スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】玉木宏×常盤貴子×木村多江はどこまで鬼畜になりきれるか

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テレビ朝日2017年最後のスペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】

松本清張の名作を××の豪華キャストで15年ぶりにドラマ化!

悲劇はなぜ起こったか、夫と妻、愛人はどうやって鬼畜になっていったのか、いちばん鬼畜なのは誰か?

今回は、スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】の基本情報、原作&過去映像作品情報、キャスト、あらすじ、見どころ、視聴率について。

目次

スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】の基本情報

放送日時 2017年12月24日(日)よる9時

放送局 テレビ朝日系

脚本 竹山 洋
音楽 吉川清之

監督 和泉聖治

チーフプロデューサー 五十嵐文郎(テレビ朝日)
ゼネラルプロデューサー 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー 藤本一彦(テレビ朝日)、河瀬光(東映)、中尾亜由子(東映)

スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】の原作は?

松本清張の短編小説「鬼畜」『別冊文藝春秋』1957年4月号に掲載。

1957年12月に短編集『詐者の舟板』(筑摩書房)に収録された。

なんと実話に基づいた物語というから驚きです。

本作は実話に基づいた再フィクション物語。
検事の河井信太郎から聞いた話がベースになっており、著者による話のメモが残されている。
実際の事件は、骨董屋の男が妾に3人の子を産ませていたが、商売不振で仕送りができず、妾が子を連れて男の家に来るところから始まる。その後、本妻に子を片付けろと責められ、殺害および殺害未遂を経て、松崎町で逮捕された。男は在獄中に発狂死し、本妻は在監中であったという。

Wikipediaより引用

スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】のキャストと登場人物

玉木宏(役:竹中宗吉)

登場人物
竹中宗吉(たけなか・そうきち)…印刷職人。梅子(常盤貴子)と駆け落ちした後、印刷所を転々としながら技術を習得。修行中の貯金をもとに『竹中印刷』を創業して独立。梅子と頑張り事業を発展させるが、富を得たところで料亭で働いていた菊代(木村多江)と愛人関係に。2人の間には3人の子供ができ、宗吉は全員認知している。本来は気が弱くやさしい男。

キャスト
玉木宏(たまき・ひろし)…1980年生まれ。映画「ウォーターボーイズ」、NHK朝ドラ「こころ」で注目を浴び、ドラマ「のだめカンタービレ」の千秋役で大ブレイク。NHK朝ドラ「あさが来た」で再ブレイク。2018年は主演映画『悪と仮面のルール』が公開予定。

常盤貴子(役:竹中梅子)

登場人物
竹中梅子(たけなか・うめこ)…宗吉(玉木宏)の妻。宗吉のために身を粉にして働き事業を成功させた。仕事一辺倒で気の弱い宗吉が愛人を囲っているなんて青天の霹靂。事業に翳りが見え始めたころ、宗吉の愛人・菊代(木村多江)から突然宗吉の子供3人を押し付けられる。

キャスト
常盤貴子(ときわ・たかこ)…1972年生まれ。『悪魔のKISS』(1993)でヌードも披露した大胆な演技で注目を浴び、豊川悦司とW主演の『愛していると言ってくれ』で大ブレイク。代表作は演作はキムタクと共演した『ビューティフルライフ』、映画『20世紀少年』など。

木村多江(役:山田菊代)

登場人物
山田菊代(やまだ・きくよ)…宗吉の愛人。料亭で働いていたときに宗吉と知り合い、関係を持つ。妊娠によって仕事を辞めてからは宗吉によって養われるようになり、3人の子どもをもうけた。
キャスト
木村多江(きむら・たえ)…1971年生まれ。日本舞踊松本流の名取でもある。1995年舞台『美少女戦士セーラームーン』でデビュー。『リング』『らせん』の貞子役で注目される。『救命病棟24時』『大奥』『白い巨塔』、映画『ゼロの焦点』『ぐるりのこと』など出演作多数。2017年は『ブラックリベンジ』『雨が降ると君は優しい』などに出演。

