映画【大きな玉ねぎの下で】ネタバレ・レビュー!2つの恋の結末はどうなった?

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2025年2月7日(金)に公開された、映画【大きな玉ねぎの下で】。

爆風スランプの楽曲「大きな玉ねぎの下で」をモチーフに、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手への恋心と、令和と平成を舞台に2つの恋が交錯していく姿が描かれます。

顔も知らない相手と手紙やノートで恋をするなんて素敵!

昭和と令和の恋はどうなったんだろうね?

本記事で分かること

  • 作品の概要
  • 登場人物
  • ネタバレ
  • 実際に映画を鑑賞した筆者の感想
  • 世間のレビュー
目次

映画【大きな玉ねぎの下で】の概要は?

スタッフ・主題歌

監督草野翔吾
脚本髙橋泉
主題歌asmi「大きな玉ねぎの下で」
  • 監督は、映画監督・脚本家でもあり、昨年の【アイミタガイ】などの感動作を手掛けてきた、草野翔吾さんです。
  • 脚本は、【東京リベンジャーズ】シリーズなどを手掛けてきた髙橋泉さんが担当しました。
  • 主題歌は、asmiさんが「大きな玉ねぎの下で」をカバーしました。
    シンガーソングライターでTikTok 流行語大賞 2021『ミュージック部門賞』を受賞し、「マイ・セカンド・アオハル」の挿入歌も担当しました。やわらかい、優しい彼女の声が、作品を盛り上げます。

登場人物

  • 堤丈流 – 神尾楓珠
    大学4年生。就活生だが、将来に希望が持てない。夜はバーとなる「Double」で働いている。
  • 村越美優 – 桜田ひより
    看護学生。自分の夢に向かって真っ直ぐ頑張っている。昼間はカフェとなる「Double」で働いている。

「もう1つの恋」の関連人物 (1988 – 1989年)

  • 池尻今日子 – 伊東蒼
    秩父に住む高校生。病気で辛い日々を過ごしながらも、ペンフレンドに淡い想いを寄せる。
  • 虎太郎 – 藤原大祐
    三浦に住む高校生。親友の大樹の頼みで今日子への手紙を代筆するうちに彼女に恋してしまう。
  • 府川大樹 – 窪塚愛流
    虎太郎の親友。虎太郎と同じ放送部に所属する。
  • 谷崎明日香 – 瀧七海
    今日子の親友。ヤンキー少女。今日子のことを細やかに気遣い、支える。

丈流と美優の関係者(2024年)

  • 篠田沙紀 – 山本美月
    美優が働くカフェ「Double」の先輩。
  • 重田 – 休日課長
    丈流が働くバー「Double」の店長。
  • 望月 – 和田正人
    ベンチャー企業社長。バー「Double」に来店し、丈流のことを気に入る。
  • 喜一 – 中川大輔
    丈流の大学のクラスメイト。
  • 小柴 – 伊藤あさひ
    丈流や喜一の友人。
  • 丈流の父 – 原田泰造
    体の弱い妻を支える真面目で優しい父。丈流の決断を後押しする。
  • 丈流の母 – 西田尚美
    病弱ながらも丈流を優しく見守る母。

その他

  • ラジオ番組のナビゲーター – 江口洋介
    丈流と美優の共通の話題となるラジオ番組のナビゲーター。
  • アーティスト A-ri(アリ) – asmi
    武道館でのライブを控える人気アーティスト。江口とともにラジオのパーソナリティを務める。楽曲やラジオを通じて丈流と美優をつなぐキーパーソンとなる。
  • 救急救命士 – 飯島直子
    丈流と美優の恋のきっかけとなる救急救命士。
  • サンプラザ中野くん

映画【大きな玉ねぎの下で】ネタバレ!

ここからは、映画【大きな玉ねぎの下で】のあらすじを整理していきます!
(※ネタバレ注意!)

