【勝利の法廷式】のあらすじネタバレを最終回まで!蘭と黒澤のバディの結末は?
【勝利の法廷式】のあらすじネタバレを最終回まで!
志田未来主演のドラマ【勝利の法廷式】(日本テレビ系)のあらすじネタバレを最終回まで紹介していきます!バディを組んだ、元天才子役の弁護士・神楽蘭と謎の脚本家・黒澤仁の結末は?
今回は【勝利の法廷式】のあらすじネタバレについて!
地上波連ドラ『勝利の法廷式』(全10話)とHuluオリジナルストーリー『勝利の法廷式~はじまりの日~The Winning Script -The Beginning-』(全2話)はHuluで配信中!
【勝利の法廷式】1話のあらすじネタバレ
画像出典読売テレビ
1話のサブタイトル:CASE1「炎上」
1話の放送日:2023年4月13日(木) よる11:59~
依頼者(原告):成宮美咲(演:森カンナ)
原告側の証人:足立遥(演:小島藤子)
1話のあらすじ
神楽蘭(志田未来)は、天才子役として活躍した過去を持つ弁護士。しかし、ある裁判に負けて以来、法曹界から姿を消していた。そんな中、蘭は、自分と同姓同名の弁護士が主人公のブログが炎上していることを知る。“神楽蘭”になりすましてブログを書いている謎の脚本家、黒澤仁(風間俊介)に会いに行くと、そこに“神楽蘭”に助けてほしいと依頼人が訪ねて来る。蘭は成り行きで、黒澤とともに弁護依頼を受けることになるが─!
1話のネタバレ
神楽蘭(志田未来)は殺人罪で起訴された親友・早乙女花(北乃きい)の弁護を担当した。花が無罪を訴えているにもかかわらず敗訴。花は懲役12年の刑を受けてしまう。
法廷という舞台で演じきれず、自信を失った蘭は弁護士の仕事を離れてしまう。
ブログ主に会いに行く
1年後。蘭の部屋に、前の弁護士事務所の後輩・流川蒼(髙橋優斗)が訪ねてくる。そして「復帰したんですよね」という蒼。蒼が見せたのは同姓同名の「神楽蘭」が書いているブログだった。ブログタイトルは【負けない弁護士・神楽蘭のランラン奮闘記】。しかし、蘭には身に覚えがなかった。
そのブログが炎上し蘭のSNSにも飛び火したため、蘭はブログ主に会いに行く。ブログを書いている人物は、脚本家の黒澤仁(風間俊介)だった。彼は“絶対に負けない弁護士・神楽蘭”として勝訴したエピソードの数々をブログに綴っていた。
蘭のやめてほしいという意見を黒澤は全く聞き入れない。そこへ成宮美咲(森カンナ)という女性が訪ねてくる。
蘭が弁護を引き受ける
美咲は、神楽蘭のブログを読んで弁護の依頼に来たという。ブログの登場人物とは別人なので困惑する蘭だが、流されるまま依頼を引き受ける。
エタンセルブライダル社でウェディングプランナーとして働く美咲は、半年前からあるカップルを担当。しかし結婚式1ヵ月前にダブルブッキングが判明した。しかも半年先も予約があり式を挙げられないと分かる。怒ったカップルがその事態をSNSに投稿し、会社が炎上。美咲のせいだというデマまで流され、顔・住所・家族までさらされ、あることないこと誹謗中傷まで書かれた。結果、美咲は会社を辞めた。
蘭は情報開示請求をして調査。そして、美咲の元同僚・足立遥(小島藤子)が会社に命令されてダブルブッキングをしたと証言。大宮司グループの息子が挙式を挙げるからねじ込み、予約システムを改ざんしたという。
蘭の奮闘
美咲は会社を訴えたいと言い出す。そこで、蘭は原告代理人を務めることに。しかし、第一回裁判で頼みの綱の足立遥が証言を翻(ひるがえ)す。勝つ見込みがなくなった美咲は裁判をやめると言い出すが…。
蘭は黒澤から、美咲と遥は昔コンビを組んでいたと聞く。最高のコンビだった。だが、遥は裏切った。そには動機があるはず。一体なぜ?
蘭は、黒澤からまた1年前のことを持ち出され奮起。依頼人を今度こそ守るため、動きだす。聞き込みをしていく中で、同僚が遥から口止めされていることを聞く。
蘭は「真実の先が大切」と言う。目の前にる人たちが裁判後に前を向けるように…。だが、黒澤は「裁判に勝たないと意味がない」と反論。
第二回裁判の直前、黒澤は蘭に一冊の台本を手渡す。それは第二回裁判の台本だという。黒澤は「俺が書いた脚本を、お前が法廷で演じろ」と告げる。
第二回裁判
蘭はあるカップルの投稿動画を見せる。その動画には、担当の高坂と足立遥がいて、大宮司さんカップルの式場を予約している場面があった。その撮影日は挙式の1か月前だった。だが、被告代理人・藤堂(遊井亮子)は、高坂から人気パティシエのウエディングケーキの「予約」のことだと引き出す。
だがこれは黒澤の想定内。大切なのはその動画に足立遥が映っていること。
蘭は、足立遥に「お子さんの面倒は誰が?」と質問。遥は私が面倒を見ているという。蘭は入院中の息子の手術が必要だから第一回口頭弁で証言を変更した?と質問。証言を変えれば会社がお金を出す、と言われて…。
息子は関係ないという遥に、蘭は「息子さんに言えますか?」と問い詰める。お金の為に仲間を裏切ったなんて。
蘭は台本通りに、美咲と遥の思い出を語る。2人の小さな心遣いで、同僚たちの思い出に残っていた証言を語る。
改めて蘭が質問。遥は会社の意図的なダブルブッキングを証言した。
結末
裁判は原告側が勝訴。会社から美咲に支払われ慰謝料は、遥と入院中の息子に全額贈与することになった。美咲はウエディングプランナーとして復帰し、エタンセルブライダルを退職した遥と同じ会社で働いている。
黒沢は、ドラマ「小さな弁護士・コラン」の演技で天才子役と欄が呼ばれていたことを突き止めていた。知られたことを驚く蘭。
流川蒼(髙橋優斗)が勝利至上主義の事務所に幻滅し、辞めてきた。そしてブログで書いていた「神楽蘭の事務所」に入りたいという。ブログ主は別人だと明かす蘭だが、弁護士活動は再開することにした。
ラスト。黒澤は、回想する。雨の中で倒れていた女性を見つめる黒澤。実は、黒沢は1年前、早乙女花(北乃きい)が敗訴した裁判を傍聴していた。黒澤は「作品は脚本家の手で動いている」とつぶやく。(この裁判の脚本も書いたのか?!)
1話の要点ネタバレ
- 神楽蘭と黒澤仁がタッグを組んで勝訴。
- 神楽蘭が弁護士活動の再開を決意。流川蒼が蘭の元に。
- 黒沢仁の過去が怪しい?!
【勝利の法廷式】2話のあらすじネタバレ
画像出典:読売テレビ
2話のサブタイトル:CASE2「正体」
2話の放送日:2023年4月20日(木)よる11:59~
依頼者(被告):速水政樹(演:泉澤祐希)
原告:池上結衣(演:生駒里奈)
結衣の夫:池上大輔(演:白石隼也)
結衣の友人:大島綾(演:小島梨里杏)
2話のあらすじ
蘭(志田未来)は、蒼(髙橋優斗)の友人・速水(泉澤祐希)の依頼を受ける。フードデリバリーの配達員をしていた速水は、配達先の女性・結衣(生駒里奈)からストーカー行為によって訴えられた。しかし速水は、夫からDVを受けている結衣を救うための行動だったと蘭に告白する。蘭は黒澤(風間俊介)が書いた脚本に従って、速水が無実だという証拠を提示するが、新たな証拠により、速水の知られざる一面が暴露されてしまい─!?
