【ザ・クラウン】シーズン5あらすじ&キャストまとめ!エリザベス女王やダイアナ元妃の苦悩に涙
Netflixの大人気英国王室ドラマ【ザ・クラウン】。シーズン5は、キャストも全て一新され新たなストーリーが2022年11月9日に配信される予定です。2022年2月にイギリス史上最も在位期間の長い君主となり、英国の象徴として世界中から愛されたエリザベス女王は、在位70年を迎えました。在位70年の「プラチナ・ジュビリー」を祝うパレードや、全国で3000個以上のかがり火がともされるイベントにも女王陛下は参加されました。
しかし、2022年9月8日に96歳といご年齢で突然崩御されてしまったエリザベス女王。約10日後には世界各国から500人という要人も集まり国葬が行われました。日本からも天皇皇后両陛下がご参列されました。エリザベス女王陛下の崩御を受けて、現在シーズン6の制作中であるNetflixドラマ【ザ・クラウン】の撮影も休止となったそう。2022年11月から配信される予定のシーズン5のあらすじや新キャスト、そして今分かっていることをご紹介していきます。
【ザ・クラウン】とは?
1952年2月6日にお父様である国王ジョージ6世が崩御し、ご即位されたエリザベス女王2世。今年在位70年というおめでたいニュースも入って来たばかりでした。しかし、9月8日に突然の訃報が世界中を駆け巡り世界中が悲しみに包まれました。
2016年10月13日にはラーマ9世(タイ王国国王)の崩御によって、お元気だったころの君主の中では世界第2位の長期在位君主となっていたイギリス女王エリザベス2世。81歳で死去した高祖母のヴィクトリア女王の在位期間63年を上回って、最高齢の君主としての記録も塗り替えています。
そんなイギリス女王であるエリザベス2世の治世にスポットライトを当てた、Netflix (ネットフリックス)のオリジナルドラマシリーズ【ザ・クラウン】(原題: The Crown)。
そして、ストーリーの中では実際の英国王室を忠実に再現しており、宮殿内部や衣装やジュエリーなどの細部にまでこだわっているためにその制作費は100億円以上というから驚きです。
News from the palace: we can confirm there will be a sixth (and final) season of @TheCrownNetflix, in addition to the previously announced five!
— Netflix UK & Ireland (@NetflixUK) July 9, 2020
ピーター・モーガンの原作・脚本による、アメリカとイギリスの合作のテレビドラマシリーズであり、イギリス女王エリザベス2世の治世を描いた【ザ・クラウン】。2020年1月に【ザ・クラウン】はシーズン5で終了するとNetflixが発表したのですが、数か月後にはシーズン6まで続くと発表しました。その人気の高さが伺えます。
シーズン1が配信された後に、Netflixの責任者のテッド・サランドスは「60年を6シーズンにわたって描き、全シーズンを8〜10年かけてやるという考えだった」と述べているようですから、シーズン6は2000年代初期から、おそらく現在までの様子が描かれるのかもしれません。あくまでも予想ですが・・・。
実物そっくりのキャストも見どころ
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そんなイギリス女王エリザベス2世の治世にスポットライトを当てたNetflix (ネットフリックス)のオリジナルドラマシリーズ【ザ・クラウン】の見どころの1つにキャストの風貌やしゃべり方などがあります。主な他の伝記ドラマと同じように、2シーズンごとに変わるキャストの方々は実物そっくりに演出されている点も見どころです。
主要キャストについては、年齢を重ねるごとに2シーズンごとに入れ替わっているところもイギリス国民が共感を得ると言われている部分でもあります。しかもそのキャラクターが似ていると評判の方々も沢山いらっしゃるんですよ。
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治世の初期のシーズン1~2でエリザベス2世女王を演じたのが、クレア・フォイ。そして、中年期のシーズン3~4でエリザベス2世女王を演じたのが、オリヴィア・コールマンでした。
そして、シーズン5では映画『ハリー・ポッター』シリーズに出演しているイメルダ・スタウントンがエリザベス2世を演じることになっています。シーズン5,6で、エリザベス2世をイメルダ・スタウントンがどんな風に演じるのか楽しみですね。
その他のキャストも2シーズンごとに変わっていきます。シーズン4でエミー賞にノミネートされたプリンセス・オブ・ウェールズ役を演じたエマ・コリンから「ナイト・マネジャー」のエリザベス・デビッキがダイアナ元妃役を引き継ぎます。
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チャールズ皇太子役は、ビリー・ジェンキンズ(子役)からジョシュ・オコナー(シーズン3,4)の後には「アフェア 情事の行方」などのドミニク・ウェストが演じます。
フィリップ王子を演じたマット・スミス(シーズン1,2)からトビアス・メンジーズ(シーズン3.4)ジョナサン・プライスへと引き継がれます。