最悪の出会い

大学生の丈流(神尾楓珠)は居酒屋で友人の小柴(伊藤あさひ)喜一(中川大輔)の内定祝いをしていた。

喜一は近くに座っていた女子グループに声をかける。

自分は就職先も決まらないのに上から目線で話す丈流を見て、そのグループにいた美優(桜田ひより)は「あなたは何がしたいんですか?」と文句を言う。

すると突然喜一が急性アルコール中毒で倒れ、看護学生である美優が処置する。

救急救命士(飯島直子)が話ができそうなに美優についてくるよう頼み、友達の丈流は来なかった。

バイトノート

丈流と美優は、美優が実習で行っている病院で偶然会うが、お互いツンケンした態度でそりが合わない。

丈流は入院中の母(西田尚美)のお見舞いに時々来ていた。

 丈流と美優は夜はバー、昼はカフェになる「Double」でそれぞれ働いている。

“夜の人”と“昼の人”を繋ぐのは、連絡用の<バイトノート>だけ。
最初は業務連絡だけだったが、次第に趣味や悩みも綴るようになり、会ったことがないからこそ素直になれた。
美優は丈流が書いた力こぶの絵の「ファイトマーク」を励みにしていた。

そして、やりとりでお互いがアーティストのA-ri(asmi)を好きだと知る。

初デート

ある日、実習先の病院でミスをして落ち込む美優は、海で1人ぽつんと座っていた。
それを、母の見舞い帰りに見つけた丈流は声をかける。

お互いにいがみあいながらも、丈流のスマホケースにA-riのステッカーが貼ってあり、美優がそれを見てお互い好きだと知る。

丈流は喜一の勧めで、喜一を助けてくれたお礼に美優をデートに誘う。
待ち合わせて喜一のバイトする店で一緒に、大樹(江口洋介)とA-riのラジオを聴く。
美優が「エース級のナース」という名前で投稿していることを知り、ちゃかす丈流。

丈流の母が美優の通う病院に入院しているのを知り、お母さん早くよくなるといいね。と声をかける美優。

このデートで2人の距離は縮まった。

同一人物と勘違い

美優は病院で、丈流の母の部屋を掃除した時に、丈流の字で「ファイトマーク」が書かれたメモを見つける。
そして夜に店に行くと、そこには丈流がいた。

翌日、バイト先の先輩の、篠田沙紀(山本美月)に嬉しそうにノートの人と丈流が同じだったと話す美優。

丈流はノートの相手が誰か気になり、喜一がこっそり見に行く。
しかし、たまたま美優はおらず、喜一は沙紀が相手だと勘違いする。

A-riのコンサートが武道館であるので、丈流は気になっている人を誘ってみると美優に話す。

丈流はノートにチケットを入れた封筒を入れた。
しかし、そこには「サキさんへ」と書いてある。
それを見た美優はショックを受けた。

喜一は美優の友達と付き合っていて、居酒屋に呼び出される。
そこでノートの相手が美優だと聞かされ、丈流に急いで連絡する。

丈流は弁明しようとバイト先に美優に会いに来るが、「誰と思って手紙書いたの?」と美優が言って2人は言い合いになり、お互いの連絡先を削除した。

想いは伝わる

丈流の母が亡くなり、葬式後に父(原田泰造)からたくさんの手紙を見せられ、ペンフレンドだったことを知る丈流。
そして父から「相手を思って書けば伝わる」と言われ改めて美優に手紙を書く。

A-riのライブの日、ラジオで大樹が、もう亡くなったんだけど久しぶりに会った友人の妻が「会いたい気持ちには逆らえないと」言ってたと語る。それを聞いた美優は走り出す。 

まず店に行き、店長の重田(休日課長)がいて彼に自分のことを説明しノートを見せてもらい、チケットを受け取る。
そこには丈流から再度美優にあてた手紙があり、それを読み涙する美優。
「武道館で待っています。」と書いてあった。


美優は重田の自転車を借り、武道館へ走るが途中で壊れてしまう。

丈流はライブ始まる前からずっと待っていたがライブの途中で帰ろうとする。
しかし、いつものラジオを聴くと投稿の中に、エース級のナースが「必ず会いに行きます」という言葉とファイトマークを載せていた。
それを見て美優を信じて会場に戻る。

