視カメラを破壊し、通信は途切れた。
船内の状況は再び闇の中へ。
湾岸署が握っていた“純の真実”
水上署へ戻った碇のもとに、細野が走ってくる。「湾岸署の和田さんが、純くんの件で追加情報を教えてくれました」
湾岸署は捜索を打ち切ったわけではなく、“台風で難航しただけで、捜査を継続していた”。
さらに、純が行方不明になった堤防付近で、“釣り糸に絡まった鳥を見た”という目撃証言も得ていた。これは上原の想像していた“自殺”と矛盾する。
藤沢の説得:父の誤解を解いた言葉
船内。
上原はなおも無線を拒否し続けようとする。
藤沢は、傷の痛みに耐えながら静かに言葉を紡ぐ。
「家族が一番大事です。でも……だからこそ、胸を張れる人間じゃなきゃいけないんです。」
揺らぐ上原が、出るな!という無線に米田が出る。
そして碇は、決定的な“事実”を告げた。
真相:純は“自殺ではなかった”
碇が無線越しに語ったのは――
純の死は自殺ではなく、“不運な事故”だったという事実。
・純は釣り糸に絡まった鳥を見つけ、助けようとしていた
・風で飛んだ帽子を追って、誤って転落
・息子は最後まで“父の教えを守っていた”
息子さんは、自分のせいで死んだんじゃない。あなたの意志を継ぎ、自然を守ろうとしていただけだ。
その言葉は、上原の誤解と自責を砕いた。
「帰りましょう。奥さんのそばにいてあげてください。 どんなに辛くても、向き合って生きていくべきです。
それが“家族”でしょう。」上原は崩れ落ち、藤沢が確保。起爆装置も爆弾も無事押収され、全員無事に救出された。
【真相整理】第4話の核心、まとめ
■ 事件の構造まとめ
・上原の動機は“復讐”ではなく、“息子の遺体を取り戻したい父の願い”
・ドローン爆破は“爆弾のテスト”
・本当の狙いは、警備艇を沈めて海底捜索を強制すること
・藤沢・家族・海技職員は巻き込まれた被害者
■ 息子・純の死の真実
・SNS炎上はやらされたのが真実、上原の叱責で自殺は“誤解”
・純は「自然を守ろう」と行動していた
・鳥を助けようとし、帽子を追って転落
■ 水上署と湾岸署の役割
・湾岸署は捜索を続けていた
・情報共有の遅れが誤解を拡大させた
・水上署は「真相」と「父の救済」を担った
あらすじ5話
第5話は、デビュー間近のアイドルグループ「Re Rise」のメンバー・北原萌歌が水死体となって発見されたことから始まる。萌歌をアフターフォローしてきた刑事・細野は深いショックを受けるが、私情を押し殺し、事件に正面から向き合うことになる。
調査が進むにつれ、萌歌の周囲にはさまざまな“噂”や“誤解”が積み重なっていたことがわかる。仲間のアイドルとオーディション落選者、週刊誌記者と実業家一家。それぞれが萌歌とどんな関係にあり、何を抱えていたのか。さらにSNS上では、事実とは異なる情報が急速に拡散し、事件は思わぬ方向へ。
一方で、水上署では細野と日下部、そして係長の碇を中心に、「萌歌が何を抱えていたのか」「なぜ突然姿を消したのか」その根本を探る丁寧な捜査が描かれていく。
物語後半では、週刊誌の動きや、萌歌の死と秘密が結びつき、事件は新たな局面へ。刑事たちの人間関係や、若者たちの心の揺れが丁寧に描写されている。
そしてエンディングでは、水上署の面々の絆が描かれつつ、今後につながる“黒幕サイド”の大きな動きが予告される。
ネタバレ5話
- 北原萌歌の死は、他殺なのか?
