【怪獣8号】あらすじ・ネタバレを最終回まで!アニメは原作のどこまで放送されるの?

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【怪獣8号】アニメ化

TVアニメ【怪獣8号】あらすじ・ネタバレを最終回まで!アニメは原作のどこまで放送されるの?

マンガアプリ「少年ジャンプ+」で大人気連載中の漫画【怪獣8号】のTVアニメ化が決定しました。
内容もさることながら、躍動感のある戦闘シーンや迫力のある怪獣のデザインなど、アニメ映えする漫画であるためファンの期待も高まっていることでしょう。

やっぱり大迫力の戦闘シーンが楽しみだな
キャラ同士の掛け合いも早く観たいわ

本記事では、TVアニメ【怪獣8号】の1話から最終話まで全話紹介していきます。
各話のあらすじと、考察を含めたネタバレをまとめていくので是非ご覧ください。

TVアニメが原作漫画のどこまで描かれるのか?
2クール目や映画化等の可能性はあるのか?

アニメの予想や考察と共に、原作についても現在更新中の最新話までの内容を踏まえて考察をしていきます。

目次

ネタバレなし【怪獣8号】のあらすじ

舞台は自然災害「怪獣」が日常的に発生している“怪獣大国”日本。
人々の平和を脅かす怪獣と、それを殲滅する「日本防衛隊」との戦いを描いた物語。

本作の主人公“日比野カフカ”は、幼い頃に怪獣によって住んでいた街を滅ぼされ、幼馴染の“亜白ミナ”と共に「二人で怪獣を全滅させよう」と日本防衛隊を目指します。

しかし、数年後そこにあったのは、夢を諦め民間清掃会社で怪獣の死体を片付けているカフカの姿でした。

「なんでこっち側にいるんだろ 俺…」

ミナが防衛隊の隊長として活躍する姿を見る度に引け目を感じる日々。

そんな中現れた、防衛隊を志すアルバイトの青年“市川レノ”。

「なんで諦めちゃったんですか?」

レノと過ごす中で、カフカは再び防衛隊になることを決意します。
しかし、ある事件をきっかけに強大な力を持つ“怪獣8号”に変身する力を身に付けてしまい、複雑な形で夢が再び動き出すのでした。

【怪獣8号】1話のあらすじ・ネタバレ

・1話の放送日:2024.04.13(土) 23:00~23:30

・1話のタイトル:怪獣になった男

1話のあらすじ

舞台は日本。
地震、台風と並んで“怪獣”という災害が多発する“怪獣大国”である。

ひとたび怪獣が現れると、橋やビルは破壊され、車は踏みつぶされ、街が一つ消えてもおかしくはない。
そんな危険と隣り合わせの環境で暮らす人々の平和は“ある存在”によって守られている。

“日本防衛隊”
戦闘機や銃器などに加え、特殊な戦闘服や専用の武器を用いて戦い、怪獣という名の災害を打ち滅ぼす“防衛の要”ともいえる存在だ。

「どっちがカッケー隊員になるか勝負だ!」
幼き頃、本作の主人公“日比野カフカ”と幼馴染の“亜白ミナ”は日本防衛隊に入り「怪獣を全滅させる」と共に誓い合ったのだが…

「なんで俺こっち側にいるんだろ…」
数年後にあったのは、日本防衛隊の隊長として華々しく活躍するミナの姿を眺めるカフカの姿だった。

防衛隊に入る夢を諦め、怪獣専門の清掃会社で働くカフカは、献身的に仕事をこなしながらも悩める日々を過ごしていた。
そんな日々の中、アルバイトとして入社してきたのが、カフカと同じ夢を持つ青年“市川レノ”。

レノの存在により、カフカは再び防衛隊員になる夢を追いかけることを誓うのだった。

1話のネタバレ

1話で注目したいのは、本作の主人公”日比野カフカ”と幼馴染の“亜白ミナ”の関係です。
2人は幼い頃に住んでいた街を怪獣に破壊されてしまいます。

カフカは楽しんでいたゲーム、ミナは可愛がっていたペット、それぞれの大切なものを奪われた2人は防衛隊員になり「2人で怪獣を全滅させよう」と誓い合うのでした。

その数年後、ミナは日本防衛隊の第3部隊の隊長として華々しい功績を残し、住民の人気も高く、カフカの言った「カッケー隊員」になっていました。
しかし、脚光を浴びる幼馴染に対し、怪獣専門の民間清掃会社“モンスタースイーパー”で働いているカフカ。

共に夢を誓い合ったからこそ、カフカは光と影にも似た関係に後ろめたさを感じていました。
防衛隊の入隊試験に何度も落ち、年齢の関係から夢を諦めざるを得なくなってしまったこともあり、正当化することしか出来ずに悶々とした日々を過ごします。

「清掃だって人の役に立つ大事な仕事だ。立派な部屋に住んで好きなもん食えてる。
それで十分じゃねぇか…。」

割り切れない日々の中で突如現れたアルバイトの青年“市川レノ”、彼の存在がカフカの心を大きく揺らします。

「なんで諦めちゃったんですか」
同じ夢を追うレノの言葉はカフカの胸を抉ります。

(諦めるってそんなに悪いことですか?)
惨めな思いをしながらも、どこか親近感を覚え、レノと心の距離を近づけていくカフカ。

「33歳未満に引き上げられますよ。防衛隊の募集」
ある日の仕事終わりにレノはカフカに告げました。

その事実とレノの優しさ、そして何より自分に嘘を吐き続けることへの後悔。
様々な想いから、カフカは再び防衛隊員になる夢を追いかけることを誓います。

打ち解け、共に同じ志を持ち始めた最中、2人の目の前に現れたのは余獣(メインの怪獣から生み出される比較的小さな怪獣)でした。
レノが余獣に食べられかけたところを間一髪でカフカが救い出します。

決死の覚悟でレノを逃がし、自らも余獣から逃亡を図るカフカ。
しかし、追いつかれてしまった上に足を潰されてしまい万策尽きてしまいます。

余獣の口がカフカを包み込もうとした瞬間、凄まじい音共に余獣の顔を吹き飛ばしたのは、逃げたはずのレノでした。
防衛隊への救助要請を終えたレノはカフカを救うために戻ってきたのです。

「ここで先輩を置いて逃げ出すようじゃ、きっと俺は隊員になんてなれない!」
ボロボロになりながらもなんとかカフカを守り続けるレノ、そして潰れた足でも立ち上がり迎え撃とうとするカフカに余獣の攻撃が迫ります。