2話のネタバレ
速水(泉澤祐希)の知られざる一面
第一回口頭弁論にて。蘭は黒澤(風間俊介)が書いた脚本に従って進めていく。蘭は結衣の友人・大島綾(小島梨里杏)を証言台に立たせる。ある日、綾は結衣とリモートで話していたが、結衣がDV被害を無言で知らせるハンドサインを送ったという。だが、結衣はそのサインを否定する。
池上大輔(白石隼也)は「うるせえ!」と激高してしまう。裁判官の心証が悪くなった。
速水が無実だという証拠を提示するが、
しかし、原告側弁護士・藤堂亜蘭(遊井亮子)が出した新たな証拠により、速水の知られざる一面が暴露されてしまう。それは結衣が地下アイドル時代のこと。結衣のライブ映像の観客席には速水が映っていた。速水は結衣のファンだった。ファンの間では速水は独占欲や執着心が強いと噂された。結衣と5年ぶりに会えたからストーカー行為を始めたのではないか…と藤堂が攻めてくる。
整形外科に通院していたか
蒼(髙橋優斗)は速水と友人だが、アイドルの話はしてこなかった。なぜ言ってくれなかったのかと憤る蒼。だが、速水は言ったらDVのことを信じてもらえないと思ったという。
蘭は、速水が結衣に恋愛感情があるかどうかを問う。それがストーカー行為になるかポイントだから。速水は結衣のパフォーマンスが上手くなっていくのを見てきて「彼女みたいになりたい」と思ったという。だが今の結衣は全然違うから助けたかった…という速水。
黒澤は、本人がDVを否定しているため手がないと嘆く。
そんな中、蘭は、綾が色々なSNSで結衣を助けようとアプローチしたことを思い出す。そして結衣の裏アカウントを発見。すると病院の整形外科に通っていることが判明。
だが結衣の裏アカと確定はできない。もっと証拠を固める必要がある。蘭は、結衣の近所の人たちへ聞き込み。だが相手側弁護士から口止めされていた。だが蘭は必死に頼みこんで近所の家の防犯カメラ映像を借りる。
結衣は速水と会わないようフードデリバリーを置き配にしていたはずだが、直接渡す配達員もいたようだ。それも決まって夫がいないとき。その謎は一体…。
第二回口頭弁論
蘭は、整形外科のカルテを証拠として提出。結衣がDV被害を受けていた証拠だ。しかし結衣が隠しているものはもうひとつあった。
結衣の家に頻繁に配達していた人物がいた。来るのは夫が外出中。そしてその配達員は家の中に入っていく映像が会った。
蘭は、速水に質問。速水は1年前から、結衣のDV被害を心配していた。しかし目的が違った。蘭たちは「配達員」の後をつけた。そして何を頼んでいたか知ってしまった。それは速水も同じ。
速水が何を知ってしまったのか・・・。蘭は「彼女を救ってあげられるのはあたなしかいない」と訴えて、速水が証言する。
結衣が配達員に頼んでいたのは、覚せい剤だった。(結衣がDVを否定してまで隠したかったものは自身の犯罪だった)
速水は大学時代ずっと劣等感を抱いていたが、結衣が輝くライブを見て前向きになれた。結衣は速水の希望だった…。
速水「だからもう覚せい剤なんてやめてください。ステージで立っていたときのように、ずっと輝いていてほしいんです。いつまでも僕の目標であってほしいんです」
速水がそう訴えると、結衣は泣き出した。
エピローグ
その後、配達員を装った「売人」が逮捕された。結衣は初犯だから執行猶予がつくだろう。
黒澤は覚せい剤のことをわざわざ速水から証言させたことを疑問視。だが蘭は「結衣のため」だという。速水のように心から心配してくれる人がいると伝えたかったのだ。覚せい剤を断ち切るのが大変だから。
蒼は打ち上げをしたがったが・・・蘭は親友の花に面会へ行く。
蒼も黒澤も、蘭が弁護した親友の事件を知っていた。妻が夫を殺害したが、その夫が連続殺人事件の犯人だったというセンセーショナルな事件だ…。
蘭は花に、陽斗の写真を見せる。そして「必ず無実を証明してみせるから」
黒澤は回想する。雨の中、黒澤のそばに女性が倒れている…。(つづく)
2話の要点ネタバレ
- DVを否定していた結衣は違法薬物に手を出していた。(DVの心身の傷から逃避するためのクスリ)
- 裁判は神楽蘭の依頼人側の勝利に終わる。つまりストーカー行為は否定された。
- 蘭の親友・花の事件は複雑。花が殺害した(あるいは真犯人が殺害した)夫は連続殺人犯?!
- 回想の黒澤と謎の女性は、連続殺人犯・早乙女蓮(=花の夫)の犯行の被害者か?
【勝利の法廷式】3話のあらすじネタバレ
3話のサブタイトル:CASE3「記憶」
2話の放送日:2023年4月27日(木)よる11:59~
被告:立花洋子(演:宮崎美子)…洋食屋「コトブキ」の店主
依頼人:立花光(演:福山翔大)…洋子の息子
3話のあらすじ
蘭(志田未来)の事務所に、母の弁護を依頼したいという青年・光(福山翔大)が訪れる。洋食店を営む光の母・洋子(宮崎美子)は、料理人の清水を階段から突き落とした。光は、洋子が清水に店を騙し取られたと主張。蘭は、黒澤(風間俊介)と蒼(髙橋優斗)とともに、清水の詐欺を立証して情状酌量を狙うことに。しかし、検察側の尋問によって洋子が不利な状況に追い込まれる中、蘭はあることに気付き…。事件の意外な真相とは!?
3話のネタバレ
蘭は詐欺があったことを証明して情状酌量を狙う。そんな中、蒼が裁判で証言してくる人=綿貫を見つけてきた。
第1回口頭弁論
第1回口頭弁論にて。清水は自分が料理人だと信じさせるため、洋子に「ひまり亭」を見せたが、それは映画撮影用と称して組まれたセットだった。さらに蘭は、清水に騙された被害者の一人として綿貫にも証言をしてもらった。
検察側は犯行時のことを尋問。洋子が冷静に被害者の傷の状況を観察していたことで、カッとなって押したのではなく、以前から殺害動機があった…という方向で話が進む。蘭は反論しない。洋子が不利な状況に追い込まれて第1回口頭弁論が終わる。
蘭は清水を突き落としていないことに気付いた…。事件と同じ時刻の暗さだと、被害者のことが見えなかったはず。蘭は本当のことを尋ねるが、洋子は「私がやりました」と譲らない。
さらに、目撃情報から事件当日、洋子が清水とは違う男性と普通に話していたという。つまり知人か。洋子がかばう男性と言えば息子の光だ。
光は「僕が(清水と)話をつけるからと母に言ったんです」という。しかしその前に母・洋子が清水を突き落としてしまったというが…。
蘭は子役時代、ドラマ現場のケータリングで来ていた洋食屋「コトブキ」のクラムチャウダーを食べた覚えがあった。黒澤はそれを利用しようと考える。
第二回口頭弁論
法廷にて。蘭は洋子と細身の男性が会っていたことを述べたる。直後、腹痛をおこしてしまう蘭。一時、休廷に。しかしこれは黒澤の書き足した台本だった。
再開し、蘭は現場にいた男性について洋子に質問。「何のことか分からない」という洋子。
洋子は視力が悪くなったから店を手放そうとした。しかし被害者の状態を見たと嘘の証言をした。誰をかばっているのか?
