【キャスター】7話ネタバレ感想!華が進藤を責めるのはおかしい!

日曜劇場「キャスター」

本記事は【キャスター】7話のあらすじネタバレと感想について紹介していきます。

阿部寛主演のドラマ【キャスター】(TBS、日曜21時)第7話が5月25日(日)に放送されました。

臓器売買の罠!命か違法手術か?父の愛とは?

前回から続きのエピソードとなる第7話は、臓器売買と違法手術の闇がついに明らかに!進藤VS華、命か違法手術か?それぞれの正義を賭けて生放送で真っ向対決!

【キャスター】7話のネタバレ

ドラマ【キャスター】第7話のネタバレを紹介していきます。

深沢(新納慎也)と18年ぶりに接触

病院で真弓(中村アン)の到着を待ち構えていた進藤(阿部寛)は、藤井親子が病院に入っていたのを見届け、通報する。

すると、医師の川島圭介(山中崇)が現れて、スマホを見せる。ビデオ通話で、ひまわりネットの実質的な代表・深沢(新納慎也)と18年ぶりに接触する進藤。

深沢は進藤の娘に危害を加えると脅す。仕方なく進藤は川島を逃がし、深沢に手を出さないことに。

しかし藤井親子は警察に連行されていく。

藤井親子やドナーの外国人は証拠不十分で釈放された。

その後、臓器売買を斡旋していた「ひまわりネット」に家宅捜査が入る。

生放送で進藤と華が対決

ドライブレコーダーから、崎久保華(永野芽郁)は進藤(阿部寛)と話していた男が父親の川島(山中崇)だと気づく。

華は川島に話を聞きに行く。そして、花は進藤に生放送の番組内でインタビューをする。

川島のインタビューでは深沢(新納慎也)は進藤(阿部寛)の娘を脅していたと証言。

華は川島を警察に突き出せば、深沢も逮捕できたかもしれないのに、娘を守るため脅しに屈して突き出すことをしなかった。
それは違法な移植手術をしようとした親と同じだ!と追及する。

進藤はお互いの正義が違うだけだと、バッサリ斬る。

進藤と取引

市之瀬(宮澤エマ)と山井(音尾琢真)は警察に川島が崎久保華の父だということを報告。した
しかし警察はこのことを警察に伝えたことは黙ってほしいという。崎久保を泳がせて逮捕するためだ。

進藤は川島に会いに行き、あなたの娘の弱みを突きにきた。崎久保華の弱みは…」という。

進藤に頼まれた尾野(木村達成)が偽のクラウドファンディングのサイトを作った。そして、2億円が集まったことになっている。深沢はそれに食いつき、2億あれば手術できると真弓(中村アン)に提案してきた。
学校の裏サイトの時と同じく、偽サイトだと気づいた崎久保は進藤に取引を持ち掛ける

華は父親にユキノの手術をさせてから逮捕してほしい、そして、斡旋した華も含めて全員の逮捕を約束するからユキノの手術だけは邪魔しないでほしいと頼む。

手術当日

手術当日。深夜2時と聞いた進藤は、放送が終わったら病院に行くことにした。
しかし華崎は生放送中にテレビ局を抜け出す。

本当の時間は0時半だった。
手術直前、病院に本橋悠介(道枝駿佑)がカメラを持って現れる。ドナーは14歳の家出少女で騙されて連れて来られていて、ドナー適合の確認もしていないという。

警察が深沢を逮捕。さらに、進藤もやってきた。華は進藤を「人殺し」と、ののしる。
だが、進藤は手術をするという。
進藤はユキノを産んだ母親をアメリカで見つけ、ドナーの承諾ももらっていた。

