【おむすび】95話の感想!医師が腫瘍を見落とした結を叱責の場面に賛否

橋本環奈主演の朝ドラ【おむすび】95話が2月14日(金曜)に放送されました。

95話では医師(中村アン)が腫瘍を見落とした結(橋本環奈)を叱責した場面に対して、SNSで賛否両論!?いや、否定派が多数で…。

本記事は【おむすび】95話のストーリーと感想について紹介します!

目次

【おむすび】95話のストーリー

麻利絵が食べられるように!

結(橋本環奈)は、勝手に退院しようとする低栄養の患者・曽根麻利絵(桧山ありす)の病室に行き、このまま退院したら一生後悔すると言う。それに対し麻利絵は、後悔ならとっくにしてて、子どもの頃母の料理を無理して食べたからやせにくくなったと反論する。

結は麻利絵の母・紗英(潮田由香里)に麻利絵の健康診断の記録を見せてもらったけれど、肥満ではなく標準体重で健康体だったと指摘。お母さんはただ麻利絵におなか一杯食べてほしくかっただけだ、と結が話すと…。

麻利絵は「それが迷惑なんやって言うてるの」と怒る。紗英が「ごめんね、気づかなくて」と謝る。
結は「でも親ってそういうもんやと思うの。自分の子供のことが何より大切なんよ。このまま退院したら一生後悔するよって言ったのは、今よりもっと悪くなるから。」という。

結は(名前は出さないが)例として、矢吹沙智(山本舞香)が摂食障害になって夢を諦めたこと、田中鈴音(岡本夏美)が母親が忙しく食事を作ってもらえず倒れたことを話す。

結が「でも今は元気になって好きなことを貫いている。麻利絵ちゃんもせっかくかわいい姿になったのにどこにも行けないとか楽しくないと思わない? かわいい服着て可愛いメークして友達と遊びに行ってプリ撮ったり。好きなことやろうよ。そのためにはしっかりご飯食べて必要な栄養量摂って健康になろう。それから好きなことをめい一杯楽しもうよ」と伝える。  

結の言葉に麻利絵は納得し、食べるようになるのだった。

糖尿病患者がすい臓がんに…

結が担当している糖尿病患者の磯山八重子(徳田尚美)は食事療法の結果、病状が改善したため退院した。結と八重子はハイタッチをかわした。

しかし、数日後に八重子が緊急搬送されてきた。膵臓がんが判明し、緊急手術が必要になる。

結が塚本に謝罪する。塚本はエコーでは見えてなかったのだから結のせいじゃないと言う。

医師の蒲田(中村アン)が執刀した手術は成功した。結は蒲田に「よかった」と言うと、蒲田は「良くない。ちゃんと検査していれば、こうなる前に膵臓の病変に気づけたはず。だから、見逃した担当医と看護師、ちびるほど説教しておいた。米田も食事療法していて、何にも気づかなかったの?」と尋ねた。

八重子の病室に行くと、八重子の夫・伸彦(や乃えいじ)が廊下に出てきて結を見つけると「なんでこんなことになったんですか?あなた言いましたよね?食事療法してたら元気になれるって。助かったからよかったものの 一歩間違えたら妻は死んでたんですよ。と、結を責めた。

花が握ったおむすび

帰宅した結は、「思い上がっとったんやと思う。まだまだなのに…」と翔也に弱音を吐く。

すると、娘の花(宮崎莉里沙)が「ママ、食べり。おいしいもん食べたら 嫌なことちょっとは忘れられるやろ?
だから食べり」と、不ぞろいのおむすびを結に渡す。
結は花が握ったおむすびを「チョーおいしい」と頬張る。花のおかげで、結と翔也(佐野勇斗)に笑顔が戻った。

人間ドックの結果

ラスト。神戸の聖人(北村有起哉)は、郵便物から人間ドックの結果通知が来ているのを見る。

すると、精密検査を必ず受けるようにと書かれていた

(つづく)