ヴァネッサ・カービー(シーズン1,2)が演じたマーガレット王女は、ヘレナ・ボナム・カーター(シーズン3、4)からレスリー・マンヴィルへと引き継がれる予定です。
【ザ・クラウン】は、賞を総なめ
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ちなみに、本作はこれまで配信されたどのシーズンでも賞を得て絶賛されております。シーズン1は第74回ゴールデングローブ賞でゴールデングローブ賞テレビ部門 作品賞 (ドラマ部門)およびテレビドラマ部門女優賞(ドラマ部門)を受賞。
第69回プライムタイム・エミー賞では、衣装賞歴史劇・ファンタジー・リミテッドシリーズ・テレビ映画部門、プロダクションデザイン賞歴史劇部門を受賞。ウィンストン・チャーチル役を演じたジョン・リスゴーは、助演男優賞ドラマ部門を受賞しています。
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シーズン2では、第70回プライムタイム・エミー賞において監督賞ドラマ部門、主演女優賞ドラマ部門、衣装賞歴史ドラマ部門、キャスティング歴史ドラマ部門賞、1時間のシングルカメラ部門撮影賞を受賞。
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シーズン3では、第77回ゴールデングローブ賞のテレビドラマ部門主演女優賞を受賞し、第71回プライムタイム・エミー賞では衣装賞歴史ドラマ部門を受賞しました。
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シーズン4では、第78回ゴールデングローブ賞でゴールデングローブ賞 テレビ部門 作品賞 (ドラマ部門)、ゴールデングローブ賞 テレビ部門 主演男優賞 (ドラマ部門)、ゴールデングローブ賞 テレビ部門 主演女優賞 (ドラマ部門)、助演女優賞(シリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞。
そして、第73回プライムタイム・エミー賞では作品賞ドラマ部門、主演男優賞ドラマ部門、主演女優賞ドラマ部門、助演男優賞ドラマ部門、助演女優賞ドラマ部門、監督賞ドラマ部門、脚本賞ドラマ部門を受賞。エミー賞のドラマ主要7部門を制覇するのは本作が初めてとなっています。
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エリザベス女王が崩御されてしまった今、本作が様々な国で人気となり世界中の沢山の方々が本作をご覧になっているそうです。これから配信されるシーズン5,6は、ラストがどこまで描かれていくのか分かりませんが、もしかしたら?崩御されるところまで描かれるのかもしれません。
シーズン5,6でエリザベス2世を演じることになったイメルダ・スタウントンがどんな風にエリザベス女王陛下を演じるのか楽しみであると共にイメルダ・スタウントンも何かしらの賞を受賞するかもしれないと思うと楽しみです。
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【ザ・クラウン】ってどんなストーリー?
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ご存じない方のためにご紹介しておきますが・・・。【ザ・クラウン】シーズン1のあらすじは、1947年のエリザベスとフィリップの結婚式に始まり、1952年の父国王の崩御による女王即位と戴冠式などを経て、第三次チャーチル内閣からイーデン内閣のもとでの1955年までのエリザベス女王の治世が描かれています。
そして、【ザ・クラウン】シーズン2のあらすじは、1956年の第二次中東戦争(エジプトとイスラエル、イギリス、フランスがスエズ運河を巡って起こした戦争のことで、スエズ動乱とも呼ばれている)に始まって、イーデン首相の辞職、1963年のプロヒューモ事件(1963年に発覚した英国最大の国家機密漏洩スキャンダル)によるマクミラン首相の辞職、そして1964年のエドワード王子誕生までが描かれています。
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【ザ・クラウン】シーズン3のあらすじは、1964年から1977年までが描かれており、ヒース内閣をはさんだ2度の労働党ウィルソン首相率いる内閣のもとでの治世が描かれています。ソ連の脅威の下でのケンブリッジ・ファイヴ事件(1930年代にケンブリッジ大学でソ連の情報機関にスカウトされた彼ら5人ともが、1930年代にケンブリッジ大学で学んだことから「ケンブリッジ・ファイヴ(ケンブリッジ5人組)」と呼ばれる)などが描かれています。
そして、ウィルソン首相に対するスパイ疑惑とクーデター計画、女王の陰に隠れた夫フィリップとマーガレット王女、成長したチャールズ皇太子との関係なども描かれています。
シーズン3の最初には若いカミラ夫人(演:エメラルド・フェネル)が登場し、ダイアナが現れるずっと前からチャールズが彼女のことを運命の人と呼び、他にもボーイフレンドがいるにも関わらず、心から愛しているということが分かります。
