ドラマ【失恋ショコラティエ】のキャストとあらすじ!松本潤と石原さとみの妄想キスは必見!

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失恋ショコラティエ

ドラマ【失恋ショコラティエ】のキャストとあらすじ!

松本潤、石原さとみ、水川あさみ、有村架純ら豪華キャストが集結して、水城せとなの人気コミック『失恋ショコラティエ』をドラマ化!

2014年1月期の話題を集めた月9ドラマが2020年6月、まさかの再放送!この発表後、またたく間にTwitterトレンド入りして話題沸騰の本作。いったいどんなドラマ?出演者は?

今回はドラマ【失恋ショコラティエ】のキャストとあらすじなどについて紹介します。

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目次

【失恋ショコラティエ】とは?


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『失恋ショコラティエ』の原作は水城せとな氏の同名漫画。同作は、第36回講談社漫画賞「少女部門」受賞、第2回ananマンガ大賞を受賞しています。

主人公は、松本潤さん演じる天才チョコレート職人(ショコラティエ)の小動爽太(こゆるぎ・そうた)。

爽太は、「最強天然系小悪魔」サエコ(演:石原さとみ)に振り向いてもらうため、彼女の好きなチョコレートを学びにフランスへ。しかし、帰国するとサエコは結婚していました。それでも爽太はサエコを振り向かせるために奮闘していく…というストーリー。

好きな人のウエディングケーキを作るという切ない作業も描かれ、いっそ嫌いになりたいとさえ願う、爽太の屈折した恋心に共感必至!?

見どころは松本潤と石原さとみの妄想キス?

当時、爽太の妄想シーンも話題となりました。

2020年6月10日放送の「FNSドラマ超アガる!名場面アワード」で発表された、フジテレビ胸キュンドラマシーンランキングでは、1位「東京ラブストーリー」、2位「ロングバケーション」に次いで「失恋ショコラティエ」が第3位!

爽太(松本潤)と紗絵子(石原さとみ)の濃厚な妄想キスシーンが選ばれ、「超アガる!」場面と放送されました。

【失恋ショコラティエ】のキャスト相関図

失恋ショコラティエ-相関図
https://matome.naver.jp/odai/2142455146505626301/2142457458825099603

【失恋ショコラティエ】のキャスト

松本潤(役:小動爽太)


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登場人物:小動 爽太(こゆるぎ そうた) … 27歳。「ショコラ・ヴィ」オーナーのショコラティエ(チョコレート専門の菓子職人)。「チョコレート王子」の異名を持つ。

・本場パリの老舗チョコレート専門店「ラトゥリエ・ド・ボネール」でチョコレート菓子を学ぶ。
・1年先輩の紗絵子(石原さとみ)に、高校時代から片思いを続けている。一時期付き合ってキスまでしたが、2か月後、紗絵子から付き合ってるつもりはないと言われてしまう。
・製菓学校を卒業後、紗絵子の気持ちを振り向かせたい一心でフランスにショコラティエとして修業に行く。
・紗絵子の結婚後も気持ちは変わらない。15歳から12年ずっと片思い。
・紗絵子を「妖精さん」と表現することも。彼女の見え見えの計算的な点も好き。
・妄想癖の一面があり、紗絵子との妄想を見ることもしばしば。
・紗絵子を振り向かせるため、追うだけじゃなく追わせるために「悪い男」になることを決心し、加藤えれな(水原希子)とセフレ関係に…。えれなの他人の良いところを褒める点が人として好き。やがて片想い仲間から思いが通じ合う関係になっていく。
・ショコラティエになって店を持って以来、紗絵子の買ったチョコレートをメモして嗜好を分析。次に何を作ったら紗絵子が喜ぶか、そればかり考えて新作を作ってきた。彼女への想いが爽太のアイデアの源でもある。

キャスト:松本潤(まつもと じゅん)…1983年8月30日生まれ。東京都出身。ジャニーズ事務所所属。男性アイドルグループ「嵐」のメンバー。

・2001年、(平成13年)『金田一少年の事件簿』(日本テレビ)で連続ドラマ初主演。
・以降、「ごくせん」(2002年)「きみはペット」(2003年)などで主要人物を演じた後、「花より男子」(2005年~)シリーズの道明寺司 役で大ブレイク。
・ドラマでは「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズなどで主演。映画でも『陽だまりの彼女』『ナラタージュ』などで主演を務めている。

石原さとみ(役:高橋紗絵子)

登場人物:高橋 紗絵子(たかはし さえこ) → 吉岡 紗絵子(よしおか さえこ) …爽太が15歳のときから片想いをしている既婚女性。天然なのか計算なのかわからない振る舞いで爽太を惑わせる小悪魔女子。チョコレートが好きで、フランスの老舗「ボネール」のファン。

キャスト:石原 さとみ(いしはら さとみ)…1986年12月24日生まれ。東京都出身。ホリプロ所属。

・第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン 「ピュアガール2002」でグランプリ受賞し芸能界へ。
・2003年、NHK朝ドラ「てるてる家族」で連ドラ初主演を務める。
・連続ドラマ主演作に「Ns’あおい」「花嫁とパパ」「パズル」「霊能力者 小田霧響子の嘘」「ディア・シスター」「5→9〜私に恋したお坊さん〜」「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」「アンナチュラル」「高嶺の花」「Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜」などがある。
・2020年7月、主演ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ)が放送スタート。

水川あさみ(役:井上薫子 )

登場人物:井上 薫子(いのうえ かおるこ)…パティシエール兼ショコラティエール。

・爽太の父親が経営するケーキ屋の従業員だったが、爽太が一流のショコラティエとして帰国した後、一緒にケーキ屋を改装し、チョコレート専門店「ショコラヴィ」を始める。店のまとめ役を担う存在。
・爽太の初めて作ったチョコレートを食べたときから彼の成功を夢見ているが、片思いもしている。
・爽太がパリから帰ってきてから好きになったことを引け目に感じている。

