ドラマ【19番目のカルテ】ネタバレあらすじ全話!原作&最終回は日常が続くエンド?

【19番目のカルテ】全話あらすじネタバレ

本記事はドラマ【19番目のカルテ】のネタバレあらすじを全話紹介。また、最終回結末も予想していきます。原作や脚本家、主題歌についてもお届け!

ドラマ【19番目のカルテ】はTBS日曜劇場で2025年夏クールに放送!松本潤主演、共演は小芝風花、新田真剣佑ら。松本潤が医師役に初挑戦する話題作!
19番目の新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメントです。

3話(8月3日放送)ネタバレはこちら

本記事にはストーリーのネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。

ドラマ【19番目のカルテ】ネタバレあらすじ全話

ドラマ【19番目のカルテ】のネタバレあらすじを全話紹介していきます。

1話「その医師が、人を、医療を、変えていく──総合診療医を描く新医療ドラマ」

あらすじ

地域の中核を担う魚虎総合病院。そこでは医師たちが日々訪れる患者たちを診ている。整形外科では、新米医師の滝野みずき(小芝風花)が、全身の痛みを訴える黒岩百々(仲里依紗)を診察しているが、百々は短い診察時間にイライラを募らせている様子。医師たちは時間に追われ、患者もそんな医師たちに不満を募らせ、院内はどこか殺伐としていた。そんな中、総合診療医を名乗る徳重晃(松本潤)という男が現れて…!?

ネタバレ

黒岩はこれまで、いくつもの病院を回るもはっきりとした診断は下されず、検査では異常なしだ。医師や会社の上司&同僚から病気を「気のせい」とされて、体だけでなく心にも苦痛を抱えている。

そんなある日、職場で倒れた黒岩は魚虎総合病院へ搬送された。滝野はそんな彼女を徳重のいる総合診療科へと連れて行く。徳重は黒岩が痛みを感じていることを「たいしたこと」と受け止め、入院させた。

病気でないのに入院させたことで院内では批判の声も出る。だが、徳重は黒岩が症状を感じた日のことからじっくりと話を聞いていく。黒岩は誰もこの痛みを信じてくれなくて苦しんでいた。徳重が「僕は信じています」と手を差し伸べて…。

徳重は黒岩の病名を「線維筋痛症」(せんいきんつうしょう)と突き止めた。 黒岩は病名がやっと分かったことで嬉しくて泣いた。今後、黒岩は痛みを抑える治療をしていくことになった。

1話の患者・黒岩百々は、線維筋痛症でした。身体のあらゆるところに痛みが生じる疾患です。原因は不明で、さまざまな検査でも異常が見られないため診断が遅れてしまうことが多い疾患です。

仲里依紗の演技が迫真!

【感想】他の医師たちから「異常なし」と見放された黒岩百々。仲里依紗さんの苦しんでいる表情、演技が真に迫っていて、見ているこちら側も徳重先生なんとかしてほしい!と願ってましたよ。
総合診療科への批判が劇中にありましたが、黒岩さんが笑顔になった初回のストーリーを見てると必要性がわかります。今後も徳重先生が他の専門医が手に負えない患者を救っていく感じでしょうか。
松本潤さんの優しい口調、柔らかい表情も印象的で、こんな先生いたらなあ、と思わされた初回でした。

2話『彼は「悪い兄」?ヒーローか、怪獣か。』

あらすじ

魚虎総合病院に、心臓に先天性の病気を抱えている少年・岡崎咲(さく)(黒川晏慈)が救急搬送されてきた。付き添ったのは、兄の拓(杉田雷麟)。咲が生まれてから14年間にわたり主治医を務めて来た小児科医の有松しおり(木村佳乃)は、必死で処置にあたる。
一方、総合診療医の徳重(松本潤)はなぜか兄の拓を気にかけていて、カンファレンスで咲の容態急変時の様子を気にしたり、拓や咲の父・浩司(東根作寿英)について調べたりする。主治医の有松は、徳重の行動を不快に思う。

ネタバレ

有松しおりが必死で処置にあたるが…咲は亡くなった。夏のインフルエンザだった。咲は先天性心疾患で、2度大きな手術を受けている。カンファレンスでは、感染症まで管理できないため、しおりの対応は問題ないとされた。それなのに徳重が様子を聞きたがるため、しおりは不審がる。

その後、徳重は兄の拓(17歳)を気にかけていた。無理に笑っているように見えたからだ。る両親が2年前に離婚し、母が不在。父は仕事。救急搬送で付き添ったのも拓だった。

