ドラマ【嫌われる勇気】の前半の感想!原作も表現方法も藤木直人のあのドラマと超似てる?

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木曜よる10時から放送中のドラマ【嫌われる勇気】の感想を一般寄稿者の方から頂きましたので掲載致します。

すごく綺麗な文章で読みやすいと思うので是非ご覧下さい。

後半は「嫌われる勇気があるドラマと酷似している?」についてご紹介します。

目次

ドラマ【嫌われる勇気】の感想

フジテレビ系で放送されているドラマ【嫌われる勇気】の感想を書いていきたいと思います。

このドラマのベースになっているのは、ベストセラーになった自己啓発本の【嫌われる勇気】です。

心理学者のアルフレッド・アドラーのアドラー心理学を元に岸見一郎さんと古賀史健さんの共著として書かれた本です。

【嫌われる勇気】のキャストとアドラー心理学

ドラマ【嫌われる勇気】では、アドラー心理学で提唱されていることが自然と身についている主人公の庵堂 蘭子(あんどう らんこ)を香里奈さんが演じています。

ドラマ自体は、刑事ドラマになっていますが、その中でうまくアドラー心理学を織り交ぜた作品になっていますね。

アドラー心理学では、自分の課題と他人の課題を明確に切り分けることを推奨しています。

人間の悩みのほとんどは、他人とのかかわりの中で生まれてくるもので、自分の課題だけにフォーカスすれば、ほとんどの悩みは解決されるというのがアドラーの考え方ですね。

その一方で、周りから見れば、自己中心的にみられることもありますので、嫌われる可能性があります。

だからこそ「嫌われる勇気」なんですね。

主人公の庵堂蘭子はそれを自然とやってしまっているので、周りの人には良い印象を持たれていません。

そして、NEWSの加藤シゲアキさん演じる青山年雄が相棒として一緒にいるわけですが、いつも振り回されて迷惑を被っています。

そんな青山に対して、庵堂 蘭子の理解者である椎名桔平さん演じる大文字 哲人教授が青山にアドラー心理学を説明しつつ、視聴者にも解説を加えているというドラマですね。

ショートケーキのお話

私は、アドラー心理学を絶対的に信じているわけではないのですが、ドラマが始まる前から興味を持っていましたので、とても楽しみにしていました。

アドラー心理学がうまく取り入れられているので、とても楽しくドラマを観ています。

やはり、インパクトがあったのは、1話目だと思います。

小さな女の子が最後の一個のショートケーキを欲しがっていたのですが、主人公が先に注文してしまうというシーンです。

「大人げない」とか「子供に譲ってやれよ」って気持ちになるシーンですね。

ですが、これこそが、アドラー心理学だと思います。

庵堂蘭子の課題は、「ショートケーキが食べたい」ということであり、女の子が食べられないことは、女の子の課題であり、お店の課題なので、庵堂蘭子には関係がないということですね。

逆に、ここで他者に嫌われたくないという思いで自分の気持ちを殺して譲ってしまえば、
「ショートケーキが食べられなかった」という不幸が自分に訪れることになりますね。

自分たちの身の回りを考えてみても思い当たることはあるんじゃないでしょうか?

例えば、見たいテレビ番組があっても、子供のために我慢したとか。

我慢したことには、いろんな理由があるでしょう。

子供に嫌われたくないとか、子供の笑顔が見たいとか。

そして、それらを理由に自分で選んだ道なのです。

だから、先のショートケーキでも、女の子に譲るという道を選んでも良いのです。

ただ、どちらを選んでも、その先の責任は自分がとらないといけないということです。
自分の人生なのだから。

蘭子の決め台詞「明確に否定します」

主人公の決め台詞は「明確に否定します」ですね。

これで、他の刑事さんの推理を否定したり、監察医の見解などを否定したりしていますね。

ただ、それが原因で少し嫌われてしまっていますね。

私たちが、なかなか【嫌われる勇気】が持てないのは、他者に嫌われると不利になることも多いからです。

実際、刑事という仕事は、鑑識さんや監察医さんの協力というのは、必要なものです。

それが、心証が悪くなることで、協力を得られにくくなる可能性があり、実際に自分が損をすることもあります。

そこを主人公が、どのような形で乗り越えていくのかという部分に興味があったのですが、
実際には、大文字教授がフォローをしているという点がちょっと残念な点でしたね。

ただ、刑事ドラマとしてみて、なかなか見ごたえのある作品だとは思います。

特に、犯人像がストーリーが進んでいくことで変わって言ったりするので、面白いと思っています。

ドラマ【嫌われる勇気】とあのドラマが酷似?

※ここからは管理人にバトンタッチします。

【嫌われる勇気】は私ももちろん全話視聴中です。

観ている中でとあるドラマとの共通点が多いと感じました。

そのドラマとは…

嫌われる勇気と似ているドラマとは藤木直人出演の…

嫌われる勇気は寄り目で観ると1話完結の刑事ドラマなのですが、そこにもっと大きな単位で蘭子の過去やアドラー心理学が散りばめられた新しいタイプの作品だと思います。

最近の流れとしては少女漫画原作のドラマが圧倒的に多い印象ですが、このドラマのように「自己啓発本」「ハウトゥー本」「哲学書」「ブログ」のような異色の原作・原案も増えてきました。

ドラマ業界も今までのように「THE 恋愛ドラマ」や「アクションがみどころの刑事ドラマ」だけでは生き残れないのかもしれませんね。

個人的には大文字教授(椎名桔平)の解説シーンを見ていると恋愛指南本が原作となっている中谷美紀さん主演の【私結婚できないんじゃなくて、しないんです(通称:できしな)】を連想します。

この2つは原作が変わり種であるという点でも類似していますよね。

これだけ見ると「藤木直人、何言ってんの?」と思ってしまいますね。

「ツッコミマスター」とかドヤ顔で言ってみたいものです(笑)

さて、このシーンですが解説中に白文字が出てくるところも似ていると思いませんか?

嫌われる勇気ではこんな感じで白文字が入ってきます。

そして『嫌われる勇気』と『できしな』は視聴率にも似ているところがあったんです。

嫌われる勇気とできしなの視聴率は?

嫌われる勇気のここまでの視聴率は…

  • 1話…8.1%
  • 2話…6.4%
  • 3話…6.6%
  • 4話…7.2%

そして私結婚できないんじゃなくて、しないんですの序盤の視聴率は…

  • 1話…10.3%
  • 2話…10.3%
  • 3話…8.2%
  • 4話…7.4%
  • 5話…10.3%

この二つの共通点は中盤にコツンと盛り返したという点です。

考えてみると嫌われる勇気やできしなのような視聴率の推移を見せるドラマというのは口コミでの反響が大きいのではないでしょうか。

初回だけ観て2話目を見なかった視聴者が復活するというパターンは少ないです。

しかし、初回は見ていなかったけど面白そうなので観てみたという方は意外に多いです。

ツイッターで「自分の視聴中のドラマ」を書いている方をよく見かけますが嫌われる勇気はその中に非常によく見かけます。

同様にできしなもかなり多くの方のオススメ投稿がありました。

これらは「人に教えたくなるドラマ」という点でも共通しているのだと感じました。

見逃し配信や見放題動画サイトの認知度が上がってきて途中からのドラマ参戦もできるようになったからこそ、こういった視聴率の推移が生まれてきたのかもしれませんね。

次回以降の視聴率にも注目です。

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