【おむすび】95話の感想&解説

【おむすび】95話の感想&解説です。

医師が腫瘍を見落とした結を叱責の場面に賛否

中村アンさん演じる医師が腫瘍を見落とした結(橋本環奈)を叱責の場面に対し、賛否があふれています。

まずは否定派から…↓

管理栄養士の結がすい臓がんに気付くなんて、ちょっと考えられないことですよね。結が検査をするわけではないし。たしかに、なんで怒られてるの?とツッコミたくなる場面でした。

次はフォローしている賛否の「賛」について↓

「外科医は尋ねただけ」「責めてはないよう」「腫瘍に気付けよとは言っていない」といったコメントがありました。なるほど、そういう見方もあるのですね。

でも患者の夫は結を明らかに責めてましたけど…。そういう理不尽な叱責はあるってことですね。

私は、結が落ち込む場面を作りたい意図は分かるんですけど、雑な脚本だったなあ、と残念に思います。結果的に視聴者に医師でもない結が理不尽に外科医に怒られてる!と受け取られてしまったのだから、まずい脚本ですよね。

まあ、外科医は「見逃した担当医と看護師、ちびるほど説教」したのに対して、結に対しては気付くことなかったのか尋ねただけで説教はしてないのは事実。その「ちびるほど説教」の1シーンを入れておけば、結との会話と比較できて、結が責められたわけではないと分かるのですが…。

麻利絵のエピソードもあって少し詰め込み過ぎましたかね?

麻利絵が食べるようになった展開に拍子抜け

全然食べなかった麻利絵が結が話しただけで、すぐ食べるようになったのは謎です。拍子抜けです。

私は渡辺直美さん演じるアキピーとテレビ電話をつなげて、痩せることだけが可愛いじゃないよ!という展開になると予想&期待してたのですが…。

結がサッチンとスズリンのことを「後悔する」例として話しただけで、食べなきゃ後悔する!…と納得したのが不思議。

せめてサッチンやスズリンに来てもらったり、電話でもいいですよ、体験談を麻利絵に聞かせる展開なら、まだマシになったのに……と思います。

結の気持ちが通じた、といえばそれまでですけど。

麻利絵の「拒食」は摂食障害に該当すると思います。

厚生労働省は、摂食障害(中枢性摂食障害:主として思春期~青年期女性に心理的な要因で食行動の異常を呈する心身症)を難病に指定しているほど。

自分が太っていると思っていて、太ることが怖く、体重や体型へのこだわりが強い麻利絵は、かなり重症に見えます。

摂食障害はそう簡単に治るものではない、と私は認識してるのですが……。結の説得だけでアッサリと心境が変化してしまったのは驚きでした。

視聴者に摂食障害は重い病気ではないと謝った認識を与えてないか心配です。精神科医をまじえての専門的な治療過程の中で、結の助言も役立った……程度なら分かるのですが。

うーん。ちょっと主人公の言葉で劇的に改善しすぎて違和感。

花ちゃんの握ってくれたおむすびのシーンは良かった

今回は批判ぎみの感想レビューになってしまったので、95話の良いところも一つ…。

花ちゃんの握ってくれたおむすびが、不揃いだけれど、「おいしいもん食べたら悲しいこと、ちょっとは忘れられるやろ? だから、食べり」と米田家に代々伝わる言葉が受け継がれていて、心温まる場面でした。

結が花に教えてきたことも伝わるシーンで、良かったですね。

さて。95話ラストは、聖人の検査結果が再検査とわかる場面。心配ですね。予告では聖人が入院したり、愛子さんの泣く場面も…。お父さん。どうなってしまうのでしょうか。次週も見届けましょう♪

【おむすび】95話の出演者&スタッフ

【出演】橋本環奈,北村有起哉,佐野勇斗,濱田マリ,中村アン,犬飼貴丈,永野宗典,

【語り】リリー・フランキー

【作】根本ノンジ


画像出典NHK「おむすび」HP

「おむすび」95話

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