【ナラタージュ】舞台挨拶とネタバレ感想!松本潤「今朝うるうるきた」有村架純「見に行く」

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映画【ナラタージュ】の舞台挨拶レポ、ネタバレ感想!

10月7日、映画【ナラタージュ】の劇場公開に合わせて、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台挨拶が行われました。

出席者は主演の松本潤さん、ヒロインの有村架純さん、共演する坂口健太郎さん、大西礼芳さん、古舘佑太郎さん、行定勲監督。

『一生に一度のすべてを捧げた恋。忘れられない恋をした、すべての人に捧ぐ、衝撃の純愛』

狂おしく切ない禁断のラブストーリーで挨拶1回目は上映後のためしっとりした雰囲気、

2回目は上映前で、マスコミも退場し明るい雰囲気で、キャスト・監督が登壇し挨拶が行われました。

今回は映画【ナラタージュ】の舞台挨拶レポ、ネタバレ感想を紹介します。

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目次

映画【ナラタージュ】の舞台挨拶レポ

(C)映画ナタリー

松本潤さんコメント

「ようやく皆さんの手にふれていただけるタイミングがきた。たくさんの人の心に残ってくれることを祈っています」

出典:映画.com

「忘れられない作品になりました。たくさんの人に愛される作品になることを願っています。」

(一生に一度の恋のテーマに関連して、忘れられない人やもの、出来事についての質問にて)

「もう会えない人を考えた。中村勘三郎さん、蜷川幸雄さんとか自分の家族も含めて。自分が人の人生の中でどれだけ何かを与えられるか、という時間になった」

出典:スポーツ報知

「今までとは違う表現を勉強させていただいた。演技に限らず、『こういうやり方もあるんだな』と表現を広げてもらったので、本当に作品、そして行定監督には感謝したいです」

出典:ぴあ映画生活

「苦い濃密なラブストーリーがたくさんの人に届き、たくさんの人の心に残ればうれしいです。愛される作品になることを願っています」

雨水が入った樽で“鏡割り”が行われ、

松本さんは「(雨水は)初めてですね。それは…、めでたいですか? まあ、雨が重要な映画ですからね。昨日の雨かな?」と苦笑い

出典:シネマカフェ

「透き通っていますね。きれいな雨水です」と満足げだった

出典:映画.com

舞台挨拶は全国東宝系で中継され、マスコミが帰った13時10分の回では、冒頭「大人数の秘密ですね」と笑いを誘い、

「今朝シャワーを浴びてる時に、作品が今日公開されるということを思って、泣かないけど、ちょっと、なんだかウルウルきました。」

とコメント。司会者から映画も雨ですからと指摘されると「そこまで考えてなかった」と苦笑い。

松本潤さんは違う役をするならの質問に泉役をやりたいと答えます。女装したいわけじゃない、と観客の笑いを誘いつつ、葉山は何考えてるか自分ではわかるんだけど、泉の立場になってみたいとコメント。

入れ替わって泉役としてはどう思うか司会者に聞かれ困った松潤。有村さんが(葉山先生は)「なんなんだ」と泉は思うと代わりに答えフォローしていました。

泉役の有村さんが小野くん役、小野役の坂口健太郎さんが葉山先生役をやりたいと三角関係が見事に一周。そこで「席替えしますか!」とすかさず気遣いのコメントをする松本潤さんでした。

有村架純さんコメント

「(撮影)当時の話をすると、どうしても(そのときの気持ちを)思い出してしまって。『ああ……』って。苦しかったな、つらかったなとか思う」

出典まんたんウエブ

「正当派の役が多かった中でこのような役柄は始めて。撮影が終わっても当時の話しをすると、苦しかったという気持ちになる」

「一歩前に進める気がします。今後もすごく大切になる」

出典:スポーツ報知

(一生に一度の恋のテーマに関連して、忘れられない人やもの、出来事についての質問にて)

有村は「母の手料理です」と答えた。有村は「私が風邪を引いて、病院から帰った後に、母が作ってくれたのがちらし寿司で。お腹が空いていたので食べたらものすごく美味しくて。それが忘れられないですね」

出典:ニュースウォーカー

「これまで私は正統派の役が多く、このような色をした役柄は初めて。選んでいただいて、うれしかったですし、23歳という年齢でこの作品を残せたことは、大切であり光栄に思っています」

出典:ぴあ映画生活

舞台挨拶13時10分の回にて、兵庫の劇場に向けて関西弁で「ありがとう」と有村さんはコメント。 松本さんからは地元ネタに「いいなあ」とうらやましがられました。

映画は「エンドロールまでがナラタージュです」とアピール。

また、自分のものはあまり見ないがこれは劇場で「またみたい」とコメント。松本潤さんは「いつ行く?だってみんな知りたいでしょ?」とつっこみ、有村さんは「いつか」と笑いながらかわしていました。

有村さんは違う役になるなら小野くんになりたいとコメント。

行定勲監督コメント

「このキャストたちに出会うまで10年待たなければいけなかった」

「映画は作られるべきときに、作られるんだなと学びました。愛とはあいまいなものですが、このキャストだからこそ伝わる作品になったと思います。お疲れ様でした」

出典:ぴあ映画生活

「10年前にはこのキャストで映画は作れなかったし、映画は作られるべきときに作られるものだと学びました。ここにいる皆さんのおかげで、恋愛劇が豊かになったと思います」