- SNSや週刊誌を巻き込んだ誤報が連鎖し、実業家への誹謗中傷が拡大
- 細野は“導く刑事”としての原点を問われる
- 事件は「嘘が呼んだ悲劇」として着地する
アイドル北原萌歌の水死体が発見される
東京水上警察署・刑事防犯課。
細野(山口紗弥加)は、デビュー目前の5人組アイドル「Re Rise」の動画を見ながら、その中でも自分がアフターフォローしてきた北原萌歌(山本奈津美)を気にかけていた。
そこへ「水死体が上がった」と連絡が入る。遺体は萌歌。死因は溺死。
細野は強いショックを受け、署内も沈痛な空気に包まれる。
萌歌の過去・仲間の証言・週刊誌報道が混線し始める
- 萌歌は“元不良”であることを隠さず、努力でのし上がった存在
- 最後に会ったのは4日前の練習で、翌日から突然来なくなった
- 落選した坂上優愛からの逆恨みを受けて悩んでいた
「元不良ってだけでちやほやされて、真面目にやってきた人が損をする」
「殺してない。でも週刊誌に売るつもりだった」と不満をぶつける。
萌歌と政治家牧村の不倫疑惑が浮上
- 萌歌と実業家・牧村一誠の不倫疑惑
- 牧村のワクチン事業を巡る“裏金”陰謀論
- 萌歌がそれを知って消されたとのSNSデマ
こうした憶測を一気に拡散し、世間は「陰謀」「口封じ」と騒ぎ始める。細野は「萌歌はそんなことをしない」と強く否定するが、刑事としての中立性に疑問を抱かれ、捜査から外されそうになる。
週刊誌記者刺傷事件と“真相の突破口”
碇は、週刊誌情報が異常に早い点に違和感を持ち、週刊誌の会社に潜入。記者・久米島を探る。
尾行中、久米島が何者かに刺される。犯人はヘルメット姿の人物で、その場から逃走。細野が自転車で追跡し、
階段付近で犯人と揉み合い、取り押さえる。
犯人は――牧村の妻。
- 夫が無実なのに誹謗中傷が止まらない
- 記事が出れば、夫が壊れると思った
- 久米島を呼び出したのは「記事を止めるため」
- 萌歌の死とは無関係
さらに妻は、久米島のカバンを海に捨てたと証言。
その後、有馬の潮流計算により場所を特定し、鞄を発見。中から久米島の手帳が見つかる。
この手帳が、事件の核心を指し示していた。
手帳をもとに、怒りと日下部は再びRe Riseの4人を聴取。碇は推理を提示する。
花火の光と“あの夜の酒”
萌歌が沈められた時間帯、現場では“妙な光”が見えた。それはアイドル4人が萌歌と一緒に花火をしていた光だった。
未成年のメンバー・杏子が酒を断れず、萌歌が代わりに飲んだことで泥酔。そのまま海に転落して死亡。遺体からは多量のアルコールが検出された。
4人が語った隠蔽の理由
事故を世に出せば、未成年飲酒でデビューが消える。
「もかは望んでないよね」
「終わりたくない」
「守らなきゃ」
そう言い合い、4人は――
- 遺体を沈め「殺害された」ように偽装
- 週刊誌に“牧村不倫”を売り込む
- 陰謀論に世間の目を向けさせる
という“物語”を作り上げた。
罪と向き合う少女たち、涙する細野
細野は激しく叱責する。
「傷つけなくていい人を傷つけた」
「人生を狂わせた」
「でも終わりじゃない。やり直せる」
杏子は震える声で謝る。「空気壊したくなくて……萌歌が、私の分まで飲んだ」桜も続く。「悪いことを止めるって言ってた。なのに……」
細野は人知れず涙をこぼす。萌歌がかつて語った「悪いことをしてる奴は私が止める」という言葉が胸に刺さる。
日下部の支え、そして新たな不穏
葬花に手を合わせる細野。有馬が静かに見守る。
夜、釈放された三上に、日下部は缶コーヒーを差し出し、「終わりじゃないから」と言葉をかける。
しかしその夜。
三上の部屋には黒木健一(柿澤勇人)が待っていた。
「選べ。大切な人たちを海の養分にするか、俺の下で一生償うか。」
三上は逃げられない状況へ追い込まれる。
第5話は、“アイドル事故死の真実”と“黒木サイドの伏線”が同時に動き出した形で終わる。
このドラマが描く「誤解」「嘘」「隠蔽」の象徴となる回。
まとめ「第5話の余韻・学び」
・本当に守りたかったのは“自分”だった
・嘘は必ず誰かを傷つけ、連鎖する
・刑事細野の“導く力”が際立つ回
個の弱さと嘘が、どれだけ人を狂わせるか――
その本質を描いたエピソードだったと思います。
あらすじ6話
東京湾で新たな男性の遺体が見つかり、水上署と湾岸署が再び同じ事件を追うことになる。