キャスト:水川 あさみ(みずかわ あさみ)…1983年7月24日生まれ。大阪出身。sucre所属。夫は俳優の窪田正孝。 2003年、『渋谷怪談』で映画初主演。2008年、『夢をかなえるゾウ』(読売テレビ)で連続ドラマ初主演。以降、映画・ドラマで活躍中。2020年9月には出演映画「喜劇 愛妻物語」(足立紳監督)が公開予定。

水原希子(役:加藤エレナ)

水原希子
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登場人物:加藤 エレナ(かとう えれな)…モデル。一人の男性に片思いをしながらも、同じ境遇にいる爽太と意気投合し、お互いを支え合うためにいわゆるセフレ関係になる。

キャスト:水原 希子(みずはら きこ)…1990年10月15日生まれ。アメリカ生まれ、兵庫県育ち。女優、モデル、デザイナーとしてマルチに活躍。個人事務所である株式会社KIKOに所属。2010年、映画『ノルウェイの森』の主人公の恋人役で、女優デビュー。2013年、『八重の桜』(NHK大河ドラマ)でドラマ初主演。映画『進撃の巨人』ドラマ『グッドワイフ』などにも出演。

溝端淳平(役:オリヴィエ・トレルイエ )

登場人物:オリヴィエ・トレルイエ…フランスの有名老舗「パティスリー・トレルイエ」の御曹司。爽太がフランスでショコラティエの修業をしていたときに親友となった。小動家に居候しながら「ショコラヴィ」で働いています。爽太の妹のまつりに片思いしている。

※原作ではフランス人という設定だったが、ドラマではフランス人と日本人のハーフとして描かれる。

キャスト:溝端 淳平(みぞばた じゅんぺい)…1989年6月14日生まれ。和歌山県出身。エヴァーグリーン・エンタテイメント所属。「第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界へ。主演ドラマは「ハチワンダイバー」「赤い糸」「立花登青春手控え」「仮面同窓会」など。

有村架純(役:小動まつり )

有村架純

登場人物:小動 まつり(こゆるぎ まつり) …爽太の妹。大学生で、「ショコラヴィ」のアルバイト店員。天真らんまんなキャラクターながら、実は複雑な恋愛事情(友達の彼氏との恋)を抱えている。

(補足)
・ まつりの友達のユカリン役は、若月佑美(当時:乃木坂46)(第6話ゲスト)
・友達の彼氏の中村大介は、千葉雄大が演じている。ユカリンとまつりと二股をかけているが、離れたまつりのことの方が大事に思ってきたとオリヴィエに告げる。(第7話ゲスト)

キャスト:有村 架純(ありむら かすみ)…1993年2月13日生まれ。兵庫県出身。フラーム所属。

・2010年、『ハガネの女』(テレビ朝日)でドラマ初出演。2011年、『ギャルバサラ -戦国時代は圏外です-』で映画初主演。2013年、『あまちゃん』(NHK)で、小泉今日子の若かりし頃を演じて話題に。
・2015年公開の『映画 ビリギャル』で、第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞を受賞している。
・公開待機中の映画に『るろうに剣心最終章The Final/The Beginning』(2021年GW予定)『花束みたいな恋をした』(2021年冬予定)、ドラマに『太陽の子』(2020年8月15日、NHK)など。

※主演の松本潤とは、本作の約3年半後、映画『ナラタージュ』(2017年10月公開)で先生と元生徒として激しく愛し合う役を演じています。

加藤シゲアキ(役:関谷宏彰 )


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登場人物:関谷 宏彰(せきや ひろあき) …「RICDOR(リクドー)」のショコラティエ。井上薫子を食事デートに誘うなど意味深な行動をとる。

キャスト:加藤 シゲアキ(かとう しげあき)…1987年7月11日生まれ。広島県生まれ、大阪府出身。ジャニーズ事務所所属。男性アイドルグループ・NEWSのメンバー。ドラマ出演作に『盲目のヨシノリ先生〜光を失って心が見えた〜』
『嫌われる勇気』『ゼロ 一獲千金ゲーム』など。小説家としても活躍中。

眞島秀和(役:吉岡幸彦)

登場人物:吉岡 幸彦(よしおか ゆきひこ) …紗絵子の夫。大手出版社社員で、「グルメシーカ」副編集長。母は亡くなっていて、父は兄夫婦が引き取っている。紗絵子の携帯を見たり、家に束縛しがちな面も。動物は苦手。バツイチ。短気で手を上げることもしばしば。

キャスト:眞島 秀和(ましま ひでかず)…1976年11月13日生まれ。山形県出身。ザズウ所属。『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』 『隣の家族は青く見える』 『おっさんずラブ』など出演作多数。

佐藤隆太(役:六道誠之助)

登場人物:六道 誠之助(りくどう せいのすけ) …37歳。高級なチョコレート専門店「RICDOR(リクドー)」のオーナーショコラティエ。チョコレートの貴公子の異名を持つ。

・フランス・スペイン・ベルギーなどで修行を積んだ。
・自分のチョコレートが万人受けしないことを分かっているが、「チョコレートを通して夢を売る」という信念があり、70億人中69億9千万人に振られても縁あった人を愛したいと思っている。
・同性愛者で、爽太に(彼が異性愛者だと知りつつも)想いを寄せる。

キャスト:佐藤 隆太(さとう りゅうた)…1980年2月27日生まれ。東京都出身。ケイファクトリー所属。俳優として『木更津キャッツアイ』シリーズや『海猿』シリーズなどに出演。2008年、『ROOKIES』(TBS系列)の川藤幸一役で連ドラ初主演を果たす。同作は映画化もされ大ヒットした。

竹中直人(役:小動誠 )

登場人物:小動 誠(こゆるぎ まこと)… 「ショコラ・ヴィ」の前身である「パティスリー・TOKIO」のオーナーパティシエ。爽太・まつりの父親。

キャスト:竹中 直人(たけなか なおと)…1956年3月20日生まれ。神奈川県出身。レディバード所属。NHK大河ドラマ『秀吉』(1996年)で主演を務め、大ヒットした。監督としても映画『無能の人』(1991年)ほか多数。

