【神の舌を持つ男1話】あらすじ、キャストの役どころ、感想『このドラマ正気か?』

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神の舌を持つ男1話

新ドラマ『神の舌を持つ男』1話感想とあらすじ、キャストの役どころ、感想

演出・脚本が堤幸彦という時点で視聴は決まっていたわけですが今回のドラマは一癖、二癖とあるドラマだったので初回に注目していました。

一番下で感想を書いていますが一言で言うと『すごい』。

こんなドラマ10話も作るなんてある意味正気じゃない…

2時間サスペンスを作るだけでも物凄い脚本の量になると思います。

その辺も舌…じゃなくて下の方で詳しいあらすじがあるのでご覧ください。

この『神の舌を持つ男』を以て7月期のキー局民放連続ドラマの幕開けです。

 

1話公式動画はこちら

 

目次

『神の舌を持つ男』の各キャストの役どころ

朝永 蘭丸(ともなが らんまる)。

京都大学薬学部の大学院生。驚異の絶対舌感の持ち主。絶対舌感を持つことになった理由は父に毒物を含む様々な野草や鉱物を幼少期から食べさせられていた為。

甕棺墓 光(かめかんぼ ひかる)。

流浪の古物商。2時間サスペンスが大好き。蘭丸を好きになるがフラれる。しかし諦めずに行動を共にする超ポジティブな女。

宮沢 寛治(みやざわ かんじ)。

謎の男。世間知らずの蘭丸を保護するという建前でマネージメントを勝手にしているが、実は甕棺墓光と一度大人の関係になりたいという理由。

火野 正平

朝永 平助(ともなが へいすけ)。

蘭丸の祖父。大津温泉で三助の仕事をしていた。『大津のヘースケ』と呼ばれ、伝説の三助の異名を持つ。

宅麻 伸

朝永 竜介(ともなが りゅうすけ)。

蘭丸の父。京都大学薬学部の教授。薬草の宝庫である滋賀県の伊吹山を学術研究場としている。

 

1話ゲスト

片平なぎさ

高藤美鈴。

「上屋敷」の女将。

石倉三郎

板倉肇。

町長。

高藤茂。

「上屋敷」の主人。

大河内 浩

石原宗明。

湯西川温泉事業組合長。

飯田基祐

水沼 健一。

観光課・課長。

佐伯 新

犬養 孝。

刑事。

池田 大

渡文夫。

湯西川の蛍を守る会リーダー。

吉永秀平

門倉 太一。

環境省調査員。事件の被害者。

生島勇輝

若手刑事。

氏家 恵

「上屋敷」仲居。

 

『神の舌を持つ男』1話あらすじ

朝永蘭丸、甕棺墓光、宮沢寛治の3人はボロい車で旅をしていた。

その最中、ガソリンが無くなってきている事に気付いた。

前日は光が琵琶の食べ過ぎでお腹を壊し野宿。

道には『ビワビワビワ』『ビビビビビワワワワ』など妙な程にびわの看板のアピールが凄い。

そして蘭丸が窓を開けるとある事に気付く。

温泉が近い!