しかし、王位継承順位1位であるチャールズのお妃様には貞潔で処女であることが良いとされており、何人もの方とお付き合いをしたことがあり既婚者であったカミラ夫人は王室には到底認められる存在ではなかったのです。もちろん、時代が今ならそんな女性蔑視のようなことはなかったのかもしれませんが、当時の時代背景もストーリーの中で見て取れます。
【ザ・クラウン】シーズン4では、70年代後半からストーリーが始まり、1990年まで描かれています。あのマーガレット・サッチャー首相も登場して英国の社会的経済拡大も観ることが出来ます。
そして、チャールズはダイアナとの恋が始まったかのように思っていたにも関わらず、カミラ夫人との恋を終わらせることが出来なかったという様子が描かれており、ファンからは物議を醸しだして誹謗中傷まで起こってしまっているそうです。
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【ザ・クラウン】シーズン5はどうなる?
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この大人気ドラマ【ザ・クラウン】ですが、先ほどもご紹介したように2シーズンごとにキャストを総入れ替えして、再現率の高いキャスティングが話題となっている作品です。そのため、今回シーズン5を迎えるにあたって新たなキャストで総入れ替えで制作される新シーズンに期待は高まります。
シーズン4では、舞台は1980年代後半でストーリーが終わり、シーズン5は1990年代が舞台となります。この時代である1992年は、エリザベス女王にとっていわゆる「アナス・ホリビリス(ひどい年、あるいは恐怖の年)」だった時代です。
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この90年代ですが、エリザベス女王の子ども達であるチャールズ、アン、アンドルー、エドワードのうち3人の結婚生活が破綻したことや、1995年には、ダイアナ妃がチャールズ皇太子との関係についてBBCのマーティン・バシールのインタビューを受けた年でもあります。
ダイアナ妃は、そのインタビューでチャールズの愛人である(現在は彼の妻)カミラ・パーカー・ボウルズに言及して、「(自分の)結婚生活には3人が関わっていた」という驚くべき言葉を口にしたということが起こった年でもあります。ただ、最近この取材はダイアナ妃を騙して不正に行われたものであることが判明しています。
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その後、2人は1992年別居してしまいます。バッキンガム宮殿は1995年12月21日、エリザベス女王がチャールズとダイアナに離婚を促す手紙を出したという声明を発表し、それを承諾する形で1996年2月29日、ダイアナは報道官を通じて離婚に合意したことを発表しました。
離婚するにあたってダイアナ妃は、「妃殿下(Her Royal Highness)」の称号と、将来の王位継承権を放棄しなければならず…。ケンジントン宮殿のアパートメントを保持することだけは認められました。
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そして、1997年あの世界中が驚き、泣いたパリで交通事故に遭ってしまい、婚約者のドディ・アルファイドと一緒に亡くなったダイアナ妃の悲劇の死という最悪の事件も起こりました。ダイアナ妃が突然の死を遂げたあの頃、ウィリアム王子はまだ15歳になったばかりでした。
もちろん年齢的には反抗期などもあったかもしれませんが、まだまだ母親が必要だった年代でしたね。ドディ・アルファイド役としてハリド・アブダラがキャストされていることから、事故の事が描かれるかどうかは分かりませんが、ダイアナ妃とドディ・アルファイドが登場するシーンがある事は間違えなさそうです。
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シーズン6のウイリアム王子役らのキャストが決定
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そして、先取りすぎるのですが・・・。先日シーズン6に出演する予定のウイリアム王子役とキャサリン妃役が発表されました。残念ながら、まだハリー王子役は発表されておりません。シーズン6では、ダイアナ妃の死に対して王室メンバーがどのように対処したかが描かれるようです。
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そのあとにはウィリアム王子とキャサリン妃の出会いから結婚、その後の様子も描かれることになるようですよ。キャサリン妃を演じることになったメグ・ベラミーですが、キャサリン妃にそっくりだと話題になっているそうです。楽しみですよね。
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ウイリアム王子役を演じるルーファス・ケンパ(Rufus Kampa)は、ロンドン・ウェストエンドの舞台で主演を務めた経験の持ち主だそうです。そして、エド・マクヴィー(Ed McVey)は2021年にロンドン・ドラマ・センターを卒業して、舞台の代役などを務めてきたそう。今回キャステイングされた3名は新人で、テレビドラマは初だそう。
ウィリアム王子役/ルーファス・ケンパ(15歳のウィリアム王子)
ウィリアム王子役/エド・マクヴィー(十代後半以降の王子)