【失恋ショコラティエ】のあらすじ

・あらすじ(イントロダクション)

製菓学校に通う小動爽太(こゆるぎ そうた/ソータ)は、高校時代に一目ぼれした憧れの先輩、最強天然系小悪魔・サエコと念願かなって交際中。さまざまな努力の末、クリスマス直前からつきあい始めた。

しかし、二人で迎えるはずのバレンタインデー当日。サエコは爽太とは会えないという。なんとかバレンタインデー前日にサエコに会えた爽太だが、チョコレートが大好きなサエコのために誠心誠意作ったチョコレートを受け取ってもらえず、さらに、付き合っていたつもりはないとまで言われてしまう。

しかし、めげずに一途な爽太はサエコが大好きなチョコレートで彼女を振り向かせようと一念発起。単身、フランスに渡り、修行を積んで一流のショコラティエになる…。大好きな魔性系女子、サエコさんとの甘い妄想にふけりながら身も心も振り回される一途な片想い男子・爽太は、『片想い』と『チョコ』を捧げる…

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/chocolatier_r/index.html

第1話のあらすじ

爽太(松本潤)は高校時代の15歳の春から卒業後もずっと紗絵子(石原さとみ)に片思い。やっと付き合ったが、その2か月後のバレンタインデー前日、渾身の手作りチョコを渡そうとするが、もらえないと言われてしまう。実は元カレとよりを戻していたと告げられた。

「別にいいじゃん!今まで通りでいいよ!二股でいいし!またその彼氏がどっか行っちゃったときは俺がサエコさんの暇つぶしするし!」と言う爽太。

しかし紗絵子は二股を否定!「でもほら、エッチはしてないし」と、爽太は彼氏とも認定されていなかった…!?

爽太は紗絵子の好きなパリの名店「ボネール」を訪ねて働かせてもらう。

チョコレートの香りに包まれると、否応なく彼女のことが頭に浮かぶ
ありったけの情熱を注いだ、
俺の分身みたいなショコラを彼女の口に含ませたい。
彼女の体の中に注ぎ込みたい。
そんな淫らな野心が
こんなところにまで俺を連れてきたんだ。

爽太はパリで修業し、6年が経過した2013年秋――。爽太は「チョコレート王子」として一躍注目を集める。父のケーキ店を改装してチョコレート専門店をオープンさせる。

スタッフはパリ時代の友人のオリヴィエ(溝端淳平)井上薫子(水川あさみ)。忙しいときは妹のまつり(有村架純)、父の誠(竹中直人)も手伝う。

そんな折、爽太は紗絵子に呼び出された。告白でもされるのか、と期待する爽太に紗絵子は、結婚することになったと告げる。

同じ頃、爽太が載った雑誌をショコラティエの六道誠之助(佐藤隆太)が見ていた。そばにはモデルの加藤えれな(水原希子)がいた。

爽太の店「ショコラ・ヴィ」の開店の日が迫る中、爽太はウエディングケーキを紗絵子に依頼される。「サエコさんが一生で、たった一回しか食べない大事なケーキだよ。それを他の男に作らせるわけにはいかない。」と、開店準備で忙しい中、不眠不休で挑む。

倒れてしまった爽太の元に、紗絵子から電話が来た。爽太は平静を装う。

紗枝子さん、俺はもっともっと、あなたに傷つけられたい、
もっと酷いことを言って、立ち直れないくらい俺を打ちのめしてよ
そしたらきっと、あなたの事が嫌いになって・・・
この恋を終わらせることが出来る気がするんだ。
まだ痛みが足りないよ。今のままじゃ。
俺はあなたの嘘か本当か分からないイノセントさにやられて、
ますますあなたに、ハマっていくんだ。

第2話のあらすじ

爽太(松本潤)は、チョコレート専門店「ショコラ・ヴィ」をオープンさせた。初日から賑わう店内を見回し幸せな気分に浸る。やがてそこに祝いの花かごを持った紗絵子(石原さとみ)がやってくる。約束の朝一番ではなかったが紗絵子の来店に爽太はテンションが上がる。

一方、紗絵子は華やかなチョコレートやスイーツの数々に目を輝かせる。異常に盛り上がるふたりに薫子(水川あさみ)はあきれた。

そんな中、テレビで「リクドー」のショコラティエの六道(佐藤隆太)が紹介される。まつり(有村架純)が見ていると爽太がやってきた。まつりは慌てるが、爽太は気にしていないようだった。

そこへ紗絵子が現れた。「リクドー」からの帰りだと言い購入してきたチョコレートを見せびらかす。さらに、六道が男前だったと褒める。「本物に出会ってしまったかも」と絶賛。爽太は打ちのめされる。

1カ月ほど経ったある日、「ショコラ・ヴィ」に「リクドー」の従業員の関谷(加藤シゲアキ)が訪ねてくる。関谷は六道の誕生日パーティーの招待券を手にしていた。

後日、爽太は薫子、オリヴィエ(溝端淳平)とともにパーティーへ参加。初対面の六道は以前から爽太のことが気になっていたと親しげに声をかける。そこにはモデルのえれな(水原希子)もいて、爽太は話すうちに、えれなも自分と同じ片想い中であることを知る。その日の夜、えれなは自宅に爽太を招き、爽太もそれを受け入れる。その気は全くなかったが、「悪い男」になる必要を感じていた爽太はえれなと一線を超えてしまう。

悪い男になるって決心しただろ。
追っかけてばっかの男じゃなくて、追わせる男にならなきゃって
もし、サエコさんがふらっと店に現われて
何の変化も成長もしてない俺を見たら・・・・。
俺は心底がっかりされて、今度こそ本当に終わりになるんじゃないのか?
だったらその時ちょっと彼女が焦るぐらい、俺は変わってなきゃいけないんじゃないのか?
俺はもっと、悪い男にならなきゃいけないんだ。

