【渡る世間は鬼ばかり3時間スペシャル】渡鬼2017のキャストとあらすじ、視聴率!
橋田壽賀子ドラマ【渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル】のキャストとあらすじ!
1990年にスタートし、2011年に1年間の連続シリーズが終了した“渡鬼”。その後も続編が描かれてきましたが、2017年も単発ドラマとしてお茶の間へ戻ってきます。
若者(10代・20代)もハリセンボンの近藤春菜さんのギャグは知っていることでしょう…
「今日幸楽はお休みですか?」「角野卓造じゃねえよ!」
でおなじみの“幸楽”は、このドラマの中華料理屋さんです。
2017年の“渡鬼”は、五姉妹とその家族にまつわる新たな騒動が勃発。眞(えなりかずき)がついにパパになり、仕事と育児の両立に困惑。妻が家出!? 脚本の橋田壽賀子さんが現代のイクメン問題や、中高年女性の幸せについて描きます。
橋田脚本のテンポや会話の多用さは、若者は苦手かもしれませんが、ぜひ橋田ドラマを多くの人に楽しんでほしいところです。
今回は橋田壽賀子ドラマ【渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル】の視聴率、基本情報、あらすじ、キャストの順にまとめます!
この記事の目次
1.『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル』渡鬼2017の視聴率
2.『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル』渡鬼2017の基本情報
3.『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル』渡鬼2017のあらすじ
・『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル』渡鬼2017のあらすじネタバレ
4.『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル』キャスト一覧
ドラマ【渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル】の視聴率
・平均視聴率は12.6%(関東地区、 )
比較としてあげますと、2016年9月の2夜連続スペシャルは、前編12.6%、後編13.0%でした。
・北海道放送(HBC)では平均視聴率が14.1%! 瞬間最高視聴率も午後10時36分から40分など、計9か所で記録された16.2%(北海道地区、 )
【渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル】(2017年)の基本情報
【放送日】2017年9月18日(月・祝)20時から22時54分
【放送局】TBS系列
【作 】橋田壽賀子
【音楽】 羽田健太郎
【演出】 清弘誠
【プロデューサー】 石井ふく子
【ナレーター】石坂 浩二
【製作著作】 TBS
【渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル】(2017年)のあらすじ
妻の貴子(清水由紀)と5か月になった息子・香の親子3人で暮らしているはずの眞(えなりかずき)が、ある日乳母車を押して職場に現れた。会社の先輩・力矢(丹羽貞仁)が事情を聞くと、貴子が「子育てに疲れた」という置手紙と赤ん坊を残して家出してしまったという。
眞は仕事先にも香を連れて行くというが、さすがに異常事態を心配した力矢は、眞からの口止めを無視して五月(泉ピン子)に報告する。眞は仕事のために育児を貴子に任せっぱなしだったが、五月は専業主婦の貴子が眞に手伝ってもらいたいというのはおかしいと素気ない。ましてや眞夫婦の問題で自分たちには関係ない話と知らん顔。これでは眞が可哀想と助け舟を出したのが、姉の 愛(吉村涼)だった。愛は困り果てている眞に向かって、香を預かると宣言する。
そんな時、「おかくら」のタキ(野村昭子)から五月に電話が入る。大吉の遺産相続のとき五月たち5人姉妹に「おかくら」の株主になってもらったが、利益が出たので配当の支払いをしたいというのだ。お金の話はともかく、久しぶりに姉妹が集まるというので、五月はいそいそと「おかくら」に向かったが…。
出典:TBS
5人の姉妹と勇(角野卓造)の6人別に放送内容を以下にネタバレ!
あらすじネタバレ①5人姉妹の次女・五月(泉ピン子)の場合
五月(泉ピン子)は、娘の愛(吉村涼)の夫婦が「幸楽」を継ぎ、働く幸せを感じていた。
しかし長男・眞(えなりかずき)の妻・貴子(清水由紀)が息子・香を置いて家出。
五月は、知らん顔。結局、愛(吉村涼)があずかることに。
やがて貴子が家を出た理由は、ひとりで子育てする大変さをわかって欲しかったと分かる。
眞が反省し、いとおしそうに香を抱きしめる眞と貴子。
眞と貴子が香を迎えに来たが、五月は「私は許さない、眞もしっかりしなきゃ、あんなにバカにされて」と怒る。
勇は、「眞は立派に親離れしているから口を挟むな」と忠告。
「これからは自分の好きなことだけをして生きる」と五月は決める。
岡倉の5人姉妹は、グアム旅行へ行く。姉妹はそれぞれの生き甲斐を持ち、一生懸命生きていて、五月は幸せをしみじみと噛みしめる。
あらすじネタバレ②勇(角野卓造)の場合