その瞬間、余獣の体を銃弾が貫き、弾け飛ぶのでした。
救援要請を受けた防衛隊が到着し、カフカとレノは救助され、なんとか一命を取りとめます。

場面は変わり、2人は病院のベッドの上で今日の出来事を振り返ります。
改めて、レノはカフカの行動を尊敬し夢を後押しし、カフカも防衛隊員を目指すと心に誓うのでした。

しかし、目標を語るカフカの目の前に現れたのは、小さな怪獣。
怪獣は「ミツケタ」と言い放ったと同時にカフカの口に飛び込んでしまいます。

一方レノは、隣のベッドでカーテン越しにのたうち回るカフカに声を掛けますが反応がありません。
そして、心配になりカーテンを開けると、そこにはベッドに座る怪獣の姿が。

「えぇぇぇぇぇぇ!!!」
窓に反射した自分の姿に、そしてさっきまで先輩だったはずの怪獣に、驚愕する2人。
「市川!俺だって!」
日比野カフカだと訴える怪獣に、半信半疑のレノ。

更に、タイミング悪く通りかかった患者が防衛隊に通報してしまい、カフカであろう怪獣とレノは逃げ出すことに。

【怪獣8号】2話のあらすじ・ネタバレ

・2話の放送日:2024.04.20(土) 23:00~23:30

・2話のタイトル:怪獣を倒す怪獣

2話のあらすじ

場面は横浜の病院内、怪獣に変身してしまった主人公“日比野カフカ”と同僚の“市川レノ”は慌てふためいていた。

たまたま2人の病室を通りかかった老人に怪獣の姿を見られ、即座に通報されてしまったのだ。
カフカはレノと共に自分が無害であることを証明しようとするも、全てが逆効果に…

色々と手を尽くしてはみたが、結局諦めて病院から逃げ出す2人。
逃走の最中、彼らは怪獣に襲われている親子を見つける。

カフカは親子を救うため、怪獣の力をもって拳を放つ!

時は進み、舞台は清掃会社“モンスタースイーパー”。
未討伐怪獣出現のニュースが街を脅かす中、カフカとレノにある知らせが届くのだった。

2話のネタバレ

2話では、怪獣になってしまったカフカの能力、そして揺れ動く心情に注目です。

療養中の病院内で謎の小型怪獣に寄生され、怪獣の姿に変身してしまったカフカですが、即座に患者のおじいさんに姿を見られてしまいます。
通報はされてしまうものの、自分は無害であることを証明するためにあらゆる手を講じてみるカフカとレノ。

やはり見た目が恐ろしいからだろうと、精いっぱいの笑顔を魅せる“怪獣”。
あまりの恐ろしさに、おじいさんは気絶してしまいます。

これはまずいとおじいさんに駆け寄るカフカですが、手を付いた壁は崩壊。
更には逃げ出そうと開けた窓は、壁一面崩壊。

「どうなってんだ!この身体ぁぁぁ!!」

自分が完全に怪獣になってしまったことに、涙を浮かべながら病院から飛び出すのでした。
幸い、おじいさんの通報のおかげで住民の避難は完了しており、人気のない道を走って逃げる2人。
その中で

「念のため確認しますけど、本当に先輩なんですよね?」

振り返るレノの後ろには、禍々しい姿の怪獣が自らの姿に戸惑いながら走っていました。
首からは別の怪獣のようなものが生え、様々な色の触手で移動し、口から伸びた触手でカラスを捕食する化け物は

「自分でもわからんくなってきたぁ!!」

おおよそ、カフカです。
レノはそれを確信しつつも、目の前で繰り広げられるグロテスクな事象に「キモイ」と叫び続けるのでした。

そして、怪獣、いやカフカ自身も受け入れがたい事象の数々に戸惑いと驚きを隠せません。
極めつけは、

「市川!大変!」
「すっげー、おしっこしたい…」

怪獣の体には排泄器官らしいものは見当たらず、カフカ自身もどこから出るのかわからないままその時を迎えてしまいます。
何とも言えぬところから射出される様子に、カフカは

「もうお嫁にいけない!!」

羞恥心のあまり、その場に転げまわるのでした。
様々な“怪獣らしさ”を披露しながら逃亡を続ける中、突然

「何か来る!…」

カフカが遠くに何かを気配を察知します。
その正体は、以前2人を襲ったものと同タイプの怪獣でした。

場面は変わり、崩壊した家に見えるのは2人の親子。
泣きじゃくる娘の目の前には、瓦礫の下敷きになってしまった母親がいました。

「逃げて…早く…」

怪獣が現れる前にこの場を離れるよう促すも、子供は動こうとしません。
その時、母親の目がうごめく影を捉えます。

直後、瓦礫が吹き飛び、親子の前に現れたのは蜘蛛型の怪獣でした。

「逃げて…お願い…お願い…」

必死に願いますが、無情にも怪獣の口は2人を飲み込もうと迫ります。
もうダメかと思ったその時、怪獣の顔を貫いたのはカフカの拳でした。

しかし、カッコよく助けたように見えたカフカは

「す、すっげぇ威力…」

自分の力にただただ驚いていたのです。
そして、すぐさま助けた親子の元に駆け寄るのですが、怪獣の姿に怯えられてしまいます。

そこで、カフカはお得意の怪獣スマイルを魅せますが、やはり逆効果に…
その後、現れたレノと共に瓦礫の下敷きになった母親を救出し、脱出しようとした時、再び怪獣が姿を見せます。

「市川、2人を頼む」

怪獣と向き合ったカフカは、レノにそう伝えると拳に力を込めました。

「ちょっと本気で殴ってみる」

その言葉と異様な空気に、レノは親子を連れてその場を離れます。
その瞬間、カフカに襲い掛かる怪獣。

「1…2の…」

怪獣の攻撃に合わせ、身をかわしながらパワーを溜めるカフカ。

そして、次の瞬間、

「3ぁぁぁぁぁぁんっっっ!!!」

身体からエネルギーを放出しながら放った渾身の一撃は、怪獣の顔を捉え、空中へと突き飛ばします。
それだけに留まらず、宙を舞った怪獣の体は血飛沫と共に木っ端微塵になってしまいました。

降りしきる血の雨の中、立ち尽くすカフカに向けてレノは

「こ、これは絶対人に向けちゃダメな奴ですね…」

戒めのように呟きました。
その後、怯える子供に別れを告げ、立ち去ろうとするカフカに向けて

「かいじゅうさん…ありがとう…」

怯えながらも伝えられた言葉が、カフカのある想いを呼び覚まします。
幼き日のミナの姿、そしてその先に見える2人で共に戦うビジョン。

「市川、俺やっぱ諦めない」
「アイツの隣に行かなきゃなんねぇ」

その想いをきっかけにカフカの変身は解けるのでした。

舞台は変わり、モンスタースイーパーの事務所では、作業員たちがニュースを眺めています。
そこに映し出されていたのは、逃亡中の“怪獣8号”と呼ばれる怪獣の似顔絵でした。