蘭は、洋子の夫が作ったクラムチャウダーを20年前に食べたことを話す。すべて台本通りだ。寒い日、演技が上手くいかなかった日の休憩時間、洋子の夫は「魔法のスープ」と言ってクラムチャウダーを子役の蘭にくれた。体に加えて心も温まり自然と笑顔になった。
蘭は、洋子の夫の願いがみんなの笑顔だと語る。そして蘭は、やってもいない罪をかぶることが「ご主人の望んだことでしょうか」と問う。夫との日々を思い出した洋子は、光をかばっていると認めた。
しかし事件当日、洋子は息子の光とは会っていない。別の人物から息子が犯人だと聞かされたから、かばうことにしたのだ。
公園まで来てほしいと電話があって行ってみると、清水が倒れていた。(洋子に清水を紹介した会社である)M&Aマッチングサービス会社「コネクトエア」代表・前田社長から洋子が罪をかぶるのなら息子の罪を黙っておく、と言われたという。
3話の結末
前田は殺人未遂容疑で逮捕された。前田は清水のやり方に不満があり、縁を切りたがっていたという。前田と清水の詐欺行為も調べが始まった。お店の方は綿貫社長が、洋子の条件通りで引き継ぎたいという。
光が「店を継ぐよ」と洋子に告げる。しかし洋子はやりたいことをやるように伝える。息子が笑顔になってほしいから。
ラスト。
過去:黒澤が恋人・黛十和(まゆずみとわ)(演:入来茉里)に指輪をはめる。
現在:黒澤は暗い部屋で横になり、指輪を五つ持っている。黒澤の横になり丸くなった姿は十和の遺体の写真(case2 黛十和)とそっくりだ。
過去:十和が雨の日に倒れていた場面へ。黒澤は十和にかけより何度も名前を呼んだ。近くには雨に打たれる指輪が落ちていた。
3話の要点ネタバレ
- 洋子(宮崎美子)がかばっていたのは息子だった。
- 真犯人は洋子の息子ではなくて、マッチング会社の社長だった。
- 黒沢の恋人が被害者だが、ケース2である。連続殺人の中の2番目の被害者か。
- 5つの指輪から、5つの連続殺人?
【勝利の法廷式】4話のあらすじネタバレ
画像出典:読売テレビ
4話のサブタイトル:CASE4「正義」
4話の放送日:2023年5月4日(木)よる11:59~
被告:村山翼(演:奥野壮)…大学生。特殊詐欺事件の被疑者。
北見昌彦(演:淵上泰史)…刑事。
堀内英典(演:阪田マサノブ)…検察官。
4話のあらすじ
蘭(志田未来)は、特殊詐欺事件で逮捕された翼(奥野壮)の弁護を担当する。翼は、詐欺とは知らずに、闇バイトに手を染めてしまったと思われた。しかし裁判が進む中、驚きの事実が明かされる。翼を救うための筋書きが根底から覆された蘭は、行き詰まってしまい…。一方、黒澤(風間俊介)は傍聴席で女性の遺影写真を見ている謎の青年・大貴(岩井拳士朗)に不審を抱く。闇バイトの裏側には、恐るべき真実が隠されていてー!?
4話のネタバレ
蘭(志田未来)が弁護を引き受けた大学生・翼(奥野壮)は、詐欺の末端である“受け子”で、一人暮らしの高齢者からキャッシュカードを騙し取ろうとして逮捕されてしまい…。
有罪率99.9%との戦いへ
蘭と蒼(髙橋優斗)は接見のために警察署を訪れる。刑事の北見(淵上泰史)によると、翼は容疑を否認しているという。翼は蘭と蒼に、求人サイトで見つけたアルバイトに応募したらシグナムというアプリでやりとりをしたいと指示された。詐欺とは知らずにキャッシュカードを受け取りに行っただけ、と語る。
蘭は、高額報酬に釣られた翼が知らないうちに詐欺に加担させられる“闇バイト”に手を染めてしまったと信じた。翼が何も知らなかったと立証できれば、罪には問われない。蘭は「一緒に頑張りましょう」と翼を励ます。
特殊詐欺は「指示役」の下に「リクルーター」(知人やアルバイト募集などで勧誘)がいて、その下には「受け子」(被害者からお金を荷物を受け取る)、「出し子」(被害者が振り込んだお金をATMから引き出す)、「かけ子」(被害者に電話をかける)がいる。シグナムというアプリは機密性が高く、やりとりが残らいない。
黒澤(風間俊介)は蘭に、闇バイトをやっている人間のほとんどが詐欺と認識しているのが現実だと告げる。翼の嘘を疑う黒澤に対し、蘭は翼の無実を信じていた。日本の刑事裁判の有罪率は99.9%。起訴されて刑事裁判になれば勝ち目はない。蘭たちは不起訴処分に持ち込む方針で、調査を進める。
そんな中、検察官の堀内(阪田マサノブ)は「巨悪を眠らせない」が信条。堀内は「最初から詐欺と知って特殊詐欺に加担しただろう」と翼の罪を問い詰める。蘭は堀内に抗議するが、起訴へ持ち込まれてしまう。
蘭たちは0.1%の可能性に賭けることになる。知らなかったことを証明するのは、ないことを証明することであり、「悪魔の証明」と呼ばれるほど難しいが…。
第一回公判
第一回公判が開かれる。蘭と黒澤は「未必の故意」(詐欺になるかもしれないと思って行動)を否定する作戦で臨む。
証言台に立った翼は起訴状の内容を否認し、詐欺の認識はなかったと改めて主張。蘭は黒澤の台本に従って翼への質問を重ねて、未必の故意に当たらないことを示していく。
- 日給1万なので報酬が不自然なほど高額でないこと。
- 荷物の内容を知らなかったこと。
- 集荷後の行動も(未必の故意に認定されたコインロッカーではなく)渡す人物を指示されていたこと。
- 偽名を用いたりスーツ着用を指示されなかったこと。
裁判は蘭たちの想定通りに進むかと思われた。しかし、検察官の堀内(阪田マサノブ)からとんでもない事実が明かされる。被告人と同じ求人サイトで応募した人物がシグナムで翼から指示をされている音声データだった。翼は組織の中心人物の犯罪者であり、人手不足のため翼も受け子をしただけ…と指摘する堀内。
翼を救うための筋書きが根底から覆された蘭は、行き詰まってしまう。指示役であったのなら有罪であり、執行猶予もつかない。
黒澤は、傍聴席で女性の遺影写真を見ている青年・原大貴(演:岩井拳士朗)に気付く。途中退席した大貴を追いかけて、ベンチで大貴の話を聞く。
遺影の女性は大貴の妹・菜月(演:竹野留里)だった。菜月は村山翼の交際相手だった。3年前、偽のフィッティングモデルの求人に応募し、下着写真を送るように求められて応じると、金を渡さないと下着写真と住所をSNSで拡散すると脅迫メッセージが届いた。菜月は、うつ状態となって自殺した。
大貴は翼の裁判を傍聴し、自殺した妹と交際していた翼が特殊詐欺の指示役と分かり、妹が騙されていたのではないかと心を痛めていた…。
第二回公判
蘭は、菜月のスマートフォンを裁判で提出する。翼は菜月の死後も、菜月のスマホにメールを送っていた。
そのメール内容からは、翼が、菜月を騙して自殺に追い込んだ特殊詐欺組織の黒幕を捕まえるために、あえて特殊詐欺の受け子に応募していたことが分かる内容だった。メールからは組織に入って仕事をしている苦悩も伝わる。
翼は、指示役の上に「金主」(きんしゅ)(実行部隊に出資して、それ以上の搾取金を上納している。指示役も金主の実態を知らない)がいることを知った。だから指示役まで上りつめて、金主の正体をつかもうとしたが、つかめなかった。
翼は「復讐がすべてだった」「菜月に会いたい」と涙ぐむ。
4話の結末
蘭は、翼に希望を持たせることはできなかった。しかしこれは台本通り。黒澤は、復讐とはいえ多くの詐欺行為をした翼にとっては「当然の報いだ」という。
しかし黒澤の台本には続きがあった。閉廷後・・・蘭は、翼のメール文に(金主との)通話途中で背後からメロディー音が聞こえたとあった。歩いている時のようだと書かれていた。横断歩道についている音響信号機だが、数は限られている。堀内検事の調べで、その日のその時間の防犯カメラに映っていたのは、北見刑事(淵上泰史)だと判明。翼のスマホから通信アプリを使い連絡すると、北見のスマホが鳴った。
つまり、特殊詐欺の黒幕(金主)は北見刑事だった。その後、北見は警察署で取り調べを受けるが、なぜか逮捕されずに罪を逃れて警察署を出てきたところを、原大貴に刺殺される。大貴は現行犯逮捕された。(これはゴミ箱に捨てられた黒澤の台本と一致していた)
一方、流川蒼(髙橋優斗)は、父で弁護士事務所所長の流川大治郎(升毅)から、黒澤の婚約者は女性連続殺人事件の被害者だと聞く。また、蘭のSNSで誹謗中傷していたアカウント情報を開示請求したところ、黒澤だと判明して…。(つづく)
4話の要点ネタバレ
- 受け子の翼(奥野壮)は恋人を自殺に追い込んだ詐欺集団の黒幕の正体を突き止めるため、組織で出世へ。
- 詐欺集団の黒幕は、北見刑事(淵上泰史)だった。
- 北見刑事(淵上泰史)は逮捕されなかったが、被害者遺族に刺殺される。(さらに黒幕がいるというより警察官だから上手く言い逃れただけ?)