勇(角野卓造)は、おやじバンドのドラム・川上哲也(テツ) (井之上隆志…2017年急逝)が亡くなり、気を落としていた。
勇の妹・久子(沢田雅美)が「幸楽」へやってきて。母・キミ(赤木春恵)が老人ホームへ戻ったので、生活費を増やしてほしいという。
五月は「お姑さんのお小遣いにしてほしい」とおかくらからもらった配当を手渡しました。
ある日。金田(佐藤B作)、中本(山本コウタロー)、哲也の妻・華江(天童よしみ)が「幸楽」へやってくる。
華江はおやじバンドを続けてほしいと告げる。華江は、プロの歌手を目指していたため、歌唱テストを行われた。その歌唱力に驚く一同。即、合格となり、おやじバンドが復活した。
あらすじネタバレ③長女・弥生(長山藍子)の場合
長女・弥生(長山藍子)は孫たちが自立してひとりに。
家でぼんやりしているのが辛くなり、おかくらで働くことを願うが、「やっぱりいいわ、ただの夢」と自分を納得させる。
公園を散歩する中、ウォーキング仲間という3人が公園のベンチでおしゃべりしていると聞く。
弥生は、お年寄りが集まって気楽におしゃべりできるコーヒーショップを作るという夢ができた。
あらすじネタバレ④三女・文子(中田喜子)の場合
三女・文子(中田喜子)は、離婚後、旅行社での仕事を続けていた。
「幸楽」に集まった5人姉妹は、“おかくら”の配当金を、五月はお姑さんのため、弥生と葉子はコーヒーショップのための改装費用に使う。
文子は、自分がもらったお金でグアム旅行をしようと提案する。
しかし、五月は愛が香の面倒をみるためにお店を休んでいるので、自分は休めないと旅行を断る。
結局、眞の家庭は元に戻り、旅行へ行くことになった…。
あらすじネタバレ⑤四女・葉子(野村真美)の場合
四女・葉子(野村真美)は、夫・透(徳重聡)と立ち上げた設計事務所で働いている。
葉子は、お金がかかってもシッターさんに来てもらって仕事を続けたいという。
弥生は、コーヒーショップを営むために自宅を改装したいので設計をしてほしいと葉子に頼む。
「おかくら」の配当金を使うという弥生に、私の分も使ってほしい、と葉子は提案する。
あらすじネタバレ⑥五女・長子(藤田朋子)の場合
五女・長子(藤田朋子)は、娘・日向子(大谷玲凪)がおかくらを継いだこともあり、英作(植草克秀)のもとで暮らしていた。
忙しく働く英作に、長子は寂しさを募らせていた。
しかも英作の妹・由紀は息子・紀彦がアメリカ留学したことで、英作のクリニックを手伝う。
居場所をなくした長子は岡倉の実家に帰る。
すると由紀が長子のもとを訪れ、英作が在宅医療の道を選んだ理由を話す。母親を自宅で看取れなかったことの後悔から在宅医療を始めたという。
長子は自宅に戻り、英作から「君がいてくれる有難さが分かった、頼りにしている」と言われる。
長子は、由紀のおかげで英作が在宅医療を始めた理由を知れたと感謝。英作の思いに寄り添うのは私のつとめ、と気持ちを新たにする。
【渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル】(2017年)のキャスト
宇津井 健 (役:岡倉 大吉)
岡倉大吉 / おかくら だいきち(享年84)……岡倉家の主人。妻・節子(山岡久乃)と結婚し、5人の娘、弥生(長山藍子)、五月(泉ピン子)、文子(中田喜子)、葉子(野村真美)、長子(藤田朋子)が誕生。
サラリーマンを定年後は、東京の閑静な住宅街で小料理屋「お食事処 おかくら」を営み、妻に先立たれた後は温かい従業員に支えられながら、忙しい日々を送っていた。 5人の娘はそれぞれ結婚して孫にも恵まれているが、心配の種が尽きることはなかった。そのたびに親身になって相談にのる優しい父親だったが、2014年12月30日、心筋梗塞で急逝。
※第1~第7シリーズまでは藤岡琢也さんが演じました。
※パート1からパート3までは妻が実質このドラマの主人公だった。
長山 藍子 (役:野田 弥生 )
野田弥生 / のだ やよい(62)……岡倉家の長女。
5人姉妹の中では一番控えめな性格。だが、芯は誰よりも強い。エリートサラリーマンの野田良(前田吟)と結婚し、あかりと武志(岩渕健)のふたりの子どもを育ててきた。
平凡な専業主婦に疑問を持ち、看護師やレストランの支配人など、さまざまな仕事にチャレンジし、社会との接点を持つ。その後、暫くは専業主婦を続けてきたが、看護師の資格を生かし、子どもが病気でも預ることのできる施設を保育園につくろうと奔走する。今は親が仕事に出て家で一人で待つ子どもたちを多く預かり、家庭教師、食事の面倒を見ている。
今回3時間スペシャルではもう誰も面倒をみていない。家でひとりで夕食のときもあってさびしく暮らしているが…
前田 吟(役:野田 良)
野田 良 / のだ りょう(66)……岡倉家の長女・弥生(長山藍子)の夫。
かつてエリートサラリーマンをしていたが、東北の梨農家に惹かれ脱サラ。その後、脱サラ仲間と炊きたてのご飯を宅配するサービス「ごはんや」を設立する。事業を軌道にのせるが、突如「ごはんや」を退社し、現在は造園業に転職。腕前を評価され、弟子を雇い入れるほどになっている。弥生たちの活動を理解・応援し、孫たちへ心を配りながら日々仕事に励んでいる。
渡邉 奏人(役:野田 勇気 )
野田勇気(15)……野田あかりと元夫・和夫との間に生まれた長男。
