映画【ワンダー 君は太陽】ネタバレあらすじ!原作・キャスト情報や名言も紹介
2024年12月6日(金)から、映画【ホワイトバード はじまりのワンダー】が公開されます。
2018年に大ヒットした映画【ワンダー 君は太陽】に登場した“いじめっ子”ジュリアンにまつわる物語。
続編を記念して、再上映もおこなわれるという【ワンダー 君は太陽】について、いま一度掘り下げようと思います。
本記事では、【ワンダー 君は太陽】のネタバレあらすじや原作本・キャスト情報・名言などについて書いていきます。
映画【ワンダー 君は太陽】は実話?
原作となった本は、『Wonder ワンダー』という小説です。
作者の幼い息子さんが、顔に変形のある子どもを見て泣きだしたことに着想を得て、小説にしたのだそう。
映画本編でも言及されています
作者はR・J・パラシオというアメリカの作家。
ほるぷ出版より販売されており、ほかにも次作【ホワイトバード はじまりのワンダー】の原作となった『ホワイトバード』や、いじめっ子たちの目線から『ワンダー』を再構築した『もうひとつのワンダー』などもありました。
アナザーストーリーもふくめて『Wonder ワンダー』シリーズを旅してみては。
映画【ワンダー 君は太陽】あらすじ
オギー・プルマン(演/ジェイコブ・トレンブレイ)は、生まれつき“遺伝子くじ引きに大当たり”しています。
それによって顔面が変形しているオギーを守ろうと、ホームスクーリングを徹底してきたプルマン家。
しかし、話しあいの末ついに、10歳になったオギーを実際の学校に通わせることとなったのです。
心配しつつもオギーを送り出す家族でしたが…。
映画【ワンダー 君は太陽】ネタバレ
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映画本編の結末にふれています!未鑑賞の方はご注意ください!
オギーは、10歳にして27回の手術を経験しました。
生まれつきの病気のせいで、顔面がつぎはぎのように。
オギーが生まれたプルマン家は、とってもやさしく強い家族です。
母・イザベル(演/ジュリア・ロバーツ)と父・ネート(演/オーウェン・ウィルソン)は、足りないところを補いあう理想的な夫婦。
姉・ヴィア(演/イザベラ・ヴィドヴィッチ)は、いつもさりげなくオギーを包みこんでくれる最高のパートナーです。
映画におけるベスト・オブ・ザ・家族といっても過言ではない
すくすくと、ふつうの子のように健康的に育ったオギーは、10歳にして初めての入学を決めます。
それは、オギーの精神力が、社会に対応できそうだと考えたプルマン家の挑戦でした。
プルマン家の心配のとおり、未熟な子どもたちはオギーのみためをからかいました。
「フランケン」「フリーク」「パダワン」…子どもたちの悪意はあだ名となり、オギーを突き刺します。
特に、いじめっ子のリーダー的存在・ジュリアン(演/ブライス・ガイザー)は、オギーを執拗にからかいました。
最初こそ逃げるように帰宅していたオギーでしたが、やさしい家族の後押しで、登校を続けます。
すると、ジャック・ウィル(演/ノア・ジュープ)という親友ができました。
ふざけあい、遊びまくるふたり。
父・ネートも加わって、男3人ゲームに熱中する始末です。
一方で、自立心の強いプルマン家の女性たちもまた、各々の道を歩み始めていました。
姉・ヴィアは高校に入学し、新しい環境にとまどいながらも素敵な彼氏と出会います。
母・イザベルは、子育てで中断していた論文を書きあげることに、再び挑戦し始めていました。
お手本のような家族がまぶしい
オギーはハロウィンが大好き!
なぜなら、仮装をして堂々と街を歩けるから。
自分の顔を怖がるひとがいなくなるからです。
学校でも仮装イベントが開かれ、仮面をかぶったオギーが教室に入ったときのこと。
いつものようにオギーをネタに笑うジュリアンに、ジャックが迎合していたのです。
「校長先生に仲良くしろっていわれてるんだ。オギーが勝手につきまとってくるんだよ」
ジャックの言葉に大変ショックを受けたオギーは、人間不信となり絶望します。
教室って宇宙一残酷!