- 蘭(志田未来)を誹謗中傷していたのは黒澤(風間俊介)と判明!
- 黒澤の恋人は女性連続殺人事件の被害者。このことを蒼(髙橋優斗)が知ってしまう。
【勝利の法廷式】5話のあらすじネタバレ
画像出典:読売テレビ
5話のサブタイトル:CASE5「仮面」
5話の放送日:2023年5月11日(木)よる11:59~
依頼人:橋垣紗世(演:堀田茜)…国際ロマンス詐欺の被害者。
近藤馨子(演:黒川智花)…会社役員・良太の妻。
近藤良太(演:篠山輝信)…会社経営者。
5話のあらすじ
蘭(志田未来)の元に、子役時代の友人・紗世(堀田茜)が妹に連れられてやってきた。紗世は、SNSで知り合った海外の男性と結婚すると言って幸せそうだが、妹は国際ロマンス詐欺ではないかと気付き、相談に来たのだ。蘭と黒澤(風間俊介)は、紗世の結婚相手と直接会うことに。しかし、現れたのは、結婚相手とは似ても似つかない近藤(篠山輝信)という男性で…!? 一方、蒼(髙橋優斗)は、黒澤の正体に疑問を抱き始める…!
5話のネタバレ
蘭(志田未来)の事務所に、蘭の子役時代の友人・紗世(堀田茜)が妹・世那(田中珠里)に連れられてやってきた。「婚約したの」という紗世は幸せそうだが、妹は姉が騙されていることに気付き、相談に来たのだ。
紗世の結婚相手は、SNSで知り合ったハン・ジエンという男。しかし、紗世はジエンと直接会ったことがない。しかし、彼に頼まれて300万円も送金してしまった――蘭は、国際ロマンス詐欺を疑う。
妹は蘭に、ジエンを探し出して姉の目を覚ましてほしいと頼む。しかし弁護士の立場では返金のお手伝いしかできないと蘭。すると黒澤(風間俊介)が探偵になってジエンをおびき出せばいいと提案。紗世も「会いたい」と乗り気になる。蘭たちは、ハン・ジエンの正体を突き止めることに。
ジエンとは違う男
蘭と黒澤は、紗世とジエンのビデオチャットをモニタリングする。黒澤は、ジエンをおびき出すための台本を渡した。元子役と言ってもエキストラだった紗世は演技に自信がない。蘭は泣き方(涙が出なくても泣いているように見せる演技)を紗世に伝授。
紗世の「あなたは詐欺師なの?」と泣く演技と、お金を取りに来てくれたら信じると告げたエサにより、ジエンと直接会う約束を取り付けた。
紗世とジエンの待ち合わせ場所に現れたのは、ジエンとは別人の近藤良太(篠山輝信)という人物。近藤は、そんな男のことをまったく知らないという。近藤を調べると会社経営者だが、経営悪化していた。
示談交渉は決裂
後日、蘭たちは改めて、紗世を連れて近藤の会社に会いに行く。近藤の妻で会社役員の馨子(黒川智花)も同席した。紗世はいつか行こうと約束した韓国のお店のことを切り出すが、近藤は知らないと言い張る。紗世は、泣き出してしまう…。
しかし紗世はまたもウソ泣きをした。近藤夫妻が席を外した後、紗世はジヨンに渡したはずのプレゼントの品を撮影。彼は詐欺の受け子ではなく、彼こそがジエンだ。黒澤はディープフェイクの映像だったと気づく。
後日、示談交渉へ。しかし近藤は示談に応じなかった。紗世がプレゼントしたキャンドルについても「知らない」と言い切る近藤。しかも騙される方に責任があると言い出すので、紗世はついに目をさまし、訴えると決めた。
蘭たちは、近藤の秘書・鈴村志乃(水上京香)の指輪のあり・なしから、社長の近藤との不倫を突き止める。しかも紗世と同じ指輪だ。
蒼は、今回の弁論は自分がやりたいと言い出し、蘭も承知する。
裁判にて
蒼(髙橋優斗)が弁護を担当。312万の財産的損害分と慰謝料300万を請求する。
ハン・ジエンについてはディープフェイクと訴える蒼。しかし相手側弁護士の藤堂亜蘭(遊井亮子)はハン・ジエンについて、専門家によると別人である可能性が高いと反論。
ジエンが紗世に送った指輪と、近藤から秘書もらった指輪。2つがが全く同じブランドの全く同じ商品だが・・・「偶然」という近藤。
あの待ち合わせ場所に現れたのも「偶然」という近藤。
スケジュール管理は妻・馨子(演:黒川智花)がしているが、夫に言われたことを入力しているだけ。しかし馨子は夫を信じていた。ここで蘭に交代へ。
蘭は不倫相手が鈴村のほかにも複数いることを告げる。そして「あなたは知ってたんでは?」と追い詰める。
馨子が夫を詐欺師に仕立てたのだ。復讐のために。夫が鈴村に妻を女として見てないし、会社のことも何もできない、お金も稼げない女…と見下す発言をしていた。馨子は夫の陰口を聞いてしまった。
そこでロマンス詐欺で稼いだ。そんな時に、紗世から直接お金を取りに来いと言われて、夫に罰を与えるチャンスだと思った。
馨子は夫を罰しただけだと開き直る。蘭は「愛されたかった」のではないかと馨子の本心を指摘。そして、紗世が示談にしようとしたのは一度は愛した人だから…。そんな紗世の気持ちを踏みにじったことを訴える蘭。その上で近藤良太への訴えの取り下げを宣言。
5話の結末
その後、紗世と近藤馨子の間で示談が成立した。蘭に感謝する紗世。
一方、蒼(髙橋優斗)は蘭を喫茶店に呼びだす。そして黛十和(入来茉里)の写真を見せて、黒澤の婚約者で連続女性殺人事件の2番目の被害者だと紹介。また、黒澤の書斎に男(市川知宏)が出入りしており、黒澤が何かを調べているという蒼。
蒼は、連続殺人犯・早乙女蓮(カトウシンスケ)を殺害したのは黒澤ではないかと推理。蘭は信じられないが…。(つづく)
5話の要点ネタバレ
- 近藤が国際ロマンス詐欺の犯人かと思われたが…。
- 近藤の妻が不倫している夫を罰するために、夫が詐欺をしたように見せかけていた。
- 結果的には示談成立。
- 黒澤が連続殺人犯の早乙女蓮(カトウシンスケ)を殺害した可能性が高まる。
- 黒澤が殺人犯ならば、早乙女蓮を殺害した罪で実刑判決を受けた早乙女花(北乃きい)は冤罪?!