両親が離婚した後、あかりに引きとられるが、復縁を迫ろうと付きまとう和夫との狭間で辛い時期を過ごす。今度は母親のあかりが、何も告げないまま失踪してしまい、弥生(長山藍子)と良(前田吟)が親代わりとなっている。一人で家にいる同級生たちを見過ごせず、家に呼ぶようになり、今では多くの仲間たちに囲まれている。
泉 ピン子 (役:小島 五月)
小島 五月 /こじま さつき(59)……岡倉家の次女。
5人姉妹の中では一番、嫁姑問題で苦労した経験をもつ。姑のキミが海外でリハビリ生活を送るようになってから、夫・勇(角野卓造)と、夫婦中心になって「中華 幸楽」を支える。
長女・愛(吉村涼)と、長男・眞(えなりかずき)、ふたりの子どもがいる。勇とは、「幸楽」の住み込みで働くようになったのをきっかけに結婚。その後、姑のキミや小姑・久子(沢田雅美)たちの理不尽な嫌がらせやイビリに耐えながら、休む間もなく働き続けてきた。
二人の子どもたちも結婚し、やっとひと安心かと思いきや、アメリカからキミが帰ってきて再び一緒に暮らすことになったり、眞夫婦の暮らしぶりが気にかかるなど、いつまでたっても悩みがつきない。
泉 ピン子……1947年生まれ。主な出演作に『おしん』『おんなは度胸』『おふくろ先生の診療日記シリーズ』『マッサン』『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』『警視庁心理捜査官・明日香』『自治会長・糸井緋芽子社宅の事件簿』『おふくろ先生の診療日記』などがある。
角野 卓造(役:小島 勇)
小島 勇 / こじま いさむ(63)……岡倉家の次女・五月(泉ピン子)の夫。中華料理店「幸楽」のマスター。
小さい頃から「幸楽」の後を継ぐため、父・幸吉に料理の腕を仕込まれてきた。実直な働き者だが、母親・キミに頭が上がらない上、妹の久子(沢田雅美)や邦子(東てる美)に対しても威厳がなく、五月に苦労ばかりかけてきた。しかし、大の酒好きで、酔っ払うと手に負えない。糖尿病を患ったことで、一時お酒を控えていたこともある。商店街の仲間や愛の夫・誠(村田雄浩)らと共に「おやじバンド」を結成し、加津によってCMに曲が採用されたことで一躍人気バンドになる。「幸楽」も行列の出来る店となり、経営は愛夫婦に譲り、充実した毎日を送っている。
今回3時間スペシャルではバンドメンバー・川上 哲也(井之上隆志)が亡くなり「おやじバンド」は自粛となったが、哲の奥さん(天童よしみ)がきて…
えなりかずき(役: 小島 眞 )
小島眞 / こじま しん(32)……
五月(泉ピン子)と勇(角野卓造)の長男。
一浪した後、見事、東大に合格。両親と衝突することもしばしばあるが、家族思いの優しい性格。五月にとっても自慢の息子であるが、「幸楽」を継ぐ気はなかった。
大井精機の社長令嬢・貴子(清水由紀)と婚約していたが、金融破綻の影響で就職もなくなり貴子とも別れた。その後、公認会計士の資格試験に、見事一発合格を果たす。父親・道隆が病に倒れた貴子と紆余曲折の末、皆に祝福されやっと結婚した。
しかし介護に疲れた貴子、思うように回復しないことにいらだつ道隆との暮らしに疲れきっていたが、五月が受け取った大吉の遺産で道隆が施設に行くことになり、全員納得の上、新たな生活を踏み出し、待望の子どもにも恵まれた。しかし、そんなある日「育児に疲れた」と置手紙を残し貴子が家出してしまう。
赤木春恵(役:小島 キミ)
小島 キミ /こじま きみ(89)……勇の母親。
五月とは、いつも嫁姑のトラブルが絶えることはなかった。幸楽の家長としての自負が強く、店のことを第一に考えてきたが、脳梗塞で倒れてからはアメリカへ渡り、リハビリを続けていた。
餃子の通販で成功した久子たちに迎えられ日本に戻り「幸楽」が自分の居場所だと小島家で暮らしていたが、店に出られなくなったことで久子たちのマンションに移った。リハビリに勇が通ってきてくれてはいたが、久子たちがまったく面倒を見なくなり、リハビリ施設へと入っている。
赤木 春恵(あかぎ はるえ)さんは1924年生まれで、2017年3月で93才。2016年春、口述筆記で著書を出版。また、2017年6月に長女さんがテレビ番組「爆報!THEフライデー」に出演し近況を明かしています。2015年9月、91歳のとき家で転び大腿骨頸部骨折。神経疾患のパーキンソン病も患っていました。それから2年、赤木さんは頭はボケておらず、週の大半をリハビリ施設で過ごしているそうです。役の小島キミさんもリハビリ施設に入ってるので重なります。
中田 喜子(役:高橋文子)
高橋 文子 / たかはし ふみこ(54)……岡倉家の三女。
5人姉妹の中で一番の高学歴をもつ。旅行代理店「FTトラベル」を経営している。元夫・亨(三田村邦彦)は、かつての会社の同僚で、長男・望(冨田真之介)の誕生後、姑・年子との関係をめぐって最初の離婚。
その後復縁するが、ハワイで暮らし続ける亨と別の道を歩むことを決意し、二度目の離婚をする。かつては教育ママだったこともあり、望がハワイへ行ってしまったときも、寂しさからアルコール依存症に陥るが、金田利子(山下容莉枝)の力添えで救われる。
病気で帰国した亨の病を治すため何かと心配りをし、ビジネスパートナーとして良好な関係を築いていたとき心筋梗塞を発症。「やはりこの人と一緒にいたい」と再再婚したが、仕事に対する考え方の違いが大きくなり、また離婚する。
三田村邦彦(役:高橋 亨)
高橋亨 / たかはし とおる(59)……岡倉家の三女・文子(中田喜子)の夫。