この男は幼いころから毒物を含む様々な物を口にしていた影響で絶対舌感というどんな物も舌で感じれば成分がわかるという能力があった。

窓を開けた時に空気の味で温泉を感じていたのだ。

この能力のせいで朝永蘭丸はキスをすると色んな味を感じてしまい女性を愛することができなかった。

ただ一人、芸者の『雅』という女性を除くと…蘭丸は『僕の口に合う女性は雅さんだけ』と雅を探し求める中で甕棺墓光、宮沢寛治と出会ったのだった。

温泉に近づくとデモをする住民たちを見かける。

湯西川の蛍を守る会が『よそ者ホタルは出てけ』とデモをしていた。

なんだか歓迎されていない感じを受けながらも目的地の『上屋敷』という旅館に辿り着いた。

その時、男の運転する車で旅館を出て行く雅を目撃。

寛治と蘭丸は光を置き去りにして車で雅を追う。

しかしすぐにガス欠になり雅を見失ってしまった。

二人は車を置いて上屋敷に戻り女将に話を聞く。

すると雅は仕事を終えて支配人が駅まで送って行ったという。

仕方なく旅館で待つことにした。

しかし光に預けておいたお金が無くなっている。

光は前日に腹を壊した際、『ハライタクナクナール』という薬を買うのにお金を使ってしまったのだ。

一泊したいがお金はない。

そこで寛治は『大津の平助』の話を持ち出す。

その名前は女将も知っていた。

平助が既に亡くなった事も。

伝説の三助(垢すりや髪すきなどのサービスを行う職)、彼の手に掛かれば女性たちがたちまちに天にも昇る気持ち良さになると伝説になっていた。

そして大津の平助は蘭丸の祖父であり師匠。

その事を知った女将は急いで空き室を調べ、蘭丸が三助の仕事をすることを条件にキャンセルのあった唯一の空き室に宿泊させることにした。

そんな話をしていると温泉組合長が慌てて旅館に来た。

『川に死体が上がった!』

蘭丸たちは下流の河原に行ってみるとそこには既に警察が来ており立ち入り禁止となっていた。

しかし光はお構いなしで現場に踏み込む。

まるで警察手帳のように古物商の許可証を見せながら。

『なんだこいつら』と警察は困惑するが2時間サスペンス好きの光はまるで刑事のように的外れな推理を開始。

蘭丸は他人だが人が死んだことに悲しみ、泣き出した。

船に乗せられて上流から流されてきた遺体。

被害者は観光地の調査をしに来た環境省の役人。

しかし第一発見者の市の観光課長や温泉組合長、町長までもが役人が来ている事を知らなかった。

その役人を呼んだのは湯西川の蛍を守る会。

固有種のホタルを守る為に県外からホタルを持ち込む町長らに内緒で調査を依頼したのだった。

そんな推理を繰り広げていると若手刑事が現場に急いで駆け込んでくる。

怪しい車が駐車されているというのだ。

その写真を見ると3人が乗っていた光の車だった。

前日の野宿のせいで川の上流にタイヤ痕があり3人は容疑者扱いされ留置場に連れていかれそうになる。

そこに旅館の女将が責任を持つからうちの旅館に泊めたいと申し出た。

女将は『宿のポンプが壊れていて今日は水道水を沸かすしかないからせめて三助のサービスでお客さんを喜ばせたい』と言う。

蘭丸の三助は見事な物だった。

旅館に来ていた中国人女性が昇天するほどに気持ち良くさせた。

その仕事の最中、蘭丸は温泉を舐めて成分を分析した。

温泉の効能を調べる為だった。

仕事を終えて部屋に戻り琵琶酒を飲む。

その妙に美味しい琵琶酒を褒めるが女将は『それだけではお客さんは呼べない』と部屋のカーテンを開いた。

そこには闇の中を飛び回る無数のホタルが飛んでいた。

宿泊していた中国人グループは我先にと虫かごにホタルを捕獲していたが…

旅館の主人が帰ってきており雅の次の行き先を聞くが知らなかった。

それどころか深夜にこっそりお客さんの部屋に入って行く雅を目撃したらしい。

蘭丸は雅が体まで売っていたと落ち込む。

夜、先に寝ていた蘭丸が急に苦しみ出す。

シアン化物で殺される夢を見たという。

次の朝、司法解剖の結果が出たと刑事が報告に来る。

死因は前日に蘭丸が夢で見たシアン化物による中毒死。

そして死体の乗せられていた船は湯西川の蛍を守る会の物だと判明した。

3人と警察は湯西川の蛍を守る会の事務所へ。

そこに町長と観光課長も駆け付けた。

話を聞くと町長らが県外から買い付けている蛍のせいで固有種のホタルの生態系が破壊されていることを必死でアピールする彼ら。

