【スティンガース】10話ネタバレ感想!次回ついに決着?「終わらないで」の声多数!

スティンガース10話

フジテレビ火9ドラマ【スティンガース 警視庁おとり捜査検証室】10話「SPY スパイが9月23日に放送されました。

8話までは1話完結だったけれど、9話~11話では3週連続で国家レベルの大きな事件を描くのね。

何があっても揺るがなかった頼もしい二階堂室長が、今回は大変なことになりそう!

それでは、【スティンガース10話のネタバレありの感想をお届けします。

【スティンガース】10話のネタバレ感想

10話の“ネタバレありの感想”を紹介します。

裏切り者は誰?

バンジャタン共和国の後継者候補・ラマバティ(矢野聖人)の暗殺を阻止するため、スティンガース室長・二階堂民子森川葵)の指示で、乾信吾藤井流星)がラマバティになりすまし、総理大臣・土橋健夫(金田明夫)主催の「名月を愛でる会」に出席するというおとり作戦を行いました。
乾は数名の男たちに襲われますが、何者かによって男たちは射殺されます。
一方、本物のラマバティは水上涼介本郷奏多)とともにホテルに潜んでいましたが、別の男たちに襲われそうになります。
ホテルにラマバティがいるという情報は審議官・西条巧玉山鉄二)とスティンガースメンバーしか知らないことなのに、どうして情報が漏れたのでしょうか。
二階堂は、スティンガースの中に裏切り者がいると西条審議官から告げられ、それが誰なのかを突き止めるために乾に極秘でバンジャタン共和国の王冠を運ぶという任務を与えます。
乾は途中で男たちに襲われますが、実は乾が運んできたのダミーでただのカボチャでした。
しかし襲われたということはやはり情報が漏れていたということですね。
二階堂と乾しか知らないはずなのに。
いや、もう1人いました。
財務局荏畑支所で乾に王冠を預けた、内閣官房政務担当首相秘書官・前岸小沼朝生)も乾が王冠を運ぶことと運ぶルートを知っていますね。
ただ、二階堂の指示で中身を入れ替えた人なので、運んでいるのが王冠ではなくカボチャであることも知っています。
さて、ラマバティはアメリカへ亡命することになり、スティンガースは土橋総理から米軍の横川基地まで無事に送り届けることを一任されました。
楽団に扮したスティンガースメンバーが地方公演に向かう体で、楽器のケースの中にラマバティを隠して基地まで護送します。
途中で拳銃を持った男たちに襲われますが、実は楽器ケースの中にいたのはラマバティと入れ替わったアリシュ(ラジャ・サハニ)でした。
二階堂は、乾以外のメンバーにはこの作戦を知らせていましたが、その情報は洩れることなく工作員たちが襲ってきました。

捜査一課の車列がダミーで羽田空港へ向かったけれど、それを追いかける工作員はいなかったのよね。

●工作員に漏れていた情報
・「名月を愛でる会」が開かれていた間、ホテルにラマバティがかくまわれていたこと。
・乾が王冠を運ぶこととそのルート。
・ラマバティが亡命のために出国する日。
・羽田へ向かう車列がダミーであること。
・ラマバティがスティンガースの車で横川基地に移送されること。

●ここまででわかったこと
・スティンガースの車もダミーだということを知っているのは、乾以外のメンバーと二階堂とラマバティとアリシュ。
・スティンガースの車が工作員に襲われたので、そこにラマバティがいないという情報が漏れていないことになる。
・つまり、乾以外のメンバーは工作員と繋がっていない。

