【ミス・シャーロック】の最終回ネタバレ!結末は中村倫也がキーパーソン?
【ミス・シャーロック】の最終回ネタバレ!
竹内結子が史上最も美しいシャーロック・ホームズを演じたドラマ【ミス・シャーロック/Miss Sherlock】(Hulu、HBOアジア)。
最終回結末のシャーロックの生死は、柴田(中村倫也)がキーパーソンに!?いったいどういうこと?
今回は【ミス・シャーロック】の最終回ネタバレなどについて紹介します。
『ミス・シャーロック』の動画はHuluで配信あり。(2020年9月時点の情報です。)
【ミス・シャーロック】の最終回ネタバレ
7話「最後の事件・前編」おさらい
帝日化学からウイルス兵器が盗まれた。犯人は、手塚明彦(本間剛)。しかし、手塚は死亡。手塚の恋人・倉田光希(菊地凛子)は、シャーロック(竹内結子)が殺人犯だと証言。警察に追われながらも、倉田に接触したシャーロックは真相を知る。
2年前、中東の小さな村がウイルスで全滅。帝日化学が作ったウイルスの殺傷実験だった。帝日化学はフランスの企業を通してテロ組織にウイルスを売っている、今でも。桐嶋大臣はそれを知りながら、利益を受け取って黙認していた。
「正義のために死ぬ」という倉田は、「助けて」と叫んで飛び降り自殺。またもシャーロックに容疑がかかる。
そして、ウイルスの持ち主が桐嶋大臣を脅迫していた守谷(大谷亮平)と判明。シャーロックは、自身の体にウイルスを注射してテロを起こそうとしていた守谷を射殺した。
守谷が残したビデオメッセージから、彼に指示をした「先生」とは、守谷のカウンセラー・入川真理子(斉藤由貴)と分かる。入川は和都に近づいて…。
入川真理子(斉藤由貴)の犯罪理由
「ミス・シャーロック」最終回。
恋人の守谷を殺された和都は、銃を撃つ練習を繰り返す。涙を流しながら。的(まと)をシャーロックに見立てて。
そばには入川真理子がいて、「大丈夫、あなたは悪くない、悪いのはあなたのお友達。」と声をかける。
和都は「友達じゃない。ただの殺人犯。」と答える。入川が「潜伏先に心当たりはない?」と尋ねると、和都は首を横に振る。
シャーロックは全国指名手配犯となる。発砲許可も出た。
シャーロックが身を潜めていた自宅に警察がやってたが、大家である波多野(伊藤蘭)は「シャーロックはいない。」といって追い返す。
そして、次の訪問者として入川真理子がやってきた。チェロを弾いていたシャーロックは「あなたを歓迎しようと思って、モリワキアキラ」と言い放つ。
立て続けに犯罪を行う理由を問うと、入川は「犯罪誘導理論の実証よ。私の理論が正しいということを世界中に分からせる。特にあなたにね。あなたの方が間違っているとイヤっていうほど分からせてあげる。」と言う。
「そんなことのために?」と嘆くシャーロックに対し、「研究者にとって自分の理論を認めさせること以上に大切なものってある?」と入川。
シャーロックは「これからどうする気か」尋ねると、入川は「①和都は私の言うことしか聞かない②和都は世界に名を残す」とヒントを二つだけ残す。
和都は、入川が患者を教育する施設「ドック」にいた。守谷もそこの仲間だった。入川は「(警察より優秀なんて)不思議よね。最初から仕組まれていたみたい。」と和都に話し、シャーロックこそが全ての事件の元凶であると洗脳していた。
和都(貫地谷しほり)がテロリストに
シャーロックの兄で内閣情報分析官・双葉健人(小澤征悦)によると、礼紋(滝藤賢一)は捜査本部から外され、柴田(中村倫也)は拳銃を奪われた責任をとって退職願を提出し、父親の経営する清掃会社の清掃員に転職したという。
そんな中、シャーロックは守谷の携帯をハッキングし、榊原邦夫という人物の研究論文を発見。健人に調査を依頼する。
シャーロックは柴田の仕事先を訪れ、拳銃を返却する。そして、なぜ柴田の拳銃を奪ったのか、それは「あんただから、あんたなら絶対に警察を辞めないと思ったから。」と告げる。
双葉健人は、榊原邦夫が東大の原子物理学の教授で、5年前に大手企業からプルトニウムの実験データを盗んだため逮捕されていた。半年前に獄中で死亡。榊原は超小型の核弾頭を作ろうとしていた。理論上は手で持ち運べるまで軽量化したが、設計書は未発見だ。
シャーロックは、入川が核弾頭によるテロを計画し、和都をテロリストにさせようしていると気づく。ただし、入川の狙いはシャーロックに超小型核弾頭のデータを手に入れてもらうことだ。「ドック」から刑務所に3人入って探しても見つからなかったから、和都に繋がるヒントを残したのだ。
入川は「ドック」をシャーロックに荒らされたことを警察に報告。和都はシャーロックが現れる場所・神奈川医療刑務所を案内。シャーロックは、刑務所を下見していた。
設計書を盗め!