- しかし黒澤が椿九重(市川知宏)に頼んで何かを調査中。もしかして早乙女蓮を殺害した真犯人がいる?(つまり黒澤の復讐は終わっていない)
【勝利の法廷式】6話のあらすじネタバレ
画像出典:読売テレビ
6話のサブタイトル:CASE6「自立」
6話の放送日:2023年5月18日(木)よる11:59~
依頼人(原告):麻生日奈(あそう・ひな)(演:木下彩音)…浪人生。
依頼人(原告):麻生理香子(あそう・りかこ)(演:中島ひろ子)…日奈の母親 。
栗原慧太(くりはら・けいた)(演:小宮璃央)…医大の二年生。
被告:栗原悟志(演:黒田大輔)…慧太の父親。入試委員長。
6話のあらすじ
蘭(志田未来)は、ある医大の入試に関する不正を訴えたいという受験生の日奈(木下彩音)と母・理香子(中島ひろ子)から、集団訴訟の依頼を受ける。医大を受験して不合格だったが、合格者の内部資料を手に入れ、自分より成績の悪い男子が合格していることを知った。理香子と日奈は、医大による性差別だと主張。蘭と蒼は、入試委員長・栗原(黒田大輔)を尋ねる。栗原は、なにも知らないと言って蘭たちを拒絶する。栗原には、日奈と同い年の息子・慧太(小宮璃央)がいた。裁判は大学側の有利に進み、蘭たちは追い詰められる。蘭は、このまま裁判を続けていいのかと迷い始め――!?
6話のネタバレ
蘭(志田未来)は蒼(髙橋優斗)から黒澤(風間俊介)の婚約者が連続女性殺人事件の被害者だった過去を聞かされ、混乱していた。蒼は蘭に、黒澤の周辺をさらに詳しく調べると告げる。
そんな中、蘭は、ある医大での入試の不正に関する集団訴訟を起こしたいという依頼を受ける。依頼人は日奈(木下彩音)をはじめとした女子受験生3人と保護者たち。日奈の母・理香子(中島ひろ子)のもとに差出人不明の封書が届いたという。
封書の中身は、医大の全受験者の入試成績データを記した内部資料。そのデータから、女子だから落とされた性差別があっという理香子たち。もちろん大学側は否定している。そこで入学許可と慰謝料を求めて裁判をすることにした。
入試データは誰が作成したか分からず、提供者も不明で、証拠としての価値が低い。蘭は、作成者か提供者を探し出す必要に迫られる。
差出人は栗原慧太(小宮璃央)
蘭と蒼は、医大の入試委員長・栗原(黒田大輔)の元を訪ねる。蘭たちは栗原の住まいの近くから送付されたことで疑うが…栗原は何も知らないと言って蘭たちを拒絶。蘭は、日奈の家だけに封書が送られたことを怪しむ。
日奈はスケジュールを組んで受験勉強をしているが、10分休憩のときに絵を描いていた。上手な絵だった。「なぜ医師になりたいのか」と蘭が尋ねると、父が医師で、医師の家系だからという。父は海外で医療に従事していた。
蘭が友人の話をしたことで、年賀状を見せてもらう。「画家になった方がいいよ」というコメントもあった。そんな中、栗原の息子・慧太(小宮璃央)が日奈の友人とわかる。
慧太が封書を送った人物だった。大学の不正の噂を知って、父の書斎からデータをプリントアウトし、麻生家に送付したのだ。麻生家に送ったのは教育熱心な家だから。蘭はこのままでは証拠にならないからと、裁判で証言してもらおうと頼む。しかし慧太は断った。父を裏切ることになるから。
流川は自分は父を裏切って後悔はしていないが、大学と父を敵に回すリスクはあるから無理強いできないと伝える。そんな中、黒澤が日奈と慧太を偶然会うようにセッティング。日奈が医大合格のために努力を重ねているのを知った慧太は、証言すると決めた。
第1回口頭弁論
裁判では、栗原が証拠の入試データは作成途中のものであり、完成した表には調査書(内申書のこと)が加味されていると判明。あくまで内申点を重視した結果であり、性差別でないという。裁判は大学側の有利に進み、蘭たちは追い詰められる。
さらに、SNSで日奈が内申書が悪かっただけと叩かれてしまう。日奈は医大を諦めようとするが、「誰のためにやってると思ってるの!」と激高する日奈の母・理香子。その会話を目の当たりにした蘭は、このまま裁判を続けていいのかと迷い始める――。蘭は自身の子役時代も、自分がやりたいというより母が喜ぶからやっていたのを思い出す。
第二回口頭弁論
蘭は調査書の表かと言う名目で性差別があったとと問う。そして「あなたが本当に隠したいのは去年の入試なのでは?」と指摘。ここで流川が弁護を担当することに…。
流川は「父親には憧れの存在でいてほしいんです。恥ずかしくないい生き方をしてほしい」と語る。流川は慧太から医大をやめると聞かされたという。慧太は「重要なのは人として尊敬できるかどうか」と言っていた。流川は「息子さんに立派な姿を見せてください」と追及。
栗原は配点に性差別があったこと、学長の指示だったことを認めつつ、去年の入試で点数が足りなかった慧太をコネで入学させたことも明かす。
裁判での大学側の敗訴は濃厚に…。
6話の結末
不正入学を恥じて裁判で明かすことを慧太は了承していた。次は、他の医大を受験するという。父の栗原も大学を追われるだろうが、不信感を払拭した親子ならやり直せる…と蘭は思う。
その後。蘭は「本当に医大に行きたいのか」と日奈に問う。日奈の父に確認したところ、娘は医師でなくてもいいという。日奈の母・理香子は医師の家系に嫁いだ重圧から、教育虐待のレベルだった。つまり医大は母の夢だった。蘭の助言により、日奈はもう一度、進路を考えることにする。
流川が興信所に依頼した結果が出た。黒澤の部屋に出入りしていた人物は、椿九重(市川知宏)で、早乙女蓮(カトウシンスケ)と同じ出版社の記者。蘭は、黒澤が椿九重とともの早乙女蓮を調べて、女性連続殺人事件の犯人と突き止め、復讐のために殺したと推理。蘭の親友・早乙女花(北乃きい)は巻き込まれたのでは?と疑う。
しかし黒澤は「俺は殺してない」と否定し、「早乙女蓮は連続女性殺人事件の犯人ではない」と言い…。(つづく)
6話の要点ネタバレ
- 医大入試に性差別はあった。
- 性差別は学長の指示であり、そこには入試委員長の息子のコネ入学もからんでいた!
- 実は、日奈は教育虐待を受けていた。
- 早乙女蓮は連続女性殺人事件の犯人ではない?!
- 黒澤は九重とともに、真犯人を探していたのか?!
【勝利の法廷式】7話のあらすじネタバレ
7話のサブタイトル:CASE7「対峙」
7話の放送日:2023年5月25日(木)よる11:59~
依頼人(原告):有村亜紀(ありむら・あき)(演:穂志もえか)…元市役所職員。
田代靖(たしろ・やすし)(演:浜中文一)…クレーマー。
被告:津田清隆(つだ・きよたか)(演:和田聰宏) …亜紀の元上司。
7話のあらすじ
蘭(志田未来)は黒澤(風間俊介)に、花(北乃きい)の夫・蓮(カトウシンスケ)を殺したのか?と問い詰める。一方、蒼(髙橋優斗)は、黒澤を探るために動き出す。そんな中、蘭は、亜紀(穂志もえか)の依頼を受ける。市役所に勤めていた亜紀は、クレーマーの田代(浜中文一)をなだめるため、上司の津田(和田聰宏)から土下座を強要されたという。相手の代理人は、大治郎(升毅)だった。ついに大治郎と直接対決することにー!
7話のネタバレ
黒澤は、連続殺人事件の犯人・早乙女蓮(カトウシンスケ)を殺したのは自分ではないと否定。さらに黒澤は記者・早乙女蓮とともに連続殺人事件の真犯人を追っていたという。早乙女蓮は何者かに連続殺人犯に仕立てられて殺されたのだ。
一方、蒼(髙橋優斗)は蘭に、黒澤の周辺を探るためにしばらく休みが欲しいと申し出る。しかし警察の資料によれば、蒼が連続殺人事件のことで事情聴取されていた。
蒼の友人・速水(泉澤祐希)によると、被害者の女性・瓜生は大学のサークルが同じで、同窓会の帰り道、蒼が彼女を送って行ったという。その後、彼女は殺された。被害者が最期に会ったのが蒼だが、捜査対象からはすぐに外された。黒澤は、父の大治郎(升毅)が裏から手をまわしたのでは?と疑う。
土下座強要の証拠
蘭は新しい依頼を引き受ける。依頼人は、とある市役所に勤めていた亜紀(穂志もえか)。市役所の窓口担当だった彼女は、たびたび訪れるクレーマーの田代(浜中文一)に嫌がらせを受けていた。ある日、亜紀の上司・津田(和田聰宏)から、田代をなだめるため、亜紀に土下座を強要した。
土下座までさせられたことがトラウマとなった亜紀は心身が不調になりて市役所を退職した。亜紀は、市を相手取って訴訟を起こしたいという。
蘭が津田に話を聞くと、彼は亜紀が自主的にやったことだと主張。亜紀と津田、どちらかが嘘をついているのか?