一流企業に勤めていたときに文子と知り合い、職場結婚。かつては自然食品のお店を開業していたりもした。文子とは嫁姑問題や浮気などが原因で離婚したが復縁。ハワイで息子・望(冨田真之介)と一緒にホテルを経営し、文子と再び離婚したが病気で余命半年と言われで日本に戻った。文子の献身的な看護で病気を克服し、FTトラベルの社員として文子ともいい友人関係を築いたとき、心筋梗塞で倒れた文子にプロポーズされ再再婚するも、仕事に対する考え方の違いが原因で三度の離婚。
冨田真之介 (役:高橋 望)
高橋望 / たかはし のぞみ(31)……文子(中田喜子)・亨(三田村邦彦)の長男。
ギターが得意で、“ギターのお兄さん”に心酔し高校時代に音大を目指したり、「ザ・ノスタルジー」というバンドを組みメジャーデビューを果たした経験をもつ。ハワイで亨と共にホテル経営に携わっていたが、亨が病気をした上、再婚相手の家族とうまくいかなくなり日本に帰国したため、一人でホテル経営を手がけていたが、ハワイでホテル王の娘と結婚し、再びホテルを取り戻してがんばっている。
野村 真美 (役:大原 葉子)
大原葉子 / おおはら ようこ(48)……岡倉家の四女。
恋愛経験の多さは5人姉妹の中で一番。同じ設計事務所の同僚・竹原洋次と離婚、山口商事の山口太郎(船越英一郎)と2度の婚約破棄、タキ(野村昭子)の長男・久光と婚約破棄、宗方直之(井上順)と離婚し、仕事で知り合った11歳年下の大原透(徳重聡)と結婚した。大吉の姉・珠子にもっともかわいがられ、さまざまな相談に乗ってもらっていた。
流産を経験するも、透との間に出来た双子を出産し、しばらく子育てに専念していたが、一級建築士の資格を活かして仕事を再開した。
徳重 聡(役:大原 透)
大原透 / おおはら あきら(38)……岡倉の四女・葉子(野村真美)の夫。
高校生のとき両親を交通事故で亡くし、単身アメリカへ渡る。建築関係の仕事につき、当時、葉子の夫だった宗方(井上順)に室内デザイナーとしての腕を見込まれ、アシスタントに抜擢されたことがきっかけで、妻である葉子とも深い関係に。頭を丸めて、宗方に土下座し葉子との結婚に至った。結婚後は、大吉(宇津井健)を本当の父親のように慕い、大吉の好きなゴルフへ、何度も一緒に出かけている。一級建築士の試験にも合格し、双子の娘にも恵まれ、仕事に励む日々を送る。
藤田 朋子(役:本間 長子)
本間長子 / ほんま ながこ(45)……岡倉家の五女。
5人姉妹の中で一番波瀾万丈な人生を送る。夫・英作(植草克秀)、長女・日向子(大谷玲凪)がいる。 一流銀行に就職後、学生時代に知り合った恋人と結婚寸前までに至るが破談。交通事故に遭い、自身をはねた、子持ちの遠山昌之と結婚する。
しかし数年後、遠山がくも膜化出血で死亡。遠山の主治医だった、現在の夫・英作と再婚することになる。
再婚後は翻訳家をしながら、夫の母親・常子(京唄子)との嫁姑問題に長く悩み続けていた。常子の事実婚の夫・神林家で脳梗塞で身体の不自由になった常子の世話をしながら同居生活を送っていたが、相続の問題で家を出ることになり「おかくら」へ戻るも、往診専門の診療所を開設した英作と再び暮らしている。また、料理人として「おかくら」を切り盛りしている日向子には、一安心している。
植草 克秀(役:本間 英作)
本間 英作 / ほんま えいさく(49)……岡倉家の五女・長子(藤田朋子)の夫
かつては大学病院に勤務する脳外科医だった。長子の前夫・遠山昌之が交通事故に遭い入院してきたときに、長子と出会う。母親・常子(京唄子)に頭が上がらず、嫁姑問題で何度も板ばさみにあってきた。「おかくら」で生活していたときは、大吉(宇津井健)に気を遣ったり、窮屈な思いをしていたときもあった。常子が倒れたことにより、介護のため家族4人で暮らし始めるが、心筋梗塞を起こし、脳外科の手術が出来なくなったため大学病院を退職する。神林医院で訪問診療医をしていたが、神林亡き後、現在は往診専門の診療所を開設。母の常子も亡くなり、長子と一緒に暮らしている。
大谷 玲凪(役:本間日向子)
本間 日向子 / ほんま ひなこ(20)……英作(植草克秀)と長子(藤田朋子)のひとり娘。
常子、両親のいさかいに振り回されてきて苦労が耐えなかった。「おじいちゃんのような調理師になりたい」と長子の反対を押し切り、出場した料理コンクールでは見事に優勝。その後、壮太に料理を習い、大吉亡きあとの「おかくら」を継ぎたいという念願が叶って、現在は新しいメニューの考案など、精力的に店を切り盛りしている
小林 綾子(役:本間 由紀)
本間 由紀 /ほんま ゆき(44)……常子(京唄子)の長女で英作(植草克秀)の妹。
不妊治療の医師。母・常子に腕を買われた婦人科医・春日伸彦と結婚後、後継者問題で揺れていた本間病院の跡を継ぐ。しかし、長男・紀彦が誕生するも、夫との関係が悪化。離婚にまで発展し、本間病院を処分するきっかけをつくってしまった。その後、知り合いの産婦人科で不妊治療の医師として働いていたが、息子のアメリカ留学を期に東京へ戻り、英作の手伝いたいと考えている。
京 唄子(役:本間 常子)
本間 常子 /ほんま つねこ(75)……英作(植草克秀)の母親。
大阪で助産師をし、当時、産婦人科医だった夫と「本間病院」を設立。夫亡き後「本間病院」の院長として長男・英作(植草克秀)と長女・由紀(小林綾子)を女手ひとつで育てる。我が強く何度も英作と長子(藤田朋子)夫婦の関係を悪化させてきた。赤字続きの病院に対し、さまざまな手を打つが、結局処分に至る。脳溢血で左半身が不自由となり、交際していた神林と別れる決心をしたが、長子との関係が悪化、また英作も倒れたことで、家族揃って神林家に住むことになった。しかし神林が亡くなり、大吉の世話でマンションに引っ越したが、現在は老人ホームに入り、仲間たちの話し相手となることで張り合いを感じている。