この事実を、怪獣8号の正体を知っているのは、カフカ本人と相棒のレノだけ。
そんな2人にある知らせが届きます。

そう、防衛隊入隊一次試験の結果通知です。結果は…2人とも無事合格しており、不安な部分はありながらも来たる二次試験に備えます。

時は過ぎ、舞台は「日本防衛隊 立川基地」、2次試験の会場に到着した2人。

ライバル達が続々と会場入りする中、カフカ達も早めに受付を済ませようとした時

「ねぇ、おじさん」

声をかけたのは、金髪ツインテールの少女でした。
まさか自分のことを指す言葉だと思わなかったカフカは

「おじさんじゃないですうぅ!!まだ32ですうぅ!!」

怒りを込めて全力で否定をするも

「おじさんじゃん」
「まぁ、そうですね」

レノにまで一蹴される始末。
そんな失礼な少女の要求は「カフカたちの車を移動すること」でした。

ラッキーナンバーである駐車スペースに車を停めたい少女、他にも駐車スペースはたくさんあるだろうと拒否するカフカ。
しびれを切らした女の子はおもむろに服のボタンに手を掛けます。

上着がはだけ、見えたのは黒いボディスーツ。
少女が身体に力を込め、モンスタースイーパーの社有車に手を掛けます。

何をするのかとカフカとレノが見つめる中、少女の指はボンネットに食い込み、車体が徐々に持ち上がっていくではありませんか。
片腕で持ち上げた車を無造作に投げ捨てる少女。

「受験番号“2016番”、四ノ宮キコル。趣味は“怪獣ごろし”」
「覚えときなさい」

彼女は一体何者なのでしょうか?
レノが思い当たる“四ノ宮”とは誰なのでしょうか?

【怪獣8号】3話のあらすじ・ネタバレ

・3話の放送日:2024.04.27(土) 23:00~23:30

・3話のタイトル:リベンジマッチ

3話のあらすじ

「受験番号“2016番”、四ノ宮キコル。趣味は“怪獣ごろし”」
「覚えときなさい」

“四ノ宮キコル”と名乗る少女は一体何者なのだろうか。
見慣れないボディスーツと片手で車を投げ飛ばす力、そして執事と護衛がいる育ちの良さ、明らかに雰囲気が違うことを感じるカフカとレノ。

一連のやり取りからキコルとの間に因縁が生まれながらも、最後のチャンスだと覚悟を決めてレノと共に試験に臨むカフカだった。

一次の内容は“体力審査”。
キコル相手に威勢よく啖呵を切ったものの、カフカの結果は散々たるもの…。

予想では“怪獣の解体”が来るはずの二次審査で挽回しようと意気込むカフカとレノだったが、今年の審査内容は、まさかの“怪獣討伐”。
カフカは“怪獣の力”を隠し通すことが出来るのだろうか、そして試験を無事通過出来るのだろうか。

3話のネタバレ

3話の注目ポイントは、追加されたレギュラーメンバーの色とりどりな個性です。
3話までピックアップされ、物語が大きく動いていたのはカフカとレノの2人でしたが、3話からは2人を取り巻く主要キャラが複数名登場します。

「クンクン…おじさん、なんか怪獣臭くない?」
「おおお、俺たちは怪獣処理の仕事してるから!」

レノの機転を利かせた返しもありましたが、出だしから危うい走りだしの二次試験。
そんな影の努力も知らないカフカはというと

「ど…っこいしょ!」

キコルに投げ飛ばされた車を、密かに怪獣の力を使って戻していたのです。

「受験番号“2032”!日比野カフカだ、覚えとけ!お嬢ちゃん!」

事態の深刻さ、自らの置かれている状況を全く理解できていないカフカにレノも呆れてしまいます。
しかし、怪獣の力を知らないキコルは、自分と似た力を持つものとして意識するのでした。

「吠え面かかせてやるわ、日比野カフカ」

…と、ここまでのやり取りを見ていたレノはというと

「…早速“力”使ったな…」
「次使ったら強制送還ですから!」

カフカの身を案じる気持ちもあり、ご立腹でした。
そんなやり取りもありながらも、様々な経緯を経ながらも、ミナの隣に並ぶ最後のチャンスだとカフカは試験に臨みます。

「今度は、ぜってぇ諦めねぇ!」

そして、二次試験。カフカは体の変化に困惑していました。
試験内容は“体力審査”で、持久力や瞬発力といった身体能力を試されるのですが…

「なんだこれ…全然付いていけん…」
「トレーニングだって癖で続けてるし、毎日ハードな仕事こなしてるのに!」

そう、カフカが感じていたのは“年齢”の壁でした。
周囲の受験者は、学生上がりの10代~20代がほとんどであるのに対し、カフカは応募資格ギリギリの“32歳”。

そんなカフカの順位は、225人中の“219位”。まさに崖っぷちです。
そして、絶望するカフカの目の前に一枚の順位表がハラリと舞い降ります。

‐体力審査結果 23番 四ノ宮キコル “5位/225”‐

「早かったわね、吠え面かくの」

カフカが顔を上げると、そこにはニヤケ顔のキコルがいるではありませんか。
試験前にあれだけ啖呵を切ったのが急に恥ずかしくなったカフカ。

しかし、レノはカフカを称賛します。

「マジで使わなかったんですね。怪獣の力。」

そう、カフカは怪獣の力を使わなかったのです。
おおよそ、力を使えば体力試験は余裕だったことでしょう。
しかし、カフカの性格上それはできませんでした。

「皆努力して来てんだ。俺だけそんな力使ったら卑怯だろ。」

とはいえ、いくら正々堂々と勝負をしていても崖っぷちな状況は変わりません。
ただ、レノ曰く、カフカのかんばしくない結果は実力だけではなさそうです。

東京討伐大学主席卒業の“出雲ハルイチ”、八王子討伐高専主席卒業の“古橋伊春”、陸上自衛隊の若手ホープ“神楽木葵”。
そして、試験前にカフカ達が出会った“四ノ宮キコル”はというと、16歳という若さでカリフォルニア討伐大学を飛び級で最年少主席卒業した“史上最高の逸材”と謳われる少女だったのです。