蘭は、田代(浜中文一)に会って「思い出してください」と必死に懇願。「知らねえ」と言っていた田代だが、「ほんと覚えてねえんだ。けど動画ならあるよ」という。
田代は面白がって、困ってる亜紀の動画を撮影していたらしい。そこには津田が土下座を強要している場面が映っていた!
結末
裁判にて。蘭は、津田が亜紀に土下座を強要した証拠動画を提出する。しかし、大治郎は「嘘をついていたんですか。偽証罪が適用されますよ」と津田にいう。
そして大治郎は、蘭が提出した動画の続きをみせる。津田は「頼む。愛してる」と言っていた。津田は既婚者なのに亜紀と付き合っていた。
大治郎は、愛している人からの頼みで土下座したのであって、上司からの強要ではないと告げる。
現在は別れているが、津田は彼女は復縁を求めているし、精神疾患は失恋であり、振られた腹いせで訴えているという。
亜紀は「どうして私が責められなきゃいけないの?私は悪くない!悪くない!悪くない!悪くない!」と泣き叫んで…。
蘭と黒澤は、大治郎の前に敗北した。
すべて大治郎の策略だった。津田のこともハメた。…蘭がクレーマーの田代に会った時、すでに大治郎が田代に接触していた。蘭がつかんだ証拠の動画は「愛してる」の部分が大治郎によって切り取られていたのだ。
蘭はなぜ不倫の関係を教えてくれなかったのか聞く。亜紀は「話したら捨てられた腹いせ」と思われるからだという。たしかにやり返したい部分はあったが、「市役所の体質を変えたい」のも亜紀の本音だった…。
そんな中、黒澤の協力者・九重椿(市川知宏)から「妻が。妻が殺されました。あいつです」と黒澤に連絡がくる。(つづく)
【勝利の法廷式】8話のあらすじネタバレ
8話のサブタイトル:CASE8「追憶」
8話の放送日:2023年6月2日(金)よる0:04~
8話ゲスト
青柳純(演:佐藤玲)…検事。椿の事件の担当。
芳野小太郎(演:矢島健一)…東都出版社「週刊現部」編集長
朝烏(演:竹森千人)… 早乙女花の事件を担当した検事。
8話のあらすじ
蘭(志田未来)と黒澤(風間俊介)は椿(市川知宏)の妻・沙良(川﨑珠莉)が殺され、衝撃を受ける。黒澤は、蒼(髙橋優斗)が事件に関わっているのではないかと疑いを強める。まもなく、椿が妻殺害の容疑で逮捕されてしまう。蘭は椿を不起訴にするために奔走。しかし、椿の無実を示す新たな情報は得られない。一方、黒澤は消えた蒼の行方を追うものの、調査は難航する。打つ手がなくなった蘭と黒澤は、掟破りの大胆な行動で勝負に出る!物語は予想外の展開に!?
8話のネタバレ
黒澤は蒼(髙橋優斗)の父親の大治郎(升毅)に息子の蒼の居場所を教えろと迫る。しかし、大治郎は「知らない」と言って黒澤をあしらう。しかし本当は、大治郎は息子をかくまっていた。
沙良は、これまでの連続女性殺人事件と同じく、塩化カリウムが入った注射器により殺された。椿は事件前、犯行に使われたのと同じ型の注射器と塩化カリウムを購入していた。警察は模倣犯だと疑っている。椿は真犯人を追うために凶器のルートを調べていたと語る。
また、椿にはアリバイがなかった。犯行時刻に自宅にいたと椿は主張するが、その時間帯に椿宅を訪ねた宅配便の配達員・江木(樫尾篤紀)は椿が不在だったと証言したのだ。
起訴されたら99%有罪になる。椿の勾留期間は最長で20日間。それまでに嫌疑を晴らすだけの証拠を揃えなければならない。蘭は、椿と交流のあった人物や近隣住民に話を聞くものの、目ぼしい情報は得られない。
そんな中、椿が妻の遺体から甘い香水の香りがしたことを思い出す。黒澤は自分の恋人・黛十和の遺体からも甘い匂いがしたという。もしかすると犯人のルーティンの一つかもしれない。しかし甘い匂いは、捜査情報として漏れていないため、椿が模倣できるはずがない。今回の事件は連続女性殺人事件と同じ犯人だ。
蘭は、連続殺人事件の被害女性は全員で、胎児が母体にいる時の態勢をしており、赤ちゃんの匂いの成分であるノナナールが含有された香水をかけられたのではないかとの見立てる。
蘭は懸命に香水を探し当て、検察へ。しかし何万本も流通している商品であり、担当検事の青柳純(佐藤玲)はそれで同一犯だとは言えないという。
椿の勾留期限が本日に迫った。そんな中、蘭は椿から頼まれた荷物を運送会社の営業所へ取りに行く。すると偶然、家にいたのにインターホンが鳴らずに不在票が挟まっていたという客の不満を聞く。蘭が確認すると、配達員は江木(樫尾篤紀)で、椿の家に配達したのと同じ人物だ。
蘭は江木に懇願して、江木に証言してもらう。江木は事件当日、配達時間に遅刻してしまったためインターホンを押さずに不在票を置いた。その時、窓から椿がいることを見たという。アリバイがあったのだ。江木の証言を文字にしてサインしてもらったが…朝烏(竹森千人)は信用しなかった。
朝烏は早乙女花の事件を担当した検事であり、連続女性殺人事件の犯人が花の夫・蓮であるとの前提で裁判が進んだ。蓮は花に殺されたことになっている。しかし連続女性殺人事件の犯人が別にいる…となると困るのだ。自身の担当した裁判が間違いとなるから。
蘭と黒澤は、掟破りの大胆な行動で勝負に出ることに。それは――朝烏を排除し、担当検事・青柳と一対一で話すこと。そして司法修習時代の思い出、厳しい道をくぐり抜け検察官になったことを褒めつつ…本題へ。検察が悪を罰するなら、冤罪を生まないことが弁護士の存在意義…と訴える。そして「無罪」だと確信していることを訴える蘭。
青柳は先輩の朝烏の反対を押し切り、信念を突き通す。そして椿は不起訴になり、釈放された。
蘭が受け取った荷物の中身は、2つのグラスだった。事件当日、椿の妻はビールを買いに行っていた。結婚記念日だから、これで乾杯するつもりだったのかと知った椿は泣いた。
ラスト。蘭は花に面会に行く。一方、流川蒼が黒澤の背後に近づいて…?!(つづく)
8話の要点ネタバレ
- 被害者の共通点
- 塩化カリウムを注射されて殺害されている。
- 胎児のような態勢。
- 左薬指に5つの指輪をはめられている。
- 甘い香水。NEW(警察も気づいていない情報)
- 甘い匂い=香水から、連続女性殺人事件の犯人が生きており、第5の事件を起こした可能性が高まる。
- 配達員が椿の家にいる時間に行ったが不在だったと証言。しかし本当は配達員が椿の姿を見ていた。【アリバイあり】
- 蘭は情に訴え、さらに検察と弁護士の役割と存在義を訴え、担当検事が圧力に負けないように後押し。
- 椿は釈放される。
- 流川蒼(髙橋優斗)のことは進展なし。次回、大きく動くもよう。
【勝利の法廷式】9話のあらすじネタバレ
9話のサブタイトル:CASE9「再開」
9話の放送日:2023年6月8日(金)23:59~
9話ゲスト
早乙女陽斗(演:市野叶)…花(北乃きい)の息子。
瓜生二重(演:彩羽)…連続女性殺人の4人目の被害者。
9話のあらすじ
黒澤(風間俊介)は、姿を消していた蒼(髙橋優斗)と対峙する。一方、蘭(志田未来)は花(北乃きい)の無実を証明するため、再審請求に向けて奔走。しかし、再審請求が認められるだけの決定的な証拠をつかめないでいた。そんな中、黒澤は、花の息子・早乙女陽斗に会いに行く。蘭は、幼い子供を利用しようとする黒澤に反発し…。蘭と黒澤は、再審を勝ち取れるのか?そして、連続女性殺人事件の真犯人が、ついに明らかにー!?
