三池崇史監督作『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』が2025年6月27日に公開。
綾野剛が生徒を虐待した殺人教師役に!衝撃的な実話事件を元にした福田ますみによるルポルタージュの映像化です。
この記事では【でっちあげ】のキャストと相関図、出演者と登場人物、原作について、映画の結末(考察)を紹介します。
【でっちあげ】キャスト一覧
綾野剛
柴咲コウ
亀梨和也
大倉孝二
小澤征悦
髙嶋政宏
迫田孝也
安藤玉恵
美村里江
峯村リエ
東野絢香
飯田基祐
三浦綺羅
木村文乃
光石研
北村一輝
小林薫
【でっちあげ】相関図

主人公:薮下誠一(綾野剛)→妻:薮下希美(木村文乃)
被害者:氷室拓翔(三浦綺羅)→母:氷室律子(柴崎コウ)父・氷室拓馬(迫田孝也)
学校関連:校長・段田重春(光石研)、教頭・都築敏明(大倉孝二)
記者:鳴海三千彦(亀梨和也)
弁護士:大和紀夫(北村一輝)湯上谷年雄(小林薫)
【でっちあげ】出演者と登場人物
綾野剛(役:薮下誠一)
登場人物:薮下誠一
- 小学校教諭
- 教え子の氷室拓翔に体罰をしたとされ母の律子から告発される。
- 世間から誹謗中傷を受け孤立していく。
キャスト:綾野剛(あやのごう)
薮下誠一を演じるのは俳優の綾野剛。
【でっちあげ】の監督三池崇史とはクローズZERO IIでタッグを組んでいる。本作は17年振りの共作となる。
怖い男から優しい男、気弱な男と様々な役柄を演じる綾野剛が本作では殺人教師と呼ばれた男の隠された真実の顔を見せる。
綾野剛さんは「エンタメとルポルタージュの共存、共演者と芝居の総当たり戦。毎シーン呼吸を忘れるほどの魂の揺らぎ、各部署のとてつもない胆力。三池崇史監督の祈りを道標に、ただただ魅了された現場でした。ぜひ劇場で目撃して頂けたら幸いです」とコメント。
魂ぶつける綾野剛の演技に大注目です。
プロフィール
1982年1月26 日生まれ、岐阜県出身。2003年にドラマ「仮面ライダー555」(EX)で俳優デビュー。2007 年には『Life』で映画初主演を経験し、ドラマ「Mother」(10/NTV)、連続テレビ小説「カーネーション」(12/NHK)で注目を集める。その後も数々の映画賞に名を連ねるなど着実にキャリアを積み上げてきた。今作の三池監督とは、映画『クローズ ZEROII』(09)に続き 2 作目となる。近年の出演作は、「地面師たち」(24/NETFLIX)のほか、映画『カラオケ行こ!』(24)、『ラストマイル』(24)など。
柴崎コウ(役:氷室律子)
登場人物:氷室律子
- 薮下の教え子氷室拓翔(三浦綺羅)の母。
- 拓翔が薮下に虐待されていると気づき、世間と弁護団を味方につけ薮下を告発する。
キャスト:柴崎コウ(しばさきこう)
愛する息子のためと薮下を訴える律子の表情は険しくもあり怖さもある。演じるのは女優の柴崎コウ。真実はどこにあるのか。柴崎コウが演じる律子の隠された嘘に注目。
亀梨和也(役:鳴海三千彦)
登場人物:鳴海三千彦
- 週刊誌「週刊春報」の記者
- 薮下の事件を知り薮下の実名報道する。
キャスト:亀梨和也(かめなしかずや)
薮下を執拗に追う記者を演じるのは亀梨和也。三池監督作品「怪物の木こり」にも出演している。鳴海は薮下の敵か味方か。物語進行とともに亀梨和也演じる鳴海がどう変化していくのか。執拗さがどこまで続くのか。その動向に注目。
木村文乃(役:薮下希美)
- 薮下の妻。
- 世間からバッシングを受ける夫を支える。
光石研(役:段田重春)
- 薮下の勤める小学校の校長
- 保身に走り薮下に体罰を認めるよう誘導する。
大倉孝二(役:都築敏明)
- 薮下の勤める小学校の教頭
- 校長の言いなり
北村一輝(役:大和紀夫)
- 550人もの大弁護団を率いる律子側の敏腕弁護士。
小林薫(役:湯上谷年雄)
- 薮下の弁護士
- 弁護士が見つからず孤立していた薮下の弁護を唯一引き受けた人物
小澤征悦(役:前村義文)
- 大学病院の精神科教授
- 氷室拓翔(三浦綺羅)の診断を担当
髙嶋政宏(役:堂前)
- 「週刊春報」の編集長
- 鳴海三千彦(亀梨和也)の上司
- 薮下の実名報道を許諾する
迫田孝也(役:氷室拓馬)
登場人物:氷室拓馬
- 律子の夫で拓翔の父
- 薮下を暴力教師と非難する
キャスト:迫田孝也(さこだたかや)
「VIVAN」「真犯人フラグ」など、常に話題になる注目キャストが迫田孝也さん。本作では我が息子のためにと薮下にこれでもかという暴言を吐く拓馬を演じる。冷静な律子に反して拓馬は声を荒げるタイプの男。迫田孝也の迫力満点の演技に注目です。