ある日、徳重は公園で拓が倒れているところに遭遇。拓は救急搬送されて熱中症と診断された。その後、拓は足に力が入らない症状が出る。それを受けて、しおりは徳重に拓の治療を頼む。

総合診療科にて。しおりも同席して、徳重が拓に「聞かせてください。あなたの話を」と言い、話を聞く。拓は「俺は悪いお兄ちゃんだ」という。なぜなら、咲が亡くなった時ホッとしたのだという。ヒーローではなく、怪獣。全部壊れてしまえばいいと思った…。母が家を出て行き、咲のケアを全部押し付けられたからだ。

看病を優先して高校も中退。弟がいなくなればと考えた自分が許せない拓は、徳重の前で「何で逃げたんだ! 俺に全部押し付けて! 俺は、俺だって……」「咲が死んでホッとするなんて僕は怪獣だ」「お兄ちゃんは頑張らなくちゃダメなのに」と気持ちを吐き出した。 徳重は「お兄ちゃんでなく岡崎拓だ」と言い、怪獣もヒーローも全部合わせて岡崎拓であることを伝える。拓は想像の咲を抱きしめて泣いた。そんな拓をしおりが抱きしめた…。

拓は機能性神経症状症(※心の葛藤が麻痺などの神経症状を突然引き起こす)だった。徳重が「脚はここにある」「立つことができる」「岡崎拓はここにいる」という。拓も徳重と同じ言葉を言い、見事に立てる。

その後、父・浩司(東根作寿英)は拓の18歳の誕生日を祝う。拓の希望で父親と子供の頃行きたかったヒーローショーに行く。父は子供時代を奪ったことを謝罪したが、拓は時間は戻らないのでこれからの話をしようと伝える。

終盤。徳重がソーシャルワーカー・刈谷晋一(藤井隆)に拓の今後のケアについて話す。刈谷は「今は人に頼ることが難しい時代ですけど」と言うと、徳重が「時には頼ることも大切」と語った。

整形外科の新米医師・滝野みずき(小芝風花)は総合診療医になると決めたが、徳重のような医者になるのでなく、「滝野みずきだからなれる医者になる」と言う。

ラスト、アナウンサーの堀田義和(津田健次郎)が患者として登場し、病名が癌と告げられて…。(つづく)

2話の患者・拓はヤングケアラーでした。そして、拓が足が動かない原因は、「機能性神経症状症」でした。ストレスが原因で身体の機能に症状が出る精神疾患の1つです。

ヤングケアラーの苦しみに涙

【感想】第2話は、ヤングケアラーの少年の苦しみに涙・涙な回でした。そして、徳重先生の寄り添う口調、やさしさが今回も良くて、こんな先生に診てもらいたいですね。でも、まだまだ総合診療科は新しい分野なので、患者役の小峠さんの 「専門の先生に診てもらいたい」という意見がリアルなのかもしれませんね。
さて、次回は津田健次郎さんがメインゲスト。喉の不調に悩むアナウンサー役です。声優として活躍中の津田健次郎さんが“声”に関わる仕事をする者の葛藤を演じます。命か、声か…。つらい展開になりそうですが、見届けますよ♪

3話「どの道を、選んでも。喉を患ったアナウンサー」

あらすじ

アナウンサーの堀田義和(津田健次郎)に下咽頭癌(かいんとうがん)が見つかった。外科の康二郎(新田真剣佑)は「最も有効な手段」として手術を薦める。しかし堀田は「声」の変質を恐れて手術を拒否。セカンドオピニオンとして総合診療科の受診を希望する。徳重(松本潤)は堀田の「声を失えば、自分は死んだのと同じ」という意見と向き合う。だが、完治を第一に考える康二郎とは意見が対立することに。そんな中、徳重の師匠・赤池(田中泯)がふらりと現れて…?