キャサリン妃/メグ・ベラミー
【ザ・クラウン】シーズン5の主要キャストをご紹介
それでは新シリーズのキャストをご紹介します。
画像がない方やプロフィールなど詳細が分からない方もいらっしゃいますが、ご容赦くださいませ。
エリザベス女王役/イメルダ・スタウントン
イメルダ・メリー・フィロメナ・バーナデット・ストーントン CBE
(Imelda Mary Philomena Bernadette Staunton CBE)
1956年1月9日生まれ
イギリス出身
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マイク・リー監督作「ヴェラ・ドレイク」でベネチア国際映画祭で主演女優賞を受賞。第77回アカデミー主演女優賞にもノミネートされました。映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」と「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」では、ドローレス・アンブリッジ役を演じ知られるようになりました。
「ダウントン・アビー」ではレディ・モード・バグショー役を演じ「マレフィセント」シリーズでは妖精を演じていました。2006年には大英帝国勲章を授与され、2016年には第三位CBEを叙勲しています。
チャールズ皇太子役/ドミニク・ウエスト
ドミニク・ウェスト(Dominic West)
1969年10月15日生まれ
イギリス出身
名門パブリック・スクールであるイートン校を卒業後(第75代イギリス首相デーヴィッド・キャメロンと同級生だった)、ダブリン大学のトリニティ・カレッジで学び、ギルドホール音楽演劇学校で演技を学びました。
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ナイトの称号を持つ貴族の娘であるキャサリン・フィッツジェラルドと2010年に結婚し4人の子供がいます。「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」「マネーモンスター」「アフェア 情事の行方」「レ・ミゼラブル」などに出演しています。
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ダイアナ妃役/エリザベス・デビッキ
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エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)
1990年8月24日生まれ
オーストラリア出身
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バレエダンサーだったポーランド人の父親とアイルランド系オーストラリア人の母親の間にパリにて生まれたエリザベス・デビッキは5歳の頃、一家でオーストラリアのメルボルンに移住。191㎝の長身のエリザベスは、2012年12月にファッション誌『ヴォーグ』のモデルもしていました。
elizabeth debicki filming the crown in the famous revenge dress
EVERYBODY MOVE pic.twitter.com/ccD2voM0op— best of diana (@dianaofhearts) November 5, 2021
AACTA賞の助演女優賞を受賞した「華麗なるギャツビー」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」「TENET テネット」ドラマ「ナイト・マネジャー」などに出演しています。
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ジョン・メージャー元首相役/ジョニー・リー・ミラー
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ジョニー・リー・ミラー (Jonny Lee Miller)
本名:ジョナサン・リー・ミラー、Jonathan Lee Miller
1972年11月15日生まれ
イギリス出身
マーガレット・サッチャー元首相が辞任した後、イギリスの首相に就任したジョン・メージャー元首相を演じるのは、ジョニー・リー・ミラー。1983年からテレビに出演しはじめ、「サイバーネット」(1995年)で映画デビュー。
1997年にジュード・ロウ、サディ・フロスト、ユアン・マクレガー等と共にナチュラル・ナイロン(Natural Nylon)という映画製作会社を設立しています。実はアンジェリーナ・ジョリーの元夫なんですよ。「トレインスポッティング」シリーズ、「ダーク・シャドウ」、ドラマ「弁護士イーライのふしぎな日常」、「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」、「デクスター 〜警察官は殺人鬼」などに出演しています。
フィリップ殿下役/ジョナサン・プライス
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ジョナサン・プライス(Jonathan Pryce)
1947年6月1日生まれ
イギリス・ウェールズ出身