爽太は、えれなのネイルデザインにインスパイアされ、久しぶりに新作ショコラのアイディアが浮かび、創作に励む。

第3話のあらすじ

「友達を紹介したい」と言われた爽太が冷たい態度を取ってから1か月半、紗絵子(石原さとみ)が「ショコラ・ヴィ」に姿を見せなくなった。爽太(松本潤)は、紗絵子に会いたい気持ちをショコラ作りにぶつけた。

その頃、「ショコラ・ヴィ」に海外ロケから戻ったえれな(水原希子)がやってくる。爽太に会いたくて空港から直行したというえれなは、爽太とハグ。恋人同士のようなふたりに、薫子(水川あさみ)が冷たい視線を送る。さらにもうひとり、紗絵子がふたりを見ていた。

爽太は内心激しく動揺しながらも、平静を装いえれなを帰らせる。すると、紗絵子がえれなのことを尋ねた。えれなと自分の関係を気にしているのかと思うと、爽太は主導権を握った気分になった。

紗絵子に「友達への紹介を断ってもらってよかったかも。だって何か微妙じゃない?元カレを友達に紹介するなんて」と言われた爽太。爽太ははっきり”元カレ”と言われ、舞い上がった。

その夜、オリヴィエ(溝端淳平)が帰宅すると、まつり(有村架純)が出かけるところだった。彼氏に会いに行くのか、と聞くオリヴィエに、友達の彼氏と付き合っている、自分は最低だがそれでも会いたいのだ、と言って出かけるまつり。

別の日、相変わらず紗絵子のことばかり考えている爽太に薫子は、男性受けを意識したり自己演出しているのが明白な紗絵子をいつまで好きでいるのか、と毒づく。

すると爽太は、「見え見えだから可愛いんじゃん。見えなかったら可愛いって思えないよ。男ってニブいからさ、見え見えくらいが丁度いんだって、頑張ってんなぁってのが可愛い。」と返答。それが計算でも「何も損してないし、こっちは可愛いもん見れて、それだけで幸せじゃない。」という持論だ。

数日後、爽太は紗絵子から買い物に付き合ってほしい、と頼まれる。「付き合って」という言葉に妄想は膨らむが、爽太はそれを断ってしまう。しかし直後に電話で承諾する。いわゆる駆け引きだった。

紗絵子さんとデートだよ。どうしよ。
俺スゲー舞い上がって、どうにかなりそうだよ。
俺、バカだ・・・。
紗絵子さん、そんなつもりさらさらないって分てんのに。
俺、本当バカだ。

第4話のあらすじ

爽太(松本潤)は、紗絵子(石原さとみ)と約束した買い物デートのことを考えすぎて疲れ切っていた。そんな折、「ショコラ・ヴィ」に「リクドー」の関谷(加藤シゲアキ)がやってくる。爽太が聞くと、薫子(水川あさみ)を食事に誘いに来たという。爽太は誘いを受けるよう促すが、薫子は断ってしまう。よく知らない人と食事には行けないと言う薫子。爽太は、関谷の上司である六道(佐藤隆太)にメールで関谷の人柄を尋ねてみる。爽太に気がある六道は、爽太が関谷に興味を持ったのかと疑った。

同じ頃、オリヴィエ(溝端淳平)はまつり(有村架純)にキスしたことを謝罪。さらに、まつりが誰と付き合おうとも自分はまつりが好きだと告白する。

別の日、爽太と薫子は、「リクドー」が出店するチョコレートフェアにやってくる。爽太は薫子と関谷を引き合わせたかったが、関谷はそこにいなかった。そんな爽太を見つけた六道は、爽太を連れ出すと、自分のことをどう思うか、と迫る。

尊敬している、と返答した爽太は味についても答える。万人受けしないが持っている世界観があることを指摘。

すると、六道は世界70億人のうち69.9億人に拒否されてても縁のあった1千万を大事にしたいと言う。そこに恐れはなかった。「自分自身のビジョンが消えてしまうことの方が恐い。どんなものを作りたいのか分からなくなって、何もできなくなることの方が恐い。」と告げた。しかし爽太は彼が10歳上であることを知って安心する。

爽太と紗絵子のデート当日。おしゃれでかわいい紗絵子にテンションが上がりっぱなしの爽太は、買い物中も幸せな気分だった。ところが、紗絵子が異常に至近距離で接してくることに激しく動揺。やがて、「紗絵子さんにとって、こんな事たいしたことないって知ってんじゃん」と自虐的になる。その後、紗絵子に褒められたり自宅に誘われたりもするが気は滅入る一方で、ついにはえれな(水原希子)の部屋のドアを叩いてしまう。

「ごめん。抱かせて、えれな」デートで落ち込んだ爽太はえれなを抱いた。

その後。父と六道の話しになった時、「さすがに10も年が上だ、言うことが違うなって思った」と話す爽太だったが、「それは違うぞ、年は関係ないだろ。」と父に言われて、がく然とした。

俺は何であの時、歳を聞いたんだろう。
安心したかったから、
そうだ、10歳も年上なら負けても仕方ない。
俺はあの時、そう思って安心したんだ。
でもそれって、その時点で勝負に負けてるってことじゃないのか?
あの人はすごい。
完全に自分の世界を構築している。君臨している。
だけど孤独じゃない、媚びてない。
愛を売ってる。
俺はあと10年であんな風になれるのか?