3話の患者・堀田義和(津田健次郎)は下咽頭癌です。下咽頭癌は舌の付け根から食道の入り口までの範囲にできる癌。 初期症状はのどの違和感など。進行すると、のどの痛み、食事の通りにくさ、声がれ、首の腫れなどが起こります。進行するまで症状が出にくく、症状が出た時には癌が広がっていたり、首のリンパ節に転移していることが多いです。

ネタバレ

 堀田は「声」を武器に、番組だけでなくCMや公共施設のアナウンスなどでも引っ張りだこの人気アナウンサー。そんな堀田は、家族に病気を明かさず一人で悩みを抱えていた。そんな堀田に、徳重は「僕たちは、堀田さんが、気持ちや考えを整理できるよう、お手伝いはできます。ですが、ひとつだけ覚えていてください。どの道を選んでも、あなたの人生はこの先も続いていくということを」と告げる。

完治を第一に考え「対話より説得」を要求する康二郎は、徳重のことを「甘い」と批判。徳重は「患者の声を聞かず正しい現実を押し付ける医者もまた甘い」と反論し、2人は対立。

屋上にて。徳重は康二郎と話す。徳重は、手術をすることに変わりがなくても「それはゴールじゃない」、患者だけではなく康二郎にも「納得」が大切で「ただ意見を押し通して、病巣を切り取っても、本当の意味で病気を治したとは言い切れない。それは悔しいじゃないですか。医師も患者も、納得し一つの道を選ぶ。面倒かもしれませんが、それが命と向き合う、医師の責任だと僕は思います」と告げる。

<本当に病気を治す>とは何を意味するのか?……深い内容になっています。手術が最善であっても、患者が納得して受けるのとそうでないのとでは大違いですよね。

その後、堀田との対話のシーンにて。康二郎が堀田に「命あってのお仕事ではないでしょうか」と告げる。堀田は「わかってるよそんなこと! そんなこと言われなくてもわかるよ!」と声を荒げる。そして、堀田は「声は私の宝です。誰に言われたわけでもないけど、私の人生で、唯一ちゃんと育ててこられたもの。この声で、家族を守ってきたんです」と語る。

堀田は世界陸上の担当が決まった時、娘が自慢の父親だと喜んでくれたという。康二郎は医師である自分の父が医師でなくなっても父は父であることを伝える。

徳重と康二郎に話を聞いてもらった堀田は、「先生、怖いです」と本音を明かす。徳重は、手術も治療も決して簡単な道ではないが「どの道を選択されても、最後まで堀田さんの隣にいると、約束します。僕は、そういう医者でいたいので。これからも、あなたの話を、あなたの声を、聞かせてください」と優しく語りかける。

康二郎は徳重に患者との「対話」より「説得」を要求していました。でも言葉巧みに説得されると、人の心はかたくなになってしまうもの。『北風と太陽』の寓話ではないですけど、康二郎による説得は患者の声を聞かず正しい現実を押し付けるもので、いわば北風。徳重先生みたく寄り添ってくれる、太陽みたいな接し方だと本音もさらけ出したくなりますね。

堀田は番組で手術を受けることを報告。家族もテレビ中継を見守った。その後、手術の直前、康二郎は過去の手術経験と共に「手術の腕には、自信があります」と堀田に告げる。堀田は「頼もしい。先生、嘘がないから」と笑顔になった。

堀田の手術は無事に成功した。堀田の妻と娘は堀田を温かく支えている。一方、徳重と滝野(小芝風花)は、2人に助言しに来てくれた赤池登(田中泯)を見送った。(つづく)

【総合診療科の仕事】
現代の赤ひげ先生こと赤池先生は、総合診療科に来たばかりの滝野に、病院総合診療医には三つの柱があると語っていました。↓↓
(1)ゲートキーパー(病院の門番):問診から病態を特定、診断する。※第1話のケース。
(2)ファミリーメディスン(地域連携):地域と連携し退院した後の患者の生活を考える。※第2話のケース。
(3)コンダクター(専門医と連携):専門家の先生と連携して患者の治療をする。※第3話のケース。

第3話は声か命かの選択を迫られるストーリー。人気声優の津田健次郎さんが「声が宝」というセリフを発すると説得力がスゴイです。もし津田健次郎さんが声に影響を及ぼす手術を受けることになったら…と思うと、視聴者としても心苦しい脚本でした。この苦しさはリアリティがあったからこそ、ですね。

このドラマは、ここまで、他の科の先生が徳重に次々と魅了されていき、徳重先生の味方になっていく展開になっています。第1話で整形外科の滝野(小芝風花)が、第2話で小児科医の有松しおり(木村佳乃)が、そして今回の3話で外科の康二郎(新田真剣佑)も対話の大切さを知って、徳重との対立関係が解消。なんだか少年漫画にありがちな展開。最終盤ではきっとピンチになった徳重先生をフォローしてくれるんじゃないかなあ。きっと。

ただし、悲しかった場面もありました。康二郎が父で外科部長の東郷陸郎(池田成志)に堀田の手術前に話をして笑顔になってくれたことを話すと、陸郎から「言葉で命は救えない」と冷たく言われてしまったこと。

