【相棒18元日SP(11話)】のネタバレと視聴率!二転三転する複雑な事件の真実は?
元日スペシャル(第11話 )「ブラックアウト」
令和最初の【相棒18元日SP(11話)】が放送されました。新年早々、右京さんが爆破、立て篭もり事件に巻き込まれるという衝撃の展開です。
犯人の目的は?その裏に潜む闇とは?二転三転していく事件から目が離せません。
今回の記事では【相棒18元日SP(11話)】の真実に迫るネタバレと視聴率などをお伝えします。
「相棒シリーズ」を視聴するには?
ついに【相棒シリーズ】がTELASA(テラサ)で配信開始しました。
- 亀山薫(寺脇康文)プレ~シーズン7
- 神戸尊(及川光博)シーズン8~シーズン10
- 甲斐享(成宮寛貴)シーズン11~シーズン13
- 冠城亘(反町隆史)シーズン14~シーズン19
右京さんと歴代相棒の活躍を楽しめます。
さらに水谷豊さんと反町隆史さんが出演、裏話満載の20周年特別配信もあります。
※ 全て2020年10月15日(木)現在の情報です。最新の配信情報はTELASA公式サイトでご確認ください。
【相棒18元日SP(11話)】の視聴率
今夜9時放送!テレビ朝日開局60周年記念『相棒season18』元日SP「ブラックアウト」~右京が人質に!?囚われた9名と犯人を結ぶ点と線…脱出不能の籠城戦!特命係が暴く真実とは!?https://t.co/MQnfmafqUQ pic.twitter.com/MxBN7iywN5
— 相棒 (@AibouNow) 2020年1月1日
【相棒18元日SP(11話)】の視聴率は16・7%でした。
亘が相棒になってからの元日SPではシーズン14と同率となる歴代2位の高記録です。
【相棒18元日SP(11話)】のあらすじ
2019/12/30。警視庁主催の親睦ゴルフコンペが行われていた。副総監の衣笠(杉本哲太)、警察庁OBで現在は警備会社を経営している蓮見恭一郎(長谷川初範)、その息子でキャリア組みの・蓮見誠司(浅香航大)など多くの大物が出席している盛大なものだった。
蓮見親子に挨拶をする特命係の右京(水谷豊)と亘(反町隆史)。誠司は3年前の交番勤務時代に強盗犯相手に立ち回り大手柄を上げたことで有名だった。
ゴルフコンペが終わり右京は部長の内村完爾(片桐竜次)を送ることになった。地下駐車場で恭一郎と秘書で誠司の交際相手でもある雨宮紗耶香(瀧本美織)に挨拶をしようとしたその時、
突如、出入り口が爆破され右京たち男女数名が取り残されてしまった。
出入り口がピンポイントで爆破され意図的に狙ったようだった。取り残された人々がパニックになる中、1人の男が拳銃を発砲し右京たちを人質にとってしまう。
男の名前は溝口(螢雪次郎)、暴力団の構成員で「収監されている会長と7人の組員を釈放しろ!」と要求する。
亘が受付などで調べた結果、人質となってしまったのは
- 右京
- 内村
- 恭一郎
- 紗耶香
- 奥村悟(河相我聞)
- 来島篤郎(棚橋ナッツ)
- 真鍋克彦(川口力哉)
- 宇津井将史(瀬口寛之)
- 将史の妻・亜紀(桜木梨奈)
の計9名と判明する。
溝口は携帯電話も全て没収しロープで縛り上げる。そして、携帯を隠し持とうとしていた奥村を容赦なく射殺してしまった。
さらに銃弾が来島のトラックに積んであったドラム缶に命中し薬品が漏れてしまう。右京がトラックのイエローカードを調べた結果、薬品は水と混ざると毒ガスが出る危険なものと判明する。溝口の監視の下で薬品の流れをを塞き止めることにする。
その最中、右京は真鍋のロープの結び方の特徴などから彼がレスキュー隊経験者だと見抜いた。
地上では伊丹らが到着、捜査本部も設置されて立て篭もり事件にあたる。そこに警備会社の常務の佐分利俊明(迫田孝也)も状況確認にやってくる。そして、溝口の犯行声明が届く。「8人の人質を取った。要求に従わなければ人質を殺す」という内容だったが人質は9人で1人足りなかった。亘は「この中に溝口の仲間がいるのでは?」と睨む。
右京はこの状況が5年前に恭一郎が巻き込まれたトンネル崩落事故に酷使していることに気付いた。さらに亘も青木が持ってきた事故の記事に「レスキュー隊員だった真鍋が恭一郎を救助した」と発見する。
【相棒18元日SP(11話)】のネタバレ
立て篭もり事件の真実
警察と電話をする溝口は要求が中々通らずに苛立ち恭一郎に銃を向ける。恭一郎は警察時代に暴対法を推し進めており、その結果、溝口の組は壊滅してしまった。恨みを込めて発砲する溝口。右京がとっさに盾となったが左腕を負傷してしまった。監視の付きで紗耶香が右京の手当てをする。