(役:野田和子)

野田和子(のだ・かずこ)…所轄署の防犯課少年係の警察官(巡査長)。宗吉(玉木宏)と梅子(常盤貴子)を怪しみ、内偵する。

南岐佐(役:山田利一)

山田利一(やまだ・りいち)…菊代(木村多江)の長男で聡明な少年。7歳。実母を嫌い、やさしい父・宗吉(玉木宏)に懐いている。

南岐佐(みなみ・きさ)…2009年生まれ。主な出演作はNHK朝ドラ『べっぴんさん』『あさが来た』、映画『たたら侍』など。

稲谷実恩(役:山田良子)

山田良子(やまだ・よしこ)…菊代(木村多江)の長女、4歳。

稲谷実恩(子役)

今中陸人(役:山田庄二)

山田庄二(やまだ・しょうじ)…菊代(木村多江)の次男。2歳。母・腸カタルで命を落とす…。

今中陸人(子役)

前田亜希(役:中丸刑事)

中丸刑事…静岡県警伊豆警察署の刑事。

近藤芳正(役:高橋刑事)

高橋刑事…静岡県警伊豆警察署の刑事。

羽場裕一(役:田口辰夫)

田口辰夫…『竹中印刷』の職人。宗吉(玉木宏)と梅子(常盤貴子)を疑う。

(役:広瀬刑事課長)

広瀬刑事課長…所轄署の刑事課長。和子たちに、宗吉・梅子夫婦の捜査を命じる。

柳葉敏郎(役:原田道夫)

原田道夫…所轄署の刑事課刑事(警部補)。和子(前田亜希)と共に、宗吉たちの動きを監視する。

橋爪功(役:加藤医師)

加藤医師…菊代(木村多江)の次男・庄二の死を見届ける。

スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】のあらすじ

 昭和51年、東京の下町――。竹中宗吉(玉木宏)は、働き者の妻・梅子(常盤貴子)と共に小さな印刷会社を営んでいた。大手の印刷会社の下請けだったが、新型の印刷機を導入したばかりで、景気はよかった。
ところが、隣の食堂から火が出て、印刷所はあっけなく燃え落ちてしまった。そんな緊急事態なのに、印刷ブローカーとの接待とやらで出かけた宗吉とはまったく連絡が取れない。実はそのとき、宗吉は愛人・山田菊代(木村多江)のもとにいた。宗吉は6年前・菊代が料亭の中居をしていた頃から親密な関係になり、3人の子どもももうけていた…。
火災から2年後――。宗吉と梅子はわずかな保険金を元手に、別の土地に印刷会社を開いたものの、経営は苦しくなるばかりで、菊代に仕送りができなくなる。
生活費を一切もらえなくなり、業を煮やした菊代は宗吉の家を襲撃、梅子と初めて顔を合わせる。菊代は煮え切らない宗吉の態度、自分を見下す梅子に怒りを露わにし、子どもたちを置いて姿を消してしまう。宗吉はやむなく3人の子どもを引き取るが、子どもたちに憎悪を向ける梅子は、自分は一切、子育てはしないと宣言し…!?

スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】過去作品とキャスト

緒形拳×岩下志麻×小川真由美で映画化

鬼畜(松竹映画)

松本清張原作の「鬼畜」が始めて映像化されたのは、1978年。野村芳太郎監督のもとで、主演・緒形拳、妻・岩下志麻、愛人・小川真由美というキャスティングでした。

みなさん迫真の演技でしたが、とくに岩下志麻さんがホントにこわかった!

映画「鬼畜」は、Huluで配信中です! とてもいい映画なのでぜひ見てください!

