2026年度前期・朝ドラ(連続テレビ小説)「風、薫る」のもう一人の主演が、3日に発表されました。今作はダブルヒロインで、見上愛の主演が先に発表されていました。ダブル主演を務めるもう一人は上坂樹里(こうさか・じゅり、19)さんに決定。と発表されました。上坂さんは朝ドラ初出演で、2410人のオーディションを経て選ばれました。
上坂樹里さんはどんな女優なのか?出演作などを紹介していきます。
『風、薫る』上坂樹里がW主演2人目に決定!
【発表でーす】
2026年度前期 連続テレビ小説「風、薫る」もうひとりの主人公・大家直美(おおや・なおみ) 役に、上坂樹里さんが決定しました。
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— NHK PR (@NHK_PR) June 3, 2025
『風、薫る』は、明治時代に、看護の世界に飛び込んだ2人の女性を描いたバディドラマ。実在した大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんをモチーフとしています。
見上愛さんが大関和さんをモデルとした一ノ瀬りん役、上坂樹里さんが鈴木雅さんをモデルとした大家直美役を演じます。
上坂樹里・三上愛からコメント
上坂さんは会見にて「まさかもう1人の主人公を演じさせていただくとは思っていなくて、今この場に立たせてもらっているのがすごく夢のようです」と涙。さらに、「うれしいという気持ちと感情が追いつかなくて頭が真っ白になりました。ずっと“嘘じゃないですか?”って聞いてしまうくらい信じられませんでした。未だに夢を見ているようです」とコメント。朝ドラのヒロインオーディションを受けるのは今回が3回目で、「朝ドラヒロインになるのがずっと夢だったので、叶えられたのがすごく幸せです」と喜びました。
W主演でバディを組む見上愛さんは上坂樹里さんの印象について「後ろの壁が透けて見えるんじゃないかっていうくらいの透明感」「緊張感の中にすごい強い芯が見えて素敵に大家直美を演じるんだろうなと思いました。私も引っ張ってもらいたいなって思うような方です」とほほ笑みました。
脚本家と制作統括からコメント
◆吉澤智子(脚本):母親に捨てられ家族がおらず、生きていく為には多少の嘘やズルも厭わない。 もう一人の主人公・大家直美はそんなに清くもあんまり正しくもない、ある意味ヒロインらしくないリアルな女性。 そんな直美を見つけたいと臨んだ本番さながらの演技オーディション。 「あぁ、こんな直美がいい。いやいや、こっちの直美もありかもしれない」 思いを巡らせ迷いに迷い、少しでも頭を働かせようとコーヒーばかり飲んでいた私は、彼女が現れるなりモニターに釘付けになりました。 「そうか、この子が直美なのか」 凛とした美しい佇まいの一方で、哀しいシーンにも感じられる根底にある明るい逞しさ。 身寄りのない女性が生きることが、現代とは比較にならない程困難だった明治という時代、ここにいる直美なら生き抜いていける。 台本を越え上坂樹里さんの持つ存在感そのものに、そう信じさせられてしまったのです。 オーディションが終わる頃、見上さん演じるりんと二人でニヤリと不敵に笑いあう姿が浮かんできました。 それが何のシーンなのかは私にもまださっぱりわかりません。 だた、とても気持ちのいい風が吹いていました。
◆松園武大(制作統括):主演のひとりを既に発表している中でのオーディション開催という特殊なケースでしたが、2410人もの方々にご応募いただいたこと、御礼申し上げます。 皆さん「風、薫る」への熱い思いをぶつけてくださり、身が引き締まる思いでした。 本当に皆さん魅力的な方ばかりで、我々も大家直美という人物のさまざまな可能性を見させてもらえましたし、日々研さんを積んでいる皆さんの力を実感した日々でした。 本当にありがとうございました。 その中で上坂樹里さんは、とてもとても自然でまっすぐなお芝居が印象的でした。 そのナチュラルさの中に、まばゆく感じられるほどの光を放つ瞬間が随所に感じられ、上坂さんが大家直美を演じること、 そして見上愛さん演じる一ノ瀬りんとのバディが躍動する姿を想像すると胸が激しく高鳴りました。 すばらしい出演者とスタッフ一丸となって、視聴者のみなさまに共感していただけるドラマをお届けします。 放送はまだ少し先ですが、どうかご期待ください。
本作は17年ぶりのダブルヒロイン
今作は2008年後期「だんだん」以来17年ぶりのダブルヒロインです。
これまで朝ドラでは、1996年後期「ふたりっ子」、2008年後期「だんだん」で双子をダブルヒロインとして描いてきました。
また、1989年前期「青春家族」、1990年後期「京、ふたり」、1992年前期「おんなは度胸」では母と娘(義母と娘)のダブルヒロインが描かれました。
ただ、いずれも家族2人の姿を描いたもので、家族ではない2人をダブルヒロインとした作品は異色となっています。
『風、薫る』上坂樹里はどんな女優?出演作は?