そして、乾は二階堂から絶大な信頼を寄せられているんだよな。

漏れている情報と漏れていない情報にはどんな条件の違いがあるのかしら。そこを考えることで何かわからないかしら。

本郷奏多が水上を演じる意味

乾はたまたま出会った水上に、王冠をスティンガースルームに運ぶという任務を話してしまいます。
いや、それは他言無用と二階堂に言われていますから、正確には「カボチャをここに運ぶって話」と伝えました。
しかし、運ぶ途中で工作員たちに襲われたことから、乾は情報を漏らしたのは水上ではないかと疑い始めます。
スティンガースルームでこそこそ何か探したりカボチャの箱に触ろうとしたり、横川基地に向かう途中のドライブインでひとりになったタイミングに楽器ケースを開けようとしたり、明らかに行動が怪しいのです。
水上は頭脳明晰でしかも公安部出身なので、スパイでもおかしくないキャラクターであることは確かです。
でもそれ以上に、演じているのが本郷奏多さんであることも大きいですよね。
知的でクール、ミステリアスなイメージ。
“影”や“闇”という言葉が似合うような。
ただ、このドラマでは随所で水上の温かな人間性や細やかな気遣いを描いてきました。
「彼(ラマバティ)はもっと普通に平穏に日本で暮らしたかったんじゃないですかね」という思いやりは本物だと思います。
だから彼を信じたい。
でもやっぱり公安部長・豊浦凌柏原収史)と話している場面は何だか怪しい。
本郷奏多さんは、シロかクロか絶妙な塩梅を表現できる、随一の俳優ですね。

水上から尊敬される男、乾

水上の疑いは晴れますが、乾は疑っていたことを素直に打ち明けます。
すると水上が言いました。

水上「仲間だろうがなんだろうが怪しかったら疑うのは当然です。刑事ですから、俺たち。
仲間を信じて突っ走る、正義の心も偽らない、乾さんのそういうところ、俺は尊敬していますよ」

胸に響く言葉。
水上が乾に向ける笑顔は嘘偽りがないと信じることができます。
胸の内を語り合う格好良い男たち。
水上に尊敬される男、乾信吾。

二階堂に信頼される男、乾

西条審議官からスティンガースの中に裏切り者がいると言われた二階堂は、メンバーを疑わなければならなくなりました。
でも、

二階堂「疑い過ぎです。最近の乾さんは人を信じられなくなったわんこの目をしています」
乾「お前のせいだろ、全部」
二階堂「私は乾さんを信用しています。乾さんは騙されることがあっても心を偽ったり裏切ったりすることのない人間だと思っているので」

張りつめていた表情がふっとやわらいで笑顔になった二階堂が印象的でした。

(ラマバティに乾が工作員と通じている可能性を聞かれて)
「乾さんに限ってそれはありません。あの人だけは、絶対に」

二階堂に信頼される男、乾信吾。
二階堂が揺るぎなく乾を信じることができるのは、これまで一緒に仕事をする中で彼を見てきたからなのか、それともそれ以前から乾を知っていたのでしょうか。

王冠(カボチャ)を運ぶ任務の時、記者会見で世間に“ラマバティ”として顔を知られてしまった乾は女性ファンに囲まれてしまいました。
サインを頼まれて、カタカナで“ラマバティ”と縦書きする乾はチャーミングでしたし、その後工作員たちに囲まれ、王冠(カボチャ)の入った箱をラグビーボールのように抱えディフェンスラインを突破しようとする乾は格好良かったです。

雅楽代に信頼されるようになった二階堂

最初の頃、捜査一課はスティンガースに対して敵意を見せていましたが、次第に協力的になってきました。
スティンガースの仕事ぶりや実績を見てきたからでしょうね。
「ラマバティ氏、ちゃんと国外脱出できるんですかね」
吉永斗和早瀬圭人)に聞かれた雅楽代翔渋谷謙人)は、
「まあ二階堂が考えることだから大丈夫じゃないか」と答えます。
吉永は驚いたように雅楽代の顔を見ますが、なんだか嬉しそうでしたね。

二階堂は何かに気づいた?