確かに体力的な衰えも原因の一つですが、今回は例年になく受験者のレベルが高いため、カフカにとっては絶望的な状況なのかもしれません。

「あらぁ、やっと私の偉大さが分かったかしら?日比野カフカ」

そんなレノの解説を聞いていたか聞いていないか、やって来たのはキコルでした。
自分の功績をひけらかしに来たキコルに対し、カフカはというと

「お前そんなすげぇヤツだったのか!!」

驚きのあまり、キコルの肩を掴んでしまい、護衛にボコボコにされてしまいます。
そんな無様な姿を見ながら、キコルは更に煽りを重ねてその場を去るのでした。

「2度目の吠え面ね?日比野カフカ」
「お前の吠え面も拝んでやるからなぁ!!!」

売り言葉に買い言葉、カフカもやられっぱなしでいるわけにもいきません。
しかし、自分でも状況はよく理解しています。

「とはいえ既に崖っぷちなんだよなぁ…」

その時、落ち込んでいるカフカにレノは優しく手を差し伸べます。

「まだ希望はありますよ」

レノの情報によると、ここ2年間で2次試験には「怪獣の死骸処理」が採用されているというのです。
レノがわざわざ「怪獣の処理業者」をアルバイトに選んだ理由がわかりますね。

それを聞いたカフカは、自分にも理があると再び意気込み、次の試験に臨みます。

舞台は変わり、防衛隊基地内“第二演習場”のゲート前。
受験生の前に立っているのは、2次試験の選考委員長に選ばれた“保科宗四郎”でした。

第3部隊の副隊長を担う彼から告げられた試験内容は、カフカとレノが期待していた怪獣の処理…ではなく

「君たちには、この演習場で怪獣を…討伐してもらう」

保科の言葉に面喰ってしまうカフカとレノ。
試験内容は、まさかの“怪獣討伐”でした。

分厚く、そして10m以上はあるであろうゲートが開かれて見えたのは、こちらに敵意をむき出しにする怪獣の姿。
人間の姿が見えた瞬間、カフカ達に襲い掛かろうと走り出します。

しかし、保科は自身のすぐ後ろまで怪獣が近づいているのにも関わらず、余裕の笑みで振り返るのみ。
怪獣の手が届くというところまで来た次の瞬間、ゲートの四方から凄まじい勢いで支柱が突き出し始めます。

そして、人の胴ほどの太さもある強靭な支柱は、瞬く間に格子を形成し、怪獣の侵攻を完全に防ぐのでした。その様子に思わず腰を抜かすカフカ。

「解体ちゃうんかったんかぁぁい!市川さんよぉぉぉ!!」

そんなカフカの絶望は知らずに、保科は試験の概要に移ります。

「君らにはコイツを着てもらう」

場所を変え、用意されていたのは防衛隊用“怪獣対策スーツ”。
怪獣の生体組織から作られ、身に纏った者の身体能力、そして戦闘力を飛躍的に高めるものです。

対怪獣用装備で最も有効とされるものですが、実は着用するだけで本来の機能が発揮されるわけではありません。
このスーツには“解放戦力”と呼ばれる熟練度のようなものが存在します。

解放戦力の数値が高い程、スーツの能力を発揮できており、戦闘力も高くなるというものです。

今回、保科に“豊作”と言わしめた受験生たちの数値はというと
市川レノ【8%】、出雲ハルイチ【18%】、神楽木葵【15%】、古橋伊春【14%】。

一見低いように感じますが、保科曰く「訓練を積んだもので20%程度」、そしてオペレータも「10%越えなんて、年に1人出ればいい方なのに…」と声を漏らしていることから、彼らの解放戦力が如何に高いかが分かります。

しかし、その中でも群を抜いているのは“あの少女”でした。

「四ノ宮キコル…解放戦力“46%”!!」
「おいおい、既に小隊長クラスやんけ…」

キコルをはじめ高い数字を見せつけられるレノは、自分の8%という数字に落ち込んでしまいます。

「たった8%…」
「ヘコむことないで、市川君」

「初めてで8%なら上出来や、ぶっちゃけ現時点で0(ゼロ)じゃなければ合格。そもそも0なんてやつ一回も見たことないけどなぁ」

落ち込むレノに対し、笑いも交えてフォローを入れる保科でしたが、その「1回も見たことない」ものが姿を現します。

「日比野カフカ…解放戦力…0%⁉」
「えぇぇぇ!何アイツ!ゼロ出たやん!!」

この時点で保科のツボに入ってしまうカフカ。
更に

「もう少し時間ください!!今!!キバってるんでぇ!!」
「アッハッハッハ!!ウ〇コちゃうから!!キバっても出ぇへんて!!」

カフカが、保科の目に受験者としてではなく“オモロイおっさん”として映ってしまったところで、ようやく「討伐演習」が開始されます。

「試験内容を説明する」

保科の無線を聞いているのは、荒廃した市街地を模した演習場に集められた受験者たち。
ターゲットは、“本獣”と呼ばれる大型怪獣と“余獣”と呼ばれる小型の怪獣が36体、これらを討伐するのがミッションです。

「正直ここから先、命の保証はない。それでも行くという覚悟のある者だけ…進め!」

保科の言葉を合図に、受験者たちが一斉に市街地へ駆け出します。
ビルの壁を走り、真っ先に飛び出したのはキコルでした。

瞬く間に余獣を2体撃破し、解放戦力の高さを見せつけます。

「ちくしょう、俺たちも行くぞ!!しっかり付いてこい市川!!」
「こっちのセリフです!!」

先ほどの躍動感のある画からは打って変わり、こちらはカフカと相棒のレノ。
カフカは解放戦力が0であるがゆえに、ほぼ生身の状態で重たい武器を持っているのに変わりありません。

レノもカフカを置いていくわけにもいかず、2人とも思うように進めずにいます。

他と比べ解放戦力が低く、武器の扱いにも不慣れな彼らは「怪獣を討伐する」という目標に対しては、あまりにも不利です。
ここで、冷静になったカフカは閃きます。

「市川!審査側が俺たち一人一人にドローンを付ける理由はなんだ?」

そう、カフカが考えているのは「この試験が単に討伐数だけを見ていない」ということ。
たしかに、討伐数を知りたければセンサなどで数をカウントすればいいだけです。
しかし、わざわざ1人につき1機のドローンを付けて監視するということは、その場の状況に適した行動をとれているか否かが審査基準になる。

「そうなると、攻撃能力が低い俺達が取るべき行動は…」
「あぁ!アタッカーをサポートしまくるぞ!!」

自分達の中の答えに行き着いた2人は、早速行動に移ります。
まずカフカとレノが合流したのは、余獣と交戦中のハルイチ達でした。

なかなか有効なダメージを与えられず苦戦する中、活躍を魅せたのはカフカです。
解体業での豊富な経験と知識を活かし、スタングレネードでの援護、腹部の肉質が薄く柔らかい弱点であることの情報共有など、余獣討伐に大きく貢献します。