9話のネタバレ
蘭(志田未来)は刑務所で花(北乃きい)と面会する。連続女性殺人の5人目の被害者が出ており、蓮が犯人でなくなれば、花が蓮を殺す動機も成立しなくなり、花の無実が証明できる…そう訴えかける蘭に対し、花は拒絶した。しかし花は、息子に会いたかった。蘭は「私が真犯人を見つけ出して、無実を証明する。してみせる」と力強く、花に告げる。花は「陽斗といっしょに家に帰りたい」と涙し、蘭に弁護を頼む。
黒澤(風間俊介)は、蒼(髙橋優斗)と対峙する。連続女性殺人の4人目の被害者・瓜生二重を駅まで送ったが、蒼は瓜生と駅で別れた。その後、瓜生が忘れたイヤリングを店に取りに戻ったという。
蘭は花の無実を証明するため、再審請求に向けて奔走する。再審請求が認められるケースは極めて少なく、“開かずの扉”と言われている。
黒澤は蘭に、花の息子・早乙女陽斗と会ってきたと告げる。陽斗は、花の逮捕後から児童養護施設で暮らしていた。蘭は、幼い子供を巻き込む黒澤に「正義の皮をかぶった暴力」と反発。しかし黒澤は、自分は正義のためでなく目的のために動いていると反論。それは陽斗も同じこと。守られる側の子どもにも
母を救いたい思い
黒澤は蘭に、陽斗にも母を救いたい意思を主張する権利はあると告げる。覚悟を決めた蘭は陽斗を連れて、刑務所で花と対面する。陽斗は「出してあげるからね。泣いちゃダメだよ」と花に告げる。
蘭は、陽斗が事件当日のことを何か覚えていれば証拠を見つけるきっかけになるかもしれないと、事件当日を振り返ってもらう。当日、スーパーマーケットでママがチョコを陽斗に買ってくれた。そして陽斗は迷子になったが、パンダタクシーの運転手が一緒に探してくれたという。個人タクシーのようだ。
蒼は、再審請求に向けて、証言者に会いに行ってきた。流川(升毅)の手で、証言を変えさせられたのではないか?という疑いが強まる。
蘭と蒼はパンダタクシーの運転手・加賀を見つける。車載カメラのデータも借りた。そこには花と陽斗が道路で抱き合う姿が映っていた。そして再審が確定する。
再審
黒澤は脚本を蘭に渡した。そしていよいよ再審裁判の日。車載カメラに花が映っている18時56分は、被告が遺体を発見して通報する22分前の映像だ。家まで徒歩にして15分だが。被告人は当時3歳の子どもを抱えて歩いたことから、家に到着するのは20分後。残り2分間で、夫と連続殺人のことで口論して、自分より体格のいい相手を2回刺して、自ら通報した…ということになる。蘭は被告人に犯行は不可能と指摘する。
帰り。陽斗が歌っていたが、それは父が亡くなる前日に聞いていた曲だった。それは速水(泉澤祐希)が好きなアイドルの曲だ。
黒澤は、ひらめく。瓜生の事件で速水も警察の事情聴取を受けている。依頼人・速水についての身辺資料によると、速水の父は東都出版社・週刊現都・編集長の芳野小太郎(矢島健一)と記されている。
ライターの早乙女蓮がどこまで調べていたのか分かっていたのは編集長。ライターの椿九重(市川知宏)が動いていたのを知っていたのも編集長。黒澤は、亡き恋人と速水が勤める喫茶店に行ったことがある。
黒澤は、残忍な連続女性殺人の真犯人を速水だと確信し、彼の家へ向かう。蘭も、黒澤の部屋の中で速水の資料を見つけた。蘭は黒澤の犯行を止めるために急ぐ。
蘭が速水の部屋に到着すると、黒澤は速水を刺していて――!?(つづく)
9話の要点ネタバレ【真犯人が明らかに】
- 蘭と黒澤は花の幼い息子の力を借りて有力情報を集め、再審にまでこぎつける。
- 再審にて。蘭は、花には犯行が不可能なことを立証する。
- 真犯人は速水(泉澤祐希)!?
- 黒澤が速水を刺した。次回、殺人未遂で黒澤が裁判にかけられる!
【勝利の法廷式】最終回(10話)のあらすじネタバレ
最終回(10話)のサブタイトル:CASE10「約束」
最終回の放送日:2023年6月15日(金)23:59~
最終話のあらすじ
蘭(志田未来)は、速水(泉澤祐希)にナイフを突き刺す黒澤(風間俊介)を目撃した。まもなく、黒澤は逮捕される。黒澤は、連続殺人犯が速水だと気づいて殺そうとしたが、できなかったと蘭に告白する。
一方、蒼(髙橋優斗)は、父親・大治郎(升毅)に花(北乃きい)が有罪になるよう仕向けたのか問いただす。大治郎は何も語らないものの、法廷には立つと約束する。
蘭は、花と黒澤の無実を法廷で証明すると決意。しかし黒澤は、十和(入来茉里)の復讐を果たせなかったと思い込み、気力を失っていて…。蘭は、花と黒澤を救い出せるのか!?