1977年にブロードウェイに進出し、トニー賞をはじめとして各賞を総なめにするなど注目される存在になりました。『さすらいの航海』(1976年)で映画デビュー。1989年、ロンドンウェスト・エンド初演の『ミスサイゴン』で、その後1991年ブロードウェイ公演で絶賛されトニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞。
2009年には大英帝国勲章コマンダー(CBE)を授与されています。「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ「2人のローマ教皇」ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」などに出演しています。
マーガレット王女役/レスリー・マンヴィル
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レスリー・マンヴィル(Lesley Ann Manville, OBE)
1956年3月12日生まれ
イギリス・ブライトン出身
当初ソプラノ歌手を目指していたのですが、15歳でロンドンの演劇学校「Italia Conti Academy of Theatre Arts」に入学し、演劇に転向。ウェスト・エンド・シアターのミュージカルでデビューしたレスリー・マンヴィル。マイク・リー監督作品の常連で、2010年の「家族の庭」でナショナル・ボード・オブ・レビュー賞女優賞、ロンドン映画批評家協会賞年間英国女優賞、全米映画批評家協会賞主演女優賞、サンディエゴ映画批評家協会助演女優賞を受賞しており、この他にも多数賞を受賞しています。
2015年には、大英帝国勲章(OBE)を授与されました。ゲイリー・オールドマンと1987年から1990年まで結婚していました。「ファントム・スレッド」「マレフィセント2」ドラマ「Harlots/ハーロッツ 快楽の代償」などに出演しています。
ウィリアム王子役/セナン・ウエスト
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セナン・ウエストは、ドミニク・ウエストの第二子で長男です。今回共演することになったのですが、彼の詳細はまだ明らかになっておりません。現在年齢が13歳という設定のみのようです。
ノーマ・メジャー役/フローラ・モンゴメリー
(ジョン・メージャーの妻)
フローラ・モンゴメリー(Flora Montgomery)
1974年1月4日生まれ
北アイルランド・グレイアビー出身
フローラは、貴族であり兵士であり、第1子孫クランボーイのジェイムズ・ハミルトン卿とともにアルスタースコットランド人の「創設者」の一人として知られているヒュー・モンゴメリー卿、グレート・アードの第1子爵モンゴメリーの子孫だそうです。2001年の映画「天国の発見」(2001年)、「氷の微笑2」(2006年)医療シリーズ「Body Story 2」などに出演しています。
ロバート・フェローズ役/アンドリュー・ヘイヴィル
(イギリス貴族院議員)
アンドリュー・ヘイヴィル(Andrew Havill)
1965年6月1日生まれ
イギリス出身
「ダウントン・アビー」(2019年)、「キング」(2019年)、「SHERLOCK(シャーロック)2」(2012年)「最後のフェルメール ナチスを欺いた画家」(2019年)「英国王のスピーチ」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」「私が愛した大統領」などに出演しています。
クイーン・マザー役/マーシャ・ウォレン
(エリザベス王妃 の母)
マーシャ・ウォレン(Marcia Warren)
1943年11月26日生まれ
イギリス ワトフォード出身
舞台女優でもある彼女はオリヴィエ賞を2度受賞しています。「コンスーミング・パッション」(2008年)「SHERLOCK(シャーロック)4」(2017年)「ブラウン神父」(2013年)「クレアモントホテル」(2005年)「 やっぱり契約破棄していいですか!?」(2018年)などなど映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍している女優さんです。
ドディ・アルファイド役/ハリド・アブダラ
(イギリスのデパート『ハロッズ』、ホテル・リッツ・パリの所有者であるエジプトの億万長者モハメド・アルファイドの息子でダイアナと共に事故で亡くなった)
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ハリド・アブダラ(Khalid Abdalla)
1981年10月26日生まれ
スコットランド グラスゴー出身
エジプト人の両親の元に生まれロンドンで育ったハリド・アブダラ。アブダラの父と祖父は、エジプトで有名な反レジーム活動家で、彼の両親は、彼が生まれる前にイギリスに移住した医師でした。彼は、2006年のアカデミー賞にノミネートされBAFTAを受賞した映画「ユナイテッド93」に出演して国際的に有名になりました。
「君のためなら千回でも」(2007年)「ザ・スクエア」 (2013年)「In the Last Days of the City」(2016年)「グリーン・ゾーン」(2010年)「ハンナ 殺人兵器になった少女」 (2019年)などに出演しています。
