映画【ファーストキス 1ST KISS】ネタバレ・レビュー!松たか子のかわいさと面白さに魅了される!

2025年2月7日(金)に公開された、映画【ファーストキス 1ST KISS】。

脚本・坂元裕二 ×監督・塚原あゆ子の初タッグが送る完全オリジナルラブストーリーということで話題となっています。

絶対泣けそうだよ!タオル映画館に持って行こう!

松たか子さんがかわいいし面白いんだって

本記事で分かること

  • 作品の概要
  • 登場人物
  • ネタバレ
  • 実際に映画を鑑賞した筆者の感想
  • 世間のレビュー
目次

映画【ファーストキス 1ST KISS】の概要

監督塚原あゆ子
脚本坂元裕二
音楽岩崎太整
  • 監督は、若手ながら次々とヒット作を生みだし、【ラストマイル】ではアカデミー賞も受賞した塚原あゆ子さんです。
  • 脚本は、松たか子さんも出演している『カルテット』をはじめ、多くの作品を担当し、【怪物】では カンヌ国際映画祭 脚本賞も受賞した、坂元裕二さんです。
  • 音楽は、映画・ドラマ・CM等の音楽を手掛ける作曲家で【竜とそばかすの姫】で2022年日本アカデミー賞 最優秀音楽賞を受賞した、岩崎太整さんが担当しました。

登場人物

  • 硯カンナ:松たか子
  • 硯駈:松村北斗
  • 天馬里津:吉岡里帆
  • 世木杏里:森七菜
  • YOU
  • 竹原ピストル
  • 松田大輔
  • 和田雅成
  • 鈴木慶一
  • 神野三鈴
  • 天馬市郎:リリー・フランキー
あわせて読みたい
映画【ファーストキス 1ST KISS】キャストと相関図!松村北斗がやり直したいこととは? 映画【ファーストキス 1ST KISS】が2025年2月7日(金)に公開されます。 主演は松たか子さんで、結婚して15年となる夫の駈(かける)を事故で亡くした硯(すずり)カン...

映画【ファーストキス 1ST KISS】ネタバレ!

ここからは、映画【ファーストキス 1ST KISS】のあらすじを整理していきます!
(※ネタバレ注意!)

突然の別れ

結婚して15年になるカンナ(松たか子)は、ある日、夫の駈(松村北斗)を事故で失ってしまう。
駈は駅のホームで落ちてしまったベビーカーの赤ちゃんと親を助け、自分が電車に轢かれてしまった。

いつしか夫婦生活はすれ違っていて、離婚届けまで書いていたが、思ってもいなかった別れ。

カンナは舞台の裏方の仕事をしていて、後輩の世木杏里(森七菜)とよく雑談していた。

タイムトラベル

ある日、仕事から帰ると3年待ちの冷凍餃子が届くが、それを焦がしてしまう。
3年間待ちに待った餃子を焦がして落ち込むカンナ。

その時、職場から連絡があり車で向かう途中、餃子を焼く前に戻りたい。と心の中で願ったカンナは、首都高に乗っていたはずが、なぜか15年前の夏に来てしまう。

小学生2人からチェキで写真を撮られそれを奪い、森を抜けるとそこには夫と初めて会ったホテルがあった。
しかもその日は過去にカンナが夫と初めて会った日。

ホテルに入るも怪しい人物扱いされて逃げていると、まだ若いころの自分に会う前の駈に出会う。
帰ろうとしたとき、若いころの自分がいるのを見つけると、胸が苦しくなり走って逃げた。