最終話のネタバレ
黒澤が速水を刺したわけではなかった。黒澤がナイフを持って駆け付けたが、刺せなかった。そんな中、速水が黒澤のナイフを持っている方の腕を自分に引き寄せ、自分に突き刺したのだった。速水は病院に運ばれて命をとりとめた。
大治郎は法廷には立つと蒼に約束するが、そこで何を話すかはお前が用意した証拠次第だという。
蘭は、芳野小太郎(矢島健一)に会って問い詰めるが、芳野は10年以上前に妻と離婚して以来、息子=速水とは一度も会っていないと言い張る。
椿九重の調べで、芳野の元妻はずいぶん前に亡くなっていると分かる。
蘭は、気力を失っている黒澤に、「勝つって復讐することですか?勝つって、真実を明らかにして速水を法で裁くことではないんですか?私たちは私たちのやり方で戦いましょう」と、犯人を法で裁くよう訴える。
蘭に背中を押された黒澤は、台本を書きあげた。黒澤は蘭に、黒澤の殺人未遂の裁判において速水の自供を引き出し、早乙女花の裁判でも勝つ…と告げる。
黒澤の殺人未遂の裁判
黒澤は検察の起訴状を認めた。黒澤が速水を刺したことになってしまうが、情状酌量を求める争いになる。そこで、速水に婚約者を殺されたことが動機と主張することができ、堂々と証人を呼ぶことができる。あえて罪を認める掟破りの戦いだ。
黒澤は動機を語った。なぜ婚約者を殺したののが速水と確信したのか。速水の部屋で被害者たちの遺体にはめられた指輪と同じものがあったこと。婚約者の遺体の香水の匂いが、速水の部屋からもした。椿九重も妻の遺体から同じ匂いをかいでいる。
蘭は、連続女性殺人事件は早乙女蓮では?…と問う。黒澤は、速水が早乙女蓮に罪をなすりつけたのだと主張する。
弁護側証人尋問として、流川大治郎(升毅)が法廷に立つ。蒼は、大治郎の部下・藤堂亜蘭(遊井亮子)が「目撃者の証言を変えさせた」ことを認めた、と告げる。さらに藤堂は、芳野と大治郎は協力関係ではなく逆だという。つまり大治郎が芳野に協力させられていた…。
大治郎は裁判に勝つため、ある病院に医療カルテの改ざんを頼んでいた。そのことを芳野(矢島健一)がつかんで大治郎を脅してきた。そして大治郎は、早乙女花の裁判で彼女が犯人になるよう仕向けた。
そう指摘する蒼に、大治郎は「その通りです」と認める。裁判が終わった後、大治郎は警察に医療カルテ偽装と早乙女花の裁判での偽証させた件で事情情聴取されることに。(実は、藤堂亜蘭は裏切ったわけではなく、大治郎の指示で真実を蒼に語ったのだった)
退院した速水が法廷に立つ。検察側は、早乙女蓮が殺害された時刻のアリバイとなる動画を出す。速水が連続女性殺人事件でないならば、黛十和や椿沙良を殺害したことも否定されるが…。黒澤が取り乱し、蘭は休廷を申し入れる。
蘭は黒澤と、速水が早乙女蓮を殺していないなら可能性は一つ、という観点で話しあう。椿九重の調べによると、速水の両親は速水が中学時代に離婚。速水の母は速水が高校時代に自殺した。父・芳野は妻を長年、人格否定する言葉の暴力でしいたげていた。離婚原因も芳野のモラハラだ。そして精神を病んだ末、芳野の母は亡くなった。速水は父親を恨んでいる。だから父親は母親を愛していたという論調でいけば、速水を追い詰めることができる。
再開後。蘭は、芳野さんは元妻を愛していたから死別は悲しかったことでしょう。あなたと芳野は支え合い、尊敬していた…とで嘘の推理を披露し、抵抗感を煽り不満を募らせる。そして、「いつまでお父さんにかばってもらうかのか?」と問う。
速水は激高し「頼んでない。かばって欲しいなんて頼んでない。あいつが勝手にやったことだ。あいつは自分のキャリアに傷をつけたくないから」と暴露。
速水は、父・芳野が早乙女蓮を殺害して罪をなすりつけたことを自供。連続女性殺人事件の犯人は速水、本人だ。
しかし速水は殺人をしてるつもりはなかった。速水は「彼女たちを救っていた」と語る。速水の母は人生をやり直したいと、うわ言のようにつぶやいていた。だから、速水は女性たちを救っていたつもりだった。胎児のような姿勢だったのもそのため。5つの指輪をはめさせたのはエンジェルナンバー。5は新しいスタートの意味。速水は、彼女たちを生まれ変わらせて救った…と本気で思っていた。
蘭は「あなたの理屈は理解できません。したくもありません!」と告げる。そして速水の「幼稚で傲慢な考え」によって「彼女たちだけじゃない。その周りの人たちも、あなたは不幸のどん底に陥れたんです。あなたは誰一人救ってなんかない!残された人たちは、どんなにつらくても前を向いて生きていくしかない」と強い口調で語る。
そして蘭は、婚約者の十和を失った黒澤に視線を向けて、十和の友人が、生前の十和が「彼の脚本で一人でも幸せを届けられるように、私が隣で彼を幸せにしたい」と語っていたことを語る。
蘭は、これまで黒澤の脚本で救われた人が多くいること、私もその一人で、黒澤のおかげで弁護士に復帰できたことを感謝する。その上で蘭は、「自分一人で世の中を大きく変えることなんてできない。だけど弁護士として今、目の前にいる人が『明日も生きよう』って思えるようにすることはできるかもしれない。だから、黒澤さんにも前を向いて生きてほしいんです。十和さんの分まで…生きてください」と涙ながらに訴えた。
「以上です」と弁論を終える蘭。
最終話の結末
1ヶ月後。裁判で、早乙女花は無罪を言い渡された。一方、芳野は逮捕された。
花は「恩人だよ」と蘭に感謝する。蘭は「恩人は花だよ」と親友に感謝。弁護士になれたのは花がいたからだ。
早乙女花は息子と再会し、泣いて抱き合った。
黒澤は執行猶予がついた。
黒澤は、蘭に弁護士になれたもう一つは何か?と問う。蘭は、子役時代の主演ドラマ「小さな弁護士コラン」だという。この作品に出会ったから弁護士に興味を持てたという。
「俺と同じだ」と黒澤。ドラマ「コラン」の現場に行った黒澤は、法廷のセットの傍聴席で台本を読んでいた子役の蘭に「面白いですか」と聞いた。面白いという蘭に対し、黒澤は「俺も書いてみよう。そしたら出てくれますか」と頼む。OKした蘭は黒澤と指切りげんまんの約束をかわした。(※補足:黒澤と蘭の約束は法廷の台本と、それを演じる弁護士という形で叶っている)
現在。黒澤は蘭に次の裁判の台本を渡す。その場面を蒼に見られたが、隠す蘭。
この世界は一つの舞台では人は皆、役者。法廷も同じ。誰しも演じている。蘭は目の前の人の未来を照らせるよう、今日も法廷に立つ――。(おわり)
最終回の要点ネタバレ【結末】
- 芳野が流川大治郎の不正をネタに脅して、早乙女花を裁判で有罪へと仕向けさせた。
- 早乙女蓮を殺害した犯人は芳野。
- 連続女性殺人事件の犯人は速水。
- 殺人未遂の黒澤は、執行猶予がついた。(情状酌量が認められた?)
- 早乙女花は無罪に!
- 黒澤は子役時代の神楽蘭と、脚本を書いたら演じてほしいと頼み、約束していた。(一応、約束は果たされいる?!)
【勝利の法廷式】蘭と黒澤のバディの結末は?
蘭と黒澤のバディの結末はどうなるのでしょうか。
本作は原作なしのため、不明です。
蘭と黒澤は、演技力のある弁護士と、台本を書ける脚本家のコンビ。
いいバディだと思うので縦軸の事件が解決してもバディを継続して欲しいですが…。果たして?
【勝利の法廷式】の出演者
神楽蘭(弁護士)…演:志田未来
黒澤仁(謎の脚本家)…演:風間俊介
流川蒼(新人弁護士)…演:髙橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)
藤堂亜蘭(弁護士。所属は流川綜合法律事務所)…演:遊井亮子
椿九重(黒澤の協力者)…演:市川知宏
黛十和(フラワーデザイナー。黒澤の婚約者。連続女性殺人事件の2番目の被害者)…演:入来茉里
早乙女蓮(花の夫。殺された被害者。連続女性殺人犯?)…演:カトウシンスケ
早乙女花(蘭の親友。夫を殺した罪で服役中)…演:北乃きい
流川大治郎(流川綜合法律事務所 所長。蒼の父)…演:升毅
速水政樹(フードデリバリーの配達員。流川蒼の大学時代の友人)…演:泉澤祐希 – 第2話のメインゲストのひとり。第7話以降、大学の同級生だった瓜生二重が殺害された事件のことで証言者として再登場。瓜生が殺害される直前、同窓会の帰りに流川蒼が彼女を送って行ったことを黒澤や蘭に証言する。→最終的に連続女性殺人事件の犯人であることが判明する。
【連続女性殺人事件】被害者の登場人物
- 【連続女性殺人事件1人目(2018年)】赤羽二乃(被害者。目撃者はなく、警察は通り魔的犯行と断定。翌年の事件との共通点から、連続殺人事件と断定する)…演:??
- 【連続女性殺人事件2人目(2019年)】黛十和(被害者。フラワーデザイナー。黒澤の婚約者)…演:入来茉里
- 【連続女性殺人事件3人目(2020年)】真野時絵(被害者。殺害方法は、塩化カリウムによる心肺停止)…演:??
- 【連続女性殺人事件4人目(2021年)】瓜生二重(被害者。流川蒼の大学の同級生。死亡前に最後に会ったのが流川蒼だった)…演:彩羽
- 【連続女性殺人事件5人目(2023年)】椿沙良(被害者。椿九重の妻)… 演:川﨑珠莉
画像出典「勝利の法廷式」HP
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