※京 唄子(きょう うたこ)さんは1927年7月12日生まれ。2017年4月6日に永眠されました。
岩渕 健(役:野田 武志)
野田 武志 / のだ たけし(38)……岡倉家の長女・弥生(長山藍子)の長男。
静岡県浜松市で自動車の修理工場に勤務し、佐枝(馬渕英俚可)と知り合う。佐枝は、知り合ったときすでに別の人物の子どもを妊娠。しかし、それをすべて容認し佐枝と結婚。生まれてきた良武(吉田理恩)を、自分の子どもとして育てる。しかし仕事で独立を試みるも失敗し、佐枝と良武を野田家に残し、浜松で別の女性と再婚した
馬渕英俚可(役:横川 佐枝)
横川 佐枝(よこかわ さえ) ……野田家の長男・武志(岩渕健)の元妻。
ラーメン屋の娘で、武志とは別の人の子どもを身ごもったまま、武志と結婚。当初は弥生(長山藍子)からも結婚を猛反対されていたが、やさしく気配り屋の人柄が認められ、無事男の子を出産する。子どもの名前は、良(前田吟)と武志にちなんで良武(吉田理恩)という。医療事務の資格を取り病院に勤めたが不倫の末退職。武志が浜松で別の女性と関係を持ったため離婚するも、弥生たちの引き止めで野田家に残り、現在は弥生とともに多くの子供たちの面倒を見ている。
吉田 理恩(役:横川 良武)
横川 良武(よこかわよしたけ)……野田佐枝(馬渕英俚可)・武志(岩渕健)の長男。
実の父親は、佐枝が妊娠したときに行方をくらましている。父親がいないことを気に病んだこともあったが、実の兄弟のように接しているあかりの息子・勇気や、身寄りがなくなった篤といることで自分は一人ではないと前向きになった。
京野ことみ(役:竹下 美雨)
竹下 美雨(たけした みう)……北川保育園に娘・春菜を通わせている。離婚をし、一人で春菜を育てているが、仕事がなくなり、生活の苦しさから春菜を置いて自殺未遂を図った。弥生と良に説得され、現在は良のもとで庭師の手伝いをしている。
小林 星蘭(役:竹下 春菜)
竹下春菜(たけした はるな)……北川保育園に通っている。母親・美雨が自殺未遂を図ったため、一時、野田家で預かっていた。母親を悲しませないように、悲しくても泣かない、と決めている芯の強い子。美雨が良のもとで庭師を手伝うことになり、美雨とともに家に戻ることになった。
吉村 涼(役:田口 愛)
田口愛 / たぐち あい(35)……五月(泉ピン子)と勇(角野卓造)の長女。
派遣先で知り合った16歳年上の田口誠(村田雄浩)と結婚し、五月にとっても初孫となる、待望の第一子さくらが誕生。小さい頃から「自分とは違った生き方をしてほしい」という五月の願いもあり、私立の名門中学や名門女子大を目指してきた。女子大時代には、アナウンサーを志望したこともあったが挫折。その後銀行員になるが、すぐに退職。インターネット関連の会社を起業したりしたが、現在は人気店となった「幸楽」を誠と一緒に切り盛りしている。実は、眞を差し置いて「幸楽」を継いだことを申し訳なく感じていて・・・
村田 雄浩(役:田口 誠)
田口 誠(たぐち まこと)……愛(吉村涼)の夫。
当初は五月(泉ピン子)や勇(角野卓造)たちから、結婚を大反対されていた。しかしその人柄が認められ結婚、長女・さくらをもうける。病人食を宅配する会社を経営していたが、大手食品メーカーに身売りし、人の顔が見えない経営方針に嫌気が差し退職した。相手の顔の見える商売をしたいと屋台のラーメン屋をしていたが、勇たちと結成したおやじバンドがヒットし、勇がマスターを退き誠に「幸楽」を譲ることになった。バンドに参加するため「幸楽ソース」を開発し、売り上げの補填をしているが、愛にはいつも文句を言われている。
沢田 雅美(役:山下 久子)
山下 久子 / やました ひさこ(58)小島キミ(赤木春恵)の長女で、勇(角野卓造)の妹。
すぐに問題ばかり持ち込むトラブルの元凶。特に五月(泉ピン子)との相性が悪く、対抗意識も強い。かつてサラリーマンだった健治(岸田敏志)と結婚し、加奈と登、ふたりの子どもをもうける。日本から離れアメリカへ移住するが、自身の不倫が原因で健治と離婚し「幸楽」に戻ってくる。ケータリング事業を立ち上げたりもしたが、再びアメリカへ。
しかし、加奈の家族とうまくいかず再び日本に戻り、洗濯代行業「らくらく」をオープンさせ、健治と再婚する。キミを日本に連れ戻そうと邦子(東てる美)とともに「幸楽」の餃子のインターネット通販を成功させる。キミのために広いマンションを購入し、「幸楽」で働けなくなったキミを迎えるも、仕事に追われてキミを施設に入れることに。
岸田 敏志(役:山下 健治)
山下 健治(やました けんじ)……元「幸楽」の従業員で、久子(沢田雅美)の夫。
久子と結婚後、加奈と登、ふたりの子どもが生まれる。サラリーマンだったが中華料理のコックとして出直し、「幸楽」の重要な戦力となる。「幸楽」を辞め、一家4人でアメリカに移住することになるが、久子の浮気に遭い離婚。再び「幸楽」に戻り、ケータリング部門の主任となってお店に大きく貢献する。新しく光子という妻をもらってからは、お世話になった「幸楽」から夫婦一緒に独立。ケータリング事業を立ち上げるが、久子から投資を受けたことが原因で光子との関係も悪化し離婚へ。アメリカから帰ってきた久子に洗濯代行業の手助けを頼まれ、再婚した。 今は「らくらく」をたたみ、久子たちの餃子のインターネット通販に協力している。