訳が分からず車に戻って来た道を戻ると、現代の首都高に戻っていた。

不思議な体験を杏里に話すと、過去と現在はミルフィーユらしいです。
それぞれの時で存在しているからタイムトラベルもありえるらしいと言う杏里。

結婚生活

駈とカンナは15年前に知り合い結婚した。

しかし、カンナのズボラな性格と、駈のきっちりした性格が合わず、カンナが電気やエアコンを消し忘れていたら文句を言ったり、お互い欠点だけが見えていく。

ついに駈は、時間が合わないからと自分の部屋にベッドを買い、夫婦はすれ違うように。
朝ご飯もカンナはパン、駈はごはんを自分で用意して別のテーブルで食べる。
お互いに関心もなくなり、離婚届にサインをして出そうとした日に駈は事故で亡くなった。

かき氷のTシャツ

彼と出会った15年前の夏にタイムトラベルしてしまったカンナは、若き日の駈を見て思う。
やっぱりわたしはこの人が好きだ。

カンナは夫の写真に、ちょっと会いに行ってくると言ってもう一度、15年前に戻る。

するとまた同じ場所に辿り着く。
戻る前は季節が冬で出会った日が夏なので、ホテルの売店で、かき氷の絵と「かき氷大好き」と書かれたTシャツを購入し、それを着るカンナ。
カンナが犬に襲われると、駈は思った通り助けにきてくれた。
Tシャツを見て、かき氷の店に一緒に行くのを駈が誘う。

駈は自分の好きな恐竜について話し、カンナは懐かしいと思う。
とうもろこしの話になり、とうもろこしは皮をむかずに茹でた方が美味しいとカンナが駈に教えてあげる。

新しい発見

現代に戻ったカンナは、夫と撮った写真を見て驚く。
一緒にとうもろこしを食べる写真だが、カンナが過去に行く前は、皮をむいた状態だったのに、皮をむく前に茹でていたのだ。
これを見て、自分が過去で何かをすれば未来が変えられる。
駈が亡くならずに済むと考えるカンナ。

まずは、亡くなった当日に駈が何をしたか遺留品のレシートなどを確認する。

付箋に何をやったか書いて螺旋のオブジェに貼り付けていく。
その先には「スズリカケル 生存」と書いてある付箋があった。

カンナの試行錯誤

まずは、帰宅途中にコロッケを買っていたので、それを買わなければ駅にいる時間がずれると思い、過去に戻りコロッケ屋の店主が熱い油を我慢して揚げていると嘘をつき、「私はこれから買わないです。」と話す。
駈も買うのやめます。と言ったが、未来は変わらない。

また、駈が本屋で恐竜の本を注文していたのでその本を取りに行き、過去に戻り、駈に読ませて未来では注文しなくていいようにした。

不動産会社に勤めたのがいけないと思い、かき氷屋に並んでいる時に突然「一緒にパン屋をやりませんか?」と言ってしまい、駈にプロポーズと勘違いされてしまうこともあった。

何度も過去にもどり、いろいろ試すが未来が変わらず、現代で駅に行ったカンナは緊急停止ボタンを見つける。
過去に戻り、一緒にのったロープウェイ乗り場で自分がわざと下に降りて、駈に緊急停止ボタンを押させる。
しかし未来で緊急停止ボタンを押したら、駈どころか駅にいた何十人もの人が亡くなった。

出会わないほうがいい

ある日、現代の職場に天馬里津(吉岡里帆)が訪ねてくる。

15年前に駈の上司の教授・天馬市郎(リリー・フランキー)の娘で里津は駈のことが好きだった。

里津は、駈が亡くなった日に15年ぶりに偶然再会したがシャツが黄ばんでいて、この人は誰にも気にかけてもらえていないんだと思って悔しかった。
あの時、彼を好きだったし結婚したかった。自分と結婚していれば父の大学教授だから大学に残れたし、向いていない不動産会社に勤める必要もなかった。と話す。