ビートたけし××室井滋でテレビドラマ化

二度目の映像化は、2002年。日本テレビ系「火曜サスペンス劇場1000回突破記念作品」「平成14年度文化庁芸術祭参加作品」として放送されました。

主演のビートたけしと室井滋はハマリ役だったのですが、黒木瞳にあまり悪いイメージがつかないようにとの配慮からか、愛人の子供に少し歩み寄ろうとする場面もあり、ミスキャストといわれていました。

スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】の見どころ

ずばり、玉木宏×常盤貴子×木村多江がどこまで鬼畜になりきれるか、というところだと思います。

常盤貴子の本妻がどれだけ鬼畜な行動をとるか?

映画版では、子供を押し付けられた本妻が、乳飲み子の口にごはんを押し付けたり、ビニールシートがかぶさっても放置したり、外で置き去りにする子供の身元がわからないように、洋服のタグを全部とるなど非情な行動をしていましたが、今回はどうなるでしょうか?

常盤貴子さんはこれまであまり悪役のイメージはないので、どう豹変するかに注目ですね。

常盤貴子×木村多江の修羅場

本妻VS愛人。2人の演技派女優による修羅場も見モノでしょう。木村多江さんは、常盤貴子さんとの修羅場についてこうコメントしています。

 常盤貴子さんとの共演も2回目なのですが、瞳が素敵で、大好きな女優さんです。基本的にアクションが絡むシーンは、お互いの信頼関係で成り立つもの。修羅場のシーンでは私が倒れなければならないアクションがあったのですが、“信頼してね”“私が守りますから!”と言ってくださり、本当に信頼してお互いにぶつけ合うことができました。

テレビ朝日「鬼畜」公式HPより

2人の間でかなりえげつない言葉のやりとりがあるはずですが、今回はどんな台詞の応酬になるか?

玉木宏のダメ男ぶりと衝撃のラストシーン

「女の勲章」では知的でずる賢い時ジゴロを演じていた玉木宏さん。印刷工場のオヤジにしては二枚目過ぎますが(笑)、ちょっと儲かった時期に女を囲ってしまって…、女2人の修羅場を前にオロオロするのは、想像に難くない。

子供を捨てにいくシーンと捨てた子供と再会するシーン。徐々に追い詰められていく宗吉の複雑な心境と葛藤をどう演じるかが見どころですね。

スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】の視聴率

スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】の視聴率は、7.3%でした。

クリスマスイブに家族で見るのもしんどい暗いテーマのドラマなので、大ヒット! とはならない予感。なぜクリスマスイブにこのドラマなんでしょうね。。と思っていましたが、陸王最終回の裏でなかなかの健闘でした。

スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】のまとめ

15年ぶりの映像化でよみがえる松本清張の名作【鬼畜】。

緒形拳さん主演の映画をテレビで初めて見たときは、おそろしくて震えました。岩下志麻さんの鬼畜ぶりがトラウマになるくらい怖かった憶えがあります。

昭和時代の話ではありますが、ネグレクトからの子殺しという構図は悲しいことに現代にもあり、痛ましい事件のニュースを耳にすることがあります。

梅子のように、憎い愛人の子供ではなく実の子供でも殺してしまう人たちが実際にいる…。

いろいろと考えさせられるドラマになるでしょう。

スペシャルドラマ【松本清張 鬼畜】のネタバレ&感想

常盤貴子の鬼畜ぶりがすごかった! 強烈ビンタ炸裂でしたね。

これまでの映画・ドラマとは異なり、子供が2人亡くなったことに疑問を持った警察官たち(余貴美子、柳葉敏郎)が追求して宗吉(玉木宏)を追い詰めていく形でした。

宗吉の妻・梅子(常盤貴子)が最後は宗吉をかばって服毒自殺という衝撃の展開。

よしこも助かり、子供2人はあんなに怖い目にあわせた父親を赦すという結末に。

どんな親でも子供にとっては親なんでしょうか…。

玉木宏主演・松本清張ドラマ【砂の器】を12/22(金)・23(土)2日連続で再放送!

【鬼畜】放送直前に、もうひとつの玉木宏主演/松本清張原作ドラマ【砂の器】が再放送されました。

2011年の初回放送当時の視聴率は、前編16.6%、後編13.1%でした。

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