「へぇ、ナイスアシスト!“四ノ宮の追っかけさん”!」
「追っかけちゃうわ!」

意外な活躍に、同じ受験者たちも審査員である保科もカフカを見る目が変わります。
そして、自分たちの活躍にカフカ達自身も確実な手応えを感じるのでした。

「やりましたね!先輩!」
「あぁ、こちとら数えきれねぇ怪獣捌いてきたんだ。てめぇらのことは内臓までお見通しだぜ!」

体力審査から現在に至るまで良いところが無かったものの、ここから挽回していこうと意気込むカフカ。
レノも共に勢いに乗っていこうという矢先…

轟音が鳴り響き、レノが後ろを振り返ると、怪獣の手がカフカを捉えていました。
そして、そのまま吹き飛ばされ凄まじい勢いで壁に衝突するカフカ。

壁を突き破って出現したのは、先ほど討伐したものとは別個体の余獣。
不意のことに対応できず、カフカは致命的なダメージを受けてしまいます。

「2032番負傷!バイタルに異常発生!戦闘不可能!」

オペレーションルームでは、カフカの負傷状況に注目が集まります。
受験者が命の危機に瀕した場合“遠隔シールド”を展開して怪獣の攻撃から守るためです。

しかし、カフカの頭には試験前の保科の言葉が過ぎります。

「失格を意味すると思ってくれ」

そう、戦闘不能は失格を意味します。
戦えなくなった者を戦場に置くことはできません。

脚を始め、複数個所の骨折などの負傷を負ってしまったカフカ。
そして、無情にも追撃のために近づく余獣。

「最初の脱落者はやっぱり彼か…」

誰もが、カフカの失格を予感した次の瞬間。
数発の銃弾が余獣を貫き、亡骸が転がります。

「三度目の吠え面よ…日比野カフカ」
「私のいる戦場でリタイアなんて出させない!」

現れたのは、キコルでした。
助けてもらい安堵するカフカでしたが

「私が華麗に片づけてくるから、アンタはそこで無様に転がってなさい」

キコルはどこまでも“キコル”でした。
痛みに加え悔しさや情けなさが混じり、顔を歪めるカフカ。

その間にもキコルは遂に本獣を討伐しに向かいます。
更に、遅れをとるまいと次々に動き出すライバル達。

絶望しているカフカに保科から通信が入ります。
内容はというと、カフカの負傷状況から判断してリタイアを促すものでした。

ボロボロに負傷した身体、どんどんと前に進む才能のある者達、そして“0%”という目に見えた可能性の低さ。
様々な要素がカフカを苦しめます。

しかし、カフカは諦めません。

「諦めるかどうか決めるのは、俺自身だ…」
「いい歳こいて夢なんて…様になんねぇのは分かってるけど、今までの人生全てを賭けてもう一度追うって決めた!」

折れているはずの脚で立ち上がろうとするカフカ。

「今度は…今度はぜってぇ諦めねぇ!!」

‐解放戦力【0.01%】‐
この瞬間、ゼロに思えたカフカの可能性が動き出すのでした。

【怪獣8号】4話のあらすじ・ネタバレ

・4話の放送日:2024.05.04(土) 23:00~23:30

・4話のタイトル:フォルティチュード9.8

4話のあらすじ

「今度はぜってぇ諦めねぇ!!」

怪獣の攻撃を受け、危うく途中リタイアになるところをキコルに救われたカフカ。
ただ、脚など複数個所を骨折し内臓まで損傷している状態で、最早戦える身体ではなかった。

しかし、ミナと共に戦う目標のため執念で立ち上がるのだが、カフカが一喜一憂している間にも演習場での戦況は動き続けていた。

カフカを救ったキコルはその勢いのまま残りの余獣を次々と撃破し、本獣さえもあっさりと片付けてしまう。
キコルの活躍によって負傷者をほとんど出さずして2次試験は無事終了したと思われた。

「さ、日比野カフカの4回目の吠え面でも拝んで帰ろうかしら」

キコルが演習場をあとにしようと振り返った瞬間、何かがキコルの身体を貫く。
そこにいたのは人型の怪獣だった。

“それ”は一体何者なのだろうか。
そして、キコルの運命はどうなるのだろうか。

4話のネタバレ

4話では、躍動感たっぷりの戦闘シーンと、謎を残した怪獣の生体に注目です。
後半では今まで見た怪獣とは全く違う“人型”の怪獣が登場します。

「今度はぜってぇ諦めねぇ!!」

怪獣の攻撃を受け、骨折や内臓損傷といったボロボロの身体になりながらも、ミナの横に立つという目標のため執念で立ち上がるカフカでした。
この諦めの悪さと強い想いに負けて、保科はカフカへのシールド展開を一旦保留とします。

「まぁ、しゃぁないなぁ。やばかったら即遠隔シールドやで」

ギリギリのところで何とか踏みとどまったカフカ。
しかし、強がっていても受けたダメージは深刻です。

「市川、お前は気にせずガンガン行け」

自分のせいで後輩の足を引っ張ってはいけないと、カフカは市川に1人でも行くよう促しますが、市川はそれを遮り

「俺がフォローします、やれるだけやりましょう」

カフカに手を差し伸べるのでした。
一瞬戸惑いを見せますが、カフカはレノの迷いのない想いを知っています。
だからこそ、差し伸べられた敬意や恩義の込められた手を強く掴むのでした。

「そういう事なら…!!」

脚の骨が折れてしまったカフカの機動力はほぼ無いと言っても過言ではありません。自信がありそうなカフカですが、何か策があるのでしょうか。

「アッハッハッハッハwwwwマジかwwwwコイツらwwww」

オペレーションルームで腹を抱えて笑うのは、保科でした。一体何がそんなに面白いのかというと

「行くぞ市川ァ!!“合体作戦”だぁ!!!」

そう、カフカの考えたのは“合体作戦”という名の、ただの肩車です。解放戦力によって機動力が優れるレノが下に、怪獣の知識や経験から武器による援護が可能なカフカが上に、と一見それらしい作戦ですが、ただの肩車です。

「すっげぇ見られて恥ずかしいんすけどぉ!!」

「アッハッハwwwもう合格でよくない?wwお笑い枠でwww」

そして、戦場で肩車して走ってる姿は珍妙に違いありません。しかし、彼らは本気です。

「追いついたらすぐ援護出来るよう準備を!」

「おう!任せとけ!」

武器構え援護に備えるカフカと、全力でキコルを追うレノ。
しかし、彼らの想いが届かぬ間にキコルは次々に余獣を討ち取っていきます。

「援護すらさせてもらえないとはね…」

体力審査の順位や解放戦力の高さから期待されていた3人、葵、伊春、ハルイチさえも寄せ付けない圧倒的な戦力差を見せつけるキコル。
余獣を全て狩りつくし、遂に最後の一体となる本獣に攻撃を仕掛けます。