今回で康二郎は徳重先生に魅了されたと思いますが、その父・東郷陸郎は手ごわそうです。病院経営を管理しており、北野院長(生瀬勝久)が開設した総合診療科に対しても懐疑的な人物。なので、最後まで徳重先生の敵側(?)の人物として君臨しそうですね。

4話

8月3日 日曜 21:00 -21:54 TBS

あらすじ

健康診断で糖尿病が発覚した安城耕太(浜野謙太)は、妻・早智(倉科カナ)に付き添われて内科に通院中。食事管理を徹底し、毎回病院にも付き添うなど、夫をサポートしてきた早智だったが、半年が経っても、耕太の検査結果は一向に良くならない。しかも、当の本人である耕太はどこかひと事のようで、治療に消極的だ。イライラが募る早智は、ついに「主治医の鹿山(清水尋也)の指導が悪い」と病院にクレームを入れる。

一方、面倒ごとが大嫌いな鹿山は、「こんなことで自分の評価を下げられたらたまらない」と、安城夫婦の診察を総合診療科に丸投げすることに!? しかし、依頼を受けた徳重(松本潤)は、予想だにしないことを言い出す。それは「夫の耕太を鹿山が診て、妻の早智を滝野(小芝風花)が診る」という提案。しかし、滝野はどこか総合診療医を見下している鹿山と反りが合わず言い争いに。一方、安城夫婦の間の溝も深まるばかりで…。

ネタバレ

放送後に更新します。

ドラマ【19番目のカルテ】原作と脚本

ドラマというと原作が気になる方も多いと思います。
【19番目のカルテ】の原作についてとストーリーを手掛ける脚本家について紹介します。

原作は?

【19番目のカルテ】の原作は、著者:富士屋カツヒト、医療原案:川下剛史の 「19番目のカルテ 徳重晃の問診」 (ゼノンコミックス/コアミックス)。

WEB漫画サイト「ゼノン編集部」で連載中で、11巻まで発売中です。

原作のあらすじ:3年目の女性医師・滝野は物語の中で見た「なんでも治せる」お医者さんに憧れている。だが滝野は、細分化された専門領域でそれぞれの専門を極めることを是とする医者のシステムの中で、理想と現実のギャップに悩んでいた。そんな中、滝野の前に、患者という“人間そのもの”を診察し、治療する総合診療医・徳重が現れる――!

脚本家は?

脚本は坪田文(つぼた・ふみ)さん。

これまで「コウノドリ」「美しい彼」などの人気ドラマを手掛けている脚本家さんなので、期待が高まりますね。

ドラマ【19番目のカルテ】最終回結末の予想

【19番目のカルテ】には原作漫画がありますが、連載中なので結末は未定。ドラマの最終回結末はドラマオリジナルになるでしょう。放送前に予想してみました!

最終回は徳重とみずきの日常が続くエンド!?

本作はミステリー要素のない、一話完結型の医療ヒューマン作品なので、犯人は誰だ?!とかはありません(笑)。

“総合診療医”の徳重晃(松本潤)の過去がどうの…という展開もしていかなそう。原作では晃がなぜ総合診療医を選んだのか、どんな経験をしてきたのか、明確に描かれていないですし。

縦軸としてあるとすれば新米の整形外科医・滝野みずき(小芝風花)の成長でしょう。

最終回になっても徳重晃とみずきが今日も患者と向き合っている…。そんな日常が続いていくエンドを予想していますが…。

一体どんな結末を迎えるのでしょうか。
最終回結末までの気になる点、チェックポイントは放送後に予想、更新予定です。

ドラマ【19番目のカルテ】の主題歌

主題歌は、あいみょんの新曲「いちについて」です。

同ドラマの初回放送で書き下ろし新曲「いちについて」が初解禁されます。

あいみょんが日曜劇場の主題歌を担当するのは今回が初めて。

あいみょん のコメント
この度、日曜劇場『19番目のカルテ』の主題歌として新曲「いちについて」を書き下ろさせてもらいました。
私自身日曜劇場がすごく大好きで、初めて日曜劇場の主題歌を担当することができてうれしいです。
楽曲は7月13日の初回放送で初めてオンエアされますので、ぜひ初回放送を観てください!

まとめ

・ドラマ【19番目のカルテ】のネタバレあらすじ全話
・原作&脚本家
・最終回結末予想
・主題歌
以上について紹介しました。

本記事は、毎週更新していきます。ドラマ鑑賞の参考にご利用ください。

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