波多野君枝は、「あんなやつ(=和都)帰ってこなくていい」というシャーロックをビンタし、「どちらも大切よ、自分を信じて」と励ました。
入川は、「設計書を入手したらシリアの仲間に届けてほしいの。あなたなら医療ボランティアとして名目で入国しやすいでしょう」と和都に指示。
「それは世界のためになるんですね。シャーロックも葬ることができますか」和都が尋ねると、「もちろん」と入川。
礼紋は、柴田の職場を尋ねる。シャーロックを許せないのは分かるが、卓越した推理力があって捜査協力してもらった。それも我々の地道な捜査があったおかげ、というと、「地道な捜査してたの全部俺ですけどね。」と言う柴田。礼紋は笑った。
シャーロックは、身分証を偽造し、榊原が投獄されていた医療刑務所に侵入。制服と鍵も入手し、診療区へ。榊原が、看守の目を盗んで設計書を残す方法は何か考えるシャーロック。壁にブラックライトを当てると、血で書かれた文字が浮かび上がった。(※)しかし、警察に包囲されてしまう。
※ルミノール反応で浮かび上がった。
「これなーんだ」 と瓶を目の前にぶら下げて「わ」と落とす。煙がわく中、どうにか逃げ出したシャーロックが外に出ると、そこには礼紋と柴田が車を用意し待っていた。
2人の車に乗ったシャーロックは、2人がすかさず「どういたしまして。」と先に返答するので、「ありがとう…。」と伝えた。
後から刑務所で入川が見たときの血文字は「YOU LOSE」としか書かれてなかった。シャーロックが薬で細工したのだ。入川は早速、シャーロックに電話。「ライヘンバッハビルで、交換だから。」と言うシャーロック。
シャーロックの最後
ライヘンバッハビル屋上にて。シャーロックが待つ中、入川だけが現れる。和都との交換は、「犯罪誘導理論」が実証されてからという入川。
現れた和都はシャーロックに銃口を向ける。 「そこまでだ。銃をおろせ」礼紋が銃を向ける。
「目を覚まして」と、シャーロック。
「私以外の言葉は彼女には届かないの。」と入川。
「いいよ。いいよ、和都。あんたになら撃たれても構わない。和都は私の友達。初めてできた私の友達。」とシャーロックは和都に近づく。
和都は震えだす。入川は「表明意識が抵抗してるだけ。私が3つ数えたら、あなたは撃てるから。ひとつ、ふたつ、み…」
礼紋が空に向け発砲!