それを聞いて過去に戻ったカンナは、自分と出会う前に里津と恋をするよう促す。
しかし、駈はカンナのことを好きになり始めていた。

全てを打ち明ける

過去に戻るのは最後にしようと決め、行列して今まで入れなかったかき氷屋に並びやっと中に入れた。

カンナが先に席についたが、「2024.7.10 スズリカケル死亡」 と書いた付箋がカンナの靴下から落ちそれを拾う駈。

自分が死ぬの?と聞く駈に、あなたは、目の前で危険にさらされている人と残される家族どっちをを取る?と聞く。
駈は目の前の人を助けると答えた。

カンナはもう一度やり直すため帰ろうとするが、走っている途中で、駅の前のベンチで座っている若いころの自分を見つけ、胸を押さえて苦しみ倒れる。
駈が助けに来て、カンナを背負って歩く途中で、ベンチにいる若いカンナを見て驚いた。

部屋に入り、カンナに水を渡し落ち着くと、君は僕の妻なのか?と聞く駈。

カンナは諦めてすべてを正直に話した。

何度も何度も過去にもどり、駈が死なないために試行錯誤したこと。
結婚してお互いに恋愛感情が冷めていき、駈がベッドを別にしたこと。
電気を消し忘れたことをいつも責められたことなども。
でも、駈には生きてほしいから、このあと自分とは出会わないで欲しいとお願いするカンナ。

しかし、駈は15年は短いけど、それでもカンナと一緒に生きたい。とカンナと会う道を選ぶ。

2人は夜のパーティーに出かけ一緒に過ごし、ホテルのチャペルでキスをした。

そして駈はカンナを未来へ見送り、若いころのカンナに会いに行く。

2度目の結婚生活

2人は出会い結婚し、今度はベッドも分けず、朝食も一いつも緒に食べて、幸せな結婚生活を送った。

だが、その日はやって来て駈は亡くなる。

駈がパンが美味しく焼けるトースターを買ってくれていたが、そんなに味変わらないよ?とつぶやくカンナ。
その後たまたまカレンダーをめくると手紙が落ちる。
駈が亡くなる前日に書いたものだ。

自分が死なないためにカンナが努力してくれたこと、カンナと一緒にいて幸せだった。
自分の靴下をいつも履いているカンナ。
22時に起こしてと言いながら、起きないカンナ。
どんなカンナも愛おしい。と書かれていた。
おかえり、ただいま、おやすみ、ありがとう。これを言い合える関係でよかった。
君と出会える人生でよかった。

手紙を胸に抱きしめ号泣するカンナ。

そこへ宅急便で餃子が届く。
今度は自分ではなく駈が注文してくれていて、「ありがとう」とカンナはつぶやいた。

映画【ファーストキス 1ST KISS】のレビュー!

さっそく観に行ってきました!

号泣すると思っていたのでタオルを握りしめて。
だけど、松たか子さんと松村北斗さんのやりとりが面白すぎてこんなに笑うと思いませんでした。
いい意味で期待を裏切られました。
また、坂元さんの作品は正直、話が深すぎてよく分からず終わることが多いのですが、これは分かりやすく展開もどんどん進み飽きずに見られました。

泣けるところは最後の手紙の部分だったけど、それまでずっと笑っていたのであまり泣けなかったのが事実です。

恋愛は好きなことを見つけていくけど、結婚はダメなところを見つけて最後は無になる。という言葉がすごく胸に刺さりました。

でもとてもいい作品で素敵な話でした。
切ないだけじゃなく、温かい気持ちになりました。

松たか子のかわいさと面白さに魅了される!

松たか子さんが、アドリブもあるのかとにかくおもしろいし、現在のカンナと若い時のカンナ、どっちもかわいくて本当に素敵でした。
かき氷のTシャツ着たり、犬と戯れて助けてもらったり…
塚原監督と坂元さんの作品でこんなに笑うとは思わず意外でした。

若いころにキムタクとと共演してた頃より、今の方がかわいいかも?
Xでも私と同じように感じた方が多かったようです。

スクロールできます

笑えて泣けるので、みなさんもぜひ映画館へ足を運んでみてください!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

SNSシェアはこちら
目次