跳躍と共に空中から投げたグレネードで怯ませるや否や、大きく開いた口元に飛び込み

「ラスト…!!」

放たれた銃弾は、本獣の喉元から体内へ向けて一閃。
血飛沫と共に本獣は倒れ、最終審査が幕を閉じるのでした。

「いやぁ…さすがに早すぎやろ…準備大変やったのに…」
「噂以上だな、四ノ宮キコルは」

キコルの予想以上の活躍に、保科だけでなくミナでさえも高く評価したようです。
なにせ、運営側としても30名程度のリタイアを想定していましたが、キコルの活躍によりゼロに抑えられたのですから。

「私、完璧にやれたわよね?パパ」
「さ、日比野カフカの4回目の吠え面でも拝んで帰ろうかし…ら」

一方キコルは、雲が流れる青空を見上げて呟き、戦場をあとにしようと歩きだします。
憎まれ口を叩きる刹那、何かがキコルの胸を貫くのでした。

そのころカフカ達は、試験終了後の余韻に浸っていました。

「結局、吠え面かかされっぱなしだったぜ」

そんな話をしていると、周りが騒々しくなっていることに気が付きます。
目を向けると、先ほどまで転がっていた余獣の亡骸が蘇っているではありませんか。

「どうなってんだ…」

再びキコルサイド、目の前に現れたのは人型の怪獣でした。
何かしらの攻撃でキコルを打ち抜き、復活した本獣を手懐ける“それ”は一体何者なのでしょうか。撃ち抜かれた身体をスーツの力で止血しながらキコルは問います。

「何なの…あんた…」「マダ、ウゴイテル?」

怪獣が人の言葉を話す、まさかの事態に戸惑いを隠せないキコル。

明らかな敵意、そして危機的な状況に咄嗟に武器を構えますが、人型怪獣から放たれた何かが再びキコルを貫きます。次の瞬間、オペレーションルーム内にキコルの叫び声が響き渡り、ようやく異常に気づく保科達。

「死んだはずの怪獣たちの反応が…蘇ってます!」

「なんやそれ、そんな性質あの怪獣たちに無いはず」

蘇る怪獣、そして上昇しているフォルティチュード(怪獣の強さを表す指標)、想定外の連続に運営側も動揺を隠せません。事態の収束を図るため、ミナは保科と共に演習場へ向かいます。

「緊急事態発生、受験者は直ちに最寄りのシェルターへ非難せよ」

無機質な声が鳴り響く演習場でただ1人、キコルは怪獣と退治していました。いつの間にか人型の怪獣は姿を消し、残っているのは

【怪獣8号】5話のあらすじ・ネタバレ

・5話の放送日:2024.05.11(土) 23:00~23:30

・5話のタイトル:入隊!

5話のあらすじ

5話のネタバレ

【怪獣8号】の最終回を予想!原作のどこまで放送される?

原作の漫画【怪獣8号】は、2024年2月現在も未完結で随時更新中です。
原作が完結しておらず、現時点での話数(101話:2024年2月2日更新)を考慮すると、TVアニメ版で完結する可能性は低いと考えられます。

昨今のTVアニメ事情を鑑みて、仮に1クール(12~13話)で最終回を迎えると考えた場合、原作漫画のどこまでが映像化されるのでしょうか?

TVアニメ版【怪獣8号】最終回予想!漫画の何話まで?(直前から予想最終話までのネタバレ)


引用元:TVアニメ怪獣8号公式YouTube-アニメ『怪獣8号』メインPV/2024年4月放送・配信開始

TVアニメ版【怪獣8号】が1クールで終了だと仮定すると、最終回は原作漫画5巻の38話までと予想します。
原作の38話はエピソード4の“捕らわれた怪獣8号”の終盤で、物語の重要且つ大きな転換を迎える回です。

漫画【怪獣8号】の38話に至るまでのあらすじを確認していきましょう。

原作【怪獣8号】直前から38話までのあらすじ[4巻32話~33話](怪獣8号の拘束)

怪獣10号との戦闘にて、怪獣10号が最期に放った自爆攻撃から隊員たちを守るために日比野カフカはやむを得ず怪獣8号の姿に変身します。

自分の立場と身を犠牲にした攻撃で隊員たちを守ることに成功するも、怪獣8号として認識されたカフカは防衛隊に拘束されてしまうのです。

拘束されながらも、自分が人間であると証明しようと意気込むカフカの目の前に現れたのは“日本防衛隊長官”四ノ宮功でした。

原作【怪獣8号】直前から38話までのあらすじ[4巻34話~35話](“日本防衛隊長官”四ノ宮功の登場)

「奴が本当に大怪獣クラスならこんなもの簡単に壊せる。大人しく座っているのは奴の意思でしかない。」
四ノ宮功の言葉に(この人なら話を聞いてくれるかも)と希望を抱き、カフカは必死に自分が人間であると訴えます。

しかし、必死の想いも虚しく、カフカへ向けられたのは銃口でした。
功は躊躇なくカフカに発砲します。

部分変身で銃弾を防ぐカフカに対し「生身で弾丸を受け止める生物をこの世界では人間とは呼ばんのだ、怪獣8号」と言い捨てる功。

そして、ナンバーズと呼ばれる識別怪獣兵器を身にまとい「処理」という名目でカフカに攻撃を仕掛けるのでした。

原作【怪獣8号】直前から38話までのあらすじ[5巻36話](怪獣8号VS四ノ宮功)

四ノ宮功がカフカへ攻撃したことを皮切りに、怪獣8号と四ノ宮功の戦闘が始まってしまいます。
最初は攻撃を凌ぎながらどうにか説得しようと考えていましたが、功の猛攻の前に心を折られそうになるカフカ。

揺らいだ意識の中、頭の中にある声が響きます。
「カイジュウ…コロス…」
その声は、カフカを怪獣8号の姿に変えた小型怪獣でした。

功が身に着けたナンバーズと呼ばれる識別怪獣兵器をトリガーに、寄生した小型怪獣に意識を乗っ取られ怪獣8号が暴走を始めます。

怪獣8号の中では、意識を奪われたカフカが必死に主導権を取り戻そうと足掻くのですが、小型怪獣によって更に深い意識の底に沈められてしまうのです。

カフカが意識の中で戦っている最中にも、怪獣8号は功にとどめを刺そうと攻撃を激化させていきます。

「期待したがこれまでか…」
功が意味深な言葉を零し、戦いは終幕へと近づいていくのでした。

原作【怪獣8号】直前から38話までのあらすじ[5巻37話](怪獣8号の暴走と戦いの行方)