スティンガースメンバーが横川基地に向かっている間、二階堂はひとりスティンガースルームにいました。
一瞬、誰もいない室内を見回す二階堂が映り、すぐに場面が乾たちの車に切り替わります。
その後もう一度スティンガースルームに映像が戻った時、二階堂は何かを考えているように見えました。
二階堂はこの間に、何かに気づいたのかもしれません。
ここで、二階堂は作戦を考えたのでしょうか。
それはラマバティを東京観光に連れ出しその後高層ビルのヘリポートから米軍基地へ移送するというプラン。
いや、もしかしたらその先にもっと別なプランを考えている可能性もありそうです。
スティンガースルームにひとりでいる二階堂のシーンを2度も映したのは、きっと何か意味があるに違いありません。

主題歌「マジック」が流れたタイミングはデートシーン!

いつもは事件が解決した後エンディングで和やかに流れてくる主題歌、パイロット「マジック」。
しかし、10話は二階堂とラマバティの東京散歩シーンで流れてきました。
今回のラストシーンは不穏なので、「マジック」の雰囲気とはそぐわないのでしょうね。
東京の街をデートする二階堂とラマバティは実に絵になります。
ラマバティが持っている紙袋はメンバーからのお土産でしょうか。
「マジック」が流れる中、街歩きする2人の姿はラブストーリーの一場面のようでした。

本当の自分

日本で生まれ育ったのに、東京の名所すら行ったことのないまま国外へ脱出しなければならないラマバティに最後に良い思い出を残したかった二階堂も、お土産を買ってきたスティンガースメンバーも優しいですね。
東京散歩を楽しんだ後、2人は埠頭で並んで座ります。
二階堂の乾への強い信頼を知って、ラマバディはうらやましいと言いました。
周りには自分を利用しようとする人間ばかりで心から信じあえる仲間には出会えなかったですから、と。

ラマバティ「二階堂さんは本当の自分を見せられる人がいますか」
二階堂「本当の自分…。私には本当の自分なんて無いのかもしれません。状況ごとに見せる顔を変えて仮面を付け替えて生きていくうちに本当の自分なんてわからなくなりました。所詮私は周りに求められる私に合わせてそれを演じているだけなのかもしれません」

立場は違っても、2人は似た者同士なのかもしれませんね。
いつもは誰にも見せない心情を打ち明け合う貴重な場面になりました。

「期待される自分を演じ続けていたら私もいつか二階堂さんのように素晴らしいリーダーになれるでしょうか。慕われ、信頼され、凛として立つリーダーに」

微笑み合う2人。
ラマバティも本当に優しいですね。
今の二階堂にとって何よりの言葉だと思います。
孤独な魂同士が深いところで理解し合った瞬間でした。
詩情のある美しいシーン。
その後、2人は高層ビルのヘリポートへ向かいます。
この時点でプランを知っているのは二階堂ただひとりです。
ここから米軍基地へヘリコプターで移送されることを、ラマバティ自身もその場所に連れてこられて初めて知るのです。
それなのに、ラマバティはヘリコプターに乗る直前、別のビルから狙撃されてしまいます。

どうして?プランを考えた二階堂しかその場所は知らないはずなのにどうしてスナイパーは別のビルで待機できるの?

周囲を慮る思いやりがあって広い視野と高い志を持つラマバティは、きっと素晴らしいリーダーになれると思う。ラマバティは絶対助かってほしい。そしてスティンガースは必ず工作員を捕まえてほしい。

二階堂の華麗な経歴

二階堂と西条審議官は警視副総監・菱田秀則中野剛)と警視庁幹部たちに呼び出されます。
二階堂は作戦の失敗を追及され、さらには工作員とのつながりを疑われます。
二階堂が単独で立案、決行した作戦が工作員に漏れていたからです。
また、刑事部長・桐野正弘鳥谷宏之)は、二階堂の経歴を調べていて興味深いことに気づいたと言いました。
かつて外務省に出向していた時に二階堂はバンジャタン共和国との国交交渉を手がけていたのです。
これが問題視されました。
バンジャタンの工作員に情報を漏らしたのが二階堂自身なのではと疑われ、取り調べを受けることになります。
1話で登場した二階堂の履歴書を確認してみると、確かに、令和5年に外務省アジア局に出向していました。
ちなみに、その前には北米局や欧州局に出向していたこともあり、ロシア大使館や中国大使館にも派遣されています。
資格欄を見ると、英語、スペイン語、中国語にも堪能のようですね。
素晴らしい経歴です。

有能なリーダー、我らが室長を疑うなんてどうかしてるわ!幹部たち無能なんじゃないの!

