【水平線のうた】後編あらすじネタバレと感想!阿部寛の歌に「泣いた」の声

阿部寛主演の土曜ドラマ【水平線のうた】後編が3月8日に放送されました。

後編では音楽会が開催。阿部寛さんが歌います、と予告もされていましたが…。

今回はドラマ【水平線のうた】後編のあらすじネタバレと感想について紹介します!

目次

【水平線のうた】後編のあらすじネタバレ

【水平線のうた】後編のあらすじネタバレです。

音楽仲間を集める

賢次(阿部寛)は早苗(松下奈緒)の楽譜をもとに音楽会を開くため、早苗の音楽仲間を訪ねていく。

石巻で牡蠣養殖を営む漁師の元へ行き、チェロの楽譜が見つかった。

その後、フルート担当の女性で市役所職員の前田さんの元を訪ねるが、個人情報のため教えてもらえず。だが、前田さんの後輩職員・小林雪乃(キタキマユ)から話を聞けた。先輩は後輩ら他の人を先に誘導して救ったが、本人は津波で流された。
雪乃はフルートを習っているという。それを知った賢次は音楽会でフルートを担当してほしいと頼んだ。

早苗の恩師・菊池先生(加藤登紀子)が動画から楽譜に起こしてくれた。
賢次は菊池にピアノを担当してほしいとお願いする。
菊池は賢次に歌詞を作りなさいと命令した。

ラーメン屋にて。賢次は、りら(白鳥玉季)にも演奏をするように言う。
りらはメリットがないとやらないと言う。
そこで…賢次は公園のチェロの青年を誘う。しかし断られた。

ある日、りらは楽譜を、チェロの青年・及川皇(中川翼)の元へ再び行き、再度お願いする。及川は「僕は人前で弾けるような人間じゃない」と返す。東京ではイップスとかジストニアとか言われたという。

イップスとは緊張や不安を感じ、体を動かそうとしても動かせなくなる症状のこと。
ジストニアは体の筋肉が異常に緊張した結果、異常な姿勢・異常な運動を起こす状態のこと。

この公園でなら人の目を気にしなくて弾けるらしい。

りら「おじさんから楽譜のことは聞いたよね。王子みたいな人が演奏するべきだと思う」
及川「王子? 参加したら僕のイップスも治るかもって?」
りら「それは分かんないけど。みんな人のためじゃなくて自分のために演奏しようとしている王子も利用しちゃえば良いと思う」

及川が元々のチェロ担当者のことを質問。りらは「消防士。今は海にいるんだって。その人王子の演奏ずっと聴いていたんじゃないもう運命じゃん」と背中を押す。

劇場を借りる

一週間後。タクシーに乗りながら及川が、ここで育ったと明かす。震災時は9歳で、家族で仮設で暮らしていたが、音楽ができない環境を見かねた東京の親戚が引き取ってくれた。それからずっと大学まで東京だ。及川は「震災が人生で一番大きな出来事だと思っていた。でもコロナや北陸の地震があって、この国で生きることが大変なんだとわかってきた。ぼくらはずっとなにかの災害の最悪の中で生きてる」という。

賢次は友人の佐々木(菅原大吉)から劇場支配人を紹介された。支配人の遠藤は震災の時、トラックに乗車していて少し流された。翌日、家に行くと母親が次女を抱いていた。次女はもう冷たかった。それから長女、一週間後に長男が見つかったという。子供らが生きてた時間より会えない時間の方が長くなってきたと涙ぐむ遠藤。

遠藤は賢次に快く劇場を貸してくれた。

りらの父の衝撃発言

賢次は、りらに呼び出される。りらは王子に振られたと言う。王子に恋人がいることが分かったらしい。画廊に勤めている年上の女だった。賢次のタクシーがりらの自宅近くに到着。すると、りらの父・阿部一樹(山中崇)がいた

家にて。一樹とりらは、また喧嘩になる。

りら「お母さんの悪口ばっかり!」
一樹「母さんの居場所は知っている。再婚して子供もいる。りらが二十歳になったら言うつもりだったが、大人なんだからもういいよな」
ショックを受けたりらは二階に駆け上がる。