その日からジャックを無視し始めたオギー。
身に覚えのないジャックは、寂しそうにオギーを目で追います。
またしても独りぼっちになったオギーのもとに、サマー(演/ミリー・デイビス)というクラスメイトが助け船を出しました。
サマーは、すっかりひねくれムードのオギーに寄り添い、おかげでオギーは元気を取り戻します。
オギ―が恋しいジャックは、サマーに探りを入れます。
自分の失言でオギーを傷つけたと知ったジャックは、誠心誠意謝罪。
いじめっ子の前で強がっただけだよね
やさしいオギーは、そんなジャックの状況も理解し、2人の友情は再開されました。
オギーは太陽のような存在で、そのあたたかさにふれたクラスメイトたちは、だんだんとオギーのとりこになっていきます。
それは、オギーがひとり闘ってきた歴史の重みであり、オギーという人間が本来そなえていた魅力の発露に他なりません。
オギーの家族もまた、オギーを思うのと同じかそれ以上に、オギーのパワーをもらっていたのでしょう。
学期末、いじめっ子たちをはねのけたオギーはクラスの人気者となっています。
校長先生にその功績をたたえられたオギーは、太陽のような笑顔をみせるのでした。
映画【ワンダー 君は太陽】名言3選!
映画【ワンダー 君は太陽】おすすめポイントのひとつは観客をウルウルさせる名言の嵐!
筆者がえらんだ名言がコチラ↓
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相手より大きな人間になって
クラスメイトにばかにされたオギーに、母・イザベルが言った台詞「相手より大きな人間になって」。
この名言は、父・ネートの「押されたら押し返せ、人を怖がるな」という別角度からのアドバイスとセットになっています。
オギーの両親は、ちがった視点を持ちながら各々がオギーを思い声をかけ、答えを選択するのはいつもオギーの側という成熟した親子関係を築いていました。
オギーには、家族に愛されている自信があるから強い
ジャックがなぜ悪口を言ったのか、大人びたオギーには薄々わかっていたのかもしれません。
悲しくても、ジャックに怒りを言葉で伝えたりはせず、そっと離れるという選択もオギーらしい。
つい相手を言い負かしたくなったとき、思い出したい名言です。
正しいこと 親切なこと 選ぶなら親切なことを
授業中に出た「正しいこと 親切なこと 選ぶなら親切なことを」の台詞も名言。
実生活のみならず、SNSでのふるまいにも当てはまる人生訓ではないでしょうか。
正義は正しくあつかわないと、だれかを傷つけるかも
ものの言い方、相手を思いやる気持ち、ソフトな態度。
視野がせまくなると、持ち続けていられなくなる“やさしさ”という形なきものを、なくさないようにしたいです。
人をいたわれ みんなも闘ってる
本作で一番伝えたい事が、ラストシーンで語られる「人をいたわれ みんなも闘ってる」だと感じました。
本編では、その後に「相手を知りたかったらやることはひとつ よく見ること」と続きます。
このスタンスこそが、最新作【ホワイトバード はじまりのワンダー】につながっているのでしょう。
いじめっ子、ジュリアンを単純に悪者として描くのではなく、ジュリアンの成り立ちに目を向けることで、加害者側の救済も試みる成熟した製作陣。
いじめをなくすには加害者のケアも重要
『Wonder ワンダー』シリーズがめざす、あたたかな世界がいつか実現されるよう願います。
映画【ワンダー 君は太陽】キャスト紹介
物語の軸となったプルマン家をご紹介。
母・イザベルをジュリア・ロバーツが、父・ネートをオーウェン・ウィルソンが演じています。
スーパースターの紹介はこれくらいに
オギー・プルマン役/ジェイコブ・トレンブレイ
大人だ!!!!!!!
めっちゃ成長している
2024年、18歳になり高校を卒業したジェイコブ。
10歳に満たないころレニー・エイブラハムソン監督【ルーム】で衝撃の演技力をみせたジェイコブは、本作【ワンダー 君は太陽】で主人公・オギーを演じました。
特殊メイクで顔面を変化させつつも、持ち前の演技力で、個性を保ったキャラクターに仕上げています。
ヴィア・プルマン役/イザベラ・ヴィドヴィッチ
プルマン家の長女でオギーの姉・ヴィアを演じたイザベラ。
愛くるしい笑顔と、ひかえめなキャラクターがいじらしいヴィア。
プルマン家を支えていたのは彼女のやさしさでした。
アーティストとしても活動している、イザベラの歌声も聴いてみてください。
オギーたちのクラスメイトや先生たちも皆ナイスキャラ!
映画【ワンダー 君は太陽】ネタバレあらすじまとめ
本編で、いじめっ子ジュリアンは強制的に転校させられてしまいました。
劣悪な家庭環境が垣間見えるシーンが強烈だったジュリアンこそが、次回作【ホワイトバード はじまりのワンダー】の主人公なのだそう!
いじめた側の救済まで描かなければ、「ワンダー」の真の世界観は完結しないという作者の決意に胸を打たれた『ワンダー 君は太陽』のプロデューサーたちが再集結
【ワンダー 君は太陽】を復習してから、ぜひ劇場に足をお運びください。