暴走した怪獣8号が四ノ宮功にとどめを刺そうとした瞬間

「ずっと待ってる」

カフカの脳内に過ぎるのは、幼馴染である亜白ミナの言葉でした。
その言葉で目を覚ました意識の中のカフカは、意を決し自らの胸を殴り貫きます。

意識中の行動とリンクするように怪獣8号もまた自分の胸を貫き、ようやく収まった暴走。
そして、最後に怪獣8号が口を開き

「俺は怪獣8号じゃない 日比野カフカだ」

紛れもなく自分が人間であることを功に証明してみせ、戦いが閉幕を迎えるのでした。

原作【怪獣8号】直前から38話までのあらすじ[5巻38話](カフカの運命と脅威の再現)

「怪獣8号は 目下兵器化せずに戦力とする」
そう言い放つのは、怪獣8号との死闘を終えた四ノ宮功でした。

功は、実際にカフカと相まみえることで怪獣8号を「制御可能」だと判断したのです。
「奴の桁外れの力を運用出来れば 我々の希望となりうる」

四ノ宮長官はカフカを試していたんだね
試すと言っても命がけね、余程部下を信用していたのね

しかし、功の意見とは相反し防衛隊上層部からは反発を受けてしまいます。

一方のカフカは、戦闘後に治療を受け、目覚めたのはベッドの上。

「目覚めたか」
突如聞こえた声で飛び起きるカフカの横に立っていたのは功でした。

カフカは自分が生かされていること、功に敵意がないこと、これらを踏まえたうえで導き出した疑問を投げかけます。
「俺は人間だって…隊員だって認めてもらえたってことですか」

しかし、功の答えは
「私の結論を言う お前は怪獣だ」

絶望するカフカに向けて更に続けます。
「日比野カフカ 生き残るためにお前の有用性を示せ」

怪獣8号ではなく名前で呼んだことや、敵意がないことに希望を見出すも、功の言葉から「兵器として」生かされただけだとカフカは察します。
しかし、それでもなお「防衛隊員としても認めさせる」と誓うのでした。

希望が芽吹き、物語が大きく動き出す中、別の場所では「絶望」が再び姿を現します。
「人間の手に堕ちた怪獣の力を 怪獣の元に取り戻スとしよう」

怪獣9号、自らの皮を脱ぎ捨てた「日本防衛隊最大の敵」は何を企むのでしょうか。

最終回予想の根拠

なんで38話がちょうど良いの?
40話も切りが良いと思うな

やはり、予想や考察にとって「何故そう考えたのか?」という根拠はとても重要です。

TVアニメ【怪獣8号】の最終回を予想するにあたって、何故原作漫画での38話を選んだのか、その根拠を解説していきます。

TVアニメ1クールあたりの話数相場

TVアニメのジャンルや描写の描き方などによっても大きく変化しますが、アニメ1話あたりは漫画で言えば大体2~4話程度が相場です。

2023年のTVアニメを見てみると、1期が1クール(約12話)で最終回を迎えている作品は、原作漫画の20話~40話あたりまでを映像化しております。

つまり、ここで予想したTVアニメ【怪獣8号】の最終回は、原作漫画での38話も相場に合致しており、可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

区切りが良く、含みを持たせている

原作の漫画【怪獣8号】は現在も連載中で完結しておりません。
つまり、アニメ版の最終回では完結しない状態で終わらせる必要があります。

いくら完結しない状態とは言え、無理矢理物語を終わらせるわけにはいきません。
原作に沿って、完結しないまま最終回を迎えるには以下の要素が重要です。

  • 話の流れとして区切りが良いこと
  • 続きが気になる様に含みを持たせること

ここで予想したTVアニメ【怪獣8号】の最終回は、原作漫画での38話です。

38話は、怪獣8号と四ノ宮功の戦いにも決着がつくと共にカフカの処遇も決まり、物語として一旦の休息を迎えます。
更に、その裏では日本防衛隊の宿敵である怪獣9号が動き出し、今後の物語に含みを持たせているのです。

このことから、38話の終わり方は最終回にぴったりの場所だと言えます。

TVアニメ【怪獣8号】続編(2期)や映画化の可能性は?

原作漫画【怪獣8号】は現在(2024年2月時点)も尚連載中です。
仮に1期目が完結しない状態で最終回を迎えるとすると、気になるのは「2期目の制作」ではないでしょうか?

また、人気の漫画となると映画化を期待する人も少なくないと思います。

TVアニメ【怪獣8号】の2期目の制作と映画化について、その可能性を予想していきましょう。

続編(2期)製作の可能性は高いと言える

結論として、TVアニメ【怪獣8号】の2期目の製作は可能性として高いと言えます。

大きな理由は以下の2点です。

  • 現時点で人気の高い作品である
  • 1期目の話数では完結しない可能性が高い

原作漫画の発行部数の多さや、ジャンプ+の総合ランキングで常に上位をキープしていることから【怪獣8号】がどれだけ人気なのかが分かります。
単純に考えると、人気がある漫画のTVアニメ化であれば、注目度の高さから、制作側も力を入れて臨んでくるのではないでしょうか。

また、アニメ化前の原作漫画が高い人気を持っていながら、アニメ版の最終回では完結しないとなると続編を望む声が多くなると予想されます。

更に、1期目の終了から期間が空いてしまってはせっかくの熱も冷めてしまうかもしれないので、2期目の決定や放送時期は早い段階で発表されるかもしれません。

映画化の可能性も有り得る

昨今の人気アニメ制作の流れとして多いのは

  1. 1期目の終了
  2. 映画化
  3. 2期目の放送

といった“鬼滅の刃”や“呪術廻戦”のようなパターンです。

純粋に【怪獣8号】の人気の高さから、映画化の可能性も十分にあり得ると考えられます。
また、それだけでなく、本記事で予想したTVアニメ版【怪獣8号】の最終回である“38話”以降は、描写やストーリー展開などが特に映画映えしやすい内容だということも大きな理由です。

大きなスクリーンで、防衛隊と巨大怪獣との戦闘を観られることを期待しています。

【怪獣8号】原作のネタバレ・考察!物語の核心に迫る

原作の【怪獣8号】はTVアニメ放送前の現在(2024年2月時点)も連載中で、まだまだ核心となる部分は見えてきません。

読み進める中で、ストーリー展開やキャラクターの正体、黒幕などを考察するのも漫画の醍醐味ではないでしょうか。

ここでは、まだ完結されていない状態の原作漫画【怪獣8号】の核となる部分に触れて考察していきます。

怪獣9号の正体と狙いは?