この度、「上坂樹里1st写真集」
を2025年7月14日に発売させていただく事になりました。皆様にお伝えする事ができて本当に嬉しく思います...!
そして、公式X(@kosaka_1book)も開設されました!写真集に関してのお知らせと詳細は随時更新されるので是非チェックしてください☑️photograph/神藤剛 pic.twitter.com/Qfdt3JH4ta
— 上坂樹里 (@juri_kosaka) May 3, 2025
プロフィール
上坂 樹里 | こうさか じゅり |
生年月日 | 2005年〈平成17年〉7月14日 |
出身地 | 神奈川県 |
身長 | 160cm |
所属事務所 | エイベックス・マネジメント・エージェンシー |
経歴
- 2017年、エイベックス主催で中学生までを対象のとするエンタメコンテスト「キラチャレ2017」にて、モデル部門審査員特別賞を受賞。
- 2018年、第5期ジュエルナガールに選出される。『プチ☆コレ8』が初披露。その後はカタログモデルなどを務める。
- 2019年、エイベックス所属者6名による動画配信のためのユニット「南青山少女隊」のメンバーに選ばれる。
- 2020年12月、「南青山少女隊」卒業。
- 2021年、Seventeen専属モデルオーディションへ四度挑み、「ミスセブンティーン2021」で合格。
- 2021年8月18日に「Seventeen夏の学園祭2021」がオンライン開催され、お披露目される。
- 2021年、LINE NEWSの配信ドラマ『そらぞら』で女優デビュー。
- 2022年5月9日、VISIONにて配信されたショートドラマ『可愛くなったらさようなら』でドラマ初主演。
- 2022年10月10日、『ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち』(NHK総合)第2話で主演を務める。本作が地上波ドラマ初出演&初主演。
テレビドラマの出演作
- 『ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち』第2話(2022年10月10日、NHK総合) 北林谷栄 役
- 『生理のおじさんとその娘』(2023年3月24日、NHK総合)ヒロイン・光橋花 役
- 『いちばんすきな花』第8話(2023年11月30日、フジテレビ)志木美鳥(中高生時代)役
- 『あれからどうした』第2話「久保家の隠しごと」(2023年12月27日、NHK総合) ヒロイン・久保絵梨花 役
- 『となりのナースエイド』第7話(2024年2月21日、日本テレビ) 香澄 役
- 『ビリオン×スクール』(2024年7月5日 - 9月13日、フジテレビ) 梅野ひめ香 役
- 『御上先生』(2025年1月19日 - 3月23日、TBS)東雲温 役
- 『TRUE COLORS』第3話~(2025年1月 -3月、NHK BS) 立花海咲(中高生時代)役
上坂樹里さんは、2023年のNHKドラマ『生理のおじさんとその娘』でオーディションからヒロインに抜てきされ、主人公(原田泰造)の娘役を演じました。タイトルの「その娘」の役であり、女性の生理を描いたドラマだったことで話題となった作品です。上坂さんの演技も大きな反響がありました。
民放ドラマ初出演となった『いちばんすきな花』では主演4人の共通の知り合いで大切な存在“志木美鳥”(田中麗奈)の美鳥の中高生時代を演じました。上坂さんが登場すると、その整ったルックスと透明感溢れるナチュラルな美しさに目を奪われる視聴者が続出。「可愛すぎる」「透明感すごい。透き通ってる…」「綾瀬はるかっぽさもあって美人さん」「ポテンシャル感じる」などのコメントがSNSで殺到しました。
学園ドラマ『ビリオン×スクール』では、生徒役の中でもセリフが多いいじめられっ子のキャラクターを演じ、再び注目されます。
そして上坂樹里さんの躍進は止まらず、高学歴の学園ドラマで真新しさがあった日曜劇場『御上先生』(TBS系、2025年1月期)でレギュラーの生徒・東雲温役を演じました。「御上先生」はセリフの多い生徒が限られていたのですが、東雲は父が元教師で教科書検定に一石を投じていくという主要キャラでした。視聴者には印象的なキャラの一人だったと思います。
映画の出演作はありませんが、今後必ず呼ばれるでしょう。モデルとしても「Seventeen」(2021年~ 、集英社) - で専属モデルを務めています。20歳になる2025年7月14日発売にはファースト写真集も発売予定。躍進が止まらない女優&モデルさんですね。