岡本 信人(役:田島 周平)
田島 周平(たじま しゅうへい)……「幸楽」の従業員で、聖子(中島唱子)の夫。夫婦一緒に「幸楽」で働いている。妻・聖子と違い、働き者であり、お店のことや家族のことで悩んでいる五月(泉ピン子)たち「幸楽」従業員のよき理解者。陰ながら「幸楽」を支えている。聖子とは、借金取りに追われていた彼女を助けたことがきっかけで結婚。夫婦喧嘩も絶えず離婚の危機を何度も迎えているが、いまだふたりの関係は続く…。
中島 唱子(役:田島 聖子)
旧姓・松田 聖子(まつだ せいこ) / 田島 聖子(たじま せいこ)…「幸楽」の従業員で、周平(岡本信人)の妻。お店の売り上げ金を持ち逃げしたり、自殺未遂を起こしたりと、何度も問題を起こし、周平や「幸楽」の従業員に迷惑をかけてきた。五月(泉ピン子)とは相性が悪いが、「大きい女将さん」ことキミにはうまく取り入り、気に入られていた。キミが海外へリハビリに向かってからは、久子(沢田雅美)の存在が強く、そのなりを潜めているが…。
榎本たつお(役:松本 達夫)
松本 達夫(まつもと たつお)……“たっちゃん”という愛称で親しまれている「幸楽」の従業員。出前担当。古くから「幸楽」で働き続けてきたが、健治(岸田敏志)たちの独立をきっかけに揃って退社。しかし、健治たちのケータリング事業で、光子の酷い仕打ちに合い再び「幸楽」に復帰した。現在は夜遅くまで出前を受け付け、幸楽になくてはならない戦力となっている。
宇野なおみ(役:野々下加津)
野々下 加津(ののした かづ)……両親である長太(大和田獏)・みのり(熊谷真実)夫婦が離婚し、母親に引きとられるが、数年後に生活苦から今度は父親の元へ。ところが、父親の再婚相手・邦子(東てる美)に同居を拒まれ、同情した五月(泉ピン子)のはからいで「幸楽」で居候することになる。
小学校時代に女優を目指したり、中学時代には小説「母恋い」を出版、高校時代にペットシッターの見習いをしたりと、その人生は波乱に満ちている。苦労も多く友達も少ないが、人一倍思いやりのある女の子。塾にも行かず東大にストレートで合格。眞に恋心を抱いていた。ブログ「チコの日記」がCM会社の目に留まり、そのキャラクターが父親・野々下の会社のCMに使用され、大学との忙しい二束のわらじ生活になったため、幸楽を出て父親と同居することになった。
武岡 淳一(役:大井 道隆)
大井 道隆(おおい みちたか)……大企業「大井精機」の元社長。長男・輝の家庭教師をしていた眞(えなりかずき)の手腕に惚れ込み、娘の貴子(清水由紀)との結婚を進めるが世界的金融危機の影響で会社が買収され、社長の座を追われる。
さらに、妻・直子からは離婚を突きつけられ、貴子と共に中国に渡り再起を図る。しかし脳梗塞で身体が不自由になり、再び日本に戻ってくる。病床で開発した新たなシステムが中国の企業との契約に成功し、結婚を後押しした。しかし不況で中国からの送金が滞り、不自由な身体では娘夫婦の足手まといと感じ、現在は施設に入っている。
清水 由紀(役:大井 貴子)
大井 貴子(おおい たかこ) / 小島 貴子(こじま たかこ)……大井精機の社長令嬢でセレブ女子大生だった。
弟・輝の家庭教師をしていた 眞(えなりかずき)と知り合い、恋人関係に発展。よく気が利くその性格から、当初は結婚に反対していた五月(泉ピン子)たちからも気に入られる。しかし父親・道隆(武岡淳一)の会社が買収されたことにより、眞との別れを決め、父親と共に中国に渡ってしまった。脳梗塞で身体が不自由になった道隆と帰国後「おかくら」へ勤めていた。
しかし道隆が中国の企業と契約したシステムのおかげで生活の心配もなくなり、壮太たちの後押しのおかげで、やっと眞と結婚した。
勇の口利きで料亭での仕事を始めたものの、介護されることを負担に感じる道隆とのいざこざから離婚を切り出す。大吉の遺産のおかげで道隆が施設に入ることを受け入れ、やっと落ち着いた生活を取り戻した。しかし、そんなある日、置手紙を残して家出してしまう。
丹羽 貞仁(役:長谷部 力矢)
長谷部 力矢(はせべ りきや)……眞のアルバイト先「かすみ監査法人」の先輩。仕事に対しては厳しいが、眞の実力を認め、熱心に指導にあたっている。実家は有馬温泉の温泉旅館だが、妹のまひると共に東京で暮らしていた。祖母のマキの体調が良くないことから、早く安心させてやって欲しいという母・里子の希望もあり、昨年、有馬でまひると同時にフリーカメラマンの育美と結婚式を挙げた。
西原 亜希(役:森山 まひる)
旧姓・長谷部 まひる(はせべ まひる) / 森山 まひる(もりやま まひる)……眞が勤める会計事務所「かすみ監査法人」の先輩・長谷部力矢の妹。
大学時代に税理士の資格を取りバリバリ働くキャリアウーマン。明るい性格で、眞がこれまで出あったことのないタイプの女性。
有馬温泉の実家を継がせようと、祖母のマキが持ってくる見合い話をかわすため、眞と交際しているフリをしていた。現在は「おかくら」の板前・壮太と結婚し、夜は「おかくら」を手伝っている。いずれは二人で実家の旅館を継ぐ予定。
大和田 獏(役:野々下長太)