しかし町長らは買い付けた蛍は下流でのみ養殖しているからこの辺りには影響はないと言い張る。

環境省の役人を呼んだ彼らがその役人を殺すとは考えづらい、しかし調査の結果が彼らに都合の悪いものだったら?とまた的外れな推理を開始する光。

その時、事務所に温泉組合長が飛び込んでくる。

湯西川の蛍を守る会が医療系の凄まじく長い名前の短大に依頼してある薬を作るように依頼していたことがわかった。

それは外来の蛍のみを殺す薬、しかもそれにはシアン化物が配合されていた。

その結果、湯西川の蛍を守る会のメンバーが容疑者として連行された。

容疑が晴れた3人が旅館に帰ると車は戻ってきており明日女将がガソリンを入れてくれると言う。

蘭丸はその夜も三助して泊めてもらうことにした。

仕事中、蘭丸が温泉のお湯を舐めると違和感に気付く。

『昨日と違う…』

蘭丸はふんどし姿で走り出し部屋へ戻った。

蘭丸が大好きな光は『夜這い?』と喜ぶが無視して蘭丸は布団カバーやまくらカバーを舐め始めた。

しかしそれらは女将が替えにきて新しいものになっていた。

しかし蘭丸はそこで何かを踏んだ。

蘭丸はその小さい欠片を舐めてみると『証拠を見つけました』と嬉しそうにみんなを集めるように言う。

刑事や町の関係者、旅館の女将や主人が集まり蘭丸が話し始めた。

まず蘭丸が違和感を感じたのは大人気でオフシーズンでも空き部屋がない旅館に何故3人が連泊できたのかということ。

その部屋には亡くなった環境省の役人が連泊で予約を入れていたから。

何故蘭丸が前日の夜にシアン化物で殺される夢を見たのか。

それは枕カバーや布団にシアン化物が残っていたから。

そして蘭丸が踏んだ欠片、あれは琵琶の種だった。

琵琶の種を砕きそれを体内に入れると猛毒のシアン化水素となる。

女将と主人は砕いた琵琶の種を夕食に入れて環境省の役人を殺し船に乗せて下流へ流した。

女将と主人は自白した。

動機は環境省の役人に温泉の成分が入浴剤だとバレたからだった。

その旅館はポンプの故障で1年前から入浴剤を使っていた。

当初はポンプの修理までちょっとの間のつもりだったが何故か蛍のオフシーズンになっても蛍が見れてしまう為、旅館は大繁盛し修理するタイミングを失っていたのだ。

環境省の役人は役場に調査を依頼すると言う。

『大丈夫、故意ではないポンプの故障で少しの間だったのなら賠償額も少なくて済む。』

実際は1年間故意に客を欺いていた、バレたら旅館はおしまい、そう考えた女将は役人を殺すことにしたのだった。

しかしただ一つ女将たちが分らなかったのは何故蛍がオフシーズンになっても現れたのかということ。

それは蘭丸が知っていた。

ポンプの故障のせいで温泉のお湯が川に流れ出し、温かい川の水を求めて下流で養殖している蛍が上がってきていたのだった。

女将と主人は逮捕された。

最後に主人が教えてくれた。

『雅の次の仕事先は鐵友温泉の南出田楼だ。』

主人は雅に惚れてしまった為、雅を追い求める蘭丸に教えたくなかったのだと言う。

そして雅は客に体を売っていたのではなく、部屋にスキンヘッドで白いスーツ姿のカタギではなさそうな男を連れ込んでいた。

『俺は浮気だから良いがあんたは本気だろ?あの女は辞めた方が良い。』そう言い残して主人はパトカーに乗り込み、女将にボコボコにされた。

次の日、3人が旅館を出ると町長たちがガソリンを入れてくれていた。

このまま町で三助をしてくれと頼まれるが蘭丸は『会わなきゃいけない人がいる』と断り、次の鐵友温泉南出田楼に向けて出発した。

 

『神の舌を持つ男』1話感想

すごかったですね。

あらすじだけでは著わしきれない言葉遊びの数々。

木村文乃さんのツッコミどころだらけのマシンガントークに佐藤二郎さんが全てに突っ込んでいく、そして佐藤二郎さんのツッコミの中にパクリが満載…

まるで達人たちの餅つきを見ているようでした。

そして向井理さんは全くの異次元にいる我を通す変わり者っぷり。

この3人は何のシーンでも面白くなるんでしょうね。

次の温泉は『鐵友温泉南出田楼(テツトモ温泉なんでだろう)』。

次回予告では山村紅葉さんとくんが映っていましたがテツandトモの姿はありませんでした。

青いのと赤いのは果たして出てくるんでしょうか。

その辺も注目しながら次回も楽しみたいと思います。

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