まずは【怪獣8号】において、日本防衛隊の最大の敵とも言える“怪獣9号”について考えてみましょう。

圧倒的で強大な力、狡猾さ、そして識別怪獣との関わりなど、多くの謎を持った敵キャラです。

怪獣9号の正体や狙いなどにフォーカスを当てて考察していきます。

怪獣9号の正体は?怪獣の生みの親?

凄まじい戦闘力や再生能力、人語を話せる知能、怪獣を生み出し、取り込む力など、様々な能力を持ち防衛隊を苦しめる怪獣9号ですが、その正体は一体何者なのでしょうか。

ここでは、怪獣9号の正体を「怪獣の生みの親」と予想します。以下が考察の理由です。

  • 怪獣を生み出す力がある
  • 怪獣に司令を出せる
  • ナンバーズを回収しようとしている

注目すべきポイントは、怪獣9号の持つ能力です。
識別怪獣はそれぞれ異なった特有の能力を持ちますが、怪獣9号だけは“異質”と言えます。

他の識別怪獣は個として戦うための能力であるのに対し、怪獣9号は種族として生き残り、敵対する生物を打ち滅ぼすための能力。
言わば「母体」としての能力を持っているのです。

現時点では怪獣10号以降の識別怪獣を生み出し、余獣に指令を出すなどの能力が明らかになっていますが、今後はどのような能力を見せてくるのでしょうか。

また、怪獣9号の放つセリフから「ナンバーズ(もしくは識別怪獣)を回収しようとしている」というハッキリとした目的を持っていることも理由の一つです。
人間に奪われた「我が子」を取り戻すという親の務めを果たそうとしているのかもしれません。

怪獣9号の目的は?識別怪獣の回収も手段の一部?

怪獣9号の正体も気になりますが、彼の目的は一体何でしょうか。

38話では「人間の手に堕ちた怪獣の力を 怪獣の元に取り戻スとしよう」という発言をし、ナンバーズもしくは識別怪獣を回収することを明言しています。

やはり、目的は識別怪獣達を自らの元に取り戻すことなのでしょうか。

否、真の目的は別にあり、ナンバーズの回収は「手段の1つ」でしかないと考えます。

ここで予想する怪獣9号の目的は「生態系の頂点に立つこと」です。
怪獣9号だけではなく、怪獣全てが種として生き残るために、最も大きな障害になりうる人類を滅ぼそうとしているのではないでしょうか。

その目的のために、人類に「兵器として」捕らわれた識別怪獣達を回収し更なる力をつけているのだとしたら、今後の展開に胸が昂ぶりますね。

カフカに寄生した小型怪獣(通称:ミツケタ)の正体は?

【怪獣8号】の中でも最も謎が深いと言っても過言ではないのが、本作の主人公“日比野カフカ”に寄生した小型怪獣です。

原作ファンの間では登場時のセリフから“ミツケタ”と呼ばれている小型怪獣ですが、行動や目的など疑問が多く、原作ファンの間でも様々な考察をされています。

通称“ミツケタ”の正体や目的などを予想していきましょう。

“ミツケタ”の正体と目的は?

作品のプロローグ部分、病院のベッドで療養中のカフカの目の前に突如として現れた小型怪獣ですが、その正体は一体何者なのでしょうか。

実は、ミツケタ「何者かが残した生物兵器」なのかもしれません。
そして、そう仮定すると、目的はやはり「怪獣を打ち滅ぼすこと」だと考えられます。

以下が考察の理由です。

  • 「ミツケタ」という発言から、明確に誰かを探している
  • 「カイジュウ…コロス」と、怪獣に対し強い敵意を示している
  • 人間(カフカ)に寄生している

まず、寄生する対象を明確に絞っている点と、その対象が人間である点が大きなポイントと言えます。
ミツケタが自らの意思で寄生するのであれば、より強い種族であるに越したことはありません。

例えば、怪獣でもよかったのではないでしょうか。

しかし、ミツケタが選んだのは人間であり、その中でも身体能力が平凡ともいえるカフカでした。
これは、人為的かつ目的があっての行動に見えます。
“あえて”人間を、“あえて”カフカを選んだと考えてもいいでしょう。

更に、カフカの脳内でミツケタが放った「カイジュウ…コロス」という発言にも注目です。
発言自体からも怪獣に対して強い殺意と敵意が感じられます。

また、このセリフは日本防衛隊長官“四ノ宮功”が識別怪獣兵器“ナンバーズ”を装着した時のものです。
他の余獣や怪獣9号でも起こらなかった反応だと考えると、功のナンバーズのベースである“怪獣2号”もしくは怪獣7号以下の識別怪獣に特別な想いがあるのかもしれません。

このことから、ミツケタは過去に識別怪獣によって被害を受けた人類が、怪獣を打ち滅ぼすために秘密裏に生み出した生物兵器だと考えられます。
怪獣への強い恨みから、未来の人類へ希望という名の兵器を託したのかもしれません。

何故カフカが選ばれたのか?

ここでは、ミツケタの正体を「何者かが残した生物兵器」だと予想しましたが、何故星の数ほどいる人間からカフカが選ばれたのでしょうか?

これは、カフカでなければならなかったからです。
その理由を2パターン予想してみました。

まず1つは「カフカが人間と怪獣のハーフである」です。
実は、カフカは唯一の人間と怪獣のハーフである人類なのではないでしょうか。

ミツケタがカフカをピンポイントで発見できたのは、カフカの持つ特有の匂いや周波数などを探知したかもしれません。
また、いくら寄生とは言え、取り込んだ力を瞬時に発揮できる順応さも怪獣の細胞故だと考えられます。

2つ目は「カフカは怪獣の研究をしている家系の人間である」
カフカの家系は、代々怪獣の研究をしていて「怪獣化」の技術を持っていたのではないでしょうか。

日本防衛隊が持つ識別怪獣を兵器化させる技術があるなら、怪獣化、言わば人間を兵器化させる技術があってもおかしくはありません。

怪獣の脅威に対抗すべく、先代が残した兵器こそが“ミツケタ”であり、その力を子孫のカフカが受け取ったのではないでしょうか。

どちらのパターンにしろ、カフカを知る者、特にカフカの血縁である人間が関わっている可能性が高いと言えます。

【怪獣8号】あらすじ・ネタバレは毎週更新

TVアニメ【怪獣8号】は、日本防衛隊と怪獣の戦いを描いたバトルアクションアニメです。

漫画が原作のアニメ化なので、どの様に映像化されるのか、原作との相違点はあるのかなど注目ポイントがたくさんあります。

【怪獣8号】はテレビ東京系列で毎週土曜日の夜23時から放送予定です。

本記事では【怪獣8号】のあらすじネタバレを最終回まで更新予定なので、是非また見に来てください。

【怪獣8号】アニメ化

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