野々下 長太(ののした ちょうた)……加津(宇野なおみ)の父親で、ゲームソフトの会社に勤務。みのり(熊谷真実)と離婚後、邦子(東てる美)と再婚し、邦子の子ども・隆(森宮隆)とミカ(小此木麻里)の4人で暮らしていた。邦子に頭が上がらないところが欠点で、邦子に同居を猛反対され、実の娘・加津は「幸楽」で居候をしていた。CMに起用した加津のブログキャラクターがヒットしたため、売れっ子のクリエイターと大学生の二足わらじとなった加津を引き取り、邦子とも離婚した。
東 てる美(役:小島 邦子)
小島 邦子(こじま くにこ) / 小川 邦子(おがわ くにこ) / 野々下 邦子(ののした くにこ)……
小島キミの次女で、勇(角野卓造)の妹。子どもは前夫・小川浩介との間にできた隆(森宮隆)とミカ(小此木麻里)。野々下長太(大和田獏)との結婚のときに、加津(宇野なおみ)を引きとることを嫌がり、「幸楽」で居候させるきっかけをつくった。
すぐに怒りを爆発させ、誰に対しても横柄な態度で、母親・キミ(赤木春恵)、姉・久子(沢田雅美)の血をしっかり受け継ぐ。わがままに耐え切れなくなったと長太に離婚されてしまい、裕福な生活から一転、無一文で幸楽に戻ってきたが、久子と始めた餃子のインターネット通販に再起をかけ、成功したため久子たちと共に大きなマンションを購入した。
森宮 隆(役:野々下 隆 )
野々下隆(ののした りゅう)……邦子の長男。進学塾通いを強要されていたが、自分の進みたい道は学校にはないと、高校進学を辞退して水道工事の北原設備工業の住み込み社員となった。
小此木麻里(役:野々下ミカ)
野々下ミカ……邦子の長女。甘えん坊な性格で、よく駄々をこねていた。野々下をしたい、お土産などをもらうと素直に喜ぶ素直さがある。
長谷川 純(役:森山 壮太)
森山 壮太(もりやま そうた)……「おかくら」の板前。かつて「おかくら」で勤務していた板前の先輩・大川勉(山田雅人)から料理のいろはを教わる。調理師資格を取得してから、めきめきと料理の腕をあげ、おかくらになくてはならない板前に成長した。眞(えなりかずき)とはかつてのクラスメート。離婚した父親・正造の借金苦など辛い時期を過ごす。一時は「おかくら」を辞め、ホストクラブに勤務していた。脳梗塞で倒れた父親のリハビリをして社会復帰をさせた経験から、同じ境遇の貴子に同情し、眞と貴子の結婚の後押しをした。現在はまひると結婚し、いずれはまひるの実家である有馬の温泉旅館の板長として二人で継ぐことになっている。
渋谷 飛鳥(役:吉野 杏子)
吉野杏子……眞(えなりかずき)の元ガールフレンド。実家は浅草で手拭い屋を営んでいる。東大の同級生であった眞から好意を寄せられていたが、手拭い屋で働く職人と結婚。東大を辞めて、手拭い屋の跡継ぎとなる。眞とは、今でも親友関係が続き、よき相談相手になっている。
山下容莉枝(役:金田 利子)
金田 利子(かねだ としこ)……
文子(中田喜子)の経営する旅行代理店「FTトラベル」の元アシスタント。ひとり娘の恵理と、文子の息子・望(冨田真之介)が交際していたことがきっかけで文子と知り合う。子どもたちの関係に最初は猛反対し、文子と殴り合いの大喧嘩までしたが、いまは意気投合。一人娘の恵理はウイーンに留学中。
アルコール依存症になった文子にやさしく手を差しのべたりし、文子にとってはなくてはならない存在である。夫・典介(佐藤B作)のインド転勤についていったが、再び日本勤務になったため、FTトラベルのアシスタントに戻った。
佐藤 B作(役:金田 典介)
金田 典介(かねだ でんすけ)……海外出張の多いエリート商社の営業マンで、家を留守にしがちだったが、管理職になってからはデスクワークばかりの毎日で不満タラタラだった。「幸楽」の勇(角野卓造)たちとおやじバンドを結成したが、インドへの海外赴任を機にバンドを脱退した。しかし、再び日本勤務になり、バンドにも復帰した。
山本コウタロー(役:中本 源太)
中本源太(なかもと げんた)……商店街のふとん屋店主で、勇とは幼馴染み。「おやじバンド」ではリードギター&ボーカル担。かつてフォークシンガーになる夢を持っていて、オリジナルの曲も作っている
井之上隆志(役:川上 哲也)
川上哲也(かわかみ てつや)……商店街の電気屋店主で、勇とは幼馴染み。「かみさんに愛想をつかされている」と言いながらも、家族思いである。「オヤジバンド」ではパーカッションを担当していたがこの度、急逝。
※演じた井之上 隆志さんの特技はドラムで、劇中で結成した「渡鬼おやじバンド」ではパーカッション担当してCDデビューを果たしている。2017年3月4日永眠された。
井上 順(役:宗方 直之)
宗方 直之(むなかた なおゆき)……岡倉家の四女・葉子(野村真美)の元夫。設計会社を経営する。すい臓癌を患ったのを機に、葉子と結婚。余命三ヶ月から半年と診断された重い病気だったが、葉子の看病のかいあって手術は無事成功する。その後驚異的な回復力をみせ、新婚生活をおくるが、部下である大原透(徳重聡)と葉子が不倫。葉子に命を救ってもらった恩から、素直に離婚に応じる。離婚後も、葉子に設計の仕事を依頼するなど、あいも変わらず、やさしく紳士的な態度で接している。
草笛 光子(役:山口 政子)
山口 政子(やまぐち まさこ)……山口商事の元社長で、太郎(船越英一郎)の母親。太郎が葉子(野村真美)と婚約したとき、一方的に結婚を破談にし、大企業の社長令嬢・美智と政略結婚させる。しかし、息子夫婦との生活に居心地の悪さを感じ、なぜか葉子のマンションで同居。太郎との婚約を破談にした張本人だったが、葉子のことが心配で、本当の母親のように面倒を見ていた。葉子と宗方(井上順)の結婚の際も、身内以上に葉子の世話を焼いた。