その後、川島がユキノの移植手術を成功。

川島は逮捕された。
進藤は華の弱みである川島と取引をしていて、川島は深沢(新納慎也)逮捕に協力していたのだった。

6話の結末

深沢(新納慎也)が留置所で服毒自殺した。その直前、国定会長(高橋英樹)が誰かに片づけるよう頼んでいたが……。

華は父と面会。進藤がスクープしなくても華の姉は助からなかったことを打ち明ける。
父は医師として、手術しても回復する見込みはないと分かっていたのに妻を傷つけたくなくて言えなかった、「18年も黙っててごめんな」と泣いた。

一方、進藤は娘・すみれ(堀越麗禾)と元妻・恭子(相築あきこ)を田舎の一軒家(別荘?)にかくまっていた。恭子は4年前、通り魔に刺されたが命は取り留めた。けれど下半身不随になり車椅子の生活を余儀なくされている。

恭子は信頼できるキャスターランキングで進藤が1位を取ったことに対し、「過去にとらわれてるだけなのに」と嫌味をいう。娘と元妻は進藤を軽蔑していた。(つづく)

補足:警察は進藤の元妻を刺した犯人が左利きで、身長も年齢も一致していることから川島のことを疑っていました。動機もあります。しかし、7話劇中で元妻を刺した犯人は判明しませんでした。

【キャスター】7話の感想

ドラマ【キャスター】第7話の感想&評価を紹介していきます。

華が進藤を責めるのはおかしい!

放送後SNSでは、華が進藤を「人殺し」と責めるのはおかしい!と話題です↓

違法なことをしてでも少女の命を救う「正義」を崎久保華が体現しているのですが……。うーん。ドナーとして適合していない(検査していない)家出少女を手術したら、命が危ないでしょう。

進藤さんがそんな違法手術を止めてくれて、ありがとう、ですよ。

おそらく今まではちゃんとしたドナーで、受ける側も提供側からも訴えられない完ぺきな手術をしてきたのでしょうが…。ひまわりネットが摘発されてしまった深沢は、今回のドナーをテキトーに引っ張ってきたということですね。

百歩譲って崎久保華が怒るべき相手は、テキトーな仕事をした深沢ですよ。深沢に「人殺し」とののしるなら、まだわかります。

華は姉の死のこともあって、怒るべき相手を間違えていたと思いますね。

生放送での激論も華に理解しかねる

華と進藤の生放送での激論も華の言い分に理解しかねました。

進藤は娘を脅迫されたことで、現場で出会った川島を逃がした。

それは娘のために違法な移植を試みた母親と同じだ、と。

うーん。自分の娘を助けたいってだけなら同じですが…。

無関係な健康な人の臓器を奪っていい理由にはならないですよね。

ぶつかり合う正義を描きたかったのでしょうが、進藤さんに軍配が上がりすぎてるような…。

それに川島にインタビュー取材できているのだから華も川島を逃がしているような…。

華の恨みの誤解を解く展開だった

華の正義は間違ってるとは思いますが、華の恨みの誤解を解く展開だった……とは解釈できると思いました。

華は姉の死を進藤のスクープのせいだと思っていました。

そのせいで母が精神崩壊。父が行方不明になりました。

姉を救いたかったし家族をバラバラにしたくなかった…という後悔を抱える華は、違法なことをしても命を救たいという価値観を形成するに至り、暴走してしまいます。

でもラスト、父は進藤のスクープのせいじゃないんだと言いました。姉の死について進藤を恨んでいたことは華の誤解だったのです。

この展開は、すんなり納得できるのです。

本作は「報道」がテーマと言いつつ、あまりリアリティはなくて騙し騙されなエンタメ作品となっています。

そんな中、あえて「報道」というテーマで解釈をすると、認知のゆがみ物の捉え方の間違いを描いていたといえると思いました。

日曜劇場【キャスター】第8話は、6月1日(日)21時から放送!お楽しみに!

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Jima

2016年からドラマ9で執筆。朝ドラ・日曜劇場などを担当。ドラマは毎クール10本以上鑑賞。独自の視点で面白い記事を心掛けます。

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