実はこれも二階堂の作戦だったらいいんだけどな。

黒幕は土橋総理?!

9話のラストで西条審議官が「総理から我々に激励の言葉を頂戴した」と額縁に入った色紙をスティンガースルームに持ってきました。
ドバッシー(総理のキャラクター?)のイラスト入りで「スティンガース頑張れ!内閣総理大臣土橋健夫」と書かれています。
「せっかくだからこれどっかに飾っといて」と西条審議官が言い、今も色紙はスティンガースルームに飾られています。
水上は情報がどこから漏れているのか考え、スティンガースルームに盗聴器が仕掛けられているのではと調べていましたね。
「もしかするとこの色紙に盗聴器か隠しカメラが仕込まれているのでは?」という声が散見されています。
しかしそうなると、黒幕は西条審議官、もしくは土橋総理ということになりますね。

総理大臣が黒幕なんてそんなことがあったら大変だわ!
西条審議官は絶対そんなことしないし!

西条審議官への信頼は絶大なんだね。
まるで二階堂の乾への信頼みたいだ。
二階堂はもしかしたらスティンガースルームでこれに気づいたんだろうか。

そういえば、財務局荏畑支所の金庫室で乾は前岸秘書官に言いましたね。

「裏金とかもため込んでるんじゃないですか」
「どうせ裏で悪いこといっぱいやってんでしょ」

前岸秘書官は「ありません」「やってません」と素っ気なく答えましたが、あの会話に何か意味はあるでしょうか。

どんなドンデン返しが待っている?

【スティンガース】は“爽快コンゲーム(だまし合い)エンターテイメント”と銘打っていますから、敵ばかりではなく視聴者もだまされている可能性が大きいですね。
さて、どんなドンデン返しが待っているのでしょうか。
ラマバティが撃たれたこともICUで危篤状態であることも実は二階堂が仕掛けたおとりで、工作員が動くのを待っている、のかもしれません。
二階堂は常に先の先まで見通して準備し、臨機応変に作戦を調整する有能なリーダーですから、最後も鮮やかに解決してくれることを期待しています!

爽快なドンデン返しで気持ちよくだまされたいわ。

season2&映画化が可能な終わり方希望!

続編のためにも、メンバーみんなの笑顔で締めくくってほしいな。

火曜日の朝目が覚めて(今夜はスティンガースがある!)と思うと不思議に力がわいてくるのよ。見ている時間も楽しいし、見終わってからもいろんな場面を思い出して楽しいし、次回をワクワク待つ喜びも味わえて、本当に大好きなドラマ!

season2や映画化を望む声が本当にたくさんあがっています。
連続ドラマ、SPドラマ、劇場版、どんな形でも続編可能だと思いますので、そのためにもどうかスティンガースメンバーと西条審議官、そして捜査一課の雅楽代と吉永は裏のない人物のままで終わってほしいです。

警視庁幹部の人たちは…もしかすると続編で誰かいなくなってる可能性もあるのかなあ。

続編にはラマバティもゲストで出てほしいわ!

【スティンガース】10話のまとめ

佐々木史帆さんがゲストなのは嬉しいけど…次で終わりなんて信じたくない…!

とにかくラマバティは無事でいてほしい。そしてseason2や映画でまたこのメンバーに会いたいね!

最後にドンデン返しがありそうですが、メンバー同士の信頼と敬意、そして二階堂とラマバティの絆は、ずっと変わらないままでいてほしいです。

スティンガース 警視庁おとり捜査検証室】次回のタイトルは、「JUSTICE」(正義)。
11話の放送は9月30日(火曜)21:00からです。
ついに最終回!どうぞお見逃しなく!