船越英一郎(役:山口 太郎)
山口 太郎(やまぐち たろう)……山口商事の社長で、岡倉家の四女・葉子(野村真美)の元婚約者。会社の経営不振や母・政子(草笛光子)との確執が原因で、葉子とは2度、婚約破棄に至っている。現在の妻は、大企業の社長令嬢・美智。山口商事が経営困難に陥ったとき、会社の吸収合併を条件に政略結婚した。葉子とはいまでも友好関係が続き、未練が残るのか、何か困ったことがあるとすぐに駆けつけてくる。
中原ひとみ(役:竜村 初子)
竜村初子(たつむら はつこ) ……小児科の女医。幼少期のあかりの主治医。
現在、長男と次男が病院を継いだことで、現役から退いている。しかし、病気の子どもを世話する施設を保育園に作ろうとした弥生(長山藍子)の意思に惹かれ、ボランティアで勤務を引き受けている
水町レイコ(役:北川 智子)
北川智子(きたがわ ともこ)……野田あかりの息子・勇気(渡邉奏人)が通っていた保育園「北川保育園」の元園長。岡倉家の長女・弥生(長山藍子)がボランティアとして北川保育園の仕事に携わっていたこともあり、野田家との親交も深い。
市丸 和代(役:高野 夏子)
高野夏子(たかの なつこ)……穏和で優しい北川先生(水町レイコ)とは対照的に、子どもたちには厳しく接している。保護者に対しても規則やルールなど物事をはっきりというタイプである。
渡辺美佐子(役:菊村 サワ)
菊村サワ……東京の老舗和菓子店「菊屋」の女将。東北の旅館で仲居をしていた加津(宇野なおみ)の母親・みのり(熊谷真実)を和菓子職人への道に誘った人物。みのりにとっての命の恩人でもあり、後に、息子である康史(錦織一清)との結婚を勧める。
錦織 一清(役:菊村 康史)
菊村 康史(きくむら やすふみ)……みのり(熊谷真実)の夫で、サワ(渡辺美佐子)の息子。和菓子店「菊屋」の若旦那で、本店の経営をまかされている。一度結婚歴があり、妻を病気で失う。その後、母親・サワの元で働くみのりに惚れ再婚。みのりとの間に待望の子どもが誕生した。特にみのりの実の娘である加津(宇野なおみ)のことを気に入り、一時は養女として迎え入れようとしていたこともある。基本的に優しい性格だが、マザコン。母親・サワのことを「あんた」と呼ぶ。
熊谷 真実(役:菊村みのり)
結城 みのり(ゆうき みのり) / 菊村 みのり(きくむら みのり)……加津(宇野なおみ)の母親。野々下長太(大和田獏)と離婚後、加津を育てるが生活苦から長太に押し付けてしまう。暫く東北の旅館で仲居として世間から離れた生活を送っていたが、加津がインターネットで小説を書いていることを知り、「バラの小母さん」というハンドルネームを使い接触、再会を果たした。その後、旅館の客だったサワ(渡辺美佐子)に気に入られ、和菓子職人になるため上京。サワのひとり息子・康史(錦織一清)と結婚し子どもも誕生した。
淡島 千景(役:長谷部マキ)
長谷部 マキ(はせべ マキ)……長谷部力也・まひるの祖母。有馬温泉の旅館の大女将をしており、一時は調理場を取り仕切っていた。孫の二人の将来を心配しており、東京に様子を見にきては、実家の旅館を継がせるべく、まひるに見合いを勧めていた。ガンを患い余命宣告を受け、料理の腕前を認めている壮太とまひるの結婚を望み、二人の孫の結婚を見届けた。
坂口 良子(役:長谷部里子)
長谷部 里子(はせべ さとこ)……力矢とまひるの母親。有馬温泉で旅館の女将をしている。旅館をまひるに継がせようとするマキの意を受けて壮太の腕前を確認し、将来は二人に旅館を任せることにする。家族思いで、余命いくばくもないマキのためにも、力矢にも同時に結婚式をあげるように取り計らった。
坂口 良子 さんは、2013年3月27日に永眠されました。『渡る世間は鬼ばかり 最終回スペシャル』(2011年9月)『渡る世間は鬼ばかり ただいま!!2週連続スペシャル』(2012年)に出演。後者は遺作となりました。
野村 昭子(役:青山 タキ)
青山 タキ(あおやま タキ)……「おかくら」の従業員。大吉(宇津井健)の妻・節子の親友で、節子亡き後縁あって「おかくら」を手伝うことになる。今では「おかくら」の女将に相応しく、お店のことや人間関係、隅々に渡って気遣いを怠らない。誰よりも「おかくら」を思う気持ちは強く、大吉の後を継いだ日向子を影に日向に支えている
森光子(役:森山 珠子)
森山 珠子 / もりやま たまこ(90)……岡倉大吉(宇津井健)の姉で、現在ハワイの高級住宅で悠々自適な生活を送る。20年以上前に、夫に先立たれ子どもはいない。大吉にとって母親代わりの存在で、唯一心を許せる身内。岡倉の5人姉妹からも慕われ、数年に一度日本に帰ってきては世話をやくのを楽しみにしている。特に、四女・葉子(野村真美)のことを心配し、さまざまな相談にのっている
※演じた森光子さんは 2012年11月10日に永眠されました。ドラマ『時間ですよ』や生涯通算で2017回公演の舞台『放浪記』はでんぐり返しが名物だった。
【渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル】は2017年9月18日(月・祝)よる8時から放送されます。お見逃しなく。
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