モハメド・アルファイド役/サリム・ダウ
(実業家)
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サリム・ドゥ(Salim Daw)
1950年9月1日生まれ
イスラエル出身
「Gaza mon amou」(2020年)「テルアビブ・オン・ファイア」(2018年)「タイラント -独裁国家- (シーズン1)」(2014年)「潜入 最も危険なテロリスト」(2011年)「ジェイムズ聖地〈エルサレム〉へ行く〉(2003年)「カップ・ファイナル」(1991年)「アバンチ・ポポロ」(1986年)などに出演しています。
エドワード王子役/サム・ウルフ
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サム・ウルフ(Sam Woolf)
1996年4月19日生まれ
ミシガン州出身
サムのお父さんは、あの有名な「白い嵐」、ドラマ「サンフランシスコの空の下」、「ナイトシフト 真夜中の救命医」などに出演していたスコット・ウルフ。アメリカンアイドルなどにも出演したシンガーソングライターでもあり、BillboardのHeatseekersチャートでトップ10にはいった曲もあります。俳優としてもこれから活躍してくれる姿が楽しみです。
ヨーク公爵夫人(セーラ)役/エマ・レアード
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エマ・レアード・クレイグ(Emma Laird Craig)
1981年8月24日生まれ
イギリス出身
短編映画「ショートライフ」(2018年)、「女神との会話」(2019年)などに出演しているエマ・レアード。
「Mayor of Kingstown」(2021年)にも出演しています。2021年にVarietyの「見るべき10人の英国人」の1人として挙げられています。この先楽しみな女優さんですね。
カミラ夫人(後にコーンウォール公爵夫人カミラ)役/オリヴィア・ウィリアムズ
オリヴィア・ウィリアムズ(Olivia Williams)
本名: Olivia Haigh Williams
1968年7月26日生まれ
イギリス・ロンドン出身
ケンブリッジ大学で英文学を学び、その後Bristol Old Vic Theatre Schoolで演技を学んで3年間ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの舞台に立っていたオリヴィア・ウィリアムズ。「シックス・センス」「X-MEN: ファイナル ディシジョン」「17歳の肖像」「ヴィクトリア女王 最期の秘密」「ゴーストライター」ドラマ「ドールハウス」などに出演しています。
アン王女役/クラウディア・ハリソン
クラウディア・ハリソン(Claudia Harrison)
「ケース・センシティブ 静かなる殺人」(2011年)「アークエンジェル」(2005年)、「ブロンドと柩の謎」(2001年)などに出演しています。
※プロフィールの詳細が分からず・・・。この先ストーリーが進んでいくとご本人はSNSはやっていませんが、公式のInstagramやTwitterなどでお姿が見られると思います。Sorry…。アン王女を演じるようです。
まとめ
エリザベス2世女王とイギリス王室の歴史を紐解く【ザ・クラウン】は、先日崩御されたエリザベス女王がどれほど苦しい思いをして王位を継ぎ、父であるジョージ6世から王になる事をすべて学ばないうちに女王となって女王としての責務を担って行かなくてはならなかったのかがお分かりになります。
シーズン1から観て行きますとこれほど大変な思いをしながらも女王という座を放棄することも出来ず、さぞお辛かっただろうなと・・・。筆者は以前一度本作を観たのですが、改めてエリザベス女王陛下がお亡くなりになって観てみて前回観た時とは違う感情が沸いてきてしまいました。
その他にも、マーガレット王女の苦悩や、チャールズ国王が幼い時に父であるフィリップ王配から厳しいしつけもされていたこと、そのフィリップ王配の幼い頃の辛い経験の数々などここでは語りつくせないほどの英国王室関係者の苦悩が描かれています。
ダイアナ元妃もシーズン3から登場するのですが、まだ20歳になろうとしている若きダイアナが、王室という自由もなく孤独な世界の中でも次第に輝いていく様子に安堵するのですが・・・。チャールズ皇太子のカミラとの裏切りやダイアナの人気にチャールズが嫉妬して怒鳴りつける様子に胸が苦しくなります。もちろんそのすべてがドキュメンタリー作品ではないので、真実なのかどうか分かりかねる部分もある事も事実ですが・・・。
あくまでも筆者の考えではありますが、お金、地位、名誉があったとしても、必ずしも幸せではないという感じにも受け取れます。その度合いはもちろん人によってさまざまだとは思われますが・・・。イギリス国民の前や、世界のメディアの前では見せなかった?見せてはいけないという風に育ったエリザベス女王陛下の素顔を垣間見れる本作をご覧になられてイギリス王室を今更ながら知ってみてはいかがでしょう。
本作は、Netflixで全4シーズンを配信中です。シーズン1,2のDVDもソニーピクチャーズから出ておりますので、そちらも併せてお勧めいたします。
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