出典:映画ナタリー

坂口健太郎コメント

「台本を読んだとき、これは一筋縄じゃいかない役だなと思った」と感想を明かし、「じとーっとした恋愛の形はあるけど、どこかで、なんとなく小野くんの気持ちがわかる部分はあった」

出典まんたんウエブ

「簡単に嫌なやつに見えてしまう役かもしれないけど、どこかで彼の気持ちがわかる部分もあったし、観てる人に感情移入してもらえるように監督と細かく打ち合わせをして作っていた」

出典:映画ナタリー

(一生に一度の恋のテーマに関連して、忘れられない人やもの、出来事についての質問にて)

坂口は「おやじが泣いてるのを見た時です。それは今でも(見た当時の)若いころの気持ちで残ってます。衝撃がすごかったです」

出典:エンタメウォーボ

舞台挨拶13時10分の回にて、坂口さんは違う役になるなら葉山先生になりたいとコメント。

また自身の役の小野君はああなってしまうけど、悪いわけじゃないと役に寄り添っていました。(上映前の挨拶なので慎重にコメント)

大西礼芳コメント

「有村さんがもん絶して苦しんでいる姿を見て、私も引っ張られた。あのもん絶が、皆さんにもしみわたったんじゃないかと思う」と声をつまらせ称賛。

出典:映画.com

13時10分の回にて、大西さんも地元ネタ。中継先の三重の劇場に向けて「あかふく~!!」とコメント。松本さんから「えっ、なんて?」と突っ込まれ、有村さんが和菓子と解説。名物で喜びを伝えました。

違う役になるなら葉山先生!役者として成長する役だからという趣旨で、松本潤さんが「これは嬉しいですね」

映画【ナラタージュ】のネタバレ感想

https://twitter.com/min_arashi05/status/916640559967510528

観客の声をひろうと、余韻に浸る人が多いです。

たしかに見終わっても考えてしまう映画です。

話題のベッドシーンは葉山先生と小野君と二回あり、有村さんも大胆に背中を出してそれなりに激しいのですが、総じて美しい映像です。だから濡れ場があるとばかり話題になったり期待するのはお門違い。

衝撃が残り、観終わったあと呆然としてしまうのは一体どうしてなのでしょう。

少し落ち着いてから考えてみました。

ネタバレと題したので、ネタバレを恐れず、ざっくばらんにかつ、なるべく簡潔に述べます。

率直にいうとバッドエンドだから。

悲恋だから、心がスカッとしません。葉山先生は奥さんの元にもどってしまい、最後の一夜を激しく求め合いながら、翌朝の別れるシーンには切なさが募ります。

ハッピーエンドでめでたしめでたしなら人は見終わって内容を忘れがち。つらい別れを経験して前を向く泉だからこそ共感するところがあります。

葉山先生から泉がもらった懐中時計に「Lhe seja feliz」と彫ってありました。お幸せにという意味らしい。

そしてラストシーンで、この時計が動き出すのですが、これは何を意味する???

巻かないでと会社の後輩に伝えたはずなのに眠り込んでいるうちに巻かれたのか…不思議だ。奇跡? 夢みながら巻いてたのか、泉自身が!? 朝ドラ「ひよっこ」で寝うた、寝セリフなどあったからあながち無くもない?

新たな一歩を踏み出す意味深シーンです。

このあやふやさが余韻の正体ですね、きっと。

葉山先生は恋愛感情はなかった趣旨を泉に伝えます。妻のことで精神がまいっていたので話し相手となったことで救われた・・・

と、

表面上はそうなのですが、愛してることが伝わってきます。いや、わからない、泉も先生がわからないと劇中いうのですが、伝わらないのに伝わる不思議な感覚。

ともかく表面上の言葉で受け取ってはいけないと思います。

かなり分かりにくい、松潤が目の力を40%に抑えた葉山先生が秀逸。

今きづくのは泉が帰りの夜道で不審者にあとをつけられるシーン。

小野君が「迎えに行ったら、もっと好きなってくれる?」というのに対して、すぐ連絡くれたら「すぐ迎えに行ったのに」との葉山先生。

先生の様々な表情に愛情があったことがみていて体感としては残っています。また見たいという観客の声があるのもその繊細な心理描写だったり曖昧な余白なのかもしれません。

衝撃の柚子ちゃんの自殺。強姦されてたことでひとり悩みを抱えていました。さらっと強烈なエピソードが入り、対比のように、泉の高校時代の屋上のシーンが回想されます。

泉はどうして死ななかったのか、人の運命は紙一重と痛感します。泉は葉山先生に救われたのでした。

このエピソードの意味もあとから余韻としてじわりと効いてくるのです。これという意味がわからない理不尽さ、曖昧さがここにも残ります。

映画『怒り』では襲われるシーンがはっきりと描かれた上でラストにつながっていくのですが、今回は柚子ちゃんの手紙で被害を明かされただけで泉も葉山先生も観客もその状況は想像するしかありません。

それは現実もそうで神の視点で何もかも知ることはできないのです。登場人物と一緒に見ている側も取り込まれ打ちのめされました。

…余韻、余白が多く、見たあと誰かと話したくなる、そんな素敵な映画です。

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