第5話のあらすじ

爽太(松本潤)は、紗絵子(石原さとみ)の誕生日が近づくにつれ、紗絵子と過ごす記念日を妄想し、薫子(水川あさみ)にあきれられる。

一方、紗絵子は夫の吉岡(眞島秀和)に不満を抱えていた。仕事を理由に自分の都合ですべてを決めてしまう夫に納得がいかなかった。

そんな折、紗絵子が「ショコラ・ヴィ」にやって来る。紗絵子は日持ちのするショコラや洋菓子を大量に購入する。さらに、自分のバースデーケーキを注文すると帰っていく。いつもとは違う決意を感じた爽太は胸騒ぎを覚える。

別の日、爽太は薫子とオリヴィエ(溝端淳平)にケーキのデザイン画を見せる。それは蝶のモチーフが飾られたかわいくもシックなケーキだった。蝶には爽太の紗絵子への歪んだ愛情が表現されていて、それを聞いた薫子は苦笑するが、爽太は真剣だった。

爽太「チョウチョは蛹(さなぎ)で越冬するんだよ。
つまり、このチョウチョは実態じゃないの。
このチョウチョはチョコレートが大好きで、毎日森の奥のチョコレート屋に通っていたんだよ。
それで繁殖することも忘れて、
チョコレートに夢中になるうちについに寒さで死んでしまうんだけど、
魂だけになった今もこうして大好きなチョコレートを舐めに通い続けてるんだ。切なくて、可愛いケーキでしょ?」

「ショコラ・ヴィ」で打ち上げとして飲み会が開かれることになり、薫子は日程を紗絵子の誕生日に決めた。紗絵子にケーキを渡したあと、爽太がひとりでいるのは辛いから、との配慮からだった。オリヴィエ、まつり(有村架純)も参加することになった。

ちょうどその時、爽太はえれな(水原希子)と電話中で、何気なく側を通った薫子に会話が聞こえてしまう。そこからふたりがセフレの関係だと察知した薫子は言葉を失う。

紗絵子の誕生日当日。爽太は紗絵子の来店を心待ちにするが、紗絵子は現れない。やがて閉店間際、やって来たのは吉岡だった。動揺を隠しつつケーキを渡した爽太。

これが現実だ、きっと神様が教えてくれたんだ。
サエコさん、お誕生日おめでとう。
明日も、淡々と働こう。

実は、紗絵子は吉岡に突き飛ばされて顔と頭をケガしたためケーキを受け取れなかったのだ。

そんな中、えれなから爽太に電話が来た。憧れの人に告白したが上手くいかなかったのだ。薫子はスタッフの慰労会を放置するのか、経営者なのに、と責める。あげくに「そんなにセフレに会いたいの?発情期の犬みたい!爽太君が選ぶのって、尻軽なメス犬女ばっかだよね!」と暴言を吐いてしまう。

爽太は「薫子さんは、何でいつも悪口ばっかなの?俺は、女の悪口いう女は大っ嫌いだよ」と告げて、えれなの元へ向かった…。

第6話のあらすじ

爽太(松本潤)はえれな(水原希子)の部屋に駆け込むが、そこに人の気配はなかった。えれなはクローゼットの中に身を潜めていた。暗くて狭いところにいたかったという。安堵した爽太にえれなは、倉科(佐藤祐基)への告白の一部始終を再現して聞かせ、恋は終わった、と言い放つ。

倉科に妻子がいることがわかったからだと聞いた爽太は、自分はなぜ人妻である紗絵子(石原さとみ)を思い続けているのだろうか、と自問する。えれなは紗絵子さんには子供がいないからと慰めた。

その頃、自宅にひとりきりの紗絵子は、爽太が作ったバースデーケーキを食べていた。頭には包帯、目には眼帯という痛々しい姿で。心細い紗絵子は爽太からの連絡を期待するが、メールさえ届いていない。

翌朝。鏡に向かって手を伸ばすえれなを見た爽太は、自分の失恋したあの日の姿を思い出して涙する。

わかったよ。なんで俺がずっと紗絵子さんを想うのをやめなかったのか。
怖かったんだ。紗絵子さんを想ってた自分とサヨナラするのが。
頭の中をいっぱいに満たしていたものを手放して、空っぽになるのが怖かった。
俺、とっくに失恋してた。とっくの昔に失恋してたよ。
それでも、離れられなかったんだ。自分が、自分から…。
もうずっと前。あの雪の夜から紗絵子さんはファンタジーで、でもそれが俺の全てで、ただその物語を続けるために恋をしていたんだ。
ずっと一人で。それはただ、俺のために。

「ショコラ・ヴィ」に戻った爽太にオリヴィエ(溝端淳平)とまつり(有村架純)が声をかけるが、爽太は元気がなかった。しかし爽太は薫子(水川あさみ)に会うと、前日の発言を謝罪。「薫子さんのことが好きだから、好きな人の口から人の悪口を聞きたくなかったんだ」と説明した。

「好き」という爽太の言葉が薫子の胸に突き刺さる。「私も爽太君が好きだから。」と返答。「よかった。嫌われ田かと思った」と安堵する爽太。そして関谷(加藤シゲアキ)のメールアドレスを薫子に教えた。

その後、爽太は薫子、オリヴィエ、まつりに向き合うと、「俺、失恋することにした」と宣言する。

爽太「ちゃんと失恋を認めて、現実に足を踏み出さなきゃなって、気付いたんだよ。
どんなに好きでも、どんなに欲しくても、紗絵子さんは手に入らない。
その寂しさとか、悔しさとか、そういうものを受け止めることから俺ずっと逃げてたんだと思う。
痛いよね、こんな男。だから認める。
俺さ、本当にサエコさんが好きなんだ。だからここで終わらせて、完成させる。
この恋を。滅びの瞬間を見届けるってことかな?
それでやっと完成するんだ。
俺の片思いが。」

今度のバレンタインデーで告白して、ちゃんと振られて恋を終わりにするという爽太。薫子らはあっけに取られるが、爽太は吹っ切れたような表情だ。そして振られたあとは、えれなと真剣に向き合うつもりだという。

まつりは友達の彼氏と別れた。オリヴィエはまつりに迫る。すぐ次にいけない、(御曹司の)オリヴィエにふさわしくないと迷うまつり。あいまいな返事のまつりに、オリヴィエは「深く考えずに付き合おう」と念を押した。後日、まつりはオリヴィエと付き合うことをOKした。