この隙に、シャーロックが入川を捕まえ、「和都!これで自由になれる」と、一緒に屋上から飛び降りる。
「シャーロック!なんてこった。」と礼紋。階下からは悲鳴が!正気に戻った和都は、ビルの下を見ようとするが礼紋に止められる。和都は「シャーロック!」と叫び泣き崩れた。
翌日の新聞では、シャーロックと入川の死と、洗脳する違法クリニックに捜査の手が入ることが報じられた。
結末
シャーロック亡き後…。和都はシャーロックと過ごしたアパートを引き払うことにした。「結局、なんでシャーロックって呼ばれてるのか聞けなかったな」と悔やむ和都。大家の波多野に「ありがとう」と言われた和都は抱き合ってから、家を出る。
波多野家の前には礼紋と柴田がいたが、和都に声をかけなかった。守谷の死因は銃弾でなくウィルスが原因だったが、「これ以上苦しめたくない」と、和都に伝えなかった。柴田は会社のゴンドラを無断に使ってクビになっていた。しかし柴田は警察に復帰。礼紋が柴田の辞職願いを保留にしていたのだ。
和都は現場に花を供えたあと、シャーロックのくれた緑のコートを抱きしめながら川を見つめ佇む。 そこにヒールをはいた人物が近づいてきて・・・。
【ミス・シャーロック】最終回結末のネタバレ解説
【ミス・シャーロック】最終回の結末は、シャーロックが黒幕とともに飛び降り自殺。
原作の結末ネタバレ
原作であるコナン・ドイルの推理小説でも、名探偵シャーロック・ホームズが、宿敵モリアーティー教授と相討ちになってライヘンバッハの滝つぼに落ち、死んだ…ことになっています。(短編小説『最後の事件』より)
しかし、短編集『シャーロック・ホームズの帰還』内の「空き家の冒険」で10年ぶりにホームズが帰ってきます。劇中の年代では3年ぶり。
読者の強い要望などもあり、ホームズはバリツという武術でモリアーティーを投げ飛ばし、実は生きていて身を潜めていたという設定で帰還!
ドラマの結末ネタバレ解説!
『ミス・シャーロック』でも、シャーロックは生きていた、と予感させる結末でした。
滝つぼだったら逃げ場がありますが、ビルの屋上からだとどこに逃げたのでしょうか。
生きていることを裏付けるポイントは「ゴンドラ」です。
シャーロックは入川と共にビルから飛び降りて、新聞でも女性2名死亡と報道。
しかし、氏名までは公表されていません。これは、入川が落ちたときに巻き添えで亡くなった女性がいた、とも推察できます。あるいは、偽りの死者数をマスコミに流したのかも。(入川の仲間の報復があるから?)
ビルから下を確認したのも礼紋のみです。和都は礼紋に止められビルの下を確認していません。
ではどういう方法で脱出したのかというと、ゴンドラに飛び乗り助かったと予想されます。
ドラマの結末は中村倫也がキーパーソン!
ゴンドラ脱出のヒントとして、柴田(中村倫也)は「ゴンドラを勝手に使ってクビになっただろ」と、礼紋に言われています。
配信で40分ごろに映しだされたライヘンバッハビルの外観、51分ごろに映しだされた和都が花を供える前のシーンのビルにも、ゴンドラが映っています。
さらに、シャーロックがビルで入川と待ち合わる直前、柴田が会社の同僚とライヘンバッハビルへやって来ています。
シャーロックが入川と屋上から落ちるのは、礼紋や柴田との計画通りだったのかもしれません。
となると、礼紋や柴田を含む警察はシャーロックが生きていることをなぜ黙っているのでしょうか。シャーロックが自ら名乗りでるまで明かさない約束なのかもしれません。
ショックを受けた和都はともかく、家主の波多野は遺体の身元を確認していないのでしょうか?
…と疑問は残りますが、「ドック」への捜査が落ち着くまで、シャーロックは身を潜めていたのかもしれませんね。
まとめ
『ミス・シャーロック』最終回ネタバレあらすじ、結末でのゴンドラの意味、キーパーソン柴田(中村倫也)の行動などを紹介してきました。
シャーロック・ホームズとワトソンの設定を女性に変更し、現代日本を舞台に映像化した本作。
美しいシャーロックに毎回魅せられました。さらに、最終回の「和都は初めての友達」と言うセリフも印象的でした。
モリアーティがモデルとなった役の斉藤由貴さんも冷徹な感じが不気味でしたね。
柴田役の中村倫也さんもコミカルな演技で楽しかったです。
全体としてもかなり楽しめたミステリー作品でした。続編も期待しちゃいます。
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