ライブから帰るたくさんの客の中、美優を探す丈流。

顔に黒い汚れをつけて、現れた美優。
美優は、「待ってたの?私なら帰るけどね」と笑った。

2人は笑顔で武道館の上の玉ねぎを見つめた。

もう一つの恋

一方、あるラジオ番組では大樹が30年前の文通相手(ペンフレンド)との恋について話した。

1988年、府川大樹(窪塚愛流)は高校生のころ、ペンフレンドがいた。
親友の虎太郎(藤原大祐)は字が綺麗だったので、彼に頼み手紙を代筆してもらていた。

文通の相手は谷崎明日香(瀧七海)
ヤンキーでありながら雑誌にペンフレンド募集の写真を載せていた。

ポストに郵便局員が谷口明日香様と書かれた封筒を入れる。

しかし、明日香の手紙も、池尻今日子(伊東蒼)が代わりに書いていた。
今日子は秩父に住む高校生で病気で辛い入院生活を過ごしながらも、ペンフレンドの虎太郎に淡い想いを寄せている。

ファイトマークは今日子と虎太郎の手紙にもあった。

お互い爆風スランプが好きだと分かり、武道館のコンサートで会う約束をする2人。

しかし、武道館のコンサートの前日に天皇陛下が亡くなり、元号が「昭和」から「平成」に変わりコンサートも中止になる。

会いに行けない

大樹は海外に行くことになり、文通はそのまま虎太郎が続けることに。

延期になったコンサートは6月に行われる。
それまでには元気になり今日子は武道館に行くつもりで、明日香も「私がガツンと先生に言ってやる!」と話していた。

明日香は4月から東京で看護師になった。
しかし、6月に戻って来た時は今日子の病状が悪く、主治医からも外出許可が出なかった。
今日子は、明日香に先生に言ってくれるって言ったじゃん!と責めるが、明日香は看護師として今日子を外出させたくはない。と言ってお互い泣いた。

4人の再会

現在の病院のベッドで今日子(西田尚美)は「明日香どうしてるかな?会いたいな…」とつぶやいた。
今日子は丈流の母だったのだ。

大樹(江口洋介)はラジオパーソナリティーで、丈流の父・虎太郎(原田泰造)が会いたいとラジオにハガキを送った。

そして4人で会う事に。
虎太郎が車いすで今日子を連れて行くと、大樹と明日香(飯島直子)はすでに来ていた。

明日香は救命救急士になっていて、丈流と美優が初めて会った日に来た救急士だった。

お互いの再会を抱き合って喜ぶ今日子と明日香。

海辺でみんなで笑顔で写真撮影をした。

玉ねぎの下で

高校生の虎太郎は、6月の武道館で今日子が来るのを待っていた。

今日子は病院を抜け出し、自転車を借りて走り出す。

武道館の虎太郎の元へバイクで明日香がやって来て、今日子は来られないことを伝えると、虎太郎がバイクで会いに行くことに。

途中でお互いすれ違って気づき、初めて会う2人。

こんな場所だけどと、2人が横を見ると野菜の無人販売があり、玉ねぎがたくさん積んであった。お互いの手紙には「大きな玉ねぎの下で会いましょう」と書いてあった。

時を超えて、丈流と美優と両親たちは玉ねぎの下で会うことができたのだった。

映画【大きな玉ねぎの下で】レビュー!

さっそく観に行ってきました!

ネタバレはまとめて書きましたが、実際は、現在と過去が交互に出てくる内容でした。

大人4人が再会した時から涙があふれ、そこからずっと泣いていました。
今日子たちのストーリーから泣けたという感じでした。

今日子最後に明日香に会えてよかったね。と涙。

ツンツンしていた丈流の笑顔にも涙。

ファイトマークを丈流が引き継いでいることにも涙でした。

想像していたより、泣けて素敵な作品でした。

私と同じように感じた方も多かったようです。

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https://twitter.com/takashi82473/status/1888489666543816982

2つの恋の結末はどうなった?

まず令和の恋は、ラストに無事に武道館の玉ねぎの下で会えましたね!

昭和の方も、武道館ではないけど玉ねぎの横で会えました!
2人は結婚して令和の恋の丈流が産まれています。

字が綺麗なのは父から引き継いで、ファイトマークは母から引き継いで今の恋につながるという奇跡が素晴らしかったです。

みなさんも、ぜひ映画館に泣きに行きましょう!

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