時はバレンタインデー商戦前。紗絵子のために創作する爽太に対し、「忙しい時期にそんな余裕ないと思うけど」という薫子。爽太は「余裕があっても何もしない人は何もしないし、余裕が無くたって、やる気があれば結構できるもんでしょ。」と強気だ。

久しぶりにショコラヴィに来店した紗絵子。(ケガを隠すための)帽子をかぶっていた。「久しぶりにサエコさんの顔見られて嬉しかったよ」と素直に伝える爽太。そして思う…

この幸せと引き換えに、俺は他の可能性を失っていたのかも知れない。
それでも、後悔してないよ。俺はこの夢が、あと何回叶うか数え続けるんだ。数え終わるときが来る、その日まで・・・。

紗絵子に再会したあと、爽太はアイデアが溢れ出す。そして、えれなにも紗絵子に告白して振られる予定だという話をした。

最高にストレートな告白をしよう。
苦くて、痛々しい。
一生忘れられない、バレンタインにするんだ。

第7話のあらすじ

バレンタインの季節が近づき、「ショコラ・ヴィ」は一層賑わい、爽太(松本潤)らは多忙を極めていた。特に爽太は、紗絵子(石原さとみ)に贈るショコラを同時に準備していたため睡眠時間も激減していた。

それでも、このバレンタインに紗絵子に最後の告白をして振られ、長い片想いを終わらせようと決めた爽太は気合いをみなぎらせる。えれな(水原希子)とのセフレ関係を真剣交際に修正させたい気持ちも爽太を後押ししていた。

そんな折、紗絵子が「ショコラ・ヴィ」にやってくる。混雑する店内から厨房の爽太を見つめるが、爽太は気づかない。紗絵子は薫子(水川あさみ)から商品を受け取ると帰っていく。

同じ頃、紗絵子は吉岡(眞島秀和)とペットショップにいた。猫が飼いたいと言う紗絵子に当初は反対していたものの、吉岡は猫を買ってやる。紗絵子は吉岡に笑顔を向ける。

バレンタインデー前日。ついに爽太は紗絵子に贈るショコラを完成させた。この日、爽太は紗絵子を呼び出して不意打ちで告白をする計画だった。自分が計画の主導権を握っていることで爽太は冷静を保っていた。しかし突然、「ショコラ・ヴィ」に現れた紗絵子を目撃。

動揺しながらも、あとを追いかけた爽太は特別なチョコレートを渡す。

爽太「あれから、7年経っちゃった。紗絵子さんにバレンタインにフラれてから
俺、あの後パリに行って、ボネールで働いて一流のショコラティエになろうとして、正直、頭のどっかで、こうやって一生懸命スキルを磨いていれば、そのうち紗枝子さんのこと忘れてしまうんだろうなって思ってた。
思ってたんだけど。実際は、全然そんなことなかった。
むしろ、どんどん時間が上に積み重なっていくぶん、気持ちは、ずっとずっと深いところに定着していくんだ。
・・・雪が積もっていくみたいに。
最初に降った雪は溶けないんだよ、ずっと。
だから、そのままの気持ちで日本に帰ってきて、今もこうやって。
俺、紗枝子さんに喜んでほしくて、ショコラティエになったんだ。
紗絵子さんがチョコレートが好きだからショコラティエになりたいと思ったし、今もこうして、ショコラティエをやってる。
俺ね、バカみたいだけど。
ずっと紗絵子さんの事が好きなんだ。
今でもずっと、本当に好きだよ。
どれだけ時間がたっても、紗絵子さんだけは俺の中で特別なんだ。
俺、紗絵子さんが買ってくれたものちゃんとメモって、紗絵子さんの好みの変化とか、ずっと見てたんだよ。
それで、次に何作ったら紗絵子さんが喜んでくれるか、そればっか考えてて、俺が紗絵子さんにできることって、それくらいしかなかったからさ。

・・・でも、もうやめるね。ケジメつけなきゃいけないよね。
俺は紗絵子さんに喜んでほしくてショコラティエになったし、これから先何があっても、ずっとショコラティエでいるよ。
それは俺が紗絵子さんを好きになった証で、これから先、誰かを好きになっても、絶対残るものなんだ。

だから・・・もう先に進んでもいいんだって、やっと思えるようになったんだ。
紗絵子さんはもうとっくに先に進んでて、俺の事なんか関係なく幸せな人生歩んでるんだよね。

「関係なくないよ。」と紗絵子はいう。「爽太君のチョコレートが、今私を本当に幸せにしてくれてるんだよ。だから爽太君のチョコレート買に行くんだよ」

爽太は「よかった。」と喜びかみしめる。幸せだったと。
しかし、紗絵子は爽太を見つめると、うつむいて静かに涙をこぼした。

振られることしか頭になかった爽太は、「チョコレートのこと、心配してる?
今まで通りウチの店来てくれていいんだから。」と伝えた。

あれ?なんだこれ?これって、手ごたえ? いやまさか、そんな都合よく考えんなよ。えっ、でも、なにこの感じ。いつか、時期が来るって信じてた。
手ごたえを不意に感じる時が来るって。でもそれは、俺の夢や妄想に過ぎないって、現実になりはしないって、ずっと。でも。現実にしていいの?