安藤玉恵(役:山添夏美)
- 拓翔のクラスメイトで山添純也の母親
美村里江(役:箱崎祥子)
- 大学病院の精神科医師
- 前村(小澤征悦)とともに拓翔の診断を担当する。
峯村リエ(役:藤野公代)
- 教育委員会の教育長
- 薮下に処分を下す
東野絢香(役:戸川)
- 薮下の同僚教師
- 教頭からの指示で薮下を監視する
飯田基祐(役:橋本)
- 裁判長
- 薮下と律子の民事訴訟を担当
【でっちあげ】子役
三浦綺羅(役:氷室拓翔)
でっちあげのオフショット📷✨
みなさんに会える30分前くらいの様子です🤭✨
だんだん緊張してきた頃です😁実は登場の時はがっちがちでした🥺笑
みなさんがたくさん声をかけてくれたので
緊張も少しずつほぐれました!#映画でっちあげ#氷室拓翔 役#三浦綺羅 pic.twitter.com/6x7s4POap9— 三浦 綺羅(公式)Kira Miura (@kira__miura) June 22, 2025
登場人物:氷室拓翔
- 律子と拓馬の息子。
- 薮下にいじめられている。
子役:三浦綺羅(みうらきら)
【#家族募集します】のオーディションで岸井ゆきのさんの息子・横瀬大地に抜擢されデビュー。物分かりのいい息子を演じ話題に。同作で本作に出演している木村文乃さんと共演しています。以後、多くのドラマに出演しています。
出演作一覧
でっちあげ 氷室拓翔役
金子差入店 金子和真役
放課後カルテ樫井真琴 役
南くんが恋人!? 南くん幼少期役
光る君へ 田鶴役
厨房のありす 三ツ沢虎之助役
うちの弁護士は手がかかる 樋口翔役
どうする家康 織田信長 幼少期、など
【でっちあげ】映画の結末は?
実話ルポルタージュの映画化
【でっちあげ】は20年前、日本で初めて教師による児童への虐めが認定された体罰事件を取材した福田ますみ氏によるルポルタージュ「でっちあげ福岡「殺人教師」事件の真相」を映画化。原作となった「でっちあげ」は完結しており、この作品で福田ますみ氏は第6回新潮ドキュメント賞を受賞しています。
福田ますみ氏は映画化にあたり「これは真実の物語だ。細部にまでこだわった迫力の映像が、学校現場で起きたありえない狂気を、そしてそこから増幅された社会の狂気をリアルに描いている。主人公が、たまりにたまった怒りを爆発させるシーン、綾野剛さんの鬼気迫る演技は鳥肌ものだ。観客にとっては、あっというまの129分だろう。」とコメントを寄せています。
あらすじ
物語は小学校教諭・薮下誠一(綾野剛)が児童・氷室拓翔(三浦綺羅)へ執拗かつ凄惨な虐めを行うシーンからスタート。拓翔の母、氷室律子(柴咲コウ)は虐めに気づき、涙ながらに学校へ訴える。一転、薮下は人が変わったように体罰の疑惑を否定。謝罪の場となった保護者懇談会が開かれる。この一件を嗅ぎつけた週刊春報の記者・鳴海三千彦(亀梨和也)は薮下を追いかける。過激な言葉で飾られた鳴海記事は、瞬く間に世の中を震撼させ、マスコミの標的となった薮下の日常は崩壊していく…。
結末はハッピーエンドとは言い切れない!?
原作は主人公の教師がでっちあげによって罪をきせられたことを記しています。真実が嘘に隠れてしまう恐怖に震える作品です。映画は体罰シーンも描かれPG12指定になっています。映像はさならる憤りや恐怖を感じることでしょう。真実が明かされたものの一教師の人生を狂わせた事件の結末はハッピーエンドとは言い切れぬものがあります。映画もまた同様だと考察しています。
【でっちあげ】のスタッフ・公開情報
- 監督 三池崇史
- 脚本 森ハヤシ
- 原作 福田ますみ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』
- 製作 和佐野健一、橋本恵一、坂美佐子、前田茂司
- 音楽 遠藤浩二
- 主題歌 キタニタツヤ「なくしもの」
- 撮影 山本英夫(J.S.C.)
- 編集 相良直一郎
- 制作会社 東映東京撮影所
- 製作会社 「でっちあげ」製作委員会
- 配給 東映
- 公開 日本の旗 2025年6月27日(予定)
- 上映時間 129分
【でっちあげ】映画キャスト相関図のまとめ
・「でっちあげ殺人教師と呼ばれた男」映画キャスト一覧と相関図
・出演者と登場人物
・映画の結末(原作紹介、あらすじ、結末考察)
以上について紹介しました。
試写会での感想レビューには絶賛の声が届いています。狂気なるリアルを描いた本作。綾野剛さん、柴崎コウさんら豪華キャスト陣の演技合戦が堪能できる映画です。ぜひ、劇場へ!