一方、亘は現場に来ていたレスキュー隊員から真鍋の事を聞きだす。5年前の事故で真鍋は喘息持ちだった恭一郎を優先的に救助した。しかし、かなり時間が掛かりその分何人かの人間が犠牲になってしまった。そのことに責任を感じてレスキュー隊を辞めてしまったのだという。
収監されていた組の会長と溝口が電話口で話すことになった。「もうそっとしておいてくれ。今までありがとうな」だけ話をし会長は電話を切ってしまう。やったことが無意味だった溝口は逆上して恭一郎び拳銃を突きつける。
間一髪のところでロープを緩めていた右京が体当たり、拳銃を奪い拘束することに成功する。携帯電話も回収するが妨害電波が出ているようで繋がらなかった。
そして、右京はこの事件の真相を語りだす。
実は人質となった真鍋、来島、宇津井、亜紀の4人は共犯だった。元レスキュー隊員の真鍋なら爆弾の扱いもお手の物だった。
- 4人とも5年前の事故の被害者だったこと
- 来島のトラックに乗った時になぜかドリルがあったこと
→このドリルでドラム缶に穴を開ける予定だった
などから右京は真実を見抜いていた。
5年前の事件の真実
5年前の事故で恭一郎は優先的に助かった。が、喘息は嘘で診断書も金を積んで捏造していた。犯人達はそのせいで救助が遅れて死亡してしまった犠牲者の遺族だった。そして、恭一郎の救助時に真実を知った真鍋も含めて復讐計画を実行したのだった。
しかし、溝口が来たことで計画が狂ってしまった。ただ、妨害電波が出ていることについては4人とも把握していなかった。
嫌な予感がした右京は殺された奥村の元に急ぐが死体は消えていた。実は奥村は溝口の共犯で防弾チョッキを使って死んだ振りをしていた。そして、拳銃を持ち再び現れた奥村はなぜか溝口も含めて全員を再び縛り上げてしまう。溝口も利用しただけで「任侠ごっこだった」とあざ笑う奥村。
「クライマックスです。」
といい薬品をばら撒く奥村。計画では脅しようの偽物だったが本物にすり替えており、水と混ざり有毒ガスが発生してしまう。
ガスマスクをした奥村は「残りはあと2つ!!」とまるでこの状況を楽しむかのように宣言する。「私によこせ。金ならいくらでも出す!!」とガスマスクを要求する恭一郎。遺族達が非難するが「命の重みが違うんだよ!!」とついに本性を現す。それを見ていた奥村は高笑いするのだった。
奥村は紗耶香にガスマスクを付けることにする。納得いかない恭一郎に対して奥村は「やっぱり人でなしだな。この親にしてこの子ありだな」と残りのガスマスクを蹴り飛ばし、意味深なことを呟く。
その隙を突いて縛られながらも右京が体当たり、奥村を倒すことに成功する。そして、瓦礫の山を必死で取り除いた亘たちも突入して犯人たちは確保された。
右京が地上に出た頃、本性を出した恭一郎の動画がネットに流れて大炎上していた。真鍋が隠し撮りしておりこれが犯人たちの目的だった。
無事に事件が解決….
と思いきや奥村が逃走してしまう。
真実の行方は?
犯人たちによると診断書偽装の証拠や今回の計画を持ち変かけたのは奥村だったという。さらに溝口にも接触していた。
その後の調べで奥村の本名は入江であること、スイス銀行を通じて10億もの大金が渡されていたことが判明する。海外に逃亡する恐れもあり予断は許されない状況だった。
特命係は蓮見警備会社を訪れ恭一郎を問い詰める。すでに青木の調べで常務の佐分利を通じて入江に金を渡していた証拠も掴んでいた。「脅されていただけ」と金を渡したことは認めるがその理由を話すことなく恭一郎は2人を追い返す。
その後、恭一郎と誠司が話しをする。誠司には心当たりがあったが「警察よりも先に入江を見つけ出して逃がす。」、「お前の尻拭いをするまでだ。力さえあれば過去も変えられる」と釘を刺す恭一郎。
特命係は誠司が名を上げることになった過去の宝石強盗事件について調べる。
- 路上アーティストだった安藤(松澤傑)という男が強盗事件を起こした
- 誠司は先輩の田中(崔哲浩)とともに安藤と遭遇
- 田中が切りつけられたので誠司が威嚇で発砲
- それでも暴れたので射殺した
これが概要だったが右京は安藤の遺体の写真にある違和感を感じていた。
一方、誠司の携帯に「入江の居場所はここ」と地図付きでメールが届く。誠司は誰にも告げずに1人向かう。
特命係はタクシーに乗り込み安藤が射殺された場所へ向かう。その最中にタクシーの運転手に
- 安藤は右腕に腕時計をしていたので左利きのはず
- ところがナイフは右手で持っていた
- これは誰かが握らせたのではないか?