遺体の損傷が先月の湾岸署の事件と類似しており、世間では「ハーフムーン殺人事件」と呼ばれ始めていた。
捜査が難航する中、警視庁本部から“篠宮(野波麻帆)班”が合流。
水上署の碇の前に旧知の篠宮が姿を現すと、碇の部下たちは二人の関係を鋭く察する。
一方、有馬は潮の流れから遺体の漂着地点を探り、藤沢はデータの復元、日下部は別の角度から被害者の行動を追う。
それぞれが別々の線を追う中で、被害者同士の“ある共通点”が浮かび上がり、過去の未解決事件とのつながりも見えてくる。
やがて捜査は、複数の思惑が交差する“核心部分”へと近づいていく。
ネタバレ6話
ハーフムーン連続殺人事件と“トクリュウ”、未解決事件がつながる
東京湾で男性の水死体が見つかった。
死因は「頭部強打による脳挫傷」。他殺。
さらに先月の湾岸署の撲殺事件でも、遺体の頭部が“半月型”に陥没していた。
世間では、この事件を「ハーフムーン殺人事件」と呼び始めていた。
水上署は遺体の流れ着いた地点を追い、湾岸署は「うちの事件だ」と譲らない。
そんな中、本部が動き、今回の捜査には“篠宮班”が入ることが決まる。
篠宮(野波麻帆)は警視庁内でも有名な刑事。碇(佐藤隆太)とは“同期で、過去に特別な関係があった”人物だった。
2人の被害者に「共通点」が浮上
被害者は以下の2人。
・佐藤守(36)/工務店の営業課社員(演:辻井庸介)
・増田健二(19)/大学生(演:栗巻凌)
年齢も仕事も全く違う2人だが、スマホのデータ復元により共通点が見つかる。
スマホに入っていたのは、“消えるメッセージアプリ”「フォグトーク」。闇バイト集団「トクリュウ」が実行役に使わせる通信アプリだった。
碇はタブレット端末からもフォグトークを確認。2人はトクリュウの“実行役”としてつながっていた可能性が濃厚となる。
未解決「蘇我殺害事件」との接点
篠宮班はすでに別の線から動いていた。5ヶ月前、弁護士・蘇我誠(田中幸太朗)殺害事件で見つかっていた靴跡が、今回の被害者2人と一致したのだ。
蘇我殺害には“実行役が3人”いたと言われていた。2人はすでに死亡。残る1人――“3人目”が、今回のハーフムーン事件の犯人だと推測される。
篠宮は水上署に共有せず、独自に捜査を進めていた。
日下部の“焦り”
そんな中、日下部(佐藤シゲアキ)は、母親(阿部朋子)が「末期」と告げられ動揺する。
その揺れが捜査に表れ、トクリュウの指示役と疑われた不動産会社勤務・泉圭吾(内博貴)を勢いのまま取り調べ室に連れてきてしまう。
証拠はなく、泉は証明として“韓国渡航”の履歴を提示。結果、日下部の聞き取りは空回りとなり、泉は薄ら笑みを浮かべて去っていく。
黒木と三上の“裏の繋がり”
一方その夜。
湾岸海洋ヒューマンキャリアの社長室には、黒木健一(柿澤勇人)の姿。
黒木は裏でトクリュウとつながっていると想像できる。三上に“仕事”を回し始めていることが描かれる。
篠宮班・水上署ともに、水面下で結びついているトクリュウを疑い始めた。
そして、3人目の“実行役”が逮捕される。
蘇我事件の遺留品から、新たに1人の強盗犯・瓜谷レオ(山内昭宏)が浮上。篠宮は湾岸署を通じて瓜谷を確保し、水上署の前に姿を見せる。
碇に向かい、篠宮は言う。
「感情で動く刑事は出世しない」
碇は言葉を飲み込み、睨みつける。
かつての関係にあった2人の間に、強い火花が散った。
6話のまとめ
・水死体事件と湾岸署の撲殺事件は“同一犯の可能性”
・被害者2人は闇バイト集団・トクリュウの実行役だった
・5ヶ月前の未解決事件「蘇我殺害」と完全に接続
・犯人は“3人目の実行役”瓜谷レオ
・篠宮班が一歩先を行き、水上署と衝突
・日下部は母の病を抱え、精神的に大きく揺れる
・黒木とトクリュウのつながりが強まる
シリーズ全体の伏線が大きく動き始めた回となりました。
【新東京水上警察】の見どころは?
- 水上警察署vs.湾岸署
- シーチェイス
- 社会問題
- 人間模様
- 黒幕
- 碇の過去
水上警察署vs.湾岸署
1話から早々にバトルがありました。バトルというのか湾岸署が水上署に手柄を挙げさすまいと必死なだけでしょうか?
【新東京水上警察】のネタバレあらすじは毎週更新
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