爽太が紗絵子の頬に伝う涙に触れると、二人はキスをして…。

第8話のあらすじ

爽太(松本潤)は、紗絵子(石原さとみ)が自分とキスしたことが信じられず、その理由をあれこれ想像する。「仮説:普通に振られている」をいくつも立証しようとする爽太だが、結局、彼女の真意がわからない。

一方、自宅に戻った紗絵子は、爽太から贈られた美しいショコラを眺めていた。やがて、爽太へメールを打ち始めるが、途中ですべてを削除してしまう。

別の日、爽太から相談を受けたえれな(水原希子)は、ホワイトデーまでには紗絵子からリアクションがあるのでは、と励ました。

バレンタインデーが終わり、「ショコラ・ヴィ」は平穏を取り戻す。薫子(水川あさみ)やオリヴィエ(溝端淳平)は平和な日々を喜ぶが、爽太は余裕があると紗絵子のことを考えてしまうため疲労を募らせる。そんな爽太を心配するえれなに、爽太はホワイトデーの夜の予定を聞く。ホワイトデーまでに紗絵子から返事がもらえなければ、えれなと新しい関係を始めようと、爽太は心に決めていた。

ホワイトデー当日。「ショコラ・ヴィ」の営業が終わっても紗絵子は現れなかった。オリヴィエはこれからまつり(有村架純)とデートだと言い、爽太もえれなと来ないかと誘う。えれなを「彼女」と呼ぶオリヴィエに、爽太はこれから彼女になるのだ、と指摘。そんな爽太に薫子は、本当にそれでいいのか、と確認するが、爽太は、「うん」と答える。

その直後、爽太が閉店の準備をしに外へ出ると、通りに紗絵子が立っていた。大きなトランクとカバンを抱えた紗絵子!家出だった。

爽太は、とりあえず店の2階で泊まれるように掃除し迎え入れた。

家に帰る前、携帯を取りに戻った爽太は、シャワールームからバスタオル一枚で出てきた紗絵子が「携帯はこっちだよ」と挑発してくる。

「本当にやめて、マジで。ないから。本当に。紗絵子さん無理だって。」

抵抗しつつも、キスを迫る紗絵子に抵抗できなくなった爽太。2人は一線を越えた。

その後、ベッドで抱き合いながら紗絵子は「あそこにいると私は物になった気がするんだ」と話す。そんな彼女の目元をぬぐい、そっとキスをして爽太は思う…。

紗絵子さん、俺は王子様になれたかな?
それとも、救いようもないほど汚れた?
昨日まで、ただアホみたいな妄想を繰り広げているだけの痛い男で、ただのショコラティエだった俺が、ついに間男に成り上がったよ。

※間男(まおとこ)…不倫をする男のこと。

第9話のあらすじ

爽太(松本潤)は、「ショコラ・ヴィ」の2階に暮らし始めた紗絵子(石原さとみ)と恋人同士のような甘い時間を過ごしていた。ふたりの関係に不快感を持つ薫子(水川あさみ)は、イライラを募らせる。

爽太から連絡が途絶えたえれな(水原希子)は、連絡が来ない理由がわからず傷ついていた。

そんな朝、薫子が店の前を掃除していると、えれなが立っていた。自分が出演するファッションショーの招待状を爽太に渡したいというえれなに、薫子は「爽太君なら女といる」と、現状を話してしまう。

きつい口調で、「バカなんじゃないの?!そうやっていい子な態度貫いたって、結局彼女に負けたじゃないですか!無駄なんですよ!結局ずうずうしい女が勝つんだって。」と言い放つ。しかし、えれなは薫子に「言いにくいことを教えてくれてありがとう」と頭を下げる。

店に戻った薫子は、正しいことをしたと自分を納得させようとするが内心では落ち込む。オリヴィエ(溝端淳平)は、「自分が正しいと思うのならそれでいいのでは?」と声をかける。

その頃、爽太は、紗絵子からのリクエストで新作の構想を練り始める。一方、紗絵子は掃除や洗濯を手伝うが、健気に働く姿が薫子は気に入らず、まつり(有村架純)に文句を言う。

しかし、まつりは紗絵子に恋の相談をしてすっかり彼女の的確なアドバイスに心酔。紗絵子からは「まつりちゃんが、前の恋で失敗したのは、彼を信じたからじゃないよ。信じる相手を間違えたからだよ。すごく傷ついたからって、この先やみくもに慎重になってたら幸せ逃しちゃうよ。」と言われた。

まつりは、前の恋では二股をかけられて、いつか本命にしてくれると信じてしまい、ズルズルと付き合って傷ついた。けれど、相手が違うのだと気づかされたまつりはオリヴィエを信じる覚悟を決める。

ある日の夜、爽太が試作品のイラストを描いていると、紗絵子の携帯電話が鳴る。爽太は着信が紗絵子の夫・吉岡(眞島秀和)だと確認、バスルームにいる紗絵子に声をかけた。紗絵子は着信を見ると顔を曇らせるが、すぐにいつもの顔に戻り爽太に甘えてくる。爽太は、これまで家出の理由を説明しようとしない紗絵子の態度に困惑し始める。

ある日の昼間、「ショコラ・ヴィ」に吉岡が訪ねて来た。紗絵子の居場所をまだ気づいていなかったため、その場をごまかす爽太。夜。「そろそろ帰った方がいい」と爽太が紗絵子に言うと「ごめんね、爽太君巻き込んじゃって」と言われ、(不倫の)共犯者としてさえ、認めてられていなかった事実に打ちひしがれる爽太。小さな言い争いの中、一度は「帰るよ」と言った紗絵子を「突き放さないで」と爽太は引きとめた。

第10話のあらすじ

爽太(松本潤)は、紗絵子(石原さとみ)に恋い焦がれながらも、ふたりの関係に行き詰まりを感じ始めていた。そんな折、かつて爽太が修行したフランスの老舗ショコラティエ「ボネール」からエアメールが届く。オリヴィエ(溝端淳平)は、「ボネール」が探しているというチーフショコラティエの候補に、爽太の名前が挙がったのでは、と話す。

もしも、「ボネール」のショコラティエになれたら、紗絵子との未来を切り開くことができるかもしれない、爽太は祈るような思いを抱く。

その頃、薫子(水川あさみ)は、関谷(加藤シゲアキ)からの「くわしく」とだけ書かれたメールへの返信に頭を抱えていた。困った薫子は、紗絵子に相談。紗絵子は、薫子が想像すらしなかった返信を提案する。それは「詳しく話すね、ハート。ご飯いこう?いつ空いてる?」

薫子はなぜそんな好きでもない人に…、と困惑。それに好きになってもらうために何かしたくないという薫子。

紗絵子は、「お菓子だって、味が美味しいだけで十分なのに、それでも売るためには形や色を可愛くしたり、愛される努力が必要なんだなって思うし。意識的にでも、無意識的にでも人の気を引く努力をしている人が、好かれているんだと思うんですよね。」と当然のことのように話した。