と問い詰めていく。運転手は警官を辞めていた田中だった。到着後、逃げ出す田中を確保して「事件の隠蔽に加担したのでは?」と問い詰める。
「新たな事件が発生してしまいました。罪の意識があるのならば真実を話してください。」と説得する右京。田中は観念して全ての真実を話すのだった。
その夜、誠司は遊園地にいた入江と接触する。そして、乱闘の末手錠を掛ける。「道連れですよ」という脅しにも屈せずに入江を確保する。
が、そこに紗耶香がやってくる。その手には拳銃を持っていた。
全ての真実
紗耶香は路上アーティストの夢に生きていた安藤と将来を誓い合った仲だった。しかし、強盗として死んでしまいその真実を探るために誠司に近づいていた。そして、社長室に仕掛けた盗聴器で全ての真実を知った。呼び寄せるために入江の居場所もリークした。
3年前、誠司は強盗を追いかけていたが見失ってしまい、たまたま現れた安藤のことを確認もせずに発砲、殺してしまったのだった。その後、父親の権力と財力も使い安藤を強盗犯に仕立て上げて正当防衛にしたのだった。
紗耶香は入江と組んでいて10億もの大金が流れればいずれ警察も真実に気付くと踏んでいた。
緊迫した現場に特命係の二人も到着する。
「最低の親子…あんただけは許さない!!」怒りのまま銃を向ける紗耶香。「すまない…俺のせいで…」と謝罪する誠司。「真実をさらけ出すならばもう十分ではありませんか?あなたはそこまで悪い人間ではない」という右京の説得もあり紗耶香は拳銃を下ろす。
ところがその隙を突いて入江が拳銃を奪って誠司に向ける。「代わりにやってやるよ…」と撃とうとした瞬間、
「止めて!!」
と紗耶香がとっさに庇う。右京がライトで怯ませた隙に亘が入江を確保するのだった。
その後、誠司は警察で全ての真相を話しだす。これを受けて恭一郎も犯人隠匿の罪で逮捕された。
立て篭もり事件の犯人たちにも全ての真実と顛末が告げられた。特命係からの取り調べの後、紗耶香は同じく取調べを終えた犯人たちと遭遇、深々と頭を下げる。その様子を見た犯人たちは軽く頷き何も言わずに去っていくのだった。
全てが終わり、並木道を歩く右京と亘。
亘「復讐に苦しんだ人たちにしか分らない気持ちってのがきっとあるんでしょうね」
右京「ええ。人の心というのはもっと深く、複雑なものです。」
亘「俺が思うにお互いが生き直すことを誓ったんじゃないですか」
右京「前向きですね。君のそういうところ嫌いじゃありませんよ」
と事件を振り返る2人。気がつくと新年を迎えていた。激動の年明けとなったが2人は気持ちを新たにおみくじを引きに行くことにするのだった。
【相棒18元日SP(11話)】の感想まとめ
新年早々複雑な事件
相棒18-11話
元日スぺシャルあるあるとして複数の事件盛り合わせみたいになるというのがありますが、今回の後半は唐突すぎたと思います
久々の超人右京ぶりを発揮し人質の狙いなどの王道展開をスピーディに片づけ…まではよかった
前半と本命の隠蔽に一貫性があれば締まったのかな— 幻無 (@gemmu_242601) 2020年1月1日
令和初の【相棒】元日スペシャルが放送されました。アクションシーンなども多く中々見ごたえがありました。
ただその分、
- 恭一郎の悪事と本性を暴くために犯人たちが同じ状況で閉じ込める
- それを利用して溝口が立て篭もり事件を起こす
- この2つを利用して入江が10億の大金を恭一郎から脅し取る
→真の目的から目を背けるための時間稼ぎ - 紗耶香は誠司と恭一郎の隠蔽を暴くためにそれすらも利用していた
とかなり複雑な事件となりました。展開が二転三転しその都度、登場人物の目的や立場を把握するのがとにかく大変でした。
正直、「入江が恭一郎への復讐のために事件を操っていた」このぐらいの構造を2時間で纏め上げるのが丁度よかったと思います。
さて来週は通常放送はお休みで劇場版スピンオフ作品「相棒シリーズ X DAY」が放送されます。“トリオ・ザ・捜一”のリーダー格・伊丹憲一役の川原和久と田中圭のダブル主演です。いつもよりも1時間早い20:00からですのでお間違えなく。
1/15(水)の通常放送では今度は青木が人質として事件に巻き込まれてしまいます。第12話「青木年男の受難」もお楽しみに。
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