一樹は、娘に言ってしまったことを後悔しつつ「本気で腹が立つたつことを言われて、親なのにちゃんと傷つく」とショックを受けていた。

演奏会当日

貸しスタジオにて。りらは父と話して母親に演奏会に来てもらうことにしたと言い、「わかんないけど気持ちに蹴りが付きそうな気がする。演奏会の日だけは、その日だけは私の日」と笑う。

賢次は菊池が入院中で、ピアノなしになるとメンバーに伝えた。

演奏会当日の朝。賢次は妻子に決意表明し、父親に演奏会が終わったら海に散骨することを約束する。

演奏の順番待ちのとき…菊池から賢次に電話があり、迎えに来てと言う。
メンバー全員で病院に迎えに行く。

「街の小さな音楽会」のトリの順番にやや遅れて到着。
賢次が披露する曲のタイトルは「水平線のうた」。
賢次が歌い、菊池がピアノ、りらがクラリネット、雪乃がフルート、王子こと及川がチェロを担当した。

演奏後、賢次は妻がピアノを弾き、娘が歌う姿を見て号泣する。

りらは及川に「弾けたじゃん」と笑う。及川は微笑み、年上の彼女と去る。
りらの母が楽屋に来た。りらは母と抱きしめ合った。
小林はフルートを抱きしめ、亡き先輩に力を貸してくれたことに感謝。
菊池先生は夫に話しかける。

1週間後、墓参り

1週間後。賢次が墓参りして、「親父、悪く思うなよ」と手を合わせる。海に散骨を頼んだ父の骨を墓に入れたようだ。
賢次は「早苗や花苗もいずれここさ戻ってくる。そのうち俺も。…それまで俺は、この町で生きるから」という。
隣にいるりらに「親父、なにか言っているか?」と尋ねる。
りらは「聞こえない。消えたんだわ、あの能力。大人になったから?」と笑う。
賢次は「じゃ、勉強しなきゃな」というと、りらは父親面する賢次をうざがる。

賢次は「さ。練習、練習」という。元気になった菊池先生にスパルタの指導を受けている。100歳まで生きるかなと笑う賢次とりらは、練習場へと向かった。(おわり)

【水平線のうた】後編の感想

【水平線のうた】後編の感想です。

阿部寛の歌に「泣いた」の声

後編は阿部寛さんが歌う場面がありました。SNSでは多くの視聴者から「泣いた」「大泣き」などの声が寄せられています↓

阿部寛さんの歌のシーンや、妻子との再会シーンも良かったですが、墓の前で「生きていくから」と宣言したラストも心温まりましたね。

劇場支配人の遠藤役は、本人が演じておられて、ドキュメンタリーのような空気感でしたね。胸にきました。

もうすぐ3月11日。この機会に多くの人に視聴してほしいドラマに仕上がっていたと思います。

やや駆け足だったのが残念

チェロ担当の亡き消防士、イップスの音楽青年、先輩職員の遺志を継ぐ女性など、ちょっと盛りだくさんで、やや駆け足だった点は残念。全5話くらいにして、ゆっくり丁寧に描いても良かったかもしれません。

練習風景や作詞の苦労なども描けたし…。それに、りらが父と喧嘩した後、りらが父と話をして母に来てもらうことにしたと言っていましたが、もう一度話し合いをした場面は描いて欲しかったかな。

1話が賢次とりらとの出会いと歌詞の発見。2話が消防士や先輩の話、3話が王子のイップスの話、4話はりらと父のこと、5話目が演奏会当日…。というのはどうでしょうか。合間に練習風景や作詞の苦労を描いて…とか。

まあ、前後編だからテンポ良く展開はしてたので、難しいところですね。

【水平線のうた】番組情報

【出演】阿部寛,白鳥玉季,中川翼,山中崇,宇野祥平,松岡依都美,山本浩司,菅原大吉,松下奈緒,加藤登紀子,ほか

【脚本】港岳彦 【音楽】岩代太郎

【本放送】3月1日 土曜 22:00 -22:50(NHK総合)

【再放送】3月5日 水曜 0:35 -1:26 (NHK総合)

「水平線のうた」後編のネタバレ

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