同じ頃、えれな(水原希子)は念願のショーへの出演を終えた。そこに爽太の姿はなかったが、六道(佐藤隆太)が見守ってくれていた。

後日、軽井沢に滞在中のボネールに招かれた爽太は、自作のショコラを携えて出かけていく。オリヴィエとまつり(有村架純)は京都旅行に出かけ、「ショコラ・ヴィ」には紗絵子がいるだけだった。

そんな夜、「ショコラ・ヴィ」が停電してしまい、困った紗絵子は薫子に電話をする。冷蔵庫や冷凍庫にあるショコラの材料が心配だという紗絵子。薫子はタクシーで店にかけつけて、保冷材や氷でその場をしのいだ。

まさにその頃、爽太はボネールの部屋をノック。ボネールに試作品を食べてもらうと「残念です。」と言われてしまう。開きかけた未来への扉が、あまりにもあっけなく閉ざされて爽太はショックを受けた。

最終回(11話)のあらすじ

爽太(松本潤)は、紗絵子(石原さとみ)のリクエストに応えるべくチョコバーの試作を重ねるが、どうしてもうまくいかない。紗絵子は、深夜まで創作に励む爽太を心配するが、爽太は取り繕うように自信を見せる。

そんなところへ、えれな(水原希子)が現れる。久しぶりの再会に爽太は言葉が出ないが、えれなは話はすぐに済むという。爽太があれこれ想像するうち、えれなは爽太のことが好きだと告白。さらに、自分のことが好きなら見に来てほしい、とファッションショーのチケットを手渡すと「ショコラ・ヴィ」を後にする。潔く思いを伝えるえれなを前に、立ち尽くすしかなかった爽太。その様子を紗絵子が見ていた。

その頃、薫子(水川あさみ)は紗絵子に言われ、関谷(加藤シゲアキ)を食事に誘うメールを送った。プライベートな相談に乗ってもらううち、薫子と紗絵子は意気投合。一緒に買い物に出かけるようにもなる。

一方の爽太は相変わらず創作に苦戦していた。紗絵子を思うとショコラ作りのインスピレーションがわき上がっていた頃の気持ちを取り戻そうとするが、出口を見いだせないでいた。そんなとき、紗絵子が帰ってくる。紗絵子は爽太に声をかけ、バックヤードへ行こうとするが、突然、倒れ込んでしまう。

紗絵子を病院へ運んだ爽太は、医師から貧血を起こしたようだと告げられた。目を覚ました紗絵子を心配そうに見つめる爽太。紗絵子は、「大丈夫。病気じゃないから。」と、爽太が思いもよらない事実を告げて…。

俺にとっての紗絵子さんは幻想。
そうだ、それは自分でも分かっていたことだ。
だからこそ、けじめつけようとしたんじゃないか 。だけど・・・
あのとき、俺は紗絵子さんを手に入れたんじゃない。
失ったんだ。

爽太と紗絵子の2人が選ぶ道は果たして…?

【失恋ショコラティエ】の主題歌


出典Amazon

【主題歌】嵐「Bittersweet」
作詞・作曲:100+、編曲:石塚知生、発売元:ジェイ・ストーム

・嵐の42枚目のシングル。
・嵐のデビュー15周年(2014年)イヤー第1弾シングルで、2014年2月12日に発売。
・スウィートで、ちょっぴりビターな気持ちをグルーヴィーなサウンドに乗せたラヴ・ソング。
・大野智がシングル表題曲としては初めて大野が全ての振り付けを担当。
・第80回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 ドラマソング賞の受賞曲。

【失恋ショコラティエ】のスタッフ

【原作】 「失恋ショコラティエ」(水城せとな/月刊フラワーズ連載)

【脚本】 安達奈緒子(第1話~3話、6話・7話、9話)、越川美埜子(4話・5話・8話・11話)

※安達奈緒子(あだち なおこ)さんは、2003年に第15回フジテレビヤングシナリオ大賞(『僕らの未来に子供たちはイエスと言うか』)を受賞。2004年にスペシャルドラマ『冬空に月は輝く』(フジテレビ)の脚本でデビュー。
・脚本作品は『リッチマン,プアウーマン』『大切なことはすべて君が教えてくれた』『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』『サギデカ』『G線上のあなたと私』など多数。
・東京ドラマアウォード2019 脚本賞 (『透明なゆりかご』『きのう何食べた?』)を受賞している。
・2021年度前期放送予定のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の脚本を手掛ける。

【プロデュース】 若松央樹((『最高の離婚』『最後から二番目の恋』『全開ガール』『風のガーデン』『のだめカンタービレ』 他)) 、小原一隆(『鍵のかかった部屋』『ビブリア古書堂の事件手帖』他)

【演出】松山博昭(『ラッキーセブンスペシャル』『鍵のかかった部屋』『ビブリア古書堂の事件手帖』他)、宮木正悟、関野宗紀、品田俊介、小原一隆

【音楽】 Ken Arai

【制作著作】 フジテレビ

【失恋ショコラティエ】の放送日

【失恋ショコラティエ】の初放送日

放送日:2014年1月13日から3月24日(全11話)
放送時間:毎週月曜日21:00 – 21:54(月9枠)
放送局:フジテレビ系

【失恋ショコラティエ】の再放送日

放送日:2020年6月15日(月)から平日に放送
放送時間:15:50 – 16:50(メディアミックスα枠)
放送局:フジテレビ(関東ローカル)

まとめ

以上、【失恋ショコラティエ】のキャストとあらすじなどを紹介してきました。

爽太(松本潤)と紗絵子(石原さとみ)たちにまたドキドキすること間違いなし!

片思いばかりが描かれる切なさもたまりません。

一度見た方も、未見の方も、この機会にぜひ視